34 / 43
33 合宿初夜の巻
しおりを挟む
「えと、私も何がどうなるのか良くわかっていませんが、色々とご迷惑お掛けしますっ!」
翌日の放課後、我が家のダイニングでは、陽子さんに挨拶する日野の姿があった。
「いえいえ、なんのお構いもしませんが、どっちの家も、好きに使ってね?」
「はい、お世話になりますっ!」
「今日は陽子さんが居るから、晩飯も期待していい。母さんしかいない日は自分達で作んないと酷い目に会う」
「もう、健人くん?ホントの事でも名誉毀損って成立しちゃうのよ?」
「知ってる。未成年だから訴えられたら親父が責任取るし。んじゃ取り敢えず部屋行って荷物置こう。勉強は・・・リコんちのダイニング使うか」
パタパタと階段を上がり、俺の部屋へ三人で入る。
「ここ、俺の部屋で、あっちがリコの部屋な。寝るのはリコの部屋に布団敷けばいい」
「うぉっ!?ほんとに真向かいっすわ!」
「あーリコ、日野もここから出入りさせていいか?っていうかダメって言い難いだろうけど、立場が逆だったら、俺は100%断わる自信がある。すまんっ!」
「うんっ!いいよっ!日野さんは特別!」
「えーっと、ありがと・・・ちょい、きまずい・・・っていうか写メっていい?クラス部屋に自慢したい!」
「リコ、いいか?」
「うんっ!大歓迎だよっ!」
「じゃっ!松橋さん、自分の部屋からこっちに手振ってくれる?」
カラカラカラ てとてとてとてと カラカラカラ 「いいよー!」
カシャ
[日野] スクープ!!!伝説の幼馴染設定ここに極まるっ!!!向かいの部屋は彼女の部屋っ!!! in 榊ルームなうっ!!!
※添付画像:窓越しに手を振るリコ
[川崎] なん・・・だ・・・と?
[五十嵐] それ、写ってんの、二組のいいんちょ?
[西郷] まじでそんなんあるんだ!?
[笹村] ちょいまち。ってことは今、凛子って、鬼畜ぼっちの部屋にいんの???ヤバくないっ?
[日野] うむ。エロ本はこれから探すっ!
[西郷] っていうかこれ、普通に同棲と変わんなくない?
[日野] 同棲っていうか既に一家?松橋さんのお母さん、普通に榊んちで晩御飯作ってたよ。
[川崎] 松橋さんに付き纏ってた二組のチャラ男、むちゃくちゃピエロっすねー
おっ?川崎、いい仕事してんな?あとで午後ティーおごってやろう。
「日野って普通にクラスチャット入ってんのな・・・そして俺、やっぱ鬼畜ぼっちなの?」
「アダ名までつけてもらって、人気者だなヲイ」
「はぁー、まぁいいや、あっち行くぞ」
#####
ケンタの部屋にわたし以外がいるなんて、たぶん中学の時以来だ。
高校生になってからの私達って、ほんと、ずっと二人っきりだったんだなぁ・・・。
「俺、下行ってっから、着替えちゃえば?」
「うん、そうするー」
わたしの部屋を素通りして、ケンタがダイニングに降りていく。
「うっわ、ほんと自分ち扱いなんだ!」
「ご飯はいつもあっちの家で食べるから、こっちの家はあんまり使ってないんだー。あっ、荷物適当に置いて?着替えちゃお」
日野さんは絶対ケンタの事が好き。
しかもキスまで、しちゃってる。
本当なら、絶対仲良くなんかなれない相手のはずなのに・・・嫌われちゃっても構わないって開き直ってるせいなのか、クラスの人達より気を使わないで居られる。
うん、正妻の余裕って事にしておこう。
「えっと、なんかごめんね?こんなのどんだけ図々しい奴ってわかってんだけど、気づいたらこんな話に・・・」
「ううん。わたし、日野さんの事は好きだよ。嫉妬もするけど。ケンタのやりたい事は一緒にやるって決めてるし、それに・・・卑怯な手で割り込んだの、わたしの方ってわかってるから・・・うん。だから、全部ひっくるめて、お互い様って事にしない?これまでも、これからも」
「なんつーか、松橋さん、ちょっとカッケー」
「ねっ?わたしたち、ほんとに友達になってみよーよ?そうしたら、奪い合うんじゃなく、分け合う感じになれるかも知れないし」
「あー、正直、自分がどうするつもりなのかもわかってないんだけど、宜しくお願いします」
「こちらこそ。じゃ、変な遠慮はもうナシにしよ?名前も呼び捨てでいいよね?」
「なんか、照れる。告白してるみたいじゃん?」
「えへへへっ。じゃ、凛子って呼ぶね?凛子も理子って呼んで!」
あれ?なんか変な方に話が進んだ。
「つーか二人とも、なんで突然名前呼びになってんの?」
「トモダチなった。つまり榊はもう用済みっ!」
「ズキンっ、そういう事いうなよ?割と本気で泣くぞ?」
「ふはははは。つーか榊も呼ぶか?名前?」
「んー、やめとく。なんか女子の事名前呼びにするのって、男子的には『俺、この女と名前呼びすっくらい仲いんだけど?』みたいに周囲に縄張り主張してる感じあるんだよ。なんかダサいじゃん?っていうか将来困るし」
「なんで困るの?」
「『日野弁護士っ!』って呼ぶべきシチュで『凛子弁護士っ!』とかゆっちゃったらカッコ悪いじゃん?」
「あー、榊って、本気でそこ、見据えてんのな?」
「当然だ。っていうか日野も見据えろ。ご両親にあんだけでかいこと、言ったんだ。実現できなかったらかっこ悪過ぎてしねる」
「あーい。まぁなんだ。マジ、がんばる」
交代で勉強教えて、ご飯を食べてまた勉強。
こんなに家で勉強したの、はじめてかも・・・。
「おっ?アイスがあるぞ!休憩すっか」
「うぃ~。つーかシンドイ。まじシンドイ」
「はははっ、夏休み中ほとんどこれで行くから、覚悟しとけ」
「まじすか・・・」
「因みにこれから俺達はそこでテレビを見る。日野は引き続き勉強だ」
「がーん!」
「安心しろ、音が聞こえても気が散らない奴だ。むしろ好きじゃない奴にとっては勉強の方がおもろいと思う。多少邪魔になるとは思うが、コレばっかりは譲れん!」
「あっ、そっか、今夜から山岳ステージだ!やった!やった!」
「つーか何みんの?」
「「ツール・ド・フランス!!!」」
ちょっと気になる、っていうすっげー気になってる男子の、その彼女の家で勉強させられてる。
しかも、二人はソファーでいちゃいちゃ。
嫌でも会話が耳に入るが、何話してんのか全然わかんねー。
「きたっ!きたっ!アホの子いけーっ!」
「うっわコレ最後まで行く気無いだろ?働きもんだなー」
「追えないっ!トーマス追えないっ!アタックきまったー!」
「ご歓談中のところすみません、ココ、全然わかんねー」
「今度ケンタだよー」
「うぃー。どれ、日野ちゃんは何がわからないのかなー?」
なんだこの榊?
むちゃくちゃ機嫌よくないか?
っていうかソレ、そんなおもろいの?
「おーっ?つーか、日野、無茶苦茶頑張ったな?今日予定してたとこ終わってんじゃん?エロいエロい」
「まじで?じゃあさ?私もちょっとソレ、見ちゃってもいい?」
「いいぞ。先は長い。スケジュールこなしたらのんびりしていい。よしっ、リコ!布教するぞ!」
「おー!」
うん。
勉強のがマシだった。
興味の無いスポーツの解説を延々と聞かされるって、しかも二人とも無茶苦茶嬉しそうで断れねーし!
はっ!まさか!私をサボらせない為の作戦っ!
っていうか、一緒に走ってる車のが速いじゃん?
なんでチャリで山のぼんの?Mなの?
でもまぁ、ここまで手放しではしゃぐコイツを見れたのはちょっと収穫。
また一つ、割り込めっこないって事も分かっちゃったけど。
つーかコイツと遊びに行くって、チャリで百キロとか走れないとダメらしいよ?
馬鹿でしょ!?
「よしっ、受験おわったら、凛子も自転車買おうよ!三人ローテ、やってみたかったんだー!」
「おっ、いいな!っていうか俺は七人くらいで回して、環七とか爆走してみたい!」
「楽しそー!凛子っ、楽しみだねっ!」
「おっ、おう・・・」
マジか?
翌日の放課後、我が家のダイニングでは、陽子さんに挨拶する日野の姿があった。
「いえいえ、なんのお構いもしませんが、どっちの家も、好きに使ってね?」
「はい、お世話になりますっ!」
「今日は陽子さんが居るから、晩飯も期待していい。母さんしかいない日は自分達で作んないと酷い目に会う」
「もう、健人くん?ホントの事でも名誉毀損って成立しちゃうのよ?」
「知ってる。未成年だから訴えられたら親父が責任取るし。んじゃ取り敢えず部屋行って荷物置こう。勉強は・・・リコんちのダイニング使うか」
パタパタと階段を上がり、俺の部屋へ三人で入る。
「ここ、俺の部屋で、あっちがリコの部屋な。寝るのはリコの部屋に布団敷けばいい」
「うぉっ!?ほんとに真向かいっすわ!」
「あーリコ、日野もここから出入りさせていいか?っていうかダメって言い難いだろうけど、立場が逆だったら、俺は100%断わる自信がある。すまんっ!」
「うんっ!いいよっ!日野さんは特別!」
「えーっと、ありがと・・・ちょい、きまずい・・・っていうか写メっていい?クラス部屋に自慢したい!」
「リコ、いいか?」
「うんっ!大歓迎だよっ!」
「じゃっ!松橋さん、自分の部屋からこっちに手振ってくれる?」
カラカラカラ てとてとてとてと カラカラカラ 「いいよー!」
カシャ
[日野] スクープ!!!伝説の幼馴染設定ここに極まるっ!!!向かいの部屋は彼女の部屋っ!!! in 榊ルームなうっ!!!
※添付画像:窓越しに手を振るリコ
[川崎] なん・・・だ・・・と?
[五十嵐] それ、写ってんの、二組のいいんちょ?
[西郷] まじでそんなんあるんだ!?
[笹村] ちょいまち。ってことは今、凛子って、鬼畜ぼっちの部屋にいんの???ヤバくないっ?
[日野] うむ。エロ本はこれから探すっ!
[西郷] っていうかこれ、普通に同棲と変わんなくない?
[日野] 同棲っていうか既に一家?松橋さんのお母さん、普通に榊んちで晩御飯作ってたよ。
[川崎] 松橋さんに付き纏ってた二組のチャラ男、むちゃくちゃピエロっすねー
おっ?川崎、いい仕事してんな?あとで午後ティーおごってやろう。
「日野って普通にクラスチャット入ってんのな・・・そして俺、やっぱ鬼畜ぼっちなの?」
「アダ名までつけてもらって、人気者だなヲイ」
「はぁー、まぁいいや、あっち行くぞ」
#####
ケンタの部屋にわたし以外がいるなんて、たぶん中学の時以来だ。
高校生になってからの私達って、ほんと、ずっと二人っきりだったんだなぁ・・・。
「俺、下行ってっから、着替えちゃえば?」
「うん、そうするー」
わたしの部屋を素通りして、ケンタがダイニングに降りていく。
「うっわ、ほんと自分ち扱いなんだ!」
「ご飯はいつもあっちの家で食べるから、こっちの家はあんまり使ってないんだー。あっ、荷物適当に置いて?着替えちゃお」
日野さんは絶対ケンタの事が好き。
しかもキスまで、しちゃってる。
本当なら、絶対仲良くなんかなれない相手のはずなのに・・・嫌われちゃっても構わないって開き直ってるせいなのか、クラスの人達より気を使わないで居られる。
うん、正妻の余裕って事にしておこう。
「えっと、なんかごめんね?こんなのどんだけ図々しい奴ってわかってんだけど、気づいたらこんな話に・・・」
「ううん。わたし、日野さんの事は好きだよ。嫉妬もするけど。ケンタのやりたい事は一緒にやるって決めてるし、それに・・・卑怯な手で割り込んだの、わたしの方ってわかってるから・・・うん。だから、全部ひっくるめて、お互い様って事にしない?これまでも、これからも」
「なんつーか、松橋さん、ちょっとカッケー」
「ねっ?わたしたち、ほんとに友達になってみよーよ?そうしたら、奪い合うんじゃなく、分け合う感じになれるかも知れないし」
「あー、正直、自分がどうするつもりなのかもわかってないんだけど、宜しくお願いします」
「こちらこそ。じゃ、変な遠慮はもうナシにしよ?名前も呼び捨てでいいよね?」
「なんか、照れる。告白してるみたいじゃん?」
「えへへへっ。じゃ、凛子って呼ぶね?凛子も理子って呼んで!」
あれ?なんか変な方に話が進んだ。
「つーか二人とも、なんで突然名前呼びになってんの?」
「トモダチなった。つまり榊はもう用済みっ!」
「ズキンっ、そういう事いうなよ?割と本気で泣くぞ?」
「ふはははは。つーか榊も呼ぶか?名前?」
「んー、やめとく。なんか女子の事名前呼びにするのって、男子的には『俺、この女と名前呼びすっくらい仲いんだけど?』みたいに周囲に縄張り主張してる感じあるんだよ。なんかダサいじゃん?っていうか将来困るし」
「なんで困るの?」
「『日野弁護士っ!』って呼ぶべきシチュで『凛子弁護士っ!』とかゆっちゃったらカッコ悪いじゃん?」
「あー、榊って、本気でそこ、見据えてんのな?」
「当然だ。っていうか日野も見据えろ。ご両親にあんだけでかいこと、言ったんだ。実現できなかったらかっこ悪過ぎてしねる」
「あーい。まぁなんだ。マジ、がんばる」
交代で勉強教えて、ご飯を食べてまた勉強。
こんなに家で勉強したの、はじめてかも・・・。
「おっ?アイスがあるぞ!休憩すっか」
「うぃ~。つーかシンドイ。まじシンドイ」
「はははっ、夏休み中ほとんどこれで行くから、覚悟しとけ」
「まじすか・・・」
「因みにこれから俺達はそこでテレビを見る。日野は引き続き勉強だ」
「がーん!」
「安心しろ、音が聞こえても気が散らない奴だ。むしろ好きじゃない奴にとっては勉強の方がおもろいと思う。多少邪魔になるとは思うが、コレばっかりは譲れん!」
「あっ、そっか、今夜から山岳ステージだ!やった!やった!」
「つーか何みんの?」
「「ツール・ド・フランス!!!」」
ちょっと気になる、っていうすっげー気になってる男子の、その彼女の家で勉強させられてる。
しかも、二人はソファーでいちゃいちゃ。
嫌でも会話が耳に入るが、何話してんのか全然わかんねー。
「きたっ!きたっ!アホの子いけーっ!」
「うっわコレ最後まで行く気無いだろ?働きもんだなー」
「追えないっ!トーマス追えないっ!アタックきまったー!」
「ご歓談中のところすみません、ココ、全然わかんねー」
「今度ケンタだよー」
「うぃー。どれ、日野ちゃんは何がわからないのかなー?」
なんだこの榊?
むちゃくちゃ機嫌よくないか?
っていうかソレ、そんなおもろいの?
「おーっ?つーか、日野、無茶苦茶頑張ったな?今日予定してたとこ終わってんじゃん?エロいエロい」
「まじで?じゃあさ?私もちょっとソレ、見ちゃってもいい?」
「いいぞ。先は長い。スケジュールこなしたらのんびりしていい。よしっ、リコ!布教するぞ!」
「おー!」
うん。
勉強のがマシだった。
興味の無いスポーツの解説を延々と聞かされるって、しかも二人とも無茶苦茶嬉しそうで断れねーし!
はっ!まさか!私をサボらせない為の作戦っ!
っていうか、一緒に走ってる車のが速いじゃん?
なんでチャリで山のぼんの?Mなの?
でもまぁ、ここまで手放しではしゃぐコイツを見れたのはちょっと収穫。
また一つ、割り込めっこないって事も分かっちゃったけど。
つーかコイツと遊びに行くって、チャリで百キロとか走れないとダメらしいよ?
馬鹿でしょ!?
「よしっ、受験おわったら、凛子も自転車買おうよ!三人ローテ、やってみたかったんだー!」
「おっ、いいな!っていうか俺は七人くらいで回して、環七とか爆走してみたい!」
「楽しそー!凛子っ、楽しみだねっ!」
「おっ、おう・・・」
マジか?
0
お気に入りに追加
338
あなたにおすすめの小説
悲しいことがあった。そんなときに3年間続いていた彼女を寝取られた。僕はもう何を信じたらいいのか分からなくなってしまいそうだ。
ねんごろ
恋愛
大学生の主人公の両親と兄弟が交通事故で亡くなった。電話で死を知らされても、主人公には実感がわかない。3日が過ぎ、やっと現実を受け入れ始める。家族の追悼や手続きに追われる中で、日常生活にも少しずつ戻っていく。大切な家族を失った主人公は、今までの大学生活を後悔し、人生の有限性と無常性を自覚するようになる。そんな折、久しぶりに連絡をとった恋人の部屋を心配して訪ねてみると、そこには予期せぬ光景が待っていた。家族の死に直面し、人生の意味を問い直す青年の姿が描かれる。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
彼女の浮気相手からNTRビデオレターが送られてきたから全力で反撃しますが、今さら許してくれと言われてももう遅い
うぱー
恋愛
彼女の浮気相手からハメ撮りを送られてきたことにより、浮気されていた事実を知る。
浮気相手はサークルの女性にモテまくりの先輩だった。
裏切られていた悲しみと憎しみを糧に社会的制裁を徹底的に加えて復讐することを誓う。
■一行あらすじ
浮気相手と彼女を地獄に落とすために頑張る話です(●´艸`)ィヒヒ
妻を寝取ったパーティーメンバーに刺殺された俺はもう死にたくない。〜二度目の俺。最悪から最高の人生へ〜
橋本 悠
ファンタジー
両親の死、いじめ、NTRなどありとあらゆる`最悪`を経験し、終いにはパーティーメンバーに刺殺された俺は、異世界転生に成功した……と思いきや。
もしかして……また俺かよ!!
人生の最悪を賭けた二周目の俺が始まる……ってもうあんな最悪見たくない!!!
さいっっっっこうの人生送ってやるよ!!
──────
こちらの作品はカクヨム様でも連載させていただいております。
先取り更新はカクヨム様でございます。是非こちらもよろしくお願いします!
聞いてんの!子供を連れて実家に帰るため新幹線に乗った私の席の近くに夫の浮気相手が座り、煙を吹きつけてくる
白崎アイド
大衆娯楽
子供が産まれので、夫は実家に帰って親に会わせてきなと新幹線の指定席を予約してくれた。
子供を抱えて指定席に乗った私の隣に座る派手な女性に違和感を持ち・・・
【完結】鏡の中の君へ ~彼女が死んだら他の男の子供を妊娠していた~
むれい南極
恋愛
恋人の加賀美朱里が交通事故で死亡した。通夜にて朱里の父親から、娘が妊娠していたと告げられる。その妊娠に覚えのなかった主人公の市原梓馬は、自分の恋人を妊娠させた男を探し始めた。
恋人を寝取られた挙句イジメられ殺された僕はゲームの裏ボス姿で現代に転生して学校生活と復讐を両立する
くじけ
ファンタジー
胸糞な展開は6話分で終わります。
幼い頃に両親が離婚し母子家庭で育った少年|黒羽 真央《くろは まお》は中学3年生の頃に母親が何者かに殺された。
母親の殺された現場には覚醒剤(アイス)と思われる物が発見される。
だがそんな物を家で一度も見た事ない真央は警察にその事を訴えたが信じてもらえず逆に疑いを掛けられ過酷な取調べを受ける。
その後無事に開放されたが住んでいた地域には母親と自分の黒い噂が広まり居られなくなった真央は、親族で唯一繋がりのあった死んだ母親の兄の奥さんである伯母の元に引き取られ転校し中学を卒業。
自分の過去を知らない高校に入り学校でも有名な美少女 |青海万季《おおみまき》と付き合う事になるが、ある日学校で一番人気のあるイケメン |氷川勇樹《ひかわゆうき》と万季が放課後の教室で愛し合っている現場を見てしまう。
その現場を見られた勇樹は真央の根も葉もない悪い噂を流すとその噂を信じたクラスメイト達は真央を毎日壮絶に虐めていく。
虐められる過程で万季と別れた真央はある日学校の帰り道に駅のホームで何者かに突き落とされ真央としての人生を無念のまま終えたはずに見えたが、次に目を覚ました真央は何故か自分のベッドに寝ており外見は別人になっており、その姿は自分が母親に最期に買ってくれたゲームの最強の裏ボスとして登場する容姿端麗な邪神の人間体に瓜二つだった。
またそれと同時に主人公に発現した現実世界ではあり得ない謎の能力『サタナフェクティオ』。
その能力はゲーム内で邪神が扱っていた複数のチートスキルそのものだった。
真央は名前を変え、|明星 亜依羅《みよせ あいら》として表向きは前の人生で送れなかった高校生活を満喫し、裏では邪神の能力を駆使しあらゆる方法で自分を陥れた者達に絶望の復讐していく現代転生物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる