56 / 70
後のお話
4.の
しおりを挟む
謝った後。
犬の目のままで上手にリップ音を立てて頬にキスをして、アクスは手を解放してくれた。
ただ、そのすぐ後から、アクスはとても丁寧に乳首を弄りだした。
更に少し後から、同時にアナルも弄られて始めて、もう正直『泣かすつもりじゃなかった』ってあれなんだったんだろうって思ってる。
この体は敏感過ぎて、自分でも怖くなるレベルだったから、会えない間に乳首開発なんかしてこなかった。なのに、さっきから、指で挟まれてちょっと痛いってくらい引っ張られても、口で吸われても腰が揺れてて、マジで自分の体が怖い。
「アクス、もう、ヤダ。もう無理っ!」
前立腺は微妙に外して、浅いところを広げるみたいにして擦られてるだけなんだけど。自分で腰を揺らしちゃってるから、時々当たる。しかも揺れてる時は乳首も刺激されてる時な訳で、そうなると二箇所とも最大刺激の時に限ってリンクするみたいなタイミングになる訳で。こんな事を三十分以上続けられてたら、もう終わりにして欲しいって、誰だって泣き出すと思う。
勘弁して欲しい。マジで。
つか今度はイきたいのにイかせてもらえない方向で責められてる。
「もうほんと、なんなんだよ騎士団…」
俺の愚痴が聞こえたのか、乳首から口を離して、小首を傾げて顔を覗き込まれた。
「騎士団がどうかしたか?」
「アクスが…」
「ん?」
「騎士団で、妙な事を憶えてくるから…」
何というか、心底不思議そうなきょとんとした顔をされて、一気に正気付いた。何を言ってるんだろう俺は。
「違う! 忘れて! 今のなし!」
テンパった時のニアさんみたいな言い訳の仕方をしてしまった。
「ルイ…」
ただただ恥ずかしさで逃げ出そうとしたが、アクスの手が肩を掴んだので動けない。
「別に、騎士団で学んだ訳じゃない」
言った後で、またキスをされた。しかも、今度は指が顎を抑えてて、舌を絡ませると唾液が止めようもなく口の端から流れる。あと、ナカを弄ってる手はずっとそのままだから、上と下の口を掻き回されてて、背中から駆け上がってくる快感が上から逃がせなくてそのまま脳に刻まれていくみたいだ。
口から、息を吐いたり声を出したりしてるのって、色んな効果があったんだな。
「っはぁ…」
上の口が解放された頃には、酸素が足りないせいで頭がぼうっとして、気持ち良過ぎて思考力が低下した。
「ルイ」
名前を呼ばれて、また、キスがしたくて手を伸ばした。
「アクス…」
しがみついて、唇に噛み付いて強請って、首尾良く返してもらえたら、もう我慢が利かなくなる。しがみついていた片手を、アクスの股間に伸ばして、触れた。
理性が残ってた時は、明らかに成長しているそこにも衝撃を覚えて、若干腰が退けたんだけど。今はもうただ、ただ、欲しい。
「まだ、だ」
「え…?」
入れて欲しくて精一杯股を広げたのだが、腿を掴まれて、狭められた。意味が解らないし、解ろうとする頭も残ってないので、抗議を込めて逞しくなった首筋に噛み付く。前は痛そうだからって止めたけど、今はもうそんな考えはない。したいと思った事をするだけだ。
抗議のつもりで噛み付いたが、アクスに堪えた様子はなく。
俺がナニを掴んでいた手に手が触れた。
「うぁっ」
離されてなるものか、と握り込もうとしたら、俺のナニごと握り込まれた。
「あっ、いぃ、あんっ…そこ、気持ちぃ…」
何をするのか解ったので、俺も手を開いて大きく握り直す。下になってるから、あんまり大きく腰を動かせないけど、アクスが動くのに合わせて、揺すった。
手の中で、二人共出そうなのが解る。
「アクス…」
名前を呼んで舌を突き出して強請れば、応えてくれた。
「っ!」
声も出せないようなキスの最中に、二人して、ほぼ同時に射精する。
俺の腹の上に、二人分の精子が飛び散って、出すもの出してすっきりした俺のはすっかり力をなくしてるのに、アクスのはまだ元気なようだった。
俺は、地味にさっき焦らされたのが欲求不満だったりしたので、自分で足を持ち上げるようにして、できる限り目の前に晒してみた。意外と、体って曲がるもんだな。
「アクス…次は、こっち」
犬の目のままで上手にリップ音を立てて頬にキスをして、アクスは手を解放してくれた。
ただ、そのすぐ後から、アクスはとても丁寧に乳首を弄りだした。
更に少し後から、同時にアナルも弄られて始めて、もう正直『泣かすつもりじゃなかった』ってあれなんだったんだろうって思ってる。
この体は敏感過ぎて、自分でも怖くなるレベルだったから、会えない間に乳首開発なんかしてこなかった。なのに、さっきから、指で挟まれてちょっと痛いってくらい引っ張られても、口で吸われても腰が揺れてて、マジで自分の体が怖い。
「アクス、もう、ヤダ。もう無理っ!」
前立腺は微妙に外して、浅いところを広げるみたいにして擦られてるだけなんだけど。自分で腰を揺らしちゃってるから、時々当たる。しかも揺れてる時は乳首も刺激されてる時な訳で、そうなると二箇所とも最大刺激の時に限ってリンクするみたいなタイミングになる訳で。こんな事を三十分以上続けられてたら、もう終わりにして欲しいって、誰だって泣き出すと思う。
勘弁して欲しい。マジで。
つか今度はイきたいのにイかせてもらえない方向で責められてる。
「もうほんと、なんなんだよ騎士団…」
俺の愚痴が聞こえたのか、乳首から口を離して、小首を傾げて顔を覗き込まれた。
「騎士団がどうかしたか?」
「アクスが…」
「ん?」
「騎士団で、妙な事を憶えてくるから…」
何というか、心底不思議そうなきょとんとした顔をされて、一気に正気付いた。何を言ってるんだろう俺は。
「違う! 忘れて! 今のなし!」
テンパった時のニアさんみたいな言い訳の仕方をしてしまった。
「ルイ…」
ただただ恥ずかしさで逃げ出そうとしたが、アクスの手が肩を掴んだので動けない。
「別に、騎士団で学んだ訳じゃない」
言った後で、またキスをされた。しかも、今度は指が顎を抑えてて、舌を絡ませると唾液が止めようもなく口の端から流れる。あと、ナカを弄ってる手はずっとそのままだから、上と下の口を掻き回されてて、背中から駆け上がってくる快感が上から逃がせなくてそのまま脳に刻まれていくみたいだ。
口から、息を吐いたり声を出したりしてるのって、色んな効果があったんだな。
「っはぁ…」
上の口が解放された頃には、酸素が足りないせいで頭がぼうっとして、気持ち良過ぎて思考力が低下した。
「ルイ」
名前を呼ばれて、また、キスがしたくて手を伸ばした。
「アクス…」
しがみついて、唇に噛み付いて強請って、首尾良く返してもらえたら、もう我慢が利かなくなる。しがみついていた片手を、アクスの股間に伸ばして、触れた。
理性が残ってた時は、明らかに成長しているそこにも衝撃を覚えて、若干腰が退けたんだけど。今はもうただ、ただ、欲しい。
「まだ、だ」
「え…?」
入れて欲しくて精一杯股を広げたのだが、腿を掴まれて、狭められた。意味が解らないし、解ろうとする頭も残ってないので、抗議を込めて逞しくなった首筋に噛み付く。前は痛そうだからって止めたけど、今はもうそんな考えはない。したいと思った事をするだけだ。
抗議のつもりで噛み付いたが、アクスに堪えた様子はなく。
俺がナニを掴んでいた手に手が触れた。
「うぁっ」
離されてなるものか、と握り込もうとしたら、俺のナニごと握り込まれた。
「あっ、いぃ、あんっ…そこ、気持ちぃ…」
何をするのか解ったので、俺も手を開いて大きく握り直す。下になってるから、あんまり大きく腰を動かせないけど、アクスが動くのに合わせて、揺すった。
手の中で、二人共出そうなのが解る。
「アクス…」
名前を呼んで舌を突き出して強請れば、応えてくれた。
「っ!」
声も出せないようなキスの最中に、二人して、ほぼ同時に射精する。
俺の腹の上に、二人分の精子が飛び散って、出すもの出してすっきりした俺のはすっかり力をなくしてるのに、アクスのはまだ元気なようだった。
俺は、地味にさっき焦らされたのが欲求不満だったりしたので、自分で足を持ち上げるようにして、できる限り目の前に晒してみた。意外と、体って曲がるもんだな。
「アクス…次は、こっち」
1
お気に入りに追加
408
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
目が覚めたら、カノジョの兄に迫られていた件
水野七緒
BL
ワケあってクラスメイトの女子と交際中の青野 行春(あおの ゆきはる)。そんな彼が、ある日あわや貞操の危機に。彼を襲ったのは星井夏樹(ほしい なつき)──まさかの、交際中のカノジョの「お兄さん」。だが、どうも様子がおかしくて──
※「目が覚めたら、妹の彼氏とつきあうことになっていた件」の続編(サイドストーリー)です。
※前作を読まなくてもわかるように執筆するつもりですが、前作も読んでいただけると有り難いです。
※エンドは1種類の予定ですが、2種類になるかもしれません。
BLが蔓延る異世界に転生したので大人しく僕もボーイズラブを楽しみます~愛されチートボーイは冒険者に溺愛される~
はるはう
BL
『童貞のまま死ぬかも』
気が付くと異世界へと転生してしまった大学生、奏人(かなと)。
目を開けるとそこは、男だらけのBL世界だった。
巨根の友人から夜這い未遂の年上医師まで、僕は今日もみんなと元気にS〇Xでこの世の窮地を救います!
果たして奏人は、この世界でなりたかったヒーローになれるのか?
※エロありの話には★マークがついています
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
プロデューサーの勃起した乳首が気になって打ち合わせに集中できない件~試される俺らの理性~【LINE形式】
あぐたまんづめ
BL
4人の人気アイドル『JEWEL』はプロデューサーのケンちゃんに恋してる。だけどケンちゃんは童貞で鈍感なので4人のアプローチに全く気づかない。思春期の女子のように恋心を隠していた4人だったが、ある日そんな関係が崩れる事件が。それはメンバーの一人のLINEから始まった。
【登場人物】
★研磨…29歳。通称ケンちゃん。JEWELのプロデューサー兼マネージャー。自分よりJEWELを最優先に考える。仕事一筋だったので恋愛にかなり疎い。童貞。
★ハリー…20歳。JEWELの天然担当。容姿端麗で売れっ子モデル。外人で日本語を勉強中。思ったことは直球で言う。
★柘榴(ざくろ)…19歳。JEWELのまとめ役。しっかり者で大人びているが、メンバーの最年少。文武両道な大学生。ケンちゃんとは義兄弟。けっこう甘えたがりで寂しがり屋。役者としての才能を開花させていく。
★琥珀(こはく)…22歳。JEWELのチャラ男。ヤクザの息子。女たらしでホストをしていた。ダンスが一番得意。
★紫水(しすい)…25歳。JEWELのお色気担当。歩く18禁。天才子役として名をはせていたが、色々とやらかして転落人生に。その後はゲイ向けAVのネコ役として活躍していた。爽やかだが腹黒い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる