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Chapter12:クリスマスの夜に
⑤
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「ん……」
(いい匂いする……)
ご馳走を食べたのもあって、今日のはなはいつも以上に美味しい。
(俺と同じものを食べたはずなんだけどなぁ……俺の口の中よりも断然甘いや♡)
毎回不思議に思う。どうして彼女の唇や舌はこんなにも美味しく甘く感じられるんだろうって。
「んふぅ♡」
舌も甘いし、唾液も声も甘くて一層愛らしく感じられるし
「んんぅ……んふっ」
もっともっと欲しくなってもっともっと求めたくって、か弱い体を押し倒し
「はなぁ♡」
自ら舌を伸ばして首や鎖骨をも味わおうとエロ心を躍らせる。
「あぁん、ブラ紐落ちちゃう」
彼女の背中へ両手をスルリと差し込んで、いつものようにブラのホックを外そうとしたその時、彼女が可愛い声で制止してきた。
「ブラ紐?」
「うん……ホック外したら肩から外れちゃうの」
彼女が口にしたのは「そりゃそうだろう」と言い返したくなるくらいフツーのセリフ。
…………だけれど
「あっ」
俺はそのブラ紐で大切な事を思い出す。
(しまった……チキンやケーキを楽しんで浮かれ過ぎてた)
「そうだった……イチャイチャする前にプレゼント交換しなきゃだよね?」
…………そう。
この2人きりでのクリスマスホームパーティーにはまだまだイベントが残されていたんだ。
「そっ……そうだよぅあおくんっ! プレゼント渡し合ってないんだよぅ」
はなは顔を真っ赤にしながら俺に言い返していたんだけど
(俺が言うまでプレゼント交換の事頭から抜けてたよなぁ、絶対)
明らかに俺の「プレゼント交換」でハッとし思い出したのはバレバレで、そういうところがやっぱり可愛いなぁなんて感じてしまう。
「そうだよね、せっかく選んだんだもん。ちゃんとプレゼント渡し合ってからイチャイチャしなきゃ」
だから言い終わらないうちにニヤけが止まらなくて
「んもぅ……あおくんったら♡」
変態扱いされてしまったんだけれど
「えへへ♡」
耳も首も真っ赤にしながらも満更ではないみたいな可愛らしい表情をするはなを拝めているのだから良しとする。
「プレゼント交換、しよっか♪」
ホックを掛け直しながら俺が言うと
「うんっ♪」
ブラのワイヤーに丸いおっぱいを押し込めながらはなが頷く。
(可愛い……可愛すぎる!)
プレゼント交換も楽しみだけれど、この後のイチャイチャも期待が高まる。
「あのねあのね! 私が選んだのはコレだよ~!!」
気を取り直して、クリスマスプレゼント交換を始めた。
まずははなから俺へのプレゼント。
「あっ! 黒い箱に銀色のリボンってかっこいいね♪」
「うんっ! クリスマスだから赤と緑の組み合わせも良いかなぁなんて思ったんだけど、大人っぽくてシックなラッピングを敢えて選んでみたの」
大きさは手のひらに乗っかるくらいの立方体の小箱で……
(なんだろう? もしかしてアクセサリーかな?)
10月の就職祝いにもらったネクタイピンみたいなかっこいいプレゼントなんじゃないかと、小箱やオシャレ包装にドキドキしてしまった。
「はな、開けてもいい?」
「もちろんっ!!」
ニコニコ笑ったり首を縦にブンブン振って頷いたりする様子を視界に入れつつ、包装を丁寧に静かに開いてみると……。
「わあぁ! すごい!!」
中にはリング状のアクセサリーが入っていて「かっこいいプレゼントを選んでくれて嬉しい!!」と一瞬で幸せいっぱいになれた。
「これね、イヤーカフなの」
リングはアルファベットのCのような形で、ブラックとシルバーの二つ入っている。
「なるほどぉ~イヤーカフかぁ!」
「あおくん、ピアス穴空いてないでしょ? だからイヤーカフが良いかなぁって」
一目見て「指輪にしては小さいかな」とか思ってしまった自分が恥ずかしいくらい、はなのチョイスはオシャレ過ぎていた。
「うんうん! すごい!!」
「こういうの、あおくん持ってなかったでしょ?」
「うん! 持ってないから初めてだよ」
アクセサリーってなんとなく「男性が女性に贈るもの」という意識が強かったけれど、こんな風に可愛い彼女からプレゼントされるのはすっごく嬉しいしチョイスやセンスに脱帽してしまう。
「ねぇねぇはな、俺の耳につけてみて♪」
嬉しくてたまらない俺は耳を彼女の近くに寄せ、イヤーカフを着けてもらおうとお願いする。
「うんっ!」
彼女はニコニコしたまま大きく頷き、俺の耳たぶと軟骨に着けてくれた。
「片耳に一つずつ着けるのもいいんだけどね~、こうやって片耳だけに二つ着けるのもかっこいいと思うんだぁ」
(はなの指、小動物みたいな動きしてる♡)
やわらかくてちっちゃな指が耳元でモゾ動く様子を噛み締め……
「ありがとう、はな♡」
はなが持っていたミニサイズのミラーで確認しながら俺もウンウンと頷く。
「どういたしまして♪」
「早速明日のお出かけに着けさせてもらうよ」
「そう言ってもらえると嬉しいなぁ♡」
「実際俺喜んでいるんだからね?」
「えへへ♡」
「めちゃくちゃ嬉しいよ、はなありがとう」
見つめ合って頷き合いながら「ありがとう」を言う空気感が甘くって仕方ない。
(いい匂いする……)
ご馳走を食べたのもあって、今日のはなはいつも以上に美味しい。
(俺と同じものを食べたはずなんだけどなぁ……俺の口の中よりも断然甘いや♡)
毎回不思議に思う。どうして彼女の唇や舌はこんなにも美味しく甘く感じられるんだろうって。
「んふぅ♡」
舌も甘いし、唾液も声も甘くて一層愛らしく感じられるし
「んんぅ……んふっ」
もっともっと欲しくなってもっともっと求めたくって、か弱い体を押し倒し
「はなぁ♡」
自ら舌を伸ばして首や鎖骨をも味わおうとエロ心を躍らせる。
「あぁん、ブラ紐落ちちゃう」
彼女の背中へ両手をスルリと差し込んで、いつものようにブラのホックを外そうとしたその時、彼女が可愛い声で制止してきた。
「ブラ紐?」
「うん……ホック外したら肩から外れちゃうの」
彼女が口にしたのは「そりゃそうだろう」と言い返したくなるくらいフツーのセリフ。
…………だけれど
「あっ」
俺はそのブラ紐で大切な事を思い出す。
(しまった……チキンやケーキを楽しんで浮かれ過ぎてた)
「そうだった……イチャイチャする前にプレゼント交換しなきゃだよね?」
…………そう。
この2人きりでのクリスマスホームパーティーにはまだまだイベントが残されていたんだ。
「そっ……そうだよぅあおくんっ! プレゼント渡し合ってないんだよぅ」
はなは顔を真っ赤にしながら俺に言い返していたんだけど
(俺が言うまでプレゼント交換の事頭から抜けてたよなぁ、絶対)
明らかに俺の「プレゼント交換」でハッとし思い出したのはバレバレで、そういうところがやっぱり可愛いなぁなんて感じてしまう。
「そうだよね、せっかく選んだんだもん。ちゃんとプレゼント渡し合ってからイチャイチャしなきゃ」
だから言い終わらないうちにニヤけが止まらなくて
「んもぅ……あおくんったら♡」
変態扱いされてしまったんだけれど
「えへへ♡」
耳も首も真っ赤にしながらも満更ではないみたいな可愛らしい表情をするはなを拝めているのだから良しとする。
「プレゼント交換、しよっか♪」
ホックを掛け直しながら俺が言うと
「うんっ♪」
ブラのワイヤーに丸いおっぱいを押し込めながらはなが頷く。
(可愛い……可愛すぎる!)
プレゼント交換も楽しみだけれど、この後のイチャイチャも期待が高まる。
「あのねあのね! 私が選んだのはコレだよ~!!」
気を取り直して、クリスマスプレゼント交換を始めた。
まずははなから俺へのプレゼント。
「あっ! 黒い箱に銀色のリボンってかっこいいね♪」
「うんっ! クリスマスだから赤と緑の組み合わせも良いかなぁなんて思ったんだけど、大人っぽくてシックなラッピングを敢えて選んでみたの」
大きさは手のひらに乗っかるくらいの立方体の小箱で……
(なんだろう? もしかしてアクセサリーかな?)
10月の就職祝いにもらったネクタイピンみたいなかっこいいプレゼントなんじゃないかと、小箱やオシャレ包装にドキドキしてしまった。
「はな、開けてもいい?」
「もちろんっ!!」
ニコニコ笑ったり首を縦にブンブン振って頷いたりする様子を視界に入れつつ、包装を丁寧に静かに開いてみると……。
「わあぁ! すごい!!」
中にはリング状のアクセサリーが入っていて「かっこいいプレゼントを選んでくれて嬉しい!!」と一瞬で幸せいっぱいになれた。
「これね、イヤーカフなの」
リングはアルファベットのCのような形で、ブラックとシルバーの二つ入っている。
「なるほどぉ~イヤーカフかぁ!」
「あおくん、ピアス穴空いてないでしょ? だからイヤーカフが良いかなぁって」
一目見て「指輪にしては小さいかな」とか思ってしまった自分が恥ずかしいくらい、はなのチョイスはオシャレ過ぎていた。
「うんうん! すごい!!」
「こういうの、あおくん持ってなかったでしょ?」
「うん! 持ってないから初めてだよ」
アクセサリーってなんとなく「男性が女性に贈るもの」という意識が強かったけれど、こんな風に可愛い彼女からプレゼントされるのはすっごく嬉しいしチョイスやセンスに脱帽してしまう。
「ねぇねぇはな、俺の耳につけてみて♪」
嬉しくてたまらない俺は耳を彼女の近くに寄せ、イヤーカフを着けてもらおうとお願いする。
「うんっ!」
彼女はニコニコしたまま大きく頷き、俺の耳たぶと軟骨に着けてくれた。
「片耳に一つずつ着けるのもいいんだけどね~、こうやって片耳だけに二つ着けるのもかっこいいと思うんだぁ」
(はなの指、小動物みたいな動きしてる♡)
やわらかくてちっちゃな指が耳元でモゾ動く様子を噛み締め……
「ありがとう、はな♡」
はなが持っていたミニサイズのミラーで確認しながら俺もウンウンと頷く。
「どういたしまして♪」
「早速明日のお出かけに着けさせてもらうよ」
「そう言ってもらえると嬉しいなぁ♡」
「実際俺喜んでいるんだからね?」
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見つめ合って頷き合いながら「ありがとう」を言う空気感が甘くって仕方ない。
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