16 / 32
2××2.4.10.
: 1p.
しおりを挟む
中高一貫校、私立曙女学院。
この学校に通い続けて4度目の春を迎えたアタシは、晴れて高等部一年生となった。
しかし、アタシ自身そこまで気分は上がらなかった。
なぜなら、 中等部からずっと通い続けているため、新鮮さに欠けているからだ。
高等部の教室との境界線を超え、いつもと違う廊下を通り、1年2組に足を踏み入れたが、窓から見える景色が少し変わった程度で、面白みを感じられなかった。
「す~ずッ!」
退屈に過ごしていると、 アタシに声をかけてきた。
スキップしながら席に座り、頬杖をついている私に挨拶をする
「ごッ機嫌よう!」
「ご機嫌よう、彩蘭」
「テンション低いなァ、また同じ学校だっていうのに」
野原 彩蘭。
私の幼馴染で、小学校の頃からの付き合い。
「だからだよ。
小学校から9年間一緒の学校、腐れ縁もいいとこだわ」
視線をそらし、呆れ交じりのため息を吐く。
「何? 私と一緒じゃ嫌なの?」
「そういうわけじゃないけど━━」
「そうだよねェ、私がいないとどこにも行けないもんねェ」
「そッ! ━━ンなことないけど…」
反論しようとしたが、急に自信をなくし、口調が弱くなる。
「高等部の行き方分からないから、下駄箱で待ってたの誰だったっけかな?」
「あの時は、ただ、スマホいじってただけだし…」
痛いところを突かれるが、ボソボソと小声で強がってみせる。
「そっか~、私が来た途端、助かったみたいな顔してたけど、私の勘違いだったのか~」
何も言えなくなったアタシを、フフンと鼻で笑う。
「ただ、さすがに目新しさがほしいって話」
「要するに、私に飽きてるって言ってんじゃん」
軽く傷つき、ふてくされてるサラに、横目で流す。
「“落ち着く”って言ってんの」
アタシは、目を合わせぬまま一言つぶやくと、 サラは目を丸くして、徐々にニヤニヤと笑みを浮かべた。
「ふ~ん」
「何?」
「べッつに~?」
サラがアタシの頬をつついているうちにチャイムが鳴った。
「ほら、自分の教室に戻りな」
「ハイハイ、寂しくなって泣くなよ」
「━━なわけないでしょ」
サラは、捨て台詞を吐いて、その場から去っていくと、すれ違いで担任が教室に入れ、体育館に向かうよう指示され、変わらない入学式を迎えたのだった。
入学式を終え、一学年は、各々自分のクラスへと戻っていく。
担任が教卓につき、生徒一人ずつ自己紹介をすることとなった。
廊下側の列は順調に進み、教卓のすぐ目の前の列に移るが、なぜか、一番前の席が空席だった。
担任は肩をすくめてはため息をつき、次の生徒へと声をかけた次の瞬間━━。
バンッ!!
「ギリギリセーフッ!!」
勢い良く開いた戸の音に、皆の視線は、一人の症状に注目した。
「木村 菊乃ッ、無事遅刻を免れましたァ!!」
テンション高く、息切らしながらネイルした長い爪で敬礼する。
金髪に緩めのカール、まつ毛が長く、左耳たぶにピアス。
シャツの第2ボタンを開け、カーディガンを腰に巻いており、スカートを短くしている。
「アウトに決まってるでしょ。
菊乃、そんなんだから留年するんだよ」
担任が近寄っては、呆れた口調で彼女の頭に軽くチョップをする。
…えッ!? 年上!?
ッてか、留年生!?
初めて見た…。
クラス内がざわついている中、彼女は、笑みを絶やさず、あどけなさを醸し出していた。
━━「ん~、終わったァ」
サラが腕を上げて背伸びをする。
入学式を終え、二人で帰路に着いていた。
私は横でカフェラテを飲みながら、 彼女の歩幅に合わせている。
「どう? 新しいクラスやっていけそう?」
「まだ初日だから分からないよ」
道中コンビニに寄り、ルイボスティーとカフェラテを買っては飲み物のキャップを開けていた。
「てか、堂々と遅刻してきた人がいたし」
「えッ!? 不良じゃん、誰それ!?」
アタシは、教室での出来事を軽く説明した。
「すごいな、留年する人なんてこの世にいるんだね」
サラは、菊乃の存在に関心を抱く。
「よほど成績が悪いか、素行が悪いかのどっちかだね。
気をつけなよ」
「そもそも関わる気はないよ」
「い~やッ、スズは、何気に首突っ込むところがあるからッ。
それで厄介事に毎回巻き込まれてるでしょ」
知ったような口を…。
そう思いながら、カフェラテを口に運ぶ。
「ところで、スズは部活やらないの?」
唐突に話を振られ、口にしていたカフェラテを離した。
「部活はいいかな」
「え~? 去年までバスケやってたんだから、またやればいいじゃん」
「興味がなくなったから」
「スズがバスケやってるの、格好良かったのになァ」
サラが残念そうに肩を落とす。
そう興味がなくなった。
これは、紛れもない本心だ。
アタシは、中等部の時、バスケ部に所属していた。
うちの学校は、強豪の2文字から程遠く、中体連で入賞もせずに終わる実力だった。
毎年、青春を賭けてきた先輩たちの涙を見る度、入賞への壁は、とてつもなく厚く高く感じた。
そして、三年にに上がり、レギュラーとなったアタシは、ついに雪辱を晴らすことができた。
念願の中体連優勝を果たしたのだ。
あの時の興奮は、今でも忘れられない。
あの時の涙は、心から溢れ出た歓喜だった。
あの時の私は、人生で初めて何かを成し遂げた瞬間だったのだ。
だが、その後県北大会は予選敗退し、私の青春はあっけなく終わってしまった。
上には上がいることを思い知らされ、チームのみんなは悔しがり、落ち込む者も多かったが、そんな中アタシだけ違かった。
アタシは、心の底から安堵していたのだ。
決して手を抜いたわけではない。
精一杯プレーしたつもりだ。
しかし、環境の変化に気持ちがついていけなかった
。
中体連入賞を目指し、きつい練習も自主練も真剣にこなしてきたが、目標を達成したその後のことは、何も考えていなかった。
アタシの中では、中体連優勝までがゴールだったのだ。
県北大会出場決定したと知らされたとき、正直、何それ? って思ってしまった。
チームの士気が高まっている中、そんな野暮なことを口に出すわけにもいかず、空気に流されてしまった。
当日を迎え、初めて入る体育館、見慣れない生徒たち、あまりにも新鮮過ぎてきて、来てはいけない世界に足を踏み入れてしまったと感じた。
感情の雰囲気に飲まれ、試合中、本領発揮することができなかった。
怖くなってしまったのだ。
アタシにボールを渡すな、早く時間よ過ぎ去れ、頭の中は恐怖で圧迫していたのだ。
我ながら最低だと思う。
だが、あの時の私は、最高だったとも思う。
想定外のことをこなすには、平常心と空元気がなければ成り立たない。
結果、惨敗したが、わかったこともある。
私には、もうバスケに未練はないということだ。
「━━先輩達から何度もお誘いされてんでしょ?」
「まァね。
その度に勉学に励みます、って断ってるけど」
「下手な嘘ついちゃって…」
「嘘はついてないじゃん。
授業を受けているだけでも、勉学に励んでることになるでしょ。
課題もそう。
家でちゃんと勉強してるんだから、間違ったことは言ってないよ」
そう言ってカフェラテを飲み干し、道端の自販機のそばに設置されてあるゴミ箱に、空のペットボトルを入れる。
「じゃあ、次は何部に入るの?」
「入らないよ」
「えッ!?」
サラは、耳を疑い、つい間抜けな声を出してしまった。
「これからは、興味が湧くものを探すよ」
そう言ってるうちに三叉路に出た。
ここからは、帰り道が別となるため、アタシは軽く挨拶を交わし、サラと別れた。
その時、アタシは、あることに気づき、足を止め、制服の裏ポケットやバックの中を手探りし始める。
「…」
マジか…。
どうやら、スマホを忘れてきてしまったようだ。
この学校に通い続けて4度目の春を迎えたアタシは、晴れて高等部一年生となった。
しかし、アタシ自身そこまで気分は上がらなかった。
なぜなら、 中等部からずっと通い続けているため、新鮮さに欠けているからだ。
高等部の教室との境界線を超え、いつもと違う廊下を通り、1年2組に足を踏み入れたが、窓から見える景色が少し変わった程度で、面白みを感じられなかった。
「す~ずッ!」
退屈に過ごしていると、 アタシに声をかけてきた。
スキップしながら席に座り、頬杖をついている私に挨拶をする
「ごッ機嫌よう!」
「ご機嫌よう、彩蘭」
「テンション低いなァ、また同じ学校だっていうのに」
野原 彩蘭。
私の幼馴染で、小学校の頃からの付き合い。
「だからだよ。
小学校から9年間一緒の学校、腐れ縁もいいとこだわ」
視線をそらし、呆れ交じりのため息を吐く。
「何? 私と一緒じゃ嫌なの?」
「そういうわけじゃないけど━━」
「そうだよねェ、私がいないとどこにも行けないもんねェ」
「そッ! ━━ンなことないけど…」
反論しようとしたが、急に自信をなくし、口調が弱くなる。
「高等部の行き方分からないから、下駄箱で待ってたの誰だったっけかな?」
「あの時は、ただ、スマホいじってただけだし…」
痛いところを突かれるが、ボソボソと小声で強がってみせる。
「そっか~、私が来た途端、助かったみたいな顔してたけど、私の勘違いだったのか~」
何も言えなくなったアタシを、フフンと鼻で笑う。
「ただ、さすがに目新しさがほしいって話」
「要するに、私に飽きてるって言ってんじゃん」
軽く傷つき、ふてくされてるサラに、横目で流す。
「“落ち着く”って言ってんの」
アタシは、目を合わせぬまま一言つぶやくと、 サラは目を丸くして、徐々にニヤニヤと笑みを浮かべた。
「ふ~ん」
「何?」
「べッつに~?」
サラがアタシの頬をつついているうちにチャイムが鳴った。
「ほら、自分の教室に戻りな」
「ハイハイ、寂しくなって泣くなよ」
「━━なわけないでしょ」
サラは、捨て台詞を吐いて、その場から去っていくと、すれ違いで担任が教室に入れ、体育館に向かうよう指示され、変わらない入学式を迎えたのだった。
入学式を終え、一学年は、各々自分のクラスへと戻っていく。
担任が教卓につき、生徒一人ずつ自己紹介をすることとなった。
廊下側の列は順調に進み、教卓のすぐ目の前の列に移るが、なぜか、一番前の席が空席だった。
担任は肩をすくめてはため息をつき、次の生徒へと声をかけた次の瞬間━━。
バンッ!!
「ギリギリセーフッ!!」
勢い良く開いた戸の音に、皆の視線は、一人の症状に注目した。
「木村 菊乃ッ、無事遅刻を免れましたァ!!」
テンション高く、息切らしながらネイルした長い爪で敬礼する。
金髪に緩めのカール、まつ毛が長く、左耳たぶにピアス。
シャツの第2ボタンを開け、カーディガンを腰に巻いており、スカートを短くしている。
「アウトに決まってるでしょ。
菊乃、そんなんだから留年するんだよ」
担任が近寄っては、呆れた口調で彼女の頭に軽くチョップをする。
…えッ!? 年上!?
ッてか、留年生!?
初めて見た…。
クラス内がざわついている中、彼女は、笑みを絶やさず、あどけなさを醸し出していた。
━━「ん~、終わったァ」
サラが腕を上げて背伸びをする。
入学式を終え、二人で帰路に着いていた。
私は横でカフェラテを飲みながら、 彼女の歩幅に合わせている。
「どう? 新しいクラスやっていけそう?」
「まだ初日だから分からないよ」
道中コンビニに寄り、ルイボスティーとカフェラテを買っては飲み物のキャップを開けていた。
「てか、堂々と遅刻してきた人がいたし」
「えッ!? 不良じゃん、誰それ!?」
アタシは、教室での出来事を軽く説明した。
「すごいな、留年する人なんてこの世にいるんだね」
サラは、菊乃の存在に関心を抱く。
「よほど成績が悪いか、素行が悪いかのどっちかだね。
気をつけなよ」
「そもそも関わる気はないよ」
「い~やッ、スズは、何気に首突っ込むところがあるからッ。
それで厄介事に毎回巻き込まれてるでしょ」
知ったような口を…。
そう思いながら、カフェラテを口に運ぶ。
「ところで、スズは部活やらないの?」
唐突に話を振られ、口にしていたカフェラテを離した。
「部活はいいかな」
「え~? 去年までバスケやってたんだから、またやればいいじゃん」
「興味がなくなったから」
「スズがバスケやってるの、格好良かったのになァ」
サラが残念そうに肩を落とす。
そう興味がなくなった。
これは、紛れもない本心だ。
アタシは、中等部の時、バスケ部に所属していた。
うちの学校は、強豪の2文字から程遠く、中体連で入賞もせずに終わる実力だった。
毎年、青春を賭けてきた先輩たちの涙を見る度、入賞への壁は、とてつもなく厚く高く感じた。
そして、三年にに上がり、レギュラーとなったアタシは、ついに雪辱を晴らすことができた。
念願の中体連優勝を果たしたのだ。
あの時の興奮は、今でも忘れられない。
あの時の涙は、心から溢れ出た歓喜だった。
あの時の私は、人生で初めて何かを成し遂げた瞬間だったのだ。
だが、その後県北大会は予選敗退し、私の青春はあっけなく終わってしまった。
上には上がいることを思い知らされ、チームのみんなは悔しがり、落ち込む者も多かったが、そんな中アタシだけ違かった。
アタシは、心の底から安堵していたのだ。
決して手を抜いたわけではない。
精一杯プレーしたつもりだ。
しかし、環境の変化に気持ちがついていけなかった
。
中体連入賞を目指し、きつい練習も自主練も真剣にこなしてきたが、目標を達成したその後のことは、何も考えていなかった。
アタシの中では、中体連優勝までがゴールだったのだ。
県北大会出場決定したと知らされたとき、正直、何それ? って思ってしまった。
チームの士気が高まっている中、そんな野暮なことを口に出すわけにもいかず、空気に流されてしまった。
当日を迎え、初めて入る体育館、見慣れない生徒たち、あまりにも新鮮過ぎてきて、来てはいけない世界に足を踏み入れてしまったと感じた。
感情の雰囲気に飲まれ、試合中、本領発揮することができなかった。
怖くなってしまったのだ。
アタシにボールを渡すな、早く時間よ過ぎ去れ、頭の中は恐怖で圧迫していたのだ。
我ながら最低だと思う。
だが、あの時の私は、最高だったとも思う。
想定外のことをこなすには、平常心と空元気がなければ成り立たない。
結果、惨敗したが、わかったこともある。
私には、もうバスケに未練はないということだ。
「━━先輩達から何度もお誘いされてんでしょ?」
「まァね。
その度に勉学に励みます、って断ってるけど」
「下手な嘘ついちゃって…」
「嘘はついてないじゃん。
授業を受けているだけでも、勉学に励んでることになるでしょ。
課題もそう。
家でちゃんと勉強してるんだから、間違ったことは言ってないよ」
そう言ってカフェラテを飲み干し、道端の自販機のそばに設置されてあるゴミ箱に、空のペットボトルを入れる。
「じゃあ、次は何部に入るの?」
「入らないよ」
「えッ!?」
サラは、耳を疑い、つい間抜けな声を出してしまった。
「これからは、興味が湧くものを探すよ」
そう言ってるうちに三叉路に出た。
ここからは、帰り道が別となるため、アタシは軽く挨拶を交わし、サラと別れた。
その時、アタシは、あることに気づき、足を止め、制服の裏ポケットやバックの中を手探りし始める。
「…」
マジか…。
どうやら、スマホを忘れてきてしまったようだ。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
明星一番! オトナ族との闘い。
百夜
青春
波乱万丈、神出鬼没!
言葉遊びで展開する新感覚のハイテンション学園アクションコメディです。
明星一番は高校3年生。偶然隣りの席にいた三咲と共に、次々と襲い掛かかってくるオトナ族との闘いを「言葉遊び」で制していくーーー。
だが、この学園には重大な秘密が隠されていた。
それが「中二病」・・・。
超絶推理を駆使して、彼らはその謎を解けるのか?
【完結】あの日、君の本音に気付けなくて
ナカジマ
青春
藤木涼介と清水凛は、中学3年のバレンタインで両片思いから両想いになった。しかし高校生になってからは、何となく疎遠になってしまっていた。両想いになったからゴールだと勘違いしている涼介と、ちゃんと恋人同士になりたいと言い出せない凛。バスケ部が楽しいから良いんだと開き直った涼介と、自分は揶揄われたのではないかと疑い始める凛。お互いに好意があるにも関わらず、以前よりも複雑な両片思いに陥った2人。
とある理由から、女子の好意を理解出来なくなったバスケ部男子と、引っ込み思案で中々気持ちを伝えられない吹奏楽部女子。普通の男女が繰り広げる、部活に勉強、修学旅行。不器用な2人の青春やり直しストーリー。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
M性に目覚めた若かりしころの思い出
なかたにりえ
青春
わたし自身が生涯の性癖として持ち合わせるM性について、それをはじめて自覚した中学時代の体験になります。歳を重ねた者の、人生の回顧録のひとつとして、読んでいただけましたら幸いです。
一部、フィクションも交えながら、述べさせていただいてます。フィクション/ノンフィクションの境界は、読んでくださった方の想像におまかせいたします。
トキシック女子は救われたい
折井 陣
青春
突如、自分の身体から毒が出るようになってしまった少女、星葉実(ほしば みのり)はいつものように学校へ向かう。世界から隔絶されたその街で星葉は謎の転校生、天森美奈(あまもり みな)と出会う。
どうやら彼女は自分の毒に耐性があるようで、そのハイテンションな振る舞いにてんやわんやな毎日。
星葉の学生生活は人との触れ合いを通じて彩りを増していく。
これは、そんな一女子高生の記録。
隣の海斗くん。
中崎仁華
青春
主人公の私(野村美華)とその隣の席の
蒼くんの日常。
可愛い(計算腹黒)男子と鈍感ヲタク女子
の恋愛目指して書いてます!
誤字脱字があった場合は教えてくれると嬉しいです。
亀更新。ノロマです。
1週間に最低2話更新。🐢💭
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる