上 下
14 / 26

好きだ

しおりを挟む

お久しぶりです。
更新しないとか言ってしてしまいました。読んでくださると嬉しいです。近況ボートも見てくださると嬉しいです。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「あ、詩ちゃん、こっち!」



私が駅前でウロウロしていると後ろから声がした。



「蓮くん! 新くんも!」



私が2人の名前を呼ぶと2人とも笑顔を見せてくれた。2人とも変わってない……。どうして学校に来なかったんだろう?



「じゃ、こっち来て~」



そう言われて連れてこられたのは……



「大きい……」



新くんの家に来た。しかもすごく大きい家。お城みたい……。



「先に入ってろ。」



「へっ?」



「詩ちゃん、早く行こ!」



蓮くんに手を引かれ新くんの部屋へ連れてこられた。うわ、真っ黒だ……。家具が本当に真っ黒だった。カーテンさえも真っ黒。



「炭酸、飲めるか?」



私たちが部屋に来ている間に新くんが自ら飲み物を入れてくれたようだ。部屋に来るときにメイドさんがいたんだよ。初めて見た……。



「うん、好きだよ! ありがとう」



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「で、今日呼んだ理由話さないとね」



そうだよね、それに2人が休んでた理由も知りたい。



「とりあえずお前の幼馴染はやばいから関わるな。」



「で、でも、私蒼くんがいないと何も出来なくて……」



私には蒼くんしかいない。蒼くんから離れるなんて私……。



「そうやって洗脳されてるんだよ、詩ちゃん。このままじゃ詩ちゃんが殺されちゃうから。」



殺され……!? 蒼くんが私を殺すの? そんなことって……。



♪~



「っ、そ、蒼くんから電話」



「出るなよ。」「出ちゃダメだよ。」



無視なんて……。迷っているうちに着信音が途切れてしまった。私、蒼くんのこと無視しちゃった?



「いいんだよ、それで。今以降俺の家から出るなよ。ちょうど夏休みだしな。」



「えぇ!? どうして!?」



「んー、詩ちゃんを守るため、かな。」



私を? でも、人の家にずっといるなんて迷惑すぎるよね? 



「気にするな。宿題もここにある。一応生活必需品は用意したが他にいるものがあったら言ってくれ。」



「でも、私帰るよ! 蒼くんが心配する
……」



私が言葉を発した時に気づいた。



‪私、蒼くんのことばっかり考えてる……?



「……お前の部屋も用意した。」



「家具はねー、俺が選んだよ! 女子って可愛いもの好きじゃん?」



そんなことまで……? これだったら2人が私を監禁するみたいだよ……。



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「やぁっ!」



「詩ちゃんどうして分かってくれないの? 俺たち詩ちゃんの事を思ってるのに。」



「……詩。好きだ。」



「え! 抜け駆け!?」



へ? 新くんが私の事……? 



私はこの家から出ようとした。その時メイドさんにバレてしまって新くんたちに言われてしまったのだ。逃げないようにと、服も取られてしまった。下着は取られなくてまだ良かった。



好きだなんて蒼くん以外に言われたことがないからとても嬉しかった。



「私も好きだよ。蓮くんも! でも、服返してくれないんだったら嫌いだよ……。」



「そうだよねぇ。新、詩ちゃんに伝わると思ったらダメってことだね。」



「はぁ……。蓮、帰れ。」



「はい? なんで? 俺も泊まる気だったんだけど!」



「ヤる」



「……次は俺に譲ってよね。じゃあね、詩ちゃん。」



え、蓮くん帰るの? 私も帰りたいんだけど……。蓮くんはそう言うと本当に帰ってしまった。私も一緒に帰らせて!?



「詩、お前の部屋いくぞ。」



え、服は……?



✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼

「わっ、かわいい……。」



可愛らしい部屋に思わず声に出してしまった。お姫様ベッドってみんな1度は憧れるよね?



「ひゃっ」



目をキラキラさせていると新くんにお姫様だっこをされた。そして優しくベッドに下ろされた。



わっ、ふかふか……。



「きゃっ、な、何を……」



「暑いだろ?」



「そんなこと……! クーラーだってついてるし、」



一応私の部屋? に来る時は上着を貸してくれた。新くんのだけど。でも、それも取られ下着まで無理やり取られてしまった。



新くんが私の後ろに座ると胸を掌で包み込んだ。動かすこともせず添えるだけ。くすぐったい。



「詩って着痩せするよな。何カップ?」



「Fって言われたよ? どうして?」



「ん、俺好み。」



動かしていなかった手は私の胸の頂きをクリクリと弄る。



「あ、新くんっ、なんか、変なのっ!」



「お前敏感だよな。乳首でイけるのか?」



「やっ、わ、わかんなっ、」



クリクリといじられると体がびくっ、と動いた。



「イった? まだ、手で触っただけなのに? んっ」



新くんは後ろから私の胸の突起にキスをした。なんか……気持ちいい?



「新くん、もっとして?」



「お前のせいだからな。」



そう言うと新くんの目が鋭くなった。突起はぺろぺろと舐められ、反対側は指で摘まれた。



「あっ、やっ、またいっちゃうの!!」



何度目か分からないほどイってしまった。



「入れるぞ、詩。」



新くんはズボンをおろし私の秘部に近づけ、そのまま一気に貫いた。



「あ゙あ゙っ、んっ!」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界転移パパは不眠症王子の抱き枕と化す~愛する息子のために底辺脱出を望みます!~

北川晶
BL
目つき最悪不眠症王子×息子溺愛パパ医者の、じれキュン異世界BL。本編と、パパの息子である小枝が主役の第二章も完結。姉の子を引き取りパパになった大樹は穴に落ち、息子の小枝が前世で過ごした異世界に転移した。戸惑いながらも、医者の知識と自身の麻酔効果スキル『スリーパー』小枝の清浄化スキル『クリーン』で人助けをするが。ひょんなことから奴隷堕ちしてしまう。医師奴隷として戦場の最前線に送られる大樹と小枝。そこで傷病人を治療しまくっていたが、第二王子ディオンの治療もすることに。だが重度の不眠症だった王子はスリーパーを欲しがり、大樹を所有奴隷にする。大きな身分差の中でふたりは徐々に距離を縮めていくが…。異世界履修済み息子とパパが底辺から抜け出すために頑張ります。大樹は奴隷の身から脱出できるのか? そしてディオンはニコイチ親子を攻略できるのか?

ゲロトラップダンジョン-女騎士は適量とペースを守って酒なんかに負けたりはしない!-

春海水亭
ファンタジー
女騎士ノミホ・ディモ・ジュースノーム(20)は王命を受け、ダンジョンの攻略に挑む。 だが、ノミホの屈強なる精神力を見込まれて赴いた先は、 すえた吐瀉物と濃いアルコールの臭いが立ち込めるゲロトラップダンジョンであった。 ノミホは先人が残した嘔吐マッピング機能を利用して、ゲロトラップダンジョンの攻略を開始する。

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~

ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉ 攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。 私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。 美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~! 【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避 【2章】王国発展・vs.ヒロイン 【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。 ※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。 ※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差) ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/ Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/ ※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。

こんなとき何て言う?

遠野エン
エッセイ・ノンフィクション
ユーモアは人間関係の潤滑油。会話を盛り上げるための「面白い答え方」を紹介。友人との会話や職場でのやり取りを一層楽しくするヒントをお届けします。

【R18】御曹司とスパルタ稽古ののち、蜜夜でとろける

鶴れり
恋愛
「私のこと、たくさん愛してくれたら、自信がつくかも……」 ◆自分に自信のない地味なアラサー女が、ハイスペック御曹司から溺愛されて、成長して幸せを掴んでいく物語◆ 瑛美(えみ)は凡庸で地味な二十九歳。人付き合いが苦手で無趣味な瑛美は、味気ない日々を過ごしていた。 あるとき親友の白無垢姿に感銘を受けて、金曜の夜に着物着付け教室に通うことを決意する。 しかし瑛美の個人稽古を担当する着付け師範は、同じ会社の『締切の鬼』と呼ばれている上司、大和(やまと)だった。 着物をまとった大和は会社とは打って変わり、色香のある大人な男性に……。 「瑛美、俺の彼女になって」 「できなかったらペナルティな」 瑛美は流されるがまま金曜の夜限定の恋人になる。 毎週、大和のスパルタ稽古からの甘い夜を過ごすことになり――?! ※ムーンライトノベルス様にも掲載しております。

異世界マフィアの悪役次男に転生したので生き残りに励んでいたら、何故か最強の主人公達に溺愛されてしまった件

上総啓
BL
病弱なため若くして死んでしまったルカは、気付くと異世界マフィアを題材とした人気小説の悪役、ルカ・ベルナルディに転生していた。 ルカは受け主人公の弟で、序盤で殺されてしまう予定の小物な悪役。せっかく生まれ変わったのにすぐに死んでしまうなんて理不尽だ!と憤ったルカは、生存のために早速行動を開始する。 その結果ルカは、小説では最悪の仲だった兄への媚売りに成功しすぎてしまい、兄を立派なブラコンに成長させてしまった。 受け要素を全て排して攻めっぽくなってしまった兄は、本来恋人になるはずの攻め主人公を『弟を狙う不届きもの』として目の敵にするように。 更には兄に惚れるはずの攻め主人公も、兄ではなくルカに執着するようになり──? 冷酷無情なマフィア攻め×ポンコツショタ受け 怖がりなポンコツショタがマフィアのヤバい人達からの総愛されと執着に気付かず、クールを演じて生き残りに励む話。

巻き戻り令息の脱・悪役計画

日村透
BL
※本編完結済。現在は番外後日談を連載中。 日本人男性だった『俺』は、目覚めたら赤い髪の美少年になっていた。 記憶を辿り、どうやらこれは乙女ゲームのキャラクターの子供時代だと気付く。 それも、自分が仕事で製作に関わっていたゲームの、個人的な不憫ランキングナンバー1に輝いていた悪役令息オルフェオ=ロッソだ。  しかしこの悪役、本当に悪だったのか? なんか違わない?  巻き戻って明らかになる真実に『俺』は激怒する。 表に出なかった裏設定の記憶を駆使し、ヒロインと元凶から何もかもを奪うべく、生まれ変わったオルフェオの脱・悪役計画が始まった。

処理中です...