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1st season 第二章
035 ラティアの冒険
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チャポンッ スー スーッ キュ スー チャポン
「カイン様。シリアさん、頑張ってるいようですね?」
「うん。この数日の練習で、それなりに形になってきたかな」
「そろそろ好きになってしまわれましたか?」
「・・・正直なところ、俺くらいの年頃の男としてなら、充分なくらい好きになってる自覚あります。でも、やっぱり・・・無理ですね」
「のんびりしてたら取られちゃうかも知れませんよ?」
「・・・それが一番怖くて。怖いからこそ・・・待ってるのかも。人間って悪夢を見ますよね?あれって、心の中に恐怖があると不安で眠れないから、悪夢という形で実現する事で、不安を取り除いて眠れるようにするしくみなんだそうです」
スーッ チャポンッ
「カイン様、私も主人に捨てられた身ですから・・・少し、わかります」
「ラティアさん・・・それなのに何故シリアを側に置こうと?」
「・・・カイン様がシリアさんの胸やお尻をチラチラ覗いているのを目にすると、確かにちょっと思うところはあります」
「・・・すみません」
「でも、私とだけと過ごすようになったら、カイン様はきっとダメになる。そうなったら私は自分が許せません」
「ラティアさん・・・」
「私がもっとカイン様に見て貰えるよう努力すれば大丈夫です。だから・・・ちょっと努力してみました」
パサリ
カインが振り返ると、淫魔でもかくやといった妖艶なランジェリーを纏ったラティアが頬を染めていた。
漆黒と深緑でレースに編まれた三角形のちいさなエプロン。
一番上の頂点は、隷属をあらわす布の首輪から、一本のヒモで首元に吊り下げされており、二本の上辺が豊かなバストを半ばから斜めに覆っている。
下辺はちいさな臍の数センチ上を水平に走り、背中側で細いヒモに結わえられている。
伸縮性のあるそのレースはラティアの細い身体にピタリと張り付いており、編み間から桜色の突起をチラチラとのぞかせる。
尾てい骨の少し上で交差する三本の紐、二本は水平に腰回りを這って前面へと向かい、一本は均整のとれたヒップを分かつように、垂直に谷間を走っている。
その三本の紐が再び交差するのはラティアの秘部。
そのクレパスを辛うじて覆えるだろうかという、小さな逆三角の三つの頂点に縫いどめられている。
ピンヒールを履いた真っ直ぐな脚は、黒いストッキングで太ももの半ばまでを覆われていた。
この美しい女性の肌に触れたい。
その中に深く入り込んで精を注ぎたい。
吸い寄せられるように歩み寄るカインをラティアは手で制した。
「カイン様、まだ洗い終わっていませんよ?まずは目でお愉しみください」
いつもよりもゆっくりと、焦らすように時間をかけて、全身をくまなく洗うラティア。
その腕が動けば三角に収まりきらぬ双丘がむにゅりと歪み、片膝をつけば小さな布がクレパスへと埋没してゆく。
もはや天を突くオスの先端からは、糸を引く透明な粘液が滴り落ちている。
「あらカイン様、触れてもいないのにこんなに硬くして・・・」
イタズラに成功した少女がクスリと微笑むように、ラティアがパクリとそれを含んだ。
「うっ、ラティア、だめだっ」
暖かく、柔らかな舌が押し付けられると、それだけでびゅるびゅるとカインは射精した。
少し驚いた顔で見上げたラティアは、抑えつけるカインの腕に逆らう事無く、口の中で優しくカインを愛撫した。
頭を掴むカインの手から力が抜けると、濡れた唇をゆっくりと縦に開く。
ドロリと白く濁る体液。
自らが放ったばかりのソレを口いっぱいに受け止めた牝が、喉の奥に飲み込む様を見つめながら見せてくれる。
言葉にしてみれば実に陳腐な、愛という無形の存在をカインはひしひしと感じた。
ゆっくりと立ち上がったラティアはカインの首に腕を絡め、悪戯めいた顔で言葉を告げる。
「カイン様、私の身体にそんなに興奮してしまいました?」
果てだばかりの肉棒がムクリと首をもたげる。
「ラティアさんごめんっ、今日は優しく出来そうにないっ」
両手で尻を鷲掴みにすると、グイと持ち上げて深く貫く。
「っんあ・・・私の躰はカイン様のもの。どうぞお好きなようにお使い下さい」
ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ
しがみつくように抱えられたラティア、ポタポタと雫が床を濡らす。
夢中で腰を振るカイン、快楽に歪んだその顔をラティアの舌が這う。
慈しむような眼差しをカインに向けたラティアが、首筋に噛み付くと、そのままべろべろと舐め回す。
「っうぐ」
堪らず果てそうになったカインは必死に射精をこらえ、ラティアをベッドに放り出す。
エプロンからぶるんっと溢た豊かなバストが、吊り上げる布にみっともなく押し広げられると、獣のようにカインがむしゃぶりついた。
「あんっ」
乳房の先端の尖り、カインの舌がソレを舐め回すと、ラティアの躰を甘い快楽が奔る。
射精衝動をなんとか抑えこんだカインはラティアをうつ伏せに転がし、そのままベッドの端まで引きずり戻す。
上体はベッドに乗せたまま、脚を床に降ろしたラティアの尻を高く突き出させる。
完璧な曲線を描くヒップの中央を一本の黒い紐が走り、紐では隠し切れない小さな蕾がヒクヒクと艶めかしさを放つ。
両手でその尻を左右に押し広げると、蕾の下でびしょびしょになった蜜壺にねじ込む。
「っんひぃ」
追い討ちに、溢れ出る愛液を親指に擦り付けると、ゆっくりと蕾の中に押し込んだ。
「あっ あっ あー」
尻穴の中に深く入りこんだ親指と、残りの掌で尻を鷲摑みにすると、もはやラティアは身動きがとれない。
左手で尻を撫で回しながら、ゆっくりとペニスを前後させる。
「っんふ~ っふ~ っんふー」
その動きに合わせ、ラティアの口から堪えるような、吐き出すような、言葉にならない嬌声が漏れる。
ラティアの躰に押しつぶされた乳袋が、だらしなく背からはみ出し、シーツの上でむにゅむにゅと捻れる。
「うっ・・・ラティア、たまらない・・・出すよ・・・っんうっっっん」
びゅるっ びゅるるる びゅるるっ びゅーっ
その淫猥な光景に、カインは二度目の射精をこらえる事ができなかった。
「ぜぇっ ぜぇ ぜぇっ ぜぇ」
その夜、幾度もラティアを貪ったカインは、精が尽き、その身を猛らせる事が出来なくなってもなお、ラティアを手放そうとしなかった。
オスの腕に囚われたラティアもまた、潤んだ瞳に幸福を滲ませていた。
「カイン様。シリアさん、頑張ってるいようですね?」
「うん。この数日の練習で、それなりに形になってきたかな」
「そろそろ好きになってしまわれましたか?」
「・・・正直なところ、俺くらいの年頃の男としてなら、充分なくらい好きになってる自覚あります。でも、やっぱり・・・無理ですね」
「のんびりしてたら取られちゃうかも知れませんよ?」
「・・・それが一番怖くて。怖いからこそ・・・待ってるのかも。人間って悪夢を見ますよね?あれって、心の中に恐怖があると不安で眠れないから、悪夢という形で実現する事で、不安を取り除いて眠れるようにするしくみなんだそうです」
スーッ チャポンッ
「カイン様、私も主人に捨てられた身ですから・・・少し、わかります」
「ラティアさん・・・それなのに何故シリアを側に置こうと?」
「・・・カイン様がシリアさんの胸やお尻をチラチラ覗いているのを目にすると、確かにちょっと思うところはあります」
「・・・すみません」
「でも、私とだけと過ごすようになったら、カイン様はきっとダメになる。そうなったら私は自分が許せません」
「ラティアさん・・・」
「私がもっとカイン様に見て貰えるよう努力すれば大丈夫です。だから・・・ちょっと努力してみました」
パサリ
カインが振り返ると、淫魔でもかくやといった妖艶なランジェリーを纏ったラティアが頬を染めていた。
漆黒と深緑でレースに編まれた三角形のちいさなエプロン。
一番上の頂点は、隷属をあらわす布の首輪から、一本のヒモで首元に吊り下げされており、二本の上辺が豊かなバストを半ばから斜めに覆っている。
下辺はちいさな臍の数センチ上を水平に走り、背中側で細いヒモに結わえられている。
伸縮性のあるそのレースはラティアの細い身体にピタリと張り付いており、編み間から桜色の突起をチラチラとのぞかせる。
尾てい骨の少し上で交差する三本の紐、二本は水平に腰回りを這って前面へと向かい、一本は均整のとれたヒップを分かつように、垂直に谷間を走っている。
その三本の紐が再び交差するのはラティアの秘部。
そのクレパスを辛うじて覆えるだろうかという、小さな逆三角の三つの頂点に縫いどめられている。
ピンヒールを履いた真っ直ぐな脚は、黒いストッキングで太ももの半ばまでを覆われていた。
この美しい女性の肌に触れたい。
その中に深く入り込んで精を注ぎたい。
吸い寄せられるように歩み寄るカインをラティアは手で制した。
「カイン様、まだ洗い終わっていませんよ?まずは目でお愉しみください」
いつもよりもゆっくりと、焦らすように時間をかけて、全身をくまなく洗うラティア。
その腕が動けば三角に収まりきらぬ双丘がむにゅりと歪み、片膝をつけば小さな布がクレパスへと埋没してゆく。
もはや天を突くオスの先端からは、糸を引く透明な粘液が滴り落ちている。
「あらカイン様、触れてもいないのにこんなに硬くして・・・」
イタズラに成功した少女がクスリと微笑むように、ラティアがパクリとそれを含んだ。
「うっ、ラティア、だめだっ」
暖かく、柔らかな舌が押し付けられると、それだけでびゅるびゅるとカインは射精した。
少し驚いた顔で見上げたラティアは、抑えつけるカインの腕に逆らう事無く、口の中で優しくカインを愛撫した。
頭を掴むカインの手から力が抜けると、濡れた唇をゆっくりと縦に開く。
ドロリと白く濁る体液。
自らが放ったばかりのソレを口いっぱいに受け止めた牝が、喉の奥に飲み込む様を見つめながら見せてくれる。
言葉にしてみれば実に陳腐な、愛という無形の存在をカインはひしひしと感じた。
ゆっくりと立ち上がったラティアはカインの首に腕を絡め、悪戯めいた顔で言葉を告げる。
「カイン様、私の身体にそんなに興奮してしまいました?」
果てだばかりの肉棒がムクリと首をもたげる。
「ラティアさんごめんっ、今日は優しく出来そうにないっ」
両手で尻を鷲掴みにすると、グイと持ち上げて深く貫く。
「っんあ・・・私の躰はカイン様のもの。どうぞお好きなようにお使い下さい」
ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ ぐちゅ
しがみつくように抱えられたラティア、ポタポタと雫が床を濡らす。
夢中で腰を振るカイン、快楽に歪んだその顔をラティアの舌が這う。
慈しむような眼差しをカインに向けたラティアが、首筋に噛み付くと、そのままべろべろと舐め回す。
「っうぐ」
堪らず果てそうになったカインは必死に射精をこらえ、ラティアをベッドに放り出す。
エプロンからぶるんっと溢た豊かなバストが、吊り上げる布にみっともなく押し広げられると、獣のようにカインがむしゃぶりついた。
「あんっ」
乳房の先端の尖り、カインの舌がソレを舐め回すと、ラティアの躰を甘い快楽が奔る。
射精衝動をなんとか抑えこんだカインはラティアをうつ伏せに転がし、そのままベッドの端まで引きずり戻す。
上体はベッドに乗せたまま、脚を床に降ろしたラティアの尻を高く突き出させる。
完璧な曲線を描くヒップの中央を一本の黒い紐が走り、紐では隠し切れない小さな蕾がヒクヒクと艶めかしさを放つ。
両手でその尻を左右に押し広げると、蕾の下でびしょびしょになった蜜壺にねじ込む。
「っんひぃ」
追い討ちに、溢れ出る愛液を親指に擦り付けると、ゆっくりと蕾の中に押し込んだ。
「あっ あっ あー」
尻穴の中に深く入りこんだ親指と、残りの掌で尻を鷲摑みにすると、もはやラティアは身動きがとれない。
左手で尻を撫で回しながら、ゆっくりとペニスを前後させる。
「っんふ~ っふ~ っんふー」
その動きに合わせ、ラティアの口から堪えるような、吐き出すような、言葉にならない嬌声が漏れる。
ラティアの躰に押しつぶされた乳袋が、だらしなく背からはみ出し、シーツの上でむにゅむにゅと捻れる。
「うっ・・・ラティア、たまらない・・・出すよ・・・っんうっっっん」
びゅるっ びゅるるる びゅるるっ びゅーっ
その淫猥な光景に、カインは二度目の射精をこらえる事ができなかった。
「ぜぇっ ぜぇ ぜぇっ ぜぇ」
その夜、幾度もラティアを貪ったカインは、精が尽き、その身を猛らせる事が出来なくなってもなお、ラティアを手放そうとしなかった。
オスの腕に囚われたラティアもまた、潤んだ瞳に幸福を滲ませていた。
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