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第5話
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「ボス、今日の依頼人のデータ、送っときました。確認してくださいね」
誰?なんかマッチ棒みたいな人きた。
「お、悪かったな典孝、任せちまって」
「依頼の相談くらいなら大丈夫ですよ。今日の依頼も、人探しでした。最近多いですね」
この人が『典孝さん』か…ひょろっとしててほっそいな~。髪型もパッツンと切り揃えてない短い髪…どっかで…あ、坊主じゃない中学生がよくこんな髪型してる!髪質がストレートだからマッチ棒に見えるんだ。
へえ~
「あなた誰ですか?あまりジロジロ見ないで欲しいんですけど。依頼者様ならあちらの…」
うわっ見過ぎちゃったか
「典孝、この間話しただろ、俺の甥っ子だ。今日から夏休みいっぱいここに住むからよろしく頼むよ」
なんて話してくれながら、おじさんは着替えてたんだけど…何その格好。品無いっていうか、ガラわっるぅ…。
黒地の開襟シャツに、金の鎖が絡み合ってる柄で、その開襟の開襟の仕方が凄まじく…なんていうか…エロい。おじさんの胸板でそう見えるんだろうなぁ…とにかく品はない。
「よろしくお願いします」
まあ、おじさんに気を取られていても、俺はきちんとしてるので、立って挨拶はする。どやっ。
「あ、そうでしたか、よろしく」
流されたけどね。
典孝さんは、そんなおじさんの格好を気にすることもなく、持っていた調査書をおじさんのデスクまで届けた足で、冷蔵庫からプリンを出してダイニングテーブルで食べ始めた。
プリンが好きなのかな…
「こらー典孝。悠馬くんにもプリン出しなさいよ。もー、いつだって自分本位なんだから!」
文句言いながら唯希さんが戻ってきて、冷蔵庫からプリンを出して俺に持ってきてくれた。なんかすいません…。
「くれって言われなかったから」
「今日来た人がプリンあるなんて知るわけないでしょ!悠馬くんお食べ。これ近くのケーキ屋さんのプリン。美味しいから常備してんのー」
会社の備品のプリン!?
「あ、ボスその格好、飛田さんに会いに行くんでしたっけ」
やっとおじさんの格好に突っ込んでくれる人が出てきたけど、これはツッコミじゃなくて、訳あり?
「そー。あいつが呼び出すとこっていっつもこんな格好しか受け付けないとこでなー、やんなるわー。俺の品位が落ちるっつーね」
「そーんな身体して、品位もなにもないじゃないですかー…」
あ、唯希さんの目がおじさんの胸に集中してる…狙ってるの…かな…って見かけで偏見持っちゃダメだな俺
「ボスのその胸揉みしだきたい~~」
偏見戻れ。欲望丸出しだったわ…。
「僕の貞操はどこ行っても危機なんだな…。まあ取り敢えず、悠馬と塾までよろしくな。晩飯までに戻る。悠馬食いたいもの考えとけよ。なんでも食わせてやるから」
ウインクって、甥に向かってするもんじゃないよ、おじさん…効果ないしちょっとキモいから…
「わっかりましたー。お気をつけて行ってきてくださーい。時臣さんの貞操…ムフッ」
「やな笑いすんな唯希…」
『そう言う』場所にでも行くのかな…探偵さんは大変だ。おじさんの貞操も大変そうだしね。
「さて悠馬くん、出かけよっか。塾の場所教えるついでに、何か欲しいものあったら揃えよう。まずは悠馬くんのカップ買お」
まあ、ここで着るTシャツとか欲しかったからそういうの揃えよかな。カップか…ここに長くいる実感湧いてくるな。あ、じゃあ箸と茶碗もかな!俺って日本人~。
ここに来てもう2週間かぁ。
塾も最初のレベル調査試験で、俺は5クラス中ど真ん中のCクラスだった。
なんにしろ中途半端なところに相変わらずいる俺…頑張るぞ!明日クラス替えテストがあるから、Bクラスへ行かなくちゃ。
唯希さんの教え方はすごく上手で、わかりやすいから結構捗ったはず。でも典孝さんは…ちょっと怖い。なんでわかんないんだ!を 全面にだしてくるからさー!
でも典孝さんも、KO大学の医学部出てるんだって。なんで探偵の助手やってんだろ?もったいねえ…って思ってたら、研究職らしくてこの事務所はバイトなんだって!色んな人いるんだね…。
と言う訳で今俺は、来た日には気づかなかった一階の喫茶店「カノン」でお茶をしている。ここのアイスコーヒーなんだか美味しくて、最近ハマった。
昼間の食事もここが多くて、顔も覚えられちゃったよ。
誰?なんかマッチ棒みたいな人きた。
「お、悪かったな典孝、任せちまって」
「依頼の相談くらいなら大丈夫ですよ。今日の依頼も、人探しでした。最近多いですね」
この人が『典孝さん』か…ひょろっとしててほっそいな~。髪型もパッツンと切り揃えてない短い髪…どっかで…あ、坊主じゃない中学生がよくこんな髪型してる!髪質がストレートだからマッチ棒に見えるんだ。
へえ~
「あなた誰ですか?あまりジロジロ見ないで欲しいんですけど。依頼者様ならあちらの…」
うわっ見過ぎちゃったか
「典孝、この間話しただろ、俺の甥っ子だ。今日から夏休みいっぱいここに住むからよろしく頼むよ」
なんて話してくれながら、おじさんは着替えてたんだけど…何その格好。品無いっていうか、ガラわっるぅ…。
黒地の開襟シャツに、金の鎖が絡み合ってる柄で、その開襟の開襟の仕方が凄まじく…なんていうか…エロい。おじさんの胸板でそう見えるんだろうなぁ…とにかく品はない。
「よろしくお願いします」
まあ、おじさんに気を取られていても、俺はきちんとしてるので、立って挨拶はする。どやっ。
「あ、そうでしたか、よろしく」
流されたけどね。
典孝さんは、そんなおじさんの格好を気にすることもなく、持っていた調査書をおじさんのデスクまで届けた足で、冷蔵庫からプリンを出してダイニングテーブルで食べ始めた。
プリンが好きなのかな…
「こらー典孝。悠馬くんにもプリン出しなさいよ。もー、いつだって自分本位なんだから!」
文句言いながら唯希さんが戻ってきて、冷蔵庫からプリンを出して俺に持ってきてくれた。なんかすいません…。
「くれって言われなかったから」
「今日来た人がプリンあるなんて知るわけないでしょ!悠馬くんお食べ。これ近くのケーキ屋さんのプリン。美味しいから常備してんのー」
会社の備品のプリン!?
「あ、ボスその格好、飛田さんに会いに行くんでしたっけ」
やっとおじさんの格好に突っ込んでくれる人が出てきたけど、これはツッコミじゃなくて、訳あり?
「そー。あいつが呼び出すとこっていっつもこんな格好しか受け付けないとこでなー、やんなるわー。俺の品位が落ちるっつーね」
「そーんな身体して、品位もなにもないじゃないですかー…」
あ、唯希さんの目がおじさんの胸に集中してる…狙ってるの…かな…って見かけで偏見持っちゃダメだな俺
「ボスのその胸揉みしだきたい~~」
偏見戻れ。欲望丸出しだったわ…。
「僕の貞操はどこ行っても危機なんだな…。まあ取り敢えず、悠馬と塾までよろしくな。晩飯までに戻る。悠馬食いたいもの考えとけよ。なんでも食わせてやるから」
ウインクって、甥に向かってするもんじゃないよ、おじさん…効果ないしちょっとキモいから…
「わっかりましたー。お気をつけて行ってきてくださーい。時臣さんの貞操…ムフッ」
「やな笑いすんな唯希…」
『そう言う』場所にでも行くのかな…探偵さんは大変だ。おじさんの貞操も大変そうだしね。
「さて悠馬くん、出かけよっか。塾の場所教えるついでに、何か欲しいものあったら揃えよう。まずは悠馬くんのカップ買お」
まあ、ここで着るTシャツとか欲しかったからそういうの揃えよかな。カップか…ここに長くいる実感湧いてくるな。あ、じゃあ箸と茶碗もかな!俺って日本人~。
ここに来てもう2週間かぁ。
塾も最初のレベル調査試験で、俺は5クラス中ど真ん中のCクラスだった。
なんにしろ中途半端なところに相変わらずいる俺…頑張るぞ!明日クラス替えテストがあるから、Bクラスへ行かなくちゃ。
唯希さんの教え方はすごく上手で、わかりやすいから結構捗ったはず。でも典孝さんは…ちょっと怖い。なんでわかんないんだ!を 全面にだしてくるからさー!
でも典孝さんも、KO大学の医学部出てるんだって。なんで探偵の助手やってんだろ?もったいねえ…って思ってたら、研究職らしくてこの事務所はバイトなんだって!色んな人いるんだね…。
と言う訳で今俺は、来た日には気づかなかった一階の喫茶店「カノン」でお茶をしている。ここのアイスコーヒーなんだか美味しくて、最近ハマった。
昼間の食事もここが多くて、顔も覚えられちゃったよ。
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