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10章
第69話 えっけん(前編)
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◆◇◆◇◆ 魔族 Side ◆◇◆◇◆
「無様ね、シードラ」
薄暗い部屋に女の声が響く。
きつい香の匂いが立ちこめ、そこで複数のインキュバスがまぐわっていた。
みな、肌を剥きだし、重ね、時に恍惚とした表情を浮かべている。
その中心にいたのは、雌型のデスエヴィルである。
複数のインキュバスに精を貪られ続けながら、ケロリと長い舌を出して笑みを浮かべていた。
「面目次第もございません、ザイリア様」
シードラは頭を下げる。
その頭から生えた2つの角は、シードラの自慢であったが、1本はかけ、もう1本にもヒビが入っていた。
スキルによってその傷は癒されたはずだが、以前顔色が悪く、ザイリアと目を合わせようとはしない。
明らかに怯えているようであった。
「そんな顔しなくてもいいわ。相手は大魔王様なんですもの……。一筋縄ではいかないのはわかっていたわ。あなたが失敗するのも、計算のうちよ」
ザイリアは硝子の杯に入った内容物を、くるくると回した。
「は、はあ……」
「――――な~~んて言って、私があなたの失態を許してくれると思った?」
ザイリアは杯を投げる。
シードラにヒットすると、中に入っていたものがかかった。
その瞬間、ジュッと音を立てて、シードラの肌を焼く。
「ぎゃああああああああああ!!」
悲鳴が、ザイリアの屋敷に響き渡った。
彼女が持っていたのは酸だ。
しかも、魔族の肌も溶かすほどの強烈なものである。
シードラは悲鳴を上げながら部屋の中でのたうち回る。
水、水! と求めたが、彼に与えられたのは、インキュバスの嘲笑だけであった。
「シードラ……。あんたも魔族の端くれなら、魔族が1枚岩じゃないことは知ってるわよね」
「は、はひぃ…………。魔王様と、だ、大魔王様です」
「そうよ。魔王エヴノス様の支持者には、特に古式ゆかしい魔族がついている。魔族としての位も高く、大領主も多い。対して、大魔王派閥の魔族はほとんどが新興の勢力で、貧乏なヤツらばかりだわ。古い魔族でも、ローデシア様の暗黒騎士族ぐらいなものね。これがどういうことかわかる?」
「……な、なるほど。例え大魔王派閥の間で売れたとしても、行き詰まりは目に見えているということですね」
「その通りよ。商売というのは、如何に市場規模を精査するかで決まるの。暗黒大陸の連中が、如何に頑張ったところで魔族のほとんどが他種族を嫌っている以上、今のブームは結局一過性のものに過ぎないのよ」
ザイリアは不敵に笑うのだった。
◆◇◆◇◆ ダイチ Side ◆◇◆◇◆
シードラが自分の領地へ帰ったのと入れ替わるように、再び暗黒大陸に客人がやって来た。
毛深く巨大な体を持つトロル族。
もう1つはつるりとした頭を持つシーモンク族――日本でいうところの海坊主というヤツだ。
この2つの種族には、すでに1度接触を図っている。
デスエヴィルと違い、丁寧に返信の手紙を送ってきた種族だ。
その内の1つであるトロル族は、偶然にも俺もよく知る魔族だった。
「ゴメス、久しぶりだな」
「お久しぶり、です。大、魔王、さま」
舌っ足らずな感じで、ゴメスは俺に挨拶をする。
「大魔王様のお知り合いですか?」
ルナが尋ねる。
俺と違って、ゴメスは巨漢だ。
こんな大きな魔族と知り合いであることが、不思議でならないのだろう。
「ああ。俺が魔王城に住んでいた時、魔王城の見回りをしてたトロル族の1体さ。俺、魔王城で畑もやってたから、よくゴメスも手伝ってくれたんだ」
「そうだったのですか? よろしくお願いしますね、ゴメスさん」
「よ、よろしく」
ルナは手を差し出す。
そこにゴメスは指をちょんと当てた。
ゴメスの顔は真っ赤だ。めっちゃ照れてる。
女の子に免疫がないのは相変わらずらしい。
「そうか。トロル族から手紙が来るなんて驚いたけど、あれはゴメスが書いたんだな」
見ての通り、トロル族はどっちかというと、知能が低い種族だ。
だけど、ゴメスはとても頑張り屋のトロルで、時間はかかったものの、俺が魔王城にいる間に文字を書けるようになったのである。
「大、魔王様に、手紙、書かない、失礼」
「ありがとう。嬉しかったよ」
「ごほん……」
咳払いをしたのは、横にいるシーモンク族だ。
こちらは、はっきり言って覚えていない。
シーモンク族って、みんなほとんど同じ顔をしているから、見分けが付かないのだ。
「えっと……」
「シーモンク族のブーデンと申します」
「悪いな。こっちだけで盛り上がってしまって」
「いえ。拙僧どもは心が広い魔族ゆえ」
自分で心が広いと言っちゃうのは、心が広くないのでは……?
「それで2人ともどう言った用件かな?」
俺はまず1人ずつ事情を話してもらった。
だが、面白いことに両種族が抱えている問題は一緒で、俺たちに求めるものも同じだった。
即ち、『宝石染め』の販売権だ。
その内容は、デスエヴィル族が出したものと比べれば、かなり真っ当な条件であった。 というか、シードラが行って来た条件が無茶苦茶なんだけどな。
実は、トロル族も、シーモンク族も1つの問題を抱えていた。
トロル族は農業。
シーモンク族は主に漁業が盛んだ。
共にいわゆる第一次産業が得意である一方、工芸品などの生産は不得手にしている。
農業や漁業自体は順調なのだが、閑散期――つまり農業ならば冬の時期、漁業であれば不漁が続いた時などでは、どうしても領地の収入が減ってしまう。
その点、工芸品は年中休みなく販売できるし、閑散期における貴重な収入にもなる。
こうした工芸品を作ったり、買い付けたいという思いは、両種族ともに昔からあったのだという。
そこで暗黒大陸の『宝石染め』に目を付けたのだ。
話を聞き終えて、俺は2つの条件を話した。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
6月15日に『魔物を狩るなと言われた最強ハンター、料理ギルドに転職する』という作品が刊行されます。
過剰な魔物保護団体から訴えられたことにより、ハンターギルドを追われることになったS級ハンターが、料理ギルドにて転職し、魔物を狩って美味しい料理を食べるお話になります。
小説家になろうのランキングでも1位になった作品ですので、
是非よろしくお願いします。
「無様ね、シードラ」
薄暗い部屋に女の声が響く。
きつい香の匂いが立ちこめ、そこで複数のインキュバスがまぐわっていた。
みな、肌を剥きだし、重ね、時に恍惚とした表情を浮かべている。
その中心にいたのは、雌型のデスエヴィルである。
複数のインキュバスに精を貪られ続けながら、ケロリと長い舌を出して笑みを浮かべていた。
「面目次第もございません、ザイリア様」
シードラは頭を下げる。
その頭から生えた2つの角は、シードラの自慢であったが、1本はかけ、もう1本にもヒビが入っていた。
スキルによってその傷は癒されたはずだが、以前顔色が悪く、ザイリアと目を合わせようとはしない。
明らかに怯えているようであった。
「そんな顔しなくてもいいわ。相手は大魔王様なんですもの……。一筋縄ではいかないのはわかっていたわ。あなたが失敗するのも、計算のうちよ」
ザイリアは硝子の杯に入った内容物を、くるくると回した。
「は、はあ……」
「――――な~~んて言って、私があなたの失態を許してくれると思った?」
ザイリアは杯を投げる。
シードラにヒットすると、中に入っていたものがかかった。
その瞬間、ジュッと音を立てて、シードラの肌を焼く。
「ぎゃああああああああああ!!」
悲鳴が、ザイリアの屋敷に響き渡った。
彼女が持っていたのは酸だ。
しかも、魔族の肌も溶かすほどの強烈なものである。
シードラは悲鳴を上げながら部屋の中でのたうち回る。
水、水! と求めたが、彼に与えられたのは、インキュバスの嘲笑だけであった。
「シードラ……。あんたも魔族の端くれなら、魔族が1枚岩じゃないことは知ってるわよね」
「は、はひぃ…………。魔王様と、だ、大魔王様です」
「そうよ。魔王エヴノス様の支持者には、特に古式ゆかしい魔族がついている。魔族としての位も高く、大領主も多い。対して、大魔王派閥の魔族はほとんどが新興の勢力で、貧乏なヤツらばかりだわ。古い魔族でも、ローデシア様の暗黒騎士族ぐらいなものね。これがどういうことかわかる?」
「……な、なるほど。例え大魔王派閥の間で売れたとしても、行き詰まりは目に見えているということですね」
「その通りよ。商売というのは、如何に市場規模を精査するかで決まるの。暗黒大陸の連中が、如何に頑張ったところで魔族のほとんどが他種族を嫌っている以上、今のブームは結局一過性のものに過ぎないのよ」
ザイリアは不敵に笑うのだった。
◆◇◆◇◆ ダイチ Side ◆◇◆◇◆
シードラが自分の領地へ帰ったのと入れ替わるように、再び暗黒大陸に客人がやって来た。
毛深く巨大な体を持つトロル族。
もう1つはつるりとした頭を持つシーモンク族――日本でいうところの海坊主というヤツだ。
この2つの種族には、すでに1度接触を図っている。
デスエヴィルと違い、丁寧に返信の手紙を送ってきた種族だ。
その内の1つであるトロル族は、偶然にも俺もよく知る魔族だった。
「ゴメス、久しぶりだな」
「お久しぶり、です。大、魔王、さま」
舌っ足らずな感じで、ゴメスは俺に挨拶をする。
「大魔王様のお知り合いですか?」
ルナが尋ねる。
俺と違って、ゴメスは巨漢だ。
こんな大きな魔族と知り合いであることが、不思議でならないのだろう。
「ああ。俺が魔王城に住んでいた時、魔王城の見回りをしてたトロル族の1体さ。俺、魔王城で畑もやってたから、よくゴメスも手伝ってくれたんだ」
「そうだったのですか? よろしくお願いしますね、ゴメスさん」
「よ、よろしく」
ルナは手を差し出す。
そこにゴメスは指をちょんと当てた。
ゴメスの顔は真っ赤だ。めっちゃ照れてる。
女の子に免疫がないのは相変わらずらしい。
「そうか。トロル族から手紙が来るなんて驚いたけど、あれはゴメスが書いたんだな」
見ての通り、トロル族はどっちかというと、知能が低い種族だ。
だけど、ゴメスはとても頑張り屋のトロルで、時間はかかったものの、俺が魔王城にいる間に文字を書けるようになったのである。
「大、魔王様に、手紙、書かない、失礼」
「ありがとう。嬉しかったよ」
「ごほん……」
咳払いをしたのは、横にいるシーモンク族だ。
こちらは、はっきり言って覚えていない。
シーモンク族って、みんなほとんど同じ顔をしているから、見分けが付かないのだ。
「えっと……」
「シーモンク族のブーデンと申します」
「悪いな。こっちだけで盛り上がってしまって」
「いえ。拙僧どもは心が広い魔族ゆえ」
自分で心が広いと言っちゃうのは、心が広くないのでは……?
「それで2人ともどう言った用件かな?」
俺はまず1人ずつ事情を話してもらった。
だが、面白いことに両種族が抱えている問題は一緒で、俺たちに求めるものも同じだった。
即ち、『宝石染め』の販売権だ。
その内容は、デスエヴィル族が出したものと比べれば、かなり真っ当な条件であった。 というか、シードラが行って来た条件が無茶苦茶なんだけどな。
実は、トロル族も、シーモンク族も1つの問題を抱えていた。
トロル族は農業。
シーモンク族は主に漁業が盛んだ。
共にいわゆる第一次産業が得意である一方、工芸品などの生産は不得手にしている。
農業や漁業自体は順調なのだが、閑散期――つまり農業ならば冬の時期、漁業であれば不漁が続いた時などでは、どうしても領地の収入が減ってしまう。
その点、工芸品は年中休みなく販売できるし、閑散期における貴重な収入にもなる。
こうした工芸品を作ったり、買い付けたいという思いは、両種族ともに昔からあったのだという。
そこで暗黒大陸の『宝石染め』に目を付けたのだ。
話を聞き終えて、俺は2つの条件を話した。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
6月15日に『魔物を狩るなと言われた最強ハンター、料理ギルドに転職する』という作品が刊行されます。
過剰な魔物保護団体から訴えられたことにより、ハンターギルドを追われることになったS級ハンターが、料理ギルドにて転職し、魔物を狩って美味しい料理を食べるお話になります。
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是非よろしくお願いします。
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