42 / 58
42話〜幻魔剣ヘルカイザー
しおりを挟む
「これは魔界に伝わる魔剣の中でも至高の物だ。 幻魔剣・ヘルカイザー。魔力を込めれば実体のある自らの分身体を生み出すことが出来る」
バーンダーバが幻魔剣・ヘルカイザーに魔力を込めると黒い霧が剣から流れ出てバーンダーバの隣に集まったかと思うとそこにバーンダーバがもう1人出現した。
「どうだ? 迷宮の遺物に匹敵する魔法具のハズだ。 これでここにいる奴隷を全て私が引き取る」
バーンダーバの圧に押されるように奴隷商人が幻魔剣を受け取る。
「いや、私は国にここを任された商人だ。 そう簡単には・・・ それに、これが本物かどうかも私にはわからんし」
奴隷商人はバーンダーバの圧に押されながらしどろもどろになっている。
「なら、魔力を込めてみろ。 誰でも魔力さえあれば出来る、それでその魔剣の真偽が分かるはずだ」
「私に魔力は無い」
「ならば、そこの者。 兵隊なら使えるハズだ」
先程、棒でアビー親子を殴ろうとしていた男にバーンダーバが話を向ける。
棒男は自分を指さして奴隷商人の方を見る、奴隷商人は頷いて魔剣を男に差し出した。
棒男は魔剣をおずおずと受け取った。
「魔力を込めてみろ、自分の分身体が生まれるハズだ」
バーンダーバが男を睨みつける。
心中が穏やかでは無い。
棒男が魔力を流し込むと黒い霧が生まれ、そこに棒男とまったく同じ顔、同じ背格好の人間が具現化された。
「うおぉ、本当に出た・・・」
棒男が息を飲む。
「分身体に動きを念じてみろ、簡単に意のままに動かせる」
バーンダーバに言われて棒男が自分の分身体を動かす。
「おお! 凄い!」
分身体はジャンプしたり棒男の周りをぐるぐると回ったり。
棒男の意のままに動いた。
「本当に簡単に動きますよ!」
「大量の魔力を込めれば10体でも100体でも生み出すことが出来る、同時に動かすには使用者の訓練も必要だがな」
バーンダーバの話を聞いて奴隷商人が首を捻る。
「分かった、いいだろう。 あの魔剣とここの奴隷を交換しよう、ここには200人程の奴隷がいる。 全て、で、いいのかな?」
奴隷商人が確認するようにバーンダーバを見る。
「無論だ」
「分かった、釣りは出ないが構わんかな?」
「構わん、心遣い感謝する」
「おい、待て待て。 奴隷商人殿、せめて食料を付けて貰えんか? あの魔剣ならそれくらい構わんだろう」
「はっはっは、アンタは苦労しそうだな。 いいだろう、ここにある奴隷用の食料は大してないが。 全部くれてやろう」
奴隷商人は嬉しそうに笑っている。
======
「おい、バン!! 奴隷達をどうするつもりだ!?」
カルバンが怒鳴る。
今、一行はノインドラの街を出て街の近くの原っぱにいる。
奴隷達は商人から貰った食料を食べている。
「私は奴隷は必要ない、無論、彼らは解放する」
「解放?」
カルバンは訝しげな顔になる。
「そうだ、彼らを自由にする」
「それで?」
「ん? それでとは?」
「彼らはどうなるか聞いてるんだ」
「自由だ、畑を耕し、獲物を取り」
言いかけたバーンダーバの胸ぐらをカルバンが乱暴に掴んだ!
「どこでどうやってそれをするって言うんだ!? 彼らはそれをする場所を失ったからあそこにいたんだぞ! このままここに放り出してみろ! 1週間で全員野垂れ死にだぞ!」
「なに!? なぜそうなる!?」
「貴様はそんな事も分からずに奴隷を買ったのか!」
胸ぐらを掴む手にさらに力が籠る。
フェイが行こうとするがフェムノに『待て』と止められた。
ロゼとセルカも成り行きを眺めている。
「いいか、戦争に負けて小国家シュルスタは滅んだ。 ノインドラの属国になるんじゃなく滅んだんだ、家も土地も失った彼らは人に飼われるか死ぬしかない。 たとえ自由になったとしても、誰かに面倒を見てもらわないと死ぬしかないんだよ! 何も無いこんな場所に放り出してみろ、もう一度奴隷として自分を売るか、死ぬしか道はないぞ!」
カルバンはバーンダーバの胸ぐらから手をはなして身振り手振りで自分が何をやったのかをバーンダーバの教えようとしている。
そこまで言われてやっとバーンダーバは事の重大さに気付いた。
森に入れば食料もあるかもしれない、だが、そこには魔物もいる。
戦う手段の無い彼らには森で食料を手に入れる事ができない。
比較的安全な平地で土地を耕せば作物は実るだろう、だが、植える物も無ければ収穫まで食い繋ぐ食料も持っていない。
このまま、バーンダーバの言う(自由)だけを与えられても、カルバンの言う未来しか彼らにはない。
「カルバン、どうすればいい? 私は彼らを助けたい、力を貸してくれ」
バーンダーバの言葉に、カルバンは目を閉じて俯き首を左右に振った。
それは断るという意思表示では無く、(やれやれ)というこの先を思っての不安を表していた。
「分かった・・・ できる限り力になろう」
「カルバン、恩にきる」
バーンダーバは深々とカルバンに頭を下げた、顔を上げると満面の笑みを浮かべている。
バーンダーバの笑顔を見たカルバンは力無くフッと笑った。
バーンダーバが幻魔剣・ヘルカイザーに魔力を込めると黒い霧が剣から流れ出てバーンダーバの隣に集まったかと思うとそこにバーンダーバがもう1人出現した。
「どうだ? 迷宮の遺物に匹敵する魔法具のハズだ。 これでここにいる奴隷を全て私が引き取る」
バーンダーバの圧に押されるように奴隷商人が幻魔剣を受け取る。
「いや、私は国にここを任された商人だ。 そう簡単には・・・ それに、これが本物かどうかも私にはわからんし」
奴隷商人はバーンダーバの圧に押されながらしどろもどろになっている。
「なら、魔力を込めてみろ。 誰でも魔力さえあれば出来る、それでその魔剣の真偽が分かるはずだ」
「私に魔力は無い」
「ならば、そこの者。 兵隊なら使えるハズだ」
先程、棒でアビー親子を殴ろうとしていた男にバーンダーバが話を向ける。
棒男は自分を指さして奴隷商人の方を見る、奴隷商人は頷いて魔剣を男に差し出した。
棒男は魔剣をおずおずと受け取った。
「魔力を込めてみろ、自分の分身体が生まれるハズだ」
バーンダーバが男を睨みつける。
心中が穏やかでは無い。
棒男が魔力を流し込むと黒い霧が生まれ、そこに棒男とまったく同じ顔、同じ背格好の人間が具現化された。
「うおぉ、本当に出た・・・」
棒男が息を飲む。
「分身体に動きを念じてみろ、簡単に意のままに動かせる」
バーンダーバに言われて棒男が自分の分身体を動かす。
「おお! 凄い!」
分身体はジャンプしたり棒男の周りをぐるぐると回ったり。
棒男の意のままに動いた。
「本当に簡単に動きますよ!」
「大量の魔力を込めれば10体でも100体でも生み出すことが出来る、同時に動かすには使用者の訓練も必要だがな」
バーンダーバの話を聞いて奴隷商人が首を捻る。
「分かった、いいだろう。 あの魔剣とここの奴隷を交換しよう、ここには200人程の奴隷がいる。 全て、で、いいのかな?」
奴隷商人が確認するようにバーンダーバを見る。
「無論だ」
「分かった、釣りは出ないが構わんかな?」
「構わん、心遣い感謝する」
「おい、待て待て。 奴隷商人殿、せめて食料を付けて貰えんか? あの魔剣ならそれくらい構わんだろう」
「はっはっは、アンタは苦労しそうだな。 いいだろう、ここにある奴隷用の食料は大してないが。 全部くれてやろう」
奴隷商人は嬉しそうに笑っている。
======
「おい、バン!! 奴隷達をどうするつもりだ!?」
カルバンが怒鳴る。
今、一行はノインドラの街を出て街の近くの原っぱにいる。
奴隷達は商人から貰った食料を食べている。
「私は奴隷は必要ない、無論、彼らは解放する」
「解放?」
カルバンは訝しげな顔になる。
「そうだ、彼らを自由にする」
「それで?」
「ん? それでとは?」
「彼らはどうなるか聞いてるんだ」
「自由だ、畑を耕し、獲物を取り」
言いかけたバーンダーバの胸ぐらをカルバンが乱暴に掴んだ!
「どこでどうやってそれをするって言うんだ!? 彼らはそれをする場所を失ったからあそこにいたんだぞ! このままここに放り出してみろ! 1週間で全員野垂れ死にだぞ!」
「なに!? なぜそうなる!?」
「貴様はそんな事も分からずに奴隷を買ったのか!」
胸ぐらを掴む手にさらに力が籠る。
フェイが行こうとするがフェムノに『待て』と止められた。
ロゼとセルカも成り行きを眺めている。
「いいか、戦争に負けて小国家シュルスタは滅んだ。 ノインドラの属国になるんじゃなく滅んだんだ、家も土地も失った彼らは人に飼われるか死ぬしかない。 たとえ自由になったとしても、誰かに面倒を見てもらわないと死ぬしかないんだよ! 何も無いこんな場所に放り出してみろ、もう一度奴隷として自分を売るか、死ぬしか道はないぞ!」
カルバンはバーンダーバの胸ぐらから手をはなして身振り手振りで自分が何をやったのかをバーンダーバの教えようとしている。
そこまで言われてやっとバーンダーバは事の重大さに気付いた。
森に入れば食料もあるかもしれない、だが、そこには魔物もいる。
戦う手段の無い彼らには森で食料を手に入れる事ができない。
比較的安全な平地で土地を耕せば作物は実るだろう、だが、植える物も無ければ収穫まで食い繋ぐ食料も持っていない。
このまま、バーンダーバの言う(自由)だけを与えられても、カルバンの言う未来しか彼らにはない。
「カルバン、どうすればいい? 私は彼らを助けたい、力を貸してくれ」
バーンダーバの言葉に、カルバンは目を閉じて俯き首を左右に振った。
それは断るという意思表示では無く、(やれやれ)というこの先を思っての不安を表していた。
「分かった・・・ できる限り力になろう」
「カルバン、恩にきる」
バーンダーバは深々とカルバンに頭を下げた、顔を上げると満面の笑みを浮かべている。
バーンダーバの笑顔を見たカルバンは力無くフッと笑った。
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説
拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~
荒井竜馬
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。
=========================
<<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>>
参加時325位 → 現在5位!
応援よろしくお願いします!(´▽`)
=========================
S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。
ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。
崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。
そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔であることに気づく。
今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。
そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。
それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。
ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。
他サイトでも掲載しています。
パーティーから追放され婚約者を寝取られ家から勘当、の三拍子揃った元貴族は、いずれ竜をも倒す大英雄へ ~もはやマイナスからの成り上がり英雄譚~
一条おかゆ
ファンタジー
貴族の青年、イオは冒険者パーティーの中衛。
彼はレベルの低さゆえにパーティーを追放され、さらに婚約者を寝取られ、家からも追放されてしまう。
全てを失って悲しみに打ちひしがれるイオだったが、騎士学校時代の同級生、ベガに拾われる。
「──イオを勧誘しにきたんだ」
ベガと二人で新たなパーティーを組んだイオ。
ダンジョンへと向かい、そこで自身の本当の才能──『対人能力』に気が付いた。
そして心機一転。
「前よりも強いパーティーを作って、前よりも良い婚約者を貰って、前よりも格の高い家の者となる」
今までの全てを見返すことを目標に、彼は成り上がることを決意する。
これは、そんな英雄譚。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。
晴行
ファンタジー
ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる