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第一章:魔王軍誕生
魔王様はスローライフを送れない(1)
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「うん、中々に良い感じじゃないか」
アステリア・エルハンブレは、空高く掲げられた日の丸国旗を見上げて満足そうに頷いた。
太陽は既に沈んでいたが、アステリアの打ち上げた魔法の光球によって辺り一帯は昼間のように明るくなっており、まるで国旗から日の丸が飛び出して照らしているようだった。
「マルクト丘陵内でも高い位置にあるし、こんだけ大きな目印があれば魔王軍の迷子も減るだろう……減ってくれるよな?」
掲示板でやり取りした問題児達を思い出すと不安は拭い切れなかった。
魔力の尽きた光球が夜闇に溶け入るように消える。
暗くなった丘の上に、ぼんやりと銀色の光が浮かび上がる。
星々の煌めきと月明かりに照らされたアステリアの長い髪は神秘的な輝きを帯びていた。夜風に煽られた髪が先の尖った長い耳に引っ掛かる。
特徴的な長い耳、人族内で称えられる美しい容姿――アステリアの種族はエルフだった。
銀髪エルフという転生先の人気でトップを争う姿をしている女性こそが、掲示板で『魔王様』を名乗っていたTS転生者である。森の奥深くにあるエルフの里という閉鎖的なコミュニティ内においても腫れ物扱いされたため、男性的な振る舞いは矯正されることはなかった。
「さて、そろそろ休憩……いや、その前にTchを覗いておこう」
*
819:名無しの魔王軍
書き込みと並行しながら踊ってるけど
案外いけるもんだな
820:名無しの魔王軍
脳内掲示板で仕事中にやっててもバレない
前世にはなかったことが悔やまれる
821:名無しの魔王軍
>>820
仕事しろ
822:魔王様
>>820
仕事しろ
823:名無しの魔王軍
>>820
仕事しろ
824:転生終了幽霊
>>820
仕事しろ
825:名無しの魔王軍
お前らも仕事中にスマホいじってたやろ!
826:名無しの魔王軍
土方舐めんな
サボる暇なんてねぇし
バレたら怒られるレベルじゃ済まねぇよ
827:名無しの魔王軍
つーか魔王様おるやんけ
夜更かしはお肌に大敵でしてよ
828:魔王様
お前らこそ夜中まで何やってんだよ
いや、夜行性組か
829:名無しの魔王軍
昼夜逆転しちゃってるだけです、テヘッ
830:名無しの魔王軍
盗みは真夜中に限るぜ?
831:名無しの魔王軍
締め切りがやばくてぇ……へへ、へへへ
832:魔王様
ダメな奴ばっかりじゃねーか!
833:転生終了幽霊
魔王様ー!
僕は夜通し歩いているだけだから!
834:魔王様
良かった、まともな奴が一人は居て
多少は遅刻しても大丈夫だぞ?
835:転生終了幽霊
レイスに肉体的疲労はないから大丈夫
歩いているのも甲冑を操る練習のためだから
幽体だけなら低空飛行で
あっという間に辿り着くんだけどねー
836:魔王様
もしもの時は迎えに行くから声を掛けてくれ
場所なら魔力探知で探れるし
今夜はまだやることあって起きているしな
837:転生終了幽霊
おお、それなら暇潰しに付き合ってよ
話し相手がほしいし
838:名無しの魔王軍
話し相手なら俺もなるぜ!
839:魔王様
>>838
仕事しろ
840:転生終了幽霊
>>838
仕事しろ
841:名無しの魔王軍
>>838
仕事しろ
842:名無しの魔王軍
>>838
仕事しろ
843:名無しの魔王軍
なんで!?!?!?
844:魔王様
締め切りがあるんだろ
書き込む人数が少ないからすぐ特定されるぞ
845:名無しの魔王軍
魔王様が良いならいいんだが
エルフの生活とか聞いてみたいな
846:歌って踊れる魔導書
ふむ、興味深いね
それならわたしも聞いてみたい
物語に出てくるから認知はされてるようだが
エルフの実物を見たことがないからね
847:魔王様
エルフの里では暮らしてたけど
俺は一般的なエルフに括れないぞ
それに追放済みなんだよなぁ
848:名無しの魔王軍
なんで追放RTAやってるん??
849:名無しの魔王軍
異世界トレンド的に追放される側は
主人公属性持ちだから(渾身のフォロー)
850:転生終了幽霊
パーティからと故郷からでは
追放の重みがかなり違うような……
851:歌って踊れる魔導書
>>847
軽い気持ちで訊いて申し訳ない
852:魔王様
気にしなさんな
自業自得な部分は大きいしな
ただ一晩じゃ語り尽くせないネタだから
他の話にしようか
853:転生終了幽霊
あっ! 訊きたいこと思い出した!
どうして今になって魔王軍を作ったの?
魔神様にはもっと前から頼まれたんだよね?
854:魔王様
そういや魔神様の都合って話はしたけど
今になった理由は説明してなかったか
855:歌って踊れる魔導書
魔力ネットワーク、このTchが
まだ未完成だったからではないのかね?
856:魔王様
それが一番の理由だけど
俺の心情的にも今がその時だった
うん、ログに残しておくのもいいかもな
Tchの誕生秘話を語るとしようか
*
魔王様――アステリアがマルクト丘陵にやってきたのは、数ヶ月以上前になる。エルフの里を出てから、人里には近付かずに魔物の生息域を旅して回っていた。
魔神に選ばれた魂として、魔素に高い親和性があったため、他の地域よりも魔素の色濃いマルクト丘陵は、アステリアにとっても過ごしやすい環境だった。前世の体感で例えれば山の空気は美味いという感覚に近いだろうか。
新たな生活拠点にしようと決めて、これから始まるスローライフに胸を躍らせていると――初日から魔物に襲撃された。
「コボルトなのに無駄に硬くて困ったぜ。まあそのお陰で無駄な殺生をせずに済んだか」
汎用の【火炎魔法】でこんがり焼かれたコボルト達が地面の上に横たわり、ぷすぷすと煙を上げている。彼らはアステリアの絶妙な火加減のお陰で一体も死んではいなかった。
故郷の図書館で読んだ魔物図鑑に記されたコボルトの情報を思い出す。
コボルトは全長80センチメートル程の毛むくじゃらの小人で、亜人のように見えるが、実際は人型の悪霊に区分される。ノームが魔物化した姿や人間の幼子が呪われた姿などと呼ばれているが、実際は人族の負の思念から生まれる精霊種だ。
アステリアは群れを率いていたリーダー格のコボルトに【治癒魔法】を掛けた。
「喋れるか?」
「……なんで、治した」
「話を訊く必要があったからだ」
予め【翻訳魔法】を掛けていたお陰で、大陸共通語とコボルト語(と思われる言語)の言葉の違いを乗り越えて問題なく会話をできた。
この魔法はエルフの里に伝わる精霊魔法の一種である。
エルフは平気で数十年、数百年引きこもる種族なので、短命種と会話しようとしても前回の交流とは言葉自体に変化が起きていることがよくある。気位の高いエルフは相手に合わせて言語を覚え直すよりも手っ取り早い方法を考えた。それこそが言霊を司る精霊の力を借りて生み出された【翻訳魔法】だった。
「なんで襲い掛かってきた?」
「……女一人、弱そうだった。迷い込んだ人間だと思った」
「あー、そういう見方もあるか」
一人で行動する魔法使いは凄腕の可能性が高い――という考え方は人族を見慣れた者の感想だ。
アステリアの着ているエルフの装束は、自然素材で薄手のローブだから短刀も防げない。そもそもエルフは物理的な守りも魔法頼りなので、装備に対してこだわるのは魔力との親和性だけだ。そのためコボルトにとっては弱そうに見えたのだろう。
コボルトから話を聞き終えると、アステリアは溜息を吐いた。
魔物の中でゴブリン種と底辺を争う弱小種族であるコボルトは魔神を信仰していた。弱いから縋っているだけで敬虔な信者というわけではないが、魔神様に繋がりを持つ仲間の命を奪う気にはなれなかった。
「これから全員を治療するから黙って立ち去れ。そうすれば追い打ちはしない……理解したか?」
リーダーのコボルトは必死に何度も頷いた。
力の差は十分に伝わっているので、もう二度と手出しはしてこないだろう。魔物の中では社会性を持つ種族だから仲間内にも情報は伝わる筈だ。
「魔物社会は物騒だなー」
アステリアは足早に立ち去っていくコボルトを見送ると拠点作りに着手した。
長い間、人族が足を踏み入れていないので手付かずの自然が広がっている。木材や石材は周囲から取り放題だ。
魔法の力を頼れば非力なエルフ一人でも掘っ立て小屋ぐらいならすぐに建てられる。
「よーっし、寝床は確保した。今度こそ異世界スローライフの開始だ!」
そして次の日、マルクト丘陵を探索するアステリアは、飛竜に襲われるコボルトの群れと遭遇した。
どうやら魔神様はスローライフを送らせてはくれないようだった。
アステリア・エルハンブレは、空高く掲げられた日の丸国旗を見上げて満足そうに頷いた。
太陽は既に沈んでいたが、アステリアの打ち上げた魔法の光球によって辺り一帯は昼間のように明るくなっており、まるで国旗から日の丸が飛び出して照らしているようだった。
「マルクト丘陵内でも高い位置にあるし、こんだけ大きな目印があれば魔王軍の迷子も減るだろう……減ってくれるよな?」
掲示板でやり取りした問題児達を思い出すと不安は拭い切れなかった。
魔力の尽きた光球が夜闇に溶け入るように消える。
暗くなった丘の上に、ぼんやりと銀色の光が浮かび上がる。
星々の煌めきと月明かりに照らされたアステリアの長い髪は神秘的な輝きを帯びていた。夜風に煽られた髪が先の尖った長い耳に引っ掛かる。
特徴的な長い耳、人族内で称えられる美しい容姿――アステリアの種族はエルフだった。
銀髪エルフという転生先の人気でトップを争う姿をしている女性こそが、掲示板で『魔王様』を名乗っていたTS転生者である。森の奥深くにあるエルフの里という閉鎖的なコミュニティ内においても腫れ物扱いされたため、男性的な振る舞いは矯正されることはなかった。
「さて、そろそろ休憩……いや、その前にTchを覗いておこう」
*
819:名無しの魔王軍
書き込みと並行しながら踊ってるけど
案外いけるもんだな
820:名無しの魔王軍
脳内掲示板で仕事中にやっててもバレない
前世にはなかったことが悔やまれる
821:名無しの魔王軍
>>820
仕事しろ
822:魔王様
>>820
仕事しろ
823:名無しの魔王軍
>>820
仕事しろ
824:転生終了幽霊
>>820
仕事しろ
825:名無しの魔王軍
お前らも仕事中にスマホいじってたやろ!
826:名無しの魔王軍
土方舐めんな
サボる暇なんてねぇし
バレたら怒られるレベルじゃ済まねぇよ
827:名無しの魔王軍
つーか魔王様おるやんけ
夜更かしはお肌に大敵でしてよ
828:魔王様
お前らこそ夜中まで何やってんだよ
いや、夜行性組か
829:名無しの魔王軍
昼夜逆転しちゃってるだけです、テヘッ
830:名無しの魔王軍
盗みは真夜中に限るぜ?
831:名無しの魔王軍
締め切りがやばくてぇ……へへ、へへへ
832:魔王様
ダメな奴ばっかりじゃねーか!
833:転生終了幽霊
魔王様ー!
僕は夜通し歩いているだけだから!
834:魔王様
良かった、まともな奴が一人は居て
多少は遅刻しても大丈夫だぞ?
835:転生終了幽霊
レイスに肉体的疲労はないから大丈夫
歩いているのも甲冑を操る練習のためだから
幽体だけなら低空飛行で
あっという間に辿り着くんだけどねー
836:魔王様
もしもの時は迎えに行くから声を掛けてくれ
場所なら魔力探知で探れるし
今夜はまだやることあって起きているしな
837:転生終了幽霊
おお、それなら暇潰しに付き合ってよ
話し相手がほしいし
838:名無しの魔王軍
話し相手なら俺もなるぜ!
839:魔王様
>>838
仕事しろ
840:転生終了幽霊
>>838
仕事しろ
841:名無しの魔王軍
>>838
仕事しろ
842:名無しの魔王軍
>>838
仕事しろ
843:名無しの魔王軍
なんで!?!?!?
844:魔王様
締め切りがあるんだろ
書き込む人数が少ないからすぐ特定されるぞ
845:名無しの魔王軍
魔王様が良いならいいんだが
エルフの生活とか聞いてみたいな
846:歌って踊れる魔導書
ふむ、興味深いね
それならわたしも聞いてみたい
物語に出てくるから認知はされてるようだが
エルフの実物を見たことがないからね
847:魔王様
エルフの里では暮らしてたけど
俺は一般的なエルフに括れないぞ
それに追放済みなんだよなぁ
848:名無しの魔王軍
なんで追放RTAやってるん??
849:名無しの魔王軍
異世界トレンド的に追放される側は
主人公属性持ちだから(渾身のフォロー)
850:転生終了幽霊
パーティからと故郷からでは
追放の重みがかなり違うような……
851:歌って踊れる魔導書
>>847
軽い気持ちで訊いて申し訳ない
852:魔王様
気にしなさんな
自業自得な部分は大きいしな
ただ一晩じゃ語り尽くせないネタだから
他の話にしようか
853:転生終了幽霊
あっ! 訊きたいこと思い出した!
どうして今になって魔王軍を作ったの?
魔神様にはもっと前から頼まれたんだよね?
854:魔王様
そういや魔神様の都合って話はしたけど
今になった理由は説明してなかったか
855:歌って踊れる魔導書
魔力ネットワーク、このTchが
まだ未完成だったからではないのかね?
856:魔王様
それが一番の理由だけど
俺の心情的にも今がその時だった
うん、ログに残しておくのもいいかもな
Tchの誕生秘話を語るとしようか
*
魔王様――アステリアがマルクト丘陵にやってきたのは、数ヶ月以上前になる。エルフの里を出てから、人里には近付かずに魔物の生息域を旅して回っていた。
魔神に選ばれた魂として、魔素に高い親和性があったため、他の地域よりも魔素の色濃いマルクト丘陵は、アステリアにとっても過ごしやすい環境だった。前世の体感で例えれば山の空気は美味いという感覚に近いだろうか。
新たな生活拠点にしようと決めて、これから始まるスローライフに胸を躍らせていると――初日から魔物に襲撃された。
「コボルトなのに無駄に硬くて困ったぜ。まあそのお陰で無駄な殺生をせずに済んだか」
汎用の【火炎魔法】でこんがり焼かれたコボルト達が地面の上に横たわり、ぷすぷすと煙を上げている。彼らはアステリアの絶妙な火加減のお陰で一体も死んではいなかった。
故郷の図書館で読んだ魔物図鑑に記されたコボルトの情報を思い出す。
コボルトは全長80センチメートル程の毛むくじゃらの小人で、亜人のように見えるが、実際は人型の悪霊に区分される。ノームが魔物化した姿や人間の幼子が呪われた姿などと呼ばれているが、実際は人族の負の思念から生まれる精霊種だ。
アステリアは群れを率いていたリーダー格のコボルトに【治癒魔法】を掛けた。
「喋れるか?」
「……なんで、治した」
「話を訊く必要があったからだ」
予め【翻訳魔法】を掛けていたお陰で、大陸共通語とコボルト語(と思われる言語)の言葉の違いを乗り越えて問題なく会話をできた。
この魔法はエルフの里に伝わる精霊魔法の一種である。
エルフは平気で数十年、数百年引きこもる種族なので、短命種と会話しようとしても前回の交流とは言葉自体に変化が起きていることがよくある。気位の高いエルフは相手に合わせて言語を覚え直すよりも手っ取り早い方法を考えた。それこそが言霊を司る精霊の力を借りて生み出された【翻訳魔法】だった。
「なんで襲い掛かってきた?」
「……女一人、弱そうだった。迷い込んだ人間だと思った」
「あー、そういう見方もあるか」
一人で行動する魔法使いは凄腕の可能性が高い――という考え方は人族を見慣れた者の感想だ。
アステリアの着ているエルフの装束は、自然素材で薄手のローブだから短刀も防げない。そもそもエルフは物理的な守りも魔法頼りなので、装備に対してこだわるのは魔力との親和性だけだ。そのためコボルトにとっては弱そうに見えたのだろう。
コボルトから話を聞き終えると、アステリアは溜息を吐いた。
魔物の中でゴブリン種と底辺を争う弱小種族であるコボルトは魔神を信仰していた。弱いから縋っているだけで敬虔な信者というわけではないが、魔神様に繋がりを持つ仲間の命を奪う気にはなれなかった。
「これから全員を治療するから黙って立ち去れ。そうすれば追い打ちはしない……理解したか?」
リーダーのコボルトは必死に何度も頷いた。
力の差は十分に伝わっているので、もう二度と手出しはしてこないだろう。魔物の中では社会性を持つ種族だから仲間内にも情報は伝わる筈だ。
「魔物社会は物騒だなー」
アステリアは足早に立ち去っていくコボルトを見送ると拠点作りに着手した。
長い間、人族が足を踏み入れていないので手付かずの自然が広がっている。木材や石材は周囲から取り放題だ。
魔法の力を頼れば非力なエルフ一人でも掘っ立て小屋ぐらいならすぐに建てられる。
「よーっし、寝床は確保した。今度こそ異世界スローライフの開始だ!」
そして次の日、マルクト丘陵を探索するアステリアは、飛竜に襲われるコボルトの群れと遭遇した。
どうやら魔神様はスローライフを送らせてはくれないようだった。
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