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図書室でお勉強
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「はぁ~~~ぜっんぜん終わんないよ……」
「こら、そんな声を上げないの」
そう言うと、フィリスが私の口に人差し指を当てた。
私は、そんなフィリスの手をどかし、ジトっとでフィリスの事を見つめた。
「だって……これ全然終わらないんだもん」
これ、というのは、机の上に置かれている問題集で。
この間、ルカに沙羅はこの本を読んでお勉強しましょうね、と渡された物で
確かに、基礎の勉強は大切だと私も思うけれど、思うけれどさ……
「この量は流石に多すぎるよ……」
「仕方ないでしょう?これも、聖女になる為に大切な事なんです」
「うぅ……今日のフィリスは鬼だよぉ……」
机に突っ伏しながら、私はフィリスに向かって愚痴をこぼす。
でも、私の愚痴を聞いてもフィリスは手を動かしなさいと言って聞いてくれない。
私は、はぁ……とため息を吐きながら、問題集に視線を移した。
「どうですか、お二人ともお勉強の方は」
「アマミヤさん!それが全然進まなくて……」
「ふふ、確かにこの量をこなすのは大変ですよね」
「ですよね!?」
アマミヤさんの言葉に私はパッと顔を上げた。
アマミヤさんはそんな私を見てクスクスと笑ってから、優しく微笑む。
すると、フィリスがじーっと私の事を見つめる。
その表情は、ちょっと怒ってる様なそんな表情に見えた。
「沙羅は、私よりアマミヤさんの方が好きなのね?」
そう言うと、フィリスはぷいっとそっぽを向いてしまった。
そんなフィリスの様子を見て、私は慌てて否定する。
「違うよ……!?私が好きなのはフィリスで……って私何言って……
とにかく違うから!!」
「ふーん……ならいいですけど……」
「お二人は仲良しさんなんですね、邪魔者は退散しましょう。お勉強頑張ってね」
そう言って、アマミヤさんはクスクスと楽しそうに笑いながら去っていってしまった。
そんなアマミヤさんの後姿を見つめつつ私ははぁ……と小さくため息をこぼす。
するとフィリスが私にそっと声を掛けてきた。
その声色は何処か不安そうで……
「ごめんなさい……私、また沙羅に変なところを見せて……」
「ううん、私も悪かった。勉強、再開しよっか」
「はい……!頑張りましょう」
*******
「ふぅ、これで半分……」
「沙羅!よく頑張りました、少し休憩をしましょうか」
そう言って、ルカは私に小さなキャンディを手渡した。
私はそのキャンディを口に含んで、じんわりと甘さが広がるのを感じる。
「おいしい……」
「良かった、疲れている時は甘いものが1番ですから」
そう言って、フィリスは優しい顔で微笑んだ。
私は、口の中のキャンディをコロコロと転がして溶かしながら
窓の外を眺めた、窓の外からは生徒たちの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
「皆部活頑張ってるんだねぇ~そう言えば、フィリスって何か部活に
入ってるの?」
「いいえ、特にやりたい事も無かったので」
「そうなの?まぁ、私も入ってないけどさ……まぁ、今は部活よりフィリス達と過ごす方が楽しいから」
私がそう言うと、フィリスは嬉しそうに微笑んだ。
そして、フィリスも私も沙羅と過ごすのは楽しいです。と言って
私に抱き着いた。
「えへへ、お互い同じ気持ちだね」
「はいっ」
そう言って、二人で笑いあっていると……
後ろから、コホンっと席払いの声が聞こえて振り返ると
そこには、少し気まずそうな顔を浮かべたウィル先生が立っていた。
「こら、そんな声を上げないの」
そう言うと、フィリスが私の口に人差し指を当てた。
私は、そんなフィリスの手をどかし、ジトっとでフィリスの事を見つめた。
「だって……これ全然終わらないんだもん」
これ、というのは、机の上に置かれている問題集で。
この間、ルカに沙羅はこの本を読んでお勉強しましょうね、と渡された物で
確かに、基礎の勉強は大切だと私も思うけれど、思うけれどさ……
「この量は流石に多すぎるよ……」
「仕方ないでしょう?これも、聖女になる為に大切な事なんです」
「うぅ……今日のフィリスは鬼だよぉ……」
机に突っ伏しながら、私はフィリスに向かって愚痴をこぼす。
でも、私の愚痴を聞いてもフィリスは手を動かしなさいと言って聞いてくれない。
私は、はぁ……とため息を吐きながら、問題集に視線を移した。
「どうですか、お二人ともお勉強の方は」
「アマミヤさん!それが全然進まなくて……」
「ふふ、確かにこの量をこなすのは大変ですよね」
「ですよね!?」
アマミヤさんの言葉に私はパッと顔を上げた。
アマミヤさんはそんな私を見てクスクスと笑ってから、優しく微笑む。
すると、フィリスがじーっと私の事を見つめる。
その表情は、ちょっと怒ってる様なそんな表情に見えた。
「沙羅は、私よりアマミヤさんの方が好きなのね?」
そう言うと、フィリスはぷいっとそっぽを向いてしまった。
そんなフィリスの様子を見て、私は慌てて否定する。
「違うよ……!?私が好きなのはフィリスで……って私何言って……
とにかく違うから!!」
「ふーん……ならいいですけど……」
「お二人は仲良しさんなんですね、邪魔者は退散しましょう。お勉強頑張ってね」
そう言って、アマミヤさんはクスクスと楽しそうに笑いながら去っていってしまった。
そんなアマミヤさんの後姿を見つめつつ私ははぁ……と小さくため息をこぼす。
するとフィリスが私にそっと声を掛けてきた。
その声色は何処か不安そうで……
「ごめんなさい……私、また沙羅に変なところを見せて……」
「ううん、私も悪かった。勉強、再開しよっか」
「はい……!頑張りましょう」
*******
「ふぅ、これで半分……」
「沙羅!よく頑張りました、少し休憩をしましょうか」
そう言って、ルカは私に小さなキャンディを手渡した。
私はそのキャンディを口に含んで、じんわりと甘さが広がるのを感じる。
「おいしい……」
「良かった、疲れている時は甘いものが1番ですから」
そう言って、フィリスは優しい顔で微笑んだ。
私は、口の中のキャンディをコロコロと転がして溶かしながら
窓の外を眺めた、窓の外からは生徒たちの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
「皆部活頑張ってるんだねぇ~そう言えば、フィリスって何か部活に
入ってるの?」
「いいえ、特にやりたい事も無かったので」
「そうなの?まぁ、私も入ってないけどさ……まぁ、今は部活よりフィリス達と過ごす方が楽しいから」
私がそう言うと、フィリスは嬉しそうに微笑んだ。
そして、フィリスも私も沙羅と過ごすのは楽しいです。と言って
私に抱き着いた。
「えへへ、お互い同じ気持ちだね」
「はいっ」
そう言って、二人で笑いあっていると……
後ろから、コホンっと席払いの声が聞こえて振り返ると
そこには、少し気まずそうな顔を浮かべたウィル先生が立っていた。
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