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11章 金鉱山で行方不明者を捜索せよ
7 到着
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「では、身分証を提示して、武器を預けて下さい。ここを出る時にちゃんとお返しします」
外部の人間が金鉱山に入る時は、管理棟で入山手続きを済ませないと採掘所の中へは入れない。
滞在中も常に監視の目が光っている。
テジット金鉱山はドロステア王国の直轄地で、国境地帯などを警備する竜騎士団の一個中隊(約百五十名)が金鉱山の警備のために駐屯している。
騎士団以外はこの直轄地では武器の携帯は許可されない。
本来なら労働者たちの一斉蜂起を防ぐためにそれは徹底されているはずだが、あくまでも自己申告制で身体検査などがあるわけではない。
テジット金鉱山は常に労働者不足に悩んでいて、領主たちを招待しては領地で余っている男手をこちらに回してくれと接待し、実際に労働者の供給があれば一人につき幾らと領主たちに金まで払っている。
そんなお客様たちに、厳しい身体検査などできるはずもない。
一度その規律が緩んだら、領主でもないただの部外者もそれは適用される。
レネたちも受付で、腰に下げた得物だけ預け、それぞれの腰や太ももにはナイフやら怪しげな道具やらは携帯したままだ。
(思ったより温い所でよかった……)
レネはホッと胸を撫で下ろす。
「人捜しということですが、今日はもう遅いので宿の方に行かれて、宿泊手続きをして下さい。詳しい話はまた明日の朝ということで」
まるで絵に描いたようなお役所仕事だ。
まだ日も沈んでいないが、定刻の鐘が鳴ると管理棟の役人たちの仕事も終わりなのだろう。ちょっと受付を済ませるだけでも「もう時間外なのに……」と対応している役人の顔に書いてある。
「あの……夜の独り歩きは気を付けて下さい。特にあなたのような人は注意が必要です」
部外者でも採掘所以外の、居住スペースは比較的自由に出歩くことができる。
それなのに面倒臭そうに仕事をこなしていた役人がレネの方を見て、わざわざ忠告してきた。
「え……どういう意味です?」
レネは思わず聞き返した。
「ここは男しかいません。若くて綺麗なら男でも欲望の対象にされるので気を付けて下さい。特に先日の洪水で、鉱夫たちはペニーゼに行くことができず缶詰状態です。鉱夫だけではありません。竜騎士団の連中だって一緒です」
(……またかよ……)
レネはまた自分が女扱いされたようで、唇を噛み締める。
そこら辺ですれ違っただけのなにも知らない男たちならまだしも、最初に受付で職業を告げている相手から、なぜ自分だけが忠告を受けなければいけないのか納得いかない。
「やっぱ竜騎士団はあんまりいい噂聞かないな……」
誰かがボソリと囁くのが聞こえた。
実働部隊の竜騎士団はこの前出会ったコンラートたちの鷹騎士団と違い、気の荒い男たちが多いので有名だ。
金鉱山に入るゲートを警備していた緑の制服を着た騎士たちたちの威圧感のある目を思い出す。
リーパの門番たちとは大違いだ。
これが人を護る仕事と、敵と戦う仕事の違いなのかもしれない。
「レネ、納得いかないかもしれないが、騎士団は帯剣しているのを忘れるな」
ボリスがレネの心中を察しながらも、釘を刺す。確かに、剣を持っていないと圧倒的に不利だ。
想像していたよりも豪華な宿屋に着くと、カウンターで受付をする。
「うちにも風呂はあるんですけど、管理棟の隣にある温泉施設はまるでテプレ・ヤロみたいに広い大浴場で豪華ですよ。無料ですし、鉱夫たちと一緒で構わないのなら、あちらに行かれることをお勧めします。ここの常連の技術者のお客さんも毎回あちらの温泉を楽しみにしてらっしゃるくらいですから」
温泉施設とは、先ほど管理棟の隣にあった派手な建物のことだろうか?
レネはどこかで見たことがある建物だと引っかかっていたのだが、テプレ・ヤロという言葉を聞いて納得した。
「へえ……テプレ・ヤロだってよ。楽しみじゃね?」
「凄え派手な建物だったよな? 汗掻いたし飯食ったら皆で行くか」
想像していたよりも充実している環境に、団員たちも嬉しそうだ。
案内された大部屋に着くと、それぞれの寝床の位置を巡って争奪戦が始まり、落ち着くと今度は腹が減ったと喚きだす。
野郎の集団なんてそんなものだ。
腹を空かせて食堂に行くなり、豪華なメニューに一同は目を瞠る。
「ここで出る食事は鉱夫たちとまったく同じものです。これでも洪水の影響で質素なくらいですよ」
そう言いながら、宿の職員が次々と料理を並べていった。
山の中に掘られた巨大な氷室に、五百人を超える男たちの胃袋を賄うための食料が保存されているのだと説明する。
昔は、周りの森に栗の木をたくさん植えて、鉱夫たちの食料に充てていたという。
「今はいい時代になりましたよ。給料もいいし、みなさんもここの鉱夫になりませんか?」
そう言いながら、職員は給仕を済ませ去っていった。
妙に慣れているので、客が来る度にこうやって勧めているに違いない。
「マジかよ……鉱夫も捨てたもんじゃないな。リーパよりぜんぜん待遇がいいじゃねえか」
さっそく、肉に齧り付きながら、ヤンがついポロリと本音を漏らす。
「うまい話には裏があるに決まってるだろう」
「お前騙されんなよ」
カレルとバルトロメイが馬鹿にしたようにヤンを横目で見る。
「それよりさ……あんた明日からどうやって主人を探すんだよ?」
ベドジフが、具のゴロゴロと入ったシチューを食べていたハミルに尋ねた。
これから先はハミルの動きによって団員たちもやることが変わってくる。
「取り敢えず、明日朝一番で管理棟へ行って労働者名簿を調べてみます。それに知人がここで働いているので聞いてみようかなと思ってます」
「ここに知り合いがいるのか。だったら話は早いかもな」
レネはリーパの食堂では見たこともないパテを、ナイフで一口大にして口の中に放り込む。
「うま……」
さすがに、こんな手の込んだ料理を鉱夫たちは食べてない……と思いたい。
「お前もうまい飯が食いたくて鉱夫になるか?」
すべて顔に出ていたのか、カレルがニヤニヤ笑ってレネを見ていた。
「絶対こんなの鉱夫は食ってねーだろ」
「まあ具だくさんシチューぐらいだろうな……」
鉱夫だけでも四百人はいると言っていたので、手の込んだ料理などまず無理だろう。
人数分のパンを焼くだけでも大変そうだ。主食は茹でたジャガイモかもしれない。
嘘か本当か……鉱夫たちと同じ豪華な食事を済ませ、レネたちは部屋へと戻った。
「さ~て、次は豪華なお風呂と行きますか~」
「こればっかりは嘘を吐けないよな~鉱夫たちも一緒なんだろ?」
皆、自分の荷物から着替えを出していそいそと風呂の準備を始めた。
「レネ、俺はこっちで入るから、お前も行くな」
「……は?」
一瞬バルトロメイがなにを言ったのか理解できなかった。
「さっきも言われただろ? 絶対お前は目をつけられる」
ふだんは温厚なのだが、今はまるで別人のような厳しい目をしていた。
「なんだよっ、オレを女扱いするのかよっ!」
レネは大きな声を上げる。
この狼のような目に勝つためにはそれだけ大きな声を上げるしかなかった。
バルトロメイは前にも宿の風呂場で、レネの裸をタオルで隠してまるで女のように扱った。
レネは今まで団員たちにそんな扱いを受けたことがなかったので、納得いかない。
「大丈夫だろ。俺たちも一緒だし、こいつだって一応チンコがぶら下がってんだぜ?」
おどけるようにヤンがレネの頭をぱしんと叩く。
「……一応ってなんだよ」
まだ頭に血は登ったままだが、レネも風呂に行く準備をする。
「ここはリーパとは違う。それだけは覚えておいてくれ」
バルトロメイが真剣な顔でレネを見つめる。
その視線から逃げるように目を逸らし、
他の団員たちと温泉施設へと向かった。
「あの……私は残るつもりですが、私の護衛は?」
ハミルがボソリと呟くが団員たちは次々と部屋を去っていく。
「あんたは、俺が居るから大丈夫だろ」
留守番を決め込んだバルトロメイが、すっかりと存在を忘れられて不安そうに佇むハミルに告げた。
外部の人間が金鉱山に入る時は、管理棟で入山手続きを済ませないと採掘所の中へは入れない。
滞在中も常に監視の目が光っている。
テジット金鉱山はドロステア王国の直轄地で、国境地帯などを警備する竜騎士団の一個中隊(約百五十名)が金鉱山の警備のために駐屯している。
騎士団以外はこの直轄地では武器の携帯は許可されない。
本来なら労働者たちの一斉蜂起を防ぐためにそれは徹底されているはずだが、あくまでも自己申告制で身体検査などがあるわけではない。
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そんなお客様たちに、厳しい身体検査などできるはずもない。
一度その規律が緩んだら、領主でもないただの部外者もそれは適用される。
レネたちも受付で、腰に下げた得物だけ預け、それぞれの腰や太ももにはナイフやら怪しげな道具やらは携帯したままだ。
(思ったより温い所でよかった……)
レネはホッと胸を撫で下ろす。
「人捜しということですが、今日はもう遅いので宿の方に行かれて、宿泊手続きをして下さい。詳しい話はまた明日の朝ということで」
まるで絵に描いたようなお役所仕事だ。
まだ日も沈んでいないが、定刻の鐘が鳴ると管理棟の役人たちの仕事も終わりなのだろう。ちょっと受付を済ませるだけでも「もう時間外なのに……」と対応している役人の顔に書いてある。
「あの……夜の独り歩きは気を付けて下さい。特にあなたのような人は注意が必要です」
部外者でも採掘所以外の、居住スペースは比較的自由に出歩くことができる。
それなのに面倒臭そうに仕事をこなしていた役人がレネの方を見て、わざわざ忠告してきた。
「え……どういう意味です?」
レネは思わず聞き返した。
「ここは男しかいません。若くて綺麗なら男でも欲望の対象にされるので気を付けて下さい。特に先日の洪水で、鉱夫たちはペニーゼに行くことができず缶詰状態です。鉱夫だけではありません。竜騎士団の連中だって一緒です」
(……またかよ……)
レネはまた自分が女扱いされたようで、唇を噛み締める。
そこら辺ですれ違っただけのなにも知らない男たちならまだしも、最初に受付で職業を告げている相手から、なぜ自分だけが忠告を受けなければいけないのか納得いかない。
「やっぱ竜騎士団はあんまりいい噂聞かないな……」
誰かがボソリと囁くのが聞こえた。
実働部隊の竜騎士団はこの前出会ったコンラートたちの鷹騎士団と違い、気の荒い男たちが多いので有名だ。
金鉱山に入るゲートを警備していた緑の制服を着た騎士たちたちの威圧感のある目を思い出す。
リーパの門番たちとは大違いだ。
これが人を護る仕事と、敵と戦う仕事の違いなのかもしれない。
「レネ、納得いかないかもしれないが、騎士団は帯剣しているのを忘れるな」
ボリスがレネの心中を察しながらも、釘を刺す。確かに、剣を持っていないと圧倒的に不利だ。
想像していたよりも豪華な宿屋に着くと、カウンターで受付をする。
「うちにも風呂はあるんですけど、管理棟の隣にある温泉施設はまるでテプレ・ヤロみたいに広い大浴場で豪華ですよ。無料ですし、鉱夫たちと一緒で構わないのなら、あちらに行かれることをお勧めします。ここの常連の技術者のお客さんも毎回あちらの温泉を楽しみにしてらっしゃるくらいですから」
温泉施設とは、先ほど管理棟の隣にあった派手な建物のことだろうか?
レネはどこかで見たことがある建物だと引っかかっていたのだが、テプレ・ヤロという言葉を聞いて納得した。
「へえ……テプレ・ヤロだってよ。楽しみじゃね?」
「凄え派手な建物だったよな? 汗掻いたし飯食ったら皆で行くか」
想像していたよりも充実している環境に、団員たちも嬉しそうだ。
案内された大部屋に着くと、それぞれの寝床の位置を巡って争奪戦が始まり、落ち着くと今度は腹が減ったと喚きだす。
野郎の集団なんてそんなものだ。
腹を空かせて食堂に行くなり、豪華なメニューに一同は目を瞠る。
「ここで出る食事は鉱夫たちとまったく同じものです。これでも洪水の影響で質素なくらいですよ」
そう言いながら、宿の職員が次々と料理を並べていった。
山の中に掘られた巨大な氷室に、五百人を超える男たちの胃袋を賄うための食料が保存されているのだと説明する。
昔は、周りの森に栗の木をたくさん植えて、鉱夫たちの食料に充てていたという。
「今はいい時代になりましたよ。給料もいいし、みなさんもここの鉱夫になりませんか?」
そう言いながら、職員は給仕を済ませ去っていった。
妙に慣れているので、客が来る度にこうやって勧めているに違いない。
「マジかよ……鉱夫も捨てたもんじゃないな。リーパよりぜんぜん待遇がいいじゃねえか」
さっそく、肉に齧り付きながら、ヤンがついポロリと本音を漏らす。
「うまい話には裏があるに決まってるだろう」
「お前騙されんなよ」
カレルとバルトロメイが馬鹿にしたようにヤンを横目で見る。
「それよりさ……あんた明日からどうやって主人を探すんだよ?」
ベドジフが、具のゴロゴロと入ったシチューを食べていたハミルに尋ねた。
これから先はハミルの動きによって団員たちもやることが変わってくる。
「取り敢えず、明日朝一番で管理棟へ行って労働者名簿を調べてみます。それに知人がここで働いているので聞いてみようかなと思ってます」
「ここに知り合いがいるのか。だったら話は早いかもな」
レネはリーパの食堂では見たこともないパテを、ナイフで一口大にして口の中に放り込む。
「うま……」
さすがに、こんな手の込んだ料理を鉱夫たちは食べてない……と思いたい。
「お前もうまい飯が食いたくて鉱夫になるか?」
すべて顔に出ていたのか、カレルがニヤニヤ笑ってレネを見ていた。
「絶対こんなの鉱夫は食ってねーだろ」
「まあ具だくさんシチューぐらいだろうな……」
鉱夫だけでも四百人はいると言っていたので、手の込んだ料理などまず無理だろう。
人数分のパンを焼くだけでも大変そうだ。主食は茹でたジャガイモかもしれない。
嘘か本当か……鉱夫たちと同じ豪華な食事を済ませ、レネたちは部屋へと戻った。
「さ~て、次は豪華なお風呂と行きますか~」
「こればっかりは嘘を吐けないよな~鉱夫たちも一緒なんだろ?」
皆、自分の荷物から着替えを出していそいそと風呂の準備を始めた。
「レネ、俺はこっちで入るから、お前も行くな」
「……は?」
一瞬バルトロメイがなにを言ったのか理解できなかった。
「さっきも言われただろ? 絶対お前は目をつけられる」
ふだんは温厚なのだが、今はまるで別人のような厳しい目をしていた。
「なんだよっ、オレを女扱いするのかよっ!」
レネは大きな声を上げる。
この狼のような目に勝つためにはそれだけ大きな声を上げるしかなかった。
バルトロメイは前にも宿の風呂場で、レネの裸をタオルで隠してまるで女のように扱った。
レネは今まで団員たちにそんな扱いを受けたことがなかったので、納得いかない。
「大丈夫だろ。俺たちも一緒だし、こいつだって一応チンコがぶら下がってんだぜ?」
おどけるようにヤンがレネの頭をぱしんと叩く。
「……一応ってなんだよ」
まだ頭に血は登ったままだが、レネも風呂に行く準備をする。
「ここはリーパとは違う。それだけは覚えておいてくれ」
バルトロメイが真剣な顔でレネを見つめる。
その視線から逃げるように目を逸らし、
他の団員たちと温泉施設へと向かった。
「あの……私は残るつもりですが、私の護衛は?」
ハミルがボソリと呟くが団員たちは次々と部屋を去っていく。
「あんたは、俺が居るから大丈夫だろ」
留守番を決め込んだバルトロメイが、すっかりと存在を忘れられて不安そうに佇むハミルに告げた。
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