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Chapter:6初体験

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 あおくんは私の背中に腕を回し

「初めまして、あおです」

 左胸にそう呼び掛け、乳輪の下側に唇をくっつけた。

「んぁあ♡」
「ふふっ♡ 可愛いお返事♡」
「やぁん♡」
「もっとお返事欲しいなぁ♡」

 私の声が気に入ったみたいで、乳輪と乳首にいっぱいキスをする。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ やっ♡ ああ♡」

 一通りチュッチュッてしたら、右胸に顔を寄せて

「はなのカラダに一目惚れしちゃいました♡ 仲良くしてください」
「あぅ♡ ひゃう♡ あん♡ あっ♡ はぁ♡」

 また挨拶をしてチュッチュッを始める。

「はなの声、エロい♡」
「やぁん……だってぇ♡」
「気持ちいい?」
「うん♡」

「バスローブ、取っていい? 俺も脱ぐから」
「うん」

 あおくんは上体を起こすとバスローブを脱いで床に落とし、私の目の前で全裸になった。

「ふあぁぁ……」

(腹筋も脚の筋肉もかっこいい……)

 肩や腕以外であおくんの筋肉を感じたのは初めてだ。

「変じゃないかな? 俺の体……」

 眉毛を下げたあおくんを安心させようと、彼のお腹周りに指を滑らせて

「初めまして、はなです♡ よろしくお願いしますっ♡」

 あおくんがしてくれたように挨拶をしながら腹筋をなでなでしてあげた。

「んっ……くすぐったいよ、はな」
「えへへ~♡ お返しだよ♡」
「んもぅ……」

 くすぐったそうに頬を弛ませたり、唇をタコみたいに尖らせるあおくんが可愛いって思ってしまう。

「ふふっ♪」
「ふふふっ♪」

 裸に挨拶……だなんて変わった提案だなぁなんて最初は思ったけど、やってみたらすっごく良かった。

 見つめ合って、ちょこっと言葉を交わして

「えへへ」
「えへへ~♡」

 また笑い合ったら幸福感が高まって……

「あおくん、私、すごく幸せ♡」

 自然とその言葉が口から出てくる。

「うん……俺も幸せ♡」

 あおくんの「幸せ」の言葉にも幸せを感じたし

「もっともっと私を知ってほしいな……」
「うん……俺ももっともっと、はなに知ってもらいたいって思うよ」

 大好きな人とエッチをする大きな意味を理解したような気もしている。

「ねぇはな、眼鏡は外したらダメ?」

 私のバスローブも取って床に落としたあおくんは、私に顔を近付けながらそんな事を訊いてきた。

「眼鏡?」
「うん……エッチって、体が揺れると思うんだ」
「体が揺れるの?」
「俺も初めてだから、エロい動画くらいの知識しかないんだけど……多分、相当揺れる」
「そうなんだぁ」

 エッチの経験が全くないから「揺れる」なんて初めて知る。

「そうなると、眼鏡を普段からかけているはなは危ないかなって思ったんだ」
「じゃあ、外した方がいいのかな?」
「多分ね」

(そっかぁ……エッチって眼鏡掛けてると危ないのかぁ)

 体が揺れるのだとしたら、眼鏡がずれて落っこちてしまうかもしれない。

「確かに危ないよねぇ」
「裸眼だと何も見えないくらい目が悪いなら逆に掛けたままの方がいいかもね。俺が何してるか分からないままエッチするのは怖いだろうから」
「そっか、外したらそういう事もあるよね」
「うん、眼鏡掛けたままの方がいいなら俺も頑張るよ。あまり揺らさないように動く」
「そっかぁ」

 このタイミングで眼鏡の事を確認したあおくんの意図を知った私はふむふむと軽く頷いて

「視力はね、少しだけ悪いの。両方とも0.6くらいかな?」

 自分の近視の度合いをあおくんに伝えた。

「あ……そのくらいなんだ、はなって」

 これは意外に感じたらしい。

「うん、すっごく悪いわけじゃないの実は。掛けなくてもギリギリ生活送れるレベル」
「そうなんだね」
「だけど原付運転するから、ちゃんと矯正してた方がいいんだ。ギリギリ生活送れるっていっても見えにくいよりはちゃんと見えた方がいいし」
「運転は視力大事だからね」
「そうそう、だから私の免許は『眼鏡がんきょうあり』にしてるんだ。子どもの頃から掛けてて眼鏡自体嫌じゃないからね」
「子どもの頃から眼鏡めがね掛けてるのかぁ……じゃあはなの丸い眼鏡ははなの一部なんだね」
「うん、だけどエッチの時は外すぅ」

 私はそう言って眼鏡を外すと、あおくんの指がすかさずフレームを支えてくれて

「向こうの鏡台に置いといてあげるね」

 そう言って眼鏡を優しく畳みドレッサーの上にちょこんと置いてくれた。

「ありがとうあおくん」
「どういたしまして」

 ニコニコしながら「ありがとう」を言ったらあおくんもニコニコしながら「どういたしまして」を返してくれたんだけど……すぐに

「俺の腹筋の下も、知って欲しいな」

 セクシーなトーンで私の手を優しく掴んで

「あっ♡」
「怖いなら見なくていいよ、まだ」
「んっ……」
「触ってみて。はなの指で、まずは知って?」

 腹筋の下にあるモジャモジャとした毛の感触を知り……

「あっ……」

 私の体には部分を触感一つで知っていく。

「これがね、俺のアソコ」
「ああ……」
「どう?」
「えっと……かたくて、あつい」

 子どもの頃にお父さんとお風呂に入った記憶はあるけどではなかったような気がする。

「うん……かたくてあついのはね、はなのセクシーさに興奮しているからだよ」

 かたくてあつい部分にいっぱい触れて撫でている私の耳に、あおくんはになっている理由を教えてくれた。








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