【完結】今日はキミと何をしよう？

Chapter7:おうちデート

★⑩

「ああああぁぁぁ」

（狭いっ……）

　初めての時よりはスムーズに挿入出来ているけれど

「あっ」

（ぎゅうって……してくるっ）

　はなの膣内なかはとても狭い上に侵入してきた俺をぎゅうぎゅうに締め付けてくる。

「んあぁああああっ」

　はなは苦しいような、辛いような声を上げているから

「キスしよ」

　パックリと開いた口に舌を差し入れて

「んっ……」
「はな、この前言ったでしょ？　エッチは『キス』と同じだから」

　口内を舌で愛撫しながら、同じように愛撫するイメージで腰を動かしてみた。

「ん……」
「ほら、あっちもキスしてるから」
「んふぅ」
「こっちでも気持ち良くなって、両方のキスを楽しもうね」

　俺も下手くそだから、前回はなが喩えた「キス」はとても有効に作用していて、俺もはなをどう愛したら良いかのイメージを描きやすい。

（あっ……挿入はいりやすくなった）

　舌でクチクチと愛し合えば、はなの緊張も解けて……

（膣奥おくに当たりそう）

　男根を全て押し込める事が出来た。

（嬉しい……）

　先端から根元まで大好きな人の体液に包まれるというのはやはり嬉しいし気持ちが満たされる。

（コリッとしてるの、気持ちいい）

　腰をグラインドしながら膣奥の形状を探るのも良いし

（ああ……ゆっくり押していくと、優しく抱きしめられてるみたい……）

　膣奥に圧を少しずつかけると膣道がうねって全体がゆっくりと締まっていくのも良い。

（愛し合うってキスやハグそのものなんだな……）

　俺もはなも溶け合って、一つになる。
　俺の体液とはなの体液が融合する。

（幸せだ……）

　告白直後にしたキスとハグが、体内でも行われている。

　それって本当に秘めた行為だし、ずっと深くて意味が強いのだと……

「あっ……」

「ああ……イクッ……あ……っでるっ」

　射精感が上がってきて、膣奥をトントン打ちつけ……迸ほとばしり……

「っはなぁ」

　気持ち良さと、嬉しさと、幸せと……

　あとなんか……言葉では喩えられないような感情がブワッと上がってきて……


「ありがとう、はな」
　
　声枯れて口の端から涎よだれを垂らしているはなにお礼を告げて

「いっぱいいっぱい、気持ち良くなれたよ」

　きっと俺と同じように気持ち良くなれたはなにキスの雨をたくさん降らせてあげたんだ。