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事実と誤解
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「あーちゃんはさ、『ソフレ』って知ってる?」
口を開いたりょーくんは突然私にそんな質問を投げかけた。
「言葉の意味なら……『添い寝フレンド』って意味だよね?」
私が答えるとりょーくんはコクンと頷いた。
田舎娘だってネットはするから言葉の意味くらい知っている。セックスフレンドから派生した言葉だという事も。
「俺さ、『ソフレ』って言葉が広まる少し前からそういう事をしてたんだ。出会い系サイトを使って、年齢を偽って」
「りょーくんが……?」
だけど身近に経験者が居たなんて話は今まで聞いた事はなかったし、まさかりょーくんがその経験者だとまでは予想していなかった。
「身長もある程度あるし、こんな頭してピアスもしてるから多少の年齢偽りはなんとかなったんだよね当時は。
勿論、今はしてないし年齢偽るのも出会い系使ってそういう事するのはリスクがでか過ぎてヤバいって思ってるけど」
「……」
「あーちゃん、ドン引きした?」
眉を下げて私を見つめるりょーくんのしんみりとした表情は切なさも含んでいる。
「ううん」
「相手によってはお金も貰ってた」
りょーくんが……今にも泣き出しそうに見えて
「お互いの……同意の上でのやり取りなら、バイトみたいな感覚なのかな……」
そう返答するのが精一杯だった。
「ごめんね、可愛い黒猫あーちゃんの彼氏がこんな男で」
りょーくんはそう言って私の猫耳をふにふにと触る。
「りょーくんには失望してないよ。寧ろ、過去のプライベートな部分に無理矢理踏み込もうとしたのは私なんだから」
「ありがとう。あーちゃんは本当にいい子だね」
「いい子じゃない……」
私は首を左右に振ろうとして「私は普通だよ」の言葉を呑み込んだ。
きっと彼が私に話そうとしている内容は「普通」とはかけ離れてるっていうのが読み取れたから。
「ソフレの期間は1人あたり長くて3ヶ月。大学受験の少し前までやってて……7人としたかな。
だから、ちゃんと誰かと付き合ったのは大学1年になってからだったんだ。」
「去年りょーくんがお付き合いしてた人はなんとなく知ってるよ。細身で髪が長い先輩の」
「そう、『絵梨』って名前だった」
「絵梨……さん」
本当はりょーくんの元カノの名前が絵梨ってとこまで知っていたんだけど、私のストーカーっぷりがヤバくてそこは知らないフリをしておいた。
「絵梨は偶然同じ大学だったんだけど、元々7番目のソフレの友達でさ。
7番目の人はちゃんと俺を『添い寝フレンドだ』って説明したんだけど、絵梨は『ソフレっていっても所詮はセフレと同じでしょ』って考えが揺るがない人だった。
だから俺がエッチしないし出来ないって知って嗤ってた。『7人相手にしててそれはないでしょ』って、嘲笑ったんだ」
「えっ、それ酷過ぎるよ。りょーくんが可哀想……」
私はりょーくんのその話を気の毒に感じた。
ネット記事でしか知らない私は「添い寝フレンド」というのは「セックスフレンドとは別なもの」という知識を得ていてそれを受け入れてるけど、やっぱりイコールで結びつけて決め付けてしまう人も居るんだって悲しくなる。
(しかもその考えの人がりょーくんにとっての初彼女だなんて……)
「そういう事情を愚痴として誰かに吐き出せたのなら俺は救われたんだろうし、即絵梨と切る行動にも移れたんだと思う。
だけど、藤井にすら話せなかった。ソフレの事までバレるならまだしも、絵梨と簡単に切る事で金もらってる話まで周りに知られるのが怖かったから」
「藤井くんはりょーくんにとって1番の親友だもんね……」
相槌を打ちながらも、私は絵梨さんに対する怖さも同時に感じていた。
(簡単に別れ話を切り出したらりょーくんに7人のソフレが居た事とお金をもらっていた事を話を盛りながらバラしちゃうような人だったんだ……絵梨さんは)
それを想像しただけで背筋がゾワッと寒くなる。
「俺も、なんて人と彼女になっちまったんだって後悔した。
しかも絵梨は無理矢理俺に体の関係を求めようとしてきて、それで酒やタバコを勧めてきたんだ。『酔ったり頭がボーッとしたりしたら出来るようになるよ』って……まぁ、実際それで出来ちゃったし何度もしちゃったから絵梨の勧めは間違いじゃなかったんだろうな」
「そんな……身を削るような事……」
絵梨さんの行動の酷さもだけど、お酒やタバコで無理矢理誤魔化してエッチな行為を何度もしたりょーくんの気持ちを思うと、両目から涙が溢れてきた。
「涙を流さないであーちゃん。結局は絵梨と完全に切れたから。3ヶ月以上かかっちゃったけど」
りょーくんはティッシュをティッシュケースから1枚引き出して私の涙を優しく拭ってくれる。
「でも結局りょーくんには『野獣くん』の噂が広まったんじゃない? 噂は去年の5月くらいからあったみたいだけど」
「『野獣くん』の件はね、絵梨が流した嘘なんだ。ソフレとかお金とかの俺の過去とは全く別な話」
「ええっ!! 嘘??!」
「絵梨は嫉妬深い人でさ、他の学生が俺に惹かれないようにって無理矢理嘘の噂を流したんだよ。だから、絵梨と付き合い中に『笠原亮輔はそういう事をする酷くてヤバい男だ』っていう噂は蔓延してたって事だね」
その話を聞いて改めて「絵梨さんは酷い女性だ」という認識を強めたんだけど
「じゃあ、どうしてりょーくんは『野獣くんの話は事実』なんて認めてるの?」
また新たな疑問が私の中に生まれた。
「まぁ……俺もさ、酷い男なのは間違いないんだよ。
年齢偽ってソフレしてはいたし、金銭的な事もそうだし、何より絵梨と別れる時にさ、ちょっと色々あったんだ……その、暴力的な……事とか」
「えっ!? 暴力??!」
私が感じているりょーくんの印象とは真逆の「暴力」に肩がビクッと震える。
「うん……酒やタバコでフラフラになりながら関係持つのが嫌になって……絵梨の体を噛んで傷付けた」
「かっ……?」
(噛んだ??!)
そして、その答えが「他人を噛む」という暴力的表現だったのが私の理解を飛び越えていて最終的に言葉を失った。
「野獣っぽいだろ?」
苦笑しながらそんな事を言うりょーくんに、私は口をパクパクさせながら「うん」とも「ううん」とも言えないようなリアクションを取る。
「イライラしていたとはいえ、絵梨を噛むだなんて俺自身ビックリな行動だったんだよ。
それがあったからこそ絵梨とは別れられたんだけど、余計に『野獣』の噂は濃く広まるよね……でもまぁ『野獣って思われても別にいいかな』とも感じてたよ。
絵梨のおかげで俺はちゃんとした男なれたんだし、しばらく恋とかそういうのはするつもりないって思ってて野獣の噂が広まってたら彼女持つ必要も無くなるから。都合が良かったんだ」
「……だったら今から訂正しなくちゃ。『りょーくんは真面目で誠実で野獣くんじゃない』って!」
でもやっぱりりょーくんの事が誤解されたまんまっていうのは良くない。
悪い噂を広めたのが絵梨さんなら、良い噂を私が今から広めたら解決していくんじゃないかって思ったんだけど
「授業態度が真面目なのは知られてるからね、その必要はないよ」
「えっ」
彼の返事はあっさりとしていた。
「大学内で孤立してる訳ではないから。教授には俺が成績優良な件で好かれているし、藤井や矢野やあーちゃんっていう強い味方が居るし、周りのヤツらも『笠原はヤバそうだけど授業ノートをコピーさせてもらえる都合の良い男』って認識されてるみたいだから、それで充分なんだ」
口を開いたりょーくんは突然私にそんな質問を投げかけた。
「言葉の意味なら……『添い寝フレンド』って意味だよね?」
私が答えるとりょーくんはコクンと頷いた。
田舎娘だってネットはするから言葉の意味くらい知っている。セックスフレンドから派生した言葉だという事も。
「俺さ、『ソフレ』って言葉が広まる少し前からそういう事をしてたんだ。出会い系サイトを使って、年齢を偽って」
「りょーくんが……?」
だけど身近に経験者が居たなんて話は今まで聞いた事はなかったし、まさかりょーくんがその経験者だとまでは予想していなかった。
「身長もある程度あるし、こんな頭してピアスもしてるから多少の年齢偽りはなんとかなったんだよね当時は。
勿論、今はしてないし年齢偽るのも出会い系使ってそういう事するのはリスクがでか過ぎてヤバいって思ってるけど」
「……」
「あーちゃん、ドン引きした?」
眉を下げて私を見つめるりょーくんのしんみりとした表情は切なさも含んでいる。
「ううん」
「相手によってはお金も貰ってた」
りょーくんが……今にも泣き出しそうに見えて
「お互いの……同意の上でのやり取りなら、バイトみたいな感覚なのかな……」
そう返答するのが精一杯だった。
「ごめんね、可愛い黒猫あーちゃんの彼氏がこんな男で」
りょーくんはそう言って私の猫耳をふにふにと触る。
「りょーくんには失望してないよ。寧ろ、過去のプライベートな部分に無理矢理踏み込もうとしたのは私なんだから」
「ありがとう。あーちゃんは本当にいい子だね」
「いい子じゃない……」
私は首を左右に振ろうとして「私は普通だよ」の言葉を呑み込んだ。
きっと彼が私に話そうとしている内容は「普通」とはかけ離れてるっていうのが読み取れたから。
「ソフレの期間は1人あたり長くて3ヶ月。大学受験の少し前までやってて……7人としたかな。
だから、ちゃんと誰かと付き合ったのは大学1年になってからだったんだ。」
「去年りょーくんがお付き合いしてた人はなんとなく知ってるよ。細身で髪が長い先輩の」
「そう、『絵梨』って名前だった」
「絵梨……さん」
本当はりょーくんの元カノの名前が絵梨ってとこまで知っていたんだけど、私のストーカーっぷりがヤバくてそこは知らないフリをしておいた。
「絵梨は偶然同じ大学だったんだけど、元々7番目のソフレの友達でさ。
7番目の人はちゃんと俺を『添い寝フレンドだ』って説明したんだけど、絵梨は『ソフレっていっても所詮はセフレと同じでしょ』って考えが揺るがない人だった。
だから俺がエッチしないし出来ないって知って嗤ってた。『7人相手にしててそれはないでしょ』って、嘲笑ったんだ」
「えっ、それ酷過ぎるよ。りょーくんが可哀想……」
私はりょーくんのその話を気の毒に感じた。
ネット記事でしか知らない私は「添い寝フレンド」というのは「セックスフレンドとは別なもの」という知識を得ていてそれを受け入れてるけど、やっぱりイコールで結びつけて決め付けてしまう人も居るんだって悲しくなる。
(しかもその考えの人がりょーくんにとっての初彼女だなんて……)
「そういう事情を愚痴として誰かに吐き出せたのなら俺は救われたんだろうし、即絵梨と切る行動にも移れたんだと思う。
だけど、藤井にすら話せなかった。ソフレの事までバレるならまだしも、絵梨と簡単に切る事で金もらってる話まで周りに知られるのが怖かったから」
「藤井くんはりょーくんにとって1番の親友だもんね……」
相槌を打ちながらも、私は絵梨さんに対する怖さも同時に感じていた。
(簡単に別れ話を切り出したらりょーくんに7人のソフレが居た事とお金をもらっていた事を話を盛りながらバラしちゃうような人だったんだ……絵梨さんは)
それを想像しただけで背筋がゾワッと寒くなる。
「俺も、なんて人と彼女になっちまったんだって後悔した。
しかも絵梨は無理矢理俺に体の関係を求めようとしてきて、それで酒やタバコを勧めてきたんだ。『酔ったり頭がボーッとしたりしたら出来るようになるよ』って……まぁ、実際それで出来ちゃったし何度もしちゃったから絵梨の勧めは間違いじゃなかったんだろうな」
「そんな……身を削るような事……」
絵梨さんの行動の酷さもだけど、お酒やタバコで無理矢理誤魔化してエッチな行為を何度もしたりょーくんの気持ちを思うと、両目から涙が溢れてきた。
「涙を流さないであーちゃん。結局は絵梨と完全に切れたから。3ヶ月以上かかっちゃったけど」
りょーくんはティッシュをティッシュケースから1枚引き出して私の涙を優しく拭ってくれる。
「でも結局りょーくんには『野獣くん』の噂が広まったんじゃない? 噂は去年の5月くらいからあったみたいだけど」
「『野獣くん』の件はね、絵梨が流した嘘なんだ。ソフレとかお金とかの俺の過去とは全く別な話」
「ええっ!! 嘘??!」
「絵梨は嫉妬深い人でさ、他の学生が俺に惹かれないようにって無理矢理嘘の噂を流したんだよ。だから、絵梨と付き合い中に『笠原亮輔はそういう事をする酷くてヤバい男だ』っていう噂は蔓延してたって事だね」
その話を聞いて改めて「絵梨さんは酷い女性だ」という認識を強めたんだけど
「じゃあ、どうしてりょーくんは『野獣くんの話は事実』なんて認めてるの?」
また新たな疑問が私の中に生まれた。
「まぁ……俺もさ、酷い男なのは間違いないんだよ。
年齢偽ってソフレしてはいたし、金銭的な事もそうだし、何より絵梨と別れる時にさ、ちょっと色々あったんだ……その、暴力的な……事とか」
「えっ!? 暴力??!」
私が感じているりょーくんの印象とは真逆の「暴力」に肩がビクッと震える。
「うん……酒やタバコでフラフラになりながら関係持つのが嫌になって……絵梨の体を噛んで傷付けた」
「かっ……?」
(噛んだ??!)
そして、その答えが「他人を噛む」という暴力的表現だったのが私の理解を飛び越えていて最終的に言葉を失った。
「野獣っぽいだろ?」
苦笑しながらそんな事を言うりょーくんに、私は口をパクパクさせながら「うん」とも「ううん」とも言えないようなリアクションを取る。
「イライラしていたとはいえ、絵梨を噛むだなんて俺自身ビックリな行動だったんだよ。
それがあったからこそ絵梨とは別れられたんだけど、余計に『野獣』の噂は濃く広まるよね……でもまぁ『野獣って思われても別にいいかな』とも感じてたよ。
絵梨のおかげで俺はちゃんとした男なれたんだし、しばらく恋とかそういうのはするつもりないって思ってて野獣の噂が広まってたら彼女持つ必要も無くなるから。都合が良かったんだ」
「……だったら今から訂正しなくちゃ。『りょーくんは真面目で誠実で野獣くんじゃない』って!」
でもやっぱりりょーくんの事が誤解されたまんまっていうのは良くない。
悪い噂を広めたのが絵梨さんなら、良い噂を私が今から広めたら解決していくんじゃないかって思ったんだけど
「授業態度が真面目なのは知られてるからね、その必要はないよ」
「えっ」
彼の返事はあっさりとしていた。
「大学内で孤立してる訳ではないから。教授には俺が成績優良な件で好かれているし、藤井や矢野やあーちゃんっていう強い味方が居るし、周りのヤツらも『笠原はヤバそうだけど授業ノートをコピーさせてもらえる都合の良い男』って認識されてるみたいだから、それで充分なんだ」
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