呪いの〇〇

金城sora

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告白

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そして俺は少年の夢枕に立って事情を説明していった

丸刈りがウザイこと

マネキンから乗り移ったこと

マスコット人形が窮屈なこと

丸刈りに引っ張られて頭がめっちゃ痛かったこと

丸刈りがウザイこと

少年の服がダサいこと

オカンのセンスが終わってること

丸刈りに悪夢を見せたこと

丸刈りがウザイこと

ついでにクラスの全員に悪夢を見せたこと

酷いいじりを辞めさせたかったこと

悪夢を張り切りすぎたこと

そのせいでクラスの全員がビビりたおしてるっぽいこと

丸刈りがウザイこと

少年の服がダサいこと

少年の服をコーディネートしてあげたこと

少年の思い出を覗いて幼なじみの女の子が好きなことも知ってること

少年の服装にアドバイスもしっかりした

少し俺の個人的な文句や苦情も言わせてもらった

少年は真剣に話を聞いてくれた

次の日……

少年は川に行った

学校をサボって

思い詰めた顔をしている

俺をスマホから外した

川に向かって助走をつけ

俺を思いきりオーバースローで投げ飛ばした……




……

………

…………

助走までせんでええやん
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