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接近
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「女性用のハンカチを啓介が持ってた?」
駅で待ち合わせをして、パン教室へ歩いて向かう途中、昨日の出来事を話すと、芹奈はひどく驚いてまばたきをした。
「啓介は誠也さんと飲みに行ったって言ってたし、ハンカチの持ち主は帰り道に会っただけだって」
「コーヒーこぼされたんだよね。んー、ありえない話じゃない気はするけど、祥子はどう思ったの?」
「……嘘をついてるようには見えなかったけど、やっぱりいい気はしなかったかな」
「そうだよねぇ。祥子を不安にさせるようなことするなんて、啓介も良くないよね。もう二度と会えない人のハンカチ借りるなんて、どういうつもりだったんだろ」
「本当に会えない人なのかなぁ」
若い子だって言ってたし、かわいい女の子だったんだろうか。もしかしたら、連絡先を交換してるかもしれないし、疑い出したらキリがない。
「祥子たち、まだ結婚はしてないんだよね? 籍入れて安心したって感じでもないよねー」
芹奈の言葉にはどきりとする。
将司はそうだったかもしれない。結婚して、私がもう自分のものになったんだって安心してた。だから、綾と関係を持ったって、許されると思ってたんだろう。
「私ね、啓介とは事実婚でいいって思ってたんだよ。仲の良い友だちみたいな感じで、ずっと一緒にいられたらいいなって思ってた」
「わかる。いい距離感で過ごせたらって気持ち」
「でもね、あのハンカチ見たら、独占欲がわいちゃった。ちゃんと籍入れて、啓介の妻は私なんだって、自信持ちたくなったの」
「うんうん、その気持ちもわかるよ。祥子、啓介がすごく好きなんだね。好きになればなるほど、不安になったりもするよね」
全肯定してくれる彼女に心が救われる。私がこの先、啓介とけんかしても、頭ごなしに私が悪いとは言わずに話を聞いてくれるだろうという安心感がある。
「私がずっと啓介を拒んでるから、啓介の心が別の人に向いたなら仕方ないって思わなくもないんだよ。でも、裏切る前にちゃんと話し合ってほしいよね」
「今の話を聞いた感じ、私はまだ裏切りまでは行ってないと思うなぁ」
私もそう思う。啓介はあわててなかったし、後ろめたさから怒ったりもしなかった。でも、若い女の子に出会ったのは間違いないし、ハンカチを私が見つけなかったら、出会ったことすら教えてくれなかった可能性はある。
「私ね、昨日は誠也さんとのんちゃんと三人でランチに行ってきたんだよ」
芹奈がそう言う。
「そうなの?」
「うん。のんちゃんを預かってくれたお礼にって。誠也さんさ、仕事が遅くなってのんちゃんを迎えに来れなくなったから、啓介誘って飲みに行ったって言ってたよ」
「じゃあ、間違いなく誠也さんと飲んでたんだね」
胸をなで下ろす。啓介が嘘をついてないって事実が一番大事なんだって思う。
「たしか……、駅裏にあるコモンっていうバーだったと思う。結婚前は啓介連れて、よく行ってたみたい」
「コーヒーの出せるバーだったりする?」
「さあ、そこまでは知らないけど。気になるなら、啓介に連れていってもらったらどうかな?」
芹奈の提案にちょっと驚く。
「啓介とふたりで行くの?」
「うん。不安ははやく解決しなきゃ。バーのマスターにでも、啓介が連れてきた女の人、私が初めてですよね? って聞いてみてもいいかもね」
「えー、聞けるかなぁ」
牽制して、独占欲を見せるみたいで気が引ける。でも、啓介がモテるなら、そこまでしないといけないのかなって気にもなってくる。もう絶対、結婚で失敗したくないって気持ちが強いから。そういうの、啓介は重たいって感じるだろうか。
「でもさ、ハンカチの人、誠也さんの彼女の可能性だってあるよね……?」
ぽつりと、芹奈はつぶやく。
啓介と誠也さん、ハンカチの彼女と三人で飲みに行った可能性も考えられるだろうか。
「そんな人いるの?」
「実は昨日、再婚するか悩んでるって相談されたんだよね」
「再婚しないって言ってなかった?」
「だよね。でも、違うんだって」
どことなく、彼女はさみしそうだ。いつも明るく振る舞う彼女が、そんな顔を見せるなんて珍しい。
「芹奈、もしかして……」
言いかけると、彼女は小さくうなずく。
「私さ、誠也さんが好きなんだよね。お姉ちゃんと結婚したときは、いい人そうだなぁって思っただけだったんだけど、毎日会ってるうちにそういう気持ちが芽生えたみたい」
「そっか……」
「誠也さんとどうかなるなんて期待はしてなかったけど、再婚したら、ほんとにもう手の届かない人になっちゃうんだなぁって……、さみしくなっちゃった」
うなずくぐらいしかできなくて、黙っていると、芹奈は悲しそうにまばたきをする。
「祥子にはまだ言ってなかったけど、私ね、子どもが産めないんだよね。だから、のんちゃんは自分の子どもみたいに育ててるところがあって、それもなくなっちゃうんだよね。……さみしいばっかり」
「え……」
「お姉ちゃんの病気が見つかって、お母さんが心配してさ、私にも検査しなさいっていうから、検査したんだよね。その検査で私も病気が見つかって、手術したの。祥子は東京にいたから、知らないよね。黙っててごめんね」
「謝らないでよ。私こそ、気づいてあげられなくてごめん」
体調を崩しがちな芹奈を心配すると、ただ体が弱いだけだって笑う彼女の言葉を真に受けていた。
ぼう然とする私に気づいて、芹奈がハッとする。
「……やだな。私たち、湿っぽい話ばっかりしてる。あっ、祥子っ! あそこだよ、パン教室。明るい先生だから、元気もらおっ!」
そう言うと、芹奈は元気に腕をつきあげる。その指の先には、手ごねパン教室の看板があった。
「女性用のハンカチを啓介が持ってた?」
駅で待ち合わせをして、パン教室へ歩いて向かう途中、昨日の出来事を話すと、芹奈はひどく驚いてまばたきをした。
「啓介は誠也さんと飲みに行ったって言ってたし、ハンカチの持ち主は帰り道に会っただけだって」
「コーヒーこぼされたんだよね。んー、ありえない話じゃない気はするけど、祥子はどう思ったの?」
「……嘘をついてるようには見えなかったけど、やっぱりいい気はしなかったかな」
「そうだよねぇ。祥子を不安にさせるようなことするなんて、啓介も良くないよね。もう二度と会えない人のハンカチ借りるなんて、どういうつもりだったんだろ」
「本当に会えない人なのかなぁ」
若い子だって言ってたし、かわいい女の子だったんだろうか。もしかしたら、連絡先を交換してるかもしれないし、疑い出したらキリがない。
「祥子たち、まだ結婚はしてないんだよね? 籍入れて安心したって感じでもないよねー」
芹奈の言葉にはどきりとする。
将司はそうだったかもしれない。結婚して、私がもう自分のものになったんだって安心してた。だから、綾と関係を持ったって、許されると思ってたんだろう。
「私ね、啓介とは事実婚でいいって思ってたんだよ。仲の良い友だちみたいな感じで、ずっと一緒にいられたらいいなって思ってた」
「わかる。いい距離感で過ごせたらって気持ち」
「でもね、あのハンカチ見たら、独占欲がわいちゃった。ちゃんと籍入れて、啓介の妻は私なんだって、自信持ちたくなったの」
「うんうん、その気持ちもわかるよ。祥子、啓介がすごく好きなんだね。好きになればなるほど、不安になったりもするよね」
全肯定してくれる彼女に心が救われる。私がこの先、啓介とけんかしても、頭ごなしに私が悪いとは言わずに話を聞いてくれるだろうという安心感がある。
「私がずっと啓介を拒んでるから、啓介の心が別の人に向いたなら仕方ないって思わなくもないんだよ。でも、裏切る前にちゃんと話し合ってほしいよね」
「今の話を聞いた感じ、私はまだ裏切りまでは行ってないと思うなぁ」
私もそう思う。啓介はあわててなかったし、後ろめたさから怒ったりもしなかった。でも、若い女の子に出会ったのは間違いないし、ハンカチを私が見つけなかったら、出会ったことすら教えてくれなかった可能性はある。
「私ね、昨日は誠也さんとのんちゃんと三人でランチに行ってきたんだよ」
芹奈がそう言う。
「そうなの?」
「うん。のんちゃんを預かってくれたお礼にって。誠也さんさ、仕事が遅くなってのんちゃんを迎えに来れなくなったから、啓介誘って飲みに行ったって言ってたよ」
「じゃあ、間違いなく誠也さんと飲んでたんだね」
胸をなで下ろす。啓介が嘘をついてないって事実が一番大事なんだって思う。
「たしか……、駅裏にあるコモンっていうバーだったと思う。結婚前は啓介連れて、よく行ってたみたい」
「コーヒーの出せるバーだったりする?」
「さあ、そこまでは知らないけど。気になるなら、啓介に連れていってもらったらどうかな?」
芹奈の提案にちょっと驚く。
「啓介とふたりで行くの?」
「うん。不安ははやく解決しなきゃ。バーのマスターにでも、啓介が連れてきた女の人、私が初めてですよね? って聞いてみてもいいかもね」
「えー、聞けるかなぁ」
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「でもさ、ハンカチの人、誠也さんの彼女の可能性だってあるよね……?」
ぽつりと、芹奈はつぶやく。
啓介と誠也さん、ハンカチの彼女と三人で飲みに行った可能性も考えられるだろうか。
「そんな人いるの?」
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「再婚しないって言ってなかった?」
「だよね。でも、違うんだって」
どことなく、彼女はさみしそうだ。いつも明るく振る舞う彼女が、そんな顔を見せるなんて珍しい。
「芹奈、もしかして……」
言いかけると、彼女は小さくうなずく。
「私さ、誠也さんが好きなんだよね。お姉ちゃんと結婚したときは、いい人そうだなぁって思っただけだったんだけど、毎日会ってるうちにそういう気持ちが芽生えたみたい」
「そっか……」
「誠也さんとどうかなるなんて期待はしてなかったけど、再婚したら、ほんとにもう手の届かない人になっちゃうんだなぁって……、さみしくなっちゃった」
うなずくぐらいしかできなくて、黙っていると、芹奈は悲しそうにまばたきをする。
「祥子にはまだ言ってなかったけど、私ね、子どもが産めないんだよね。だから、のんちゃんは自分の子どもみたいに育ててるところがあって、それもなくなっちゃうんだよね。……さみしいばっかり」
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「謝らないでよ。私こそ、気づいてあげられなくてごめん」
体調を崩しがちな芹奈を心配すると、ただ体が弱いだけだって笑う彼女の言葉を真に受けていた。
ぼう然とする私に気づいて、芹奈がハッとする。
「……やだな。私たち、湿っぽい話ばっかりしてる。あっ、祥子っ! あそこだよ、パン教室。明るい先生だから、元気もらおっ!」
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