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2章
幕間Ⅱ ステノの場合
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「痛ッ!」
頭に何かが当たって、私は思わず悲鳴を上げた。
見ると、小さな小石が転がっている。
どうやら村の子どもが投げて遊んでいた石が、私の方に流れ弾となって当たったみたいだ。
「あれ? お姉ちゃんいたの?」
「ごめんなさい」
子どもたちはすぐに謝ってくれた。
私はぎこちない笑みを浮かべて返すのが精一杯だったけど、近くで見ていた村のおばさんが、子どもたちに向かって大声で怒鳴り散らしていた。
「あんたたち! 何をやってるんだい!!」
「ご、ごめんなさい」
「でも、そのお姉ちゃんがいるのがわからなくて」
「おのお姉ちゃん、影が薄いからわからないんだよ」
子どもたちは不満の矛先を私に向ける。
「やかましい! そもそも人様に石を投げてることが悪いんだよ!! あんたらで試してやろうか?」
おばさんは大きめの石を持ち上げる。
赤くなった顔を見て、子どもたちは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「まったく……。大丈夫かい?」
後にカーチャと名付けられるおばさんは、私の頭を覗き見て、怪我がないか確認してくれた。
「だ、大丈夫だと思う」
「全く……。人に向かって小石をぶつけるなんて」
「仕方ないよ。私、影薄いから」
「そんなことないよ。あんたはちゃんとすれば、綺麗な女の子になるんだから」
「き、綺麗なんてそんな……」
昔から影が薄いと言われてきた。
さっきのようなことはしょっちゅうで、目の前で話しかけても気付いてもらえないこともある。
気にかけてくれるのは、村の中でカーチャさんだけだった。
両親を早くに亡くし、兄姉も飢えと病気で亡くした。
1人ぼっちだった私を村の人たちは協力し合いながら、育ててくれた。
若い娘は生かせ、とブラムゴン様に言われていたからだ。
でも、私が屋敷に連れていかれることはなかった。
私の影が薄いからだろう。
他の娘が連れていかれても、誰も私を責めることはしなかった。
それも私が影が薄いからだ。
皮肉にも、この影の薄さが、私を守ってくれていた。
でも、複雑だった。
本当にそれでいいのかと……。
私ばかり助かって、それでいいのかと、何度も自分で問いただした。
最後に思うのは、1つの結論だ。
消えてしまいたい……。
本当に影が薄いのなら、いっそ消えてしまいたい。
そういう気持ちを、私はずっと抱えて生きてきた。
「どうしたんだい? ぼうっとして」
「え? いや、何でもありません」
私は首を振る。
すると、村の中心が騒がしいことに気付いた。
人が集まって、何かしている。
「あれは?」
「この大陸にやってきた大魔王様だよ。村のみんなに名前を与えたいんだと」
「名前?」
「ああ。後で私も付けてもらおうかね。あんたもどうだい? ずっとあんたってのは、なんか嫌だろ?」
「私は……いいかな…………」
「どうして?」
「お水、私が代わりに汲んでくるね。おばさんは、名前を付けてもらって」
私はおばさんが手に持っていた桶を奪うと、沢の方へ走り出す。
「ちょ! 沢の周りは一昨日の雨で地盤が緩んでるんだ。危ないよ」
おばさんの忠告を無視して、私は走り続けた。
たどり着いたのは、沢ではない。
私がやって来たのは、切り立った崖の上だ。
下は川になっていて、一昨日の雨の影響からか、まだ増水していた。
ゴオオオ、と勢いある川音を聞きながら、私はしゃがむ。
ここは私のお気に入りの場所だ。
村のみんなも知らない。
だから、誰もいない。
落ち着く……。
誰もいないってわかるから。
誰かがいることに焦る必要がないから。
今、ここにいるのは、私1人だけだ。
このまま消えてなくならないだろうか。
人がいないところは落ち着くけど、変なことばかり頭によぎってしまう。
でも、きっとその方が村のみんなのためになるような気がするから。
なら、いっそ――――。
私は崖下を覗き込む。
増水した川の白い飛沫が見えた。
きっと今なら……。
『村のみんなに名前を与えたいんだと』
ふとおばさんの言葉を聞いて、私は覗き込むのをやめた。
名前……。
いらないって思ったけど。
私に名前が付いたら、みんな覚えてくれるだろうか。
いや、そんなことはない。
名前を付けられたぐらいで。
でも――――。
グラッ……。
その時、私の身体は傾いた。
いや、私が傾いたんじゃない。
立っている足場が崩れたのだ。
「あっ……」
声を上げた時には、私は中空に放り出されていた。
下は激流の川だ。
高さもある。
きっと助からない。
頭に走馬燈が蘇る。
育ててくれた村の人たちの顔が浮かんだ。
けれど、誰も私のことを悲しんだりしないだろう。
私が死んでも誰も気付かないと思うから。
落下しながら、私は死に身を委ねた。
パシッ!!
突然、私は手を掴まれた。
顔と瞼を上げると、知らない男の人の顔があった。
いや、知らないわけじゃない。
ちらっとだけど、私は見た。
村の中心にいた男の人だ。
この人が、村に来た大魔王様なのだろう。
びっくりしたのは、その顔立ちや体型が、私とそう変わらないということだ。
「大丈夫か、ステノ!!」
「すて…………の…………」
「ああ、ごめん。君に付けようと思っていた名前だよ」
「私の名前……」
「君は村の中で影が薄いそうだね。だから、この名前を付けようと――――」
そう言って、大魔王様は名前の意味を教えてくれる。
けれど、何を言っているかわからなかった。
いや、もっとわからなかったのは、大魔王様が何故私がここにいるか知っていたのかということだ。
「あんたの行動範囲なんてお見通しだよ」
大魔王様の横から顔を出したのは、おばさんだった。
「わしらもおるぞ」
「俺も」
「わいも」
「「「ぼくたちも」」」
次々と村の人たちが現れる。
私の手を掴む大魔王様を横から支えていたのだ。
その後、私は救出される。
「どうして……。みんな…………」
「もうみなさん、誰も失いたくないって思ったからですよ」
と言ったのは、ルナと名付けられて村に戻ってきた女の子だった。
「カーチャに頼まれたんだ、君のこと」
「カーチャ?」
「あたしのことさ」
おばさんは胸を張る。
「それにステノ……。きっと君はこれからの村にとって、なくてはならない人間になるはずなんだ」
「私がなくてはならない?」
「ああ。そうだ。君の影が薄いというのは、たぶん才能だ。俺は君の才能をもっと伸ばしたいと思ってる。君が嫌なら仕方ないけど……でも、是非俺の――いや、村の力になってほしい!」
「村の力……?」
本当にそんなことができるのだろうか。
信じられない。
でも、この大魔王様の目は、全くうそを言っているように思えない。
吸い込まれそうなほど、純粋な瞳だった。
こくっ……。
私は頷いた。
こんな私が村のために、誰かのためになるなら。
この目の前の人が私の可能性を信じて疑わないと言うなら。
私は大魔王様を信じてみようと思う。
「ありがとう、ステノ。じゃあ――――」
大魔王様はそっと私の頭に手を当てた。
思ったよりも柔らかく、優しげだ。
そう言えば、こうして男の人に頭を触れられたのは初めての経験だった。
なんかちょっと照れてしまう。
「ステノ、いいか?」
「あ、はい」
「じゃあ――――」
【言霊】――――ステノ!
光が輝き、やがて収束する。
奇跡を見た私の前に現れたのは、ステータスと呼ばれる数値だった。
名前 : ステノ
レベル : 1/80
力 : 4
魔力 : 6
体力 : 9
素早さ : 12
耐久力 : 5
ジョブ : なし
スキル : 気配遮断LV1
「ジョブはなさそうですね」
一緒に見ながら、ルナは少し肩を落とした。
だけど、大魔王様は違った。
突如、私を抱きしめたのだ。
「え?」
なになになに?
一体、何が起こってるの???
どういう状況?
なんで私、大魔王様に抱きしめられているの?
訳がわからない。
でも、嫌ではなかった。
久しぶりの人の温もりだった。
感じる。
人の柔らかいところと、硬いところがわかる。
不思議だ。
抱きしめられているのに、人の肌を通して自分を取り戻していく。
ステノと名付けられた私の感覚が戻っていくようだった。
「すごい! すごいよ、ステノ!」
「え? あ? は、はあ……」
「君のスキルは俺がもっとも欲しかったスキルなんだ」
「ほしかった……」
「これがあれば、君が村の人たちを守ることができる」
「私が……村の人を…………。それ本当ですか!?」
「ああ……」
やはり大魔王様の目は嘘を言っていない。
私の能力を信じて疑わなかった。
気付いた時には、私は涙を流していた。
これでようやく私を助けてくれた村のみんなに恩返しができる。
そう思ったからだ。
棚ぼたかもしれない。
実際、大魔王様に会わなければ、私は死んでいた。
たぶん、もっと迷惑をかけていたかもしれない。
なら尚更、私は大魔王様に期待に応えなければならないんだ。
「あの……。名前を教えて下さい」
「ん? 俺は久方ダイチ。ダイチって呼んでくれ」
私は誓う。強くなる、と。
育ててくれた村のためにも。
気にかけてくれたカーチャさんのためにも。
そして、チャンスをくれた大魔王様に、私を見てもらうためにも……。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
次回は「幕間 ルナの目標」をお送りします。
一章の最後に付け足すので、お間違いなく。
頭に何かが当たって、私は思わず悲鳴を上げた。
見ると、小さな小石が転がっている。
どうやら村の子どもが投げて遊んでいた石が、私の方に流れ弾となって当たったみたいだ。
「あれ? お姉ちゃんいたの?」
「ごめんなさい」
子どもたちはすぐに謝ってくれた。
私はぎこちない笑みを浮かべて返すのが精一杯だったけど、近くで見ていた村のおばさんが、子どもたちに向かって大声で怒鳴り散らしていた。
「あんたたち! 何をやってるんだい!!」
「ご、ごめんなさい」
「でも、そのお姉ちゃんがいるのがわからなくて」
「おのお姉ちゃん、影が薄いからわからないんだよ」
子どもたちは不満の矛先を私に向ける。
「やかましい! そもそも人様に石を投げてることが悪いんだよ!! あんたらで試してやろうか?」
おばさんは大きめの石を持ち上げる。
赤くなった顔を見て、子どもたちは蜘蛛の子を散らすように逃げていった。
「まったく……。大丈夫かい?」
後にカーチャと名付けられるおばさんは、私の頭を覗き見て、怪我がないか確認してくれた。
「だ、大丈夫だと思う」
「全く……。人に向かって小石をぶつけるなんて」
「仕方ないよ。私、影薄いから」
「そんなことないよ。あんたはちゃんとすれば、綺麗な女の子になるんだから」
「き、綺麗なんてそんな……」
昔から影が薄いと言われてきた。
さっきのようなことはしょっちゅうで、目の前で話しかけても気付いてもらえないこともある。
気にかけてくれるのは、村の中でカーチャさんだけだった。
両親を早くに亡くし、兄姉も飢えと病気で亡くした。
1人ぼっちだった私を村の人たちは協力し合いながら、育ててくれた。
若い娘は生かせ、とブラムゴン様に言われていたからだ。
でも、私が屋敷に連れていかれることはなかった。
私の影が薄いからだろう。
他の娘が連れていかれても、誰も私を責めることはしなかった。
それも私が影が薄いからだ。
皮肉にも、この影の薄さが、私を守ってくれていた。
でも、複雑だった。
本当にそれでいいのかと……。
私ばかり助かって、それでいいのかと、何度も自分で問いただした。
最後に思うのは、1つの結論だ。
消えてしまいたい……。
本当に影が薄いのなら、いっそ消えてしまいたい。
そういう気持ちを、私はずっと抱えて生きてきた。
「どうしたんだい? ぼうっとして」
「え? いや、何でもありません」
私は首を振る。
すると、村の中心が騒がしいことに気付いた。
人が集まって、何かしている。
「あれは?」
「この大陸にやってきた大魔王様だよ。村のみんなに名前を与えたいんだと」
「名前?」
「ああ。後で私も付けてもらおうかね。あんたもどうだい? ずっとあんたってのは、なんか嫌だろ?」
「私は……いいかな…………」
「どうして?」
「お水、私が代わりに汲んでくるね。おばさんは、名前を付けてもらって」
私はおばさんが手に持っていた桶を奪うと、沢の方へ走り出す。
「ちょ! 沢の周りは一昨日の雨で地盤が緩んでるんだ。危ないよ」
おばさんの忠告を無視して、私は走り続けた。
たどり着いたのは、沢ではない。
私がやって来たのは、切り立った崖の上だ。
下は川になっていて、一昨日の雨の影響からか、まだ増水していた。
ゴオオオ、と勢いある川音を聞きながら、私はしゃがむ。
ここは私のお気に入りの場所だ。
村のみんなも知らない。
だから、誰もいない。
落ち着く……。
誰もいないってわかるから。
誰かがいることに焦る必要がないから。
今、ここにいるのは、私1人だけだ。
このまま消えてなくならないだろうか。
人がいないところは落ち着くけど、変なことばかり頭によぎってしまう。
でも、きっとその方が村のみんなのためになるような気がするから。
なら、いっそ――――。
私は崖下を覗き込む。
増水した川の白い飛沫が見えた。
きっと今なら……。
『村のみんなに名前を与えたいんだと』
ふとおばさんの言葉を聞いて、私は覗き込むのをやめた。
名前……。
いらないって思ったけど。
私に名前が付いたら、みんな覚えてくれるだろうか。
いや、そんなことはない。
名前を付けられたぐらいで。
でも――――。
グラッ……。
その時、私の身体は傾いた。
いや、私が傾いたんじゃない。
立っている足場が崩れたのだ。
「あっ……」
声を上げた時には、私は中空に放り出されていた。
下は激流の川だ。
高さもある。
きっと助からない。
頭に走馬燈が蘇る。
育ててくれた村の人たちの顔が浮かんだ。
けれど、誰も私のことを悲しんだりしないだろう。
私が死んでも誰も気付かないと思うから。
落下しながら、私は死に身を委ねた。
パシッ!!
突然、私は手を掴まれた。
顔と瞼を上げると、知らない男の人の顔があった。
いや、知らないわけじゃない。
ちらっとだけど、私は見た。
村の中心にいた男の人だ。
この人が、村に来た大魔王様なのだろう。
びっくりしたのは、その顔立ちや体型が、私とそう変わらないということだ。
「大丈夫か、ステノ!!」
「すて…………の…………」
「ああ、ごめん。君に付けようと思っていた名前だよ」
「私の名前……」
「君は村の中で影が薄いそうだね。だから、この名前を付けようと――――」
そう言って、大魔王様は名前の意味を教えてくれる。
けれど、何を言っているかわからなかった。
いや、もっとわからなかったのは、大魔王様が何故私がここにいるか知っていたのかということだ。
「あんたの行動範囲なんてお見通しだよ」
大魔王様の横から顔を出したのは、おばさんだった。
「わしらもおるぞ」
「俺も」
「わいも」
「「「ぼくたちも」」」
次々と村の人たちが現れる。
私の手を掴む大魔王様を横から支えていたのだ。
その後、私は救出される。
「どうして……。みんな…………」
「もうみなさん、誰も失いたくないって思ったからですよ」
と言ったのは、ルナと名付けられて村に戻ってきた女の子だった。
「カーチャに頼まれたんだ、君のこと」
「カーチャ?」
「あたしのことさ」
おばさんは胸を張る。
「それにステノ……。きっと君はこれからの村にとって、なくてはならない人間になるはずなんだ」
「私がなくてはならない?」
「ああ。そうだ。君の影が薄いというのは、たぶん才能だ。俺は君の才能をもっと伸ばしたいと思ってる。君が嫌なら仕方ないけど……でも、是非俺の――いや、村の力になってほしい!」
「村の力……?」
本当にそんなことができるのだろうか。
信じられない。
でも、この大魔王様の目は、全くうそを言っているように思えない。
吸い込まれそうなほど、純粋な瞳だった。
こくっ……。
私は頷いた。
こんな私が村のために、誰かのためになるなら。
この目の前の人が私の可能性を信じて疑わないと言うなら。
私は大魔王様を信じてみようと思う。
「ありがとう、ステノ。じゃあ――――」
大魔王様はそっと私の頭に手を当てた。
思ったよりも柔らかく、優しげだ。
そう言えば、こうして男の人に頭を触れられたのは初めての経験だった。
なんかちょっと照れてしまう。
「ステノ、いいか?」
「あ、はい」
「じゃあ――――」
【言霊】――――ステノ!
光が輝き、やがて収束する。
奇跡を見た私の前に現れたのは、ステータスと呼ばれる数値だった。
名前 : ステノ
レベル : 1/80
力 : 4
魔力 : 6
体力 : 9
素早さ : 12
耐久力 : 5
ジョブ : なし
スキル : 気配遮断LV1
「ジョブはなさそうですね」
一緒に見ながら、ルナは少し肩を落とした。
だけど、大魔王様は違った。
突如、私を抱きしめたのだ。
「え?」
なになになに?
一体、何が起こってるの???
どういう状況?
なんで私、大魔王様に抱きしめられているの?
訳がわからない。
でも、嫌ではなかった。
久しぶりの人の温もりだった。
感じる。
人の柔らかいところと、硬いところがわかる。
不思議だ。
抱きしめられているのに、人の肌を通して自分を取り戻していく。
ステノと名付けられた私の感覚が戻っていくようだった。
「すごい! すごいよ、ステノ!」
「え? あ? は、はあ……」
「君のスキルは俺がもっとも欲しかったスキルなんだ」
「ほしかった……」
「これがあれば、君が村の人たちを守ることができる」
「私が……村の人を…………。それ本当ですか!?」
「ああ……」
やはり大魔王様の目は嘘を言っていない。
私の能力を信じて疑わなかった。
気付いた時には、私は涙を流していた。
これでようやく私を助けてくれた村のみんなに恩返しができる。
そう思ったからだ。
棚ぼたかもしれない。
実際、大魔王様に会わなければ、私は死んでいた。
たぶん、もっと迷惑をかけていたかもしれない。
なら尚更、私は大魔王様に期待に応えなければならないんだ。
「あの……。名前を教えて下さい」
「ん? 俺は久方ダイチ。ダイチって呼んでくれ」
私は誓う。強くなる、と。
育ててくれた村のためにも。
気にかけてくれたカーチャさんのためにも。
そして、チャンスをくれた大魔王様に、私を見てもらうためにも……。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
次回は「幕間 ルナの目標」をお送りします。
一章の最後に付け足すので、お間違いなく。
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