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導きの光
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陛下の言葉に「私が・・・ですか?」と言葉を発生するだけでその先を続けられなかった。
「勿論、私の感じた感想に過ぎん。ただ長年の憂いが救われた気がしたのだ。アレンに言い出せなかった事実も今ようやく告げることが出来たしな。アーリス嬢のおかげだ。礼を言う。長い話となったが、話したかったことはこれで終わりだ。2人とも何か聞きたいたいことはあるか?」
「父上、私は・・・私は今とても混乱しております。今、何を聞くべきなのかも整理がつきません。」
「そうだな・・・アレン。落ち着いたら何時でも聞くがいい。そなたにとって、酷な話もあっただろうが・・・何があろうと、私はそなたの味方だ。それだけは忘れないでくれ。」
アレン様は言葉もなく頷いた。
私は昨日から気にかかっていたことを、陛下に尋ねてみることにした。
「陛下、お一つだけお聞きしたいことがございます。」
「何だ?」
「アーサー様とエリス様へのお礼に、せめてお墓参りに伺いたいのですが・・・王族にしか入れない秘密の場所にあるとエリス様が仰っていました。その場所への立ち入りを許可いただくことは可能でしょうか?」
「アーサー達の墓か。王族が同行すれば立ち入りは可能だ。王宮内にあるが歩くには遠い場所だ。馬車を用意させよう。少し待つがいい。」
「あっあの今日でなくても・・・」
「私は多忙な身ゆえ、先延ばしすればいつになるかわからぬ。それに反応が怖くてアレンを今まで連れて行ったことが無かった。今日ともに行くことも、何かの導きかもしれない。」
そういうと陛下は立ち上がり侍従を呼び指示を出した。
「アレン様、御一緒いただいても問題ございませんか?もし、ご気分が優れなければ今日でなくても。」
「大丈夫だ。私も今日行った方が良い気がする。早く会いたいのだ。」
会いたい・・・その言葉の口調は存外に強く、私の耳に残った。
ーーーーーー
馬車はカラカラと音を立てて進んだ。東宮の庭を通り過ぎ、アーリシア・ローズの薔薇園を通り過ぎた。やがて白い高いフェンスに囲まれた小さな森のような場所で馬車が止まった。
白い門の前には衛兵の姿があり、馭者がやり取りをすると、静かに門が開かれた。
門の中を暫く進むと、やがて馬では進むことが出来ない細長い小道が現れた。
「馬車はここまでだ。この森を少し歩く。アーリス嬢さぁ。」
陛下からエスコートの手を差し出されたが、恐れ多くて直ぐに手を取ることが出来ずに躊躇してしまった。するとアレン様がすかさず助け舟を出してくれた。
「父上、私がエスコートします。」
「アレン様、ありがとうございます。」
ホッとして、アレン様の手を取った。
静かな森は、鳥達の鳴き声や微かな風でそよぐ木の葉の音だけが聞こえる。
進むに連れて、神聖な場所に近づいて行くような厳かな空気に変わって行った。
「陛下、この森はお2人のお墓以外に何かがあるのでしょうか?何だか不思議な場所のように感じます。」
「この森の中心に精霊の泉と呼ばれる場所があってな。昔から神聖な場所と言われてきた場所だ。パスカルが幼い頃、精霊に出会ったと言われる場所だ。」
精霊・・・。精霊って妖精みたいなもの?
そんなことを思っている内に小道が途絶え、ぽっかりと何もない広い空間に出た。
いざ、その場所へ足を踏み入れようとすると、何かに私だけポワンと阻まれた。
「ヘェルナンデス・トバルズ並びにアレン・トバルズ、我らとアーリス・イソラを共にこの場所へ受け入れたまえ」
陛下が低い声で告げると、スっと吸い込まれるように身体が1歩前に進んだ。
先程、目に見えていた何も無い風景とは全く違う光景がそこには広がっていた。
目の前には青く美しく澄んだ小さな池のように見える泉と、泉の奥にある美しく咲き誇る花畑の中に2つの墓碑が見えた。
泉の方へ少し歩くと花畑の方から光り輝く丸い虫のような光が、ふわふわと幾つも飛んできた。
前世で見た蛍のような大きさで、輝きは10倍くらい強かった。
「陛下、この光は何でしょうか?」
「いや、私も見たことがない。何度もこの場所に来ているが、見たのは初めてだ。何だろう?新種の虫だろうか?」
私達の会話にアレン様はギョッとしたようだった。
「父上、アーリス嬢ひょっとして、これの姿がお2人には見えていないのですか?もしかして声も聞こえておりませんか?」
「声ですか?」
「声とはなんだ?光ってる珍しい虫だろう?」
「私には羽の付いた小人に見えます。子供のような声で『おかえりなさい。待っていたよ』と話しかけてきています。」
今度は、私達がギョッとする番だった。
「精霊・・・」
「精霊か?この光る虫が?」
触れようと手をのばすと、ふわりと逃げていく。
いつの間にか、アレン様の足が止まり精霊と話し始めた。陛下と私はじっとその様子を見つめていた。
「父上、アーリス嬢、墓参りに行く前に泉の水を被るようにと小人達がしきりに訴えてきます。少しだけお待ちいただけますか?」
そう告げると、泉の端まで進み両手で泉の水をすくい上げ、数度に渡り自らの全身に振り掛けた。
泉の水を振り掛けるのが終わったと思った時、無数の光る虫達がアレン様の身体を取り囲み、アレン様の体が光り輝き見えなくなった!
「アレン!アレン!大丈夫か!」
陛下が慌てて駆け寄ったが、精霊の力なのかアレン様とあと数歩の距離で先に進められない。
「アレン!」
陛下の叫びが泉全体に響いたと思われた時、光が舞い上がった。光と共に空中に舞い上がったその人を見て、意識を失いそうになった。
両眼の色の異なる、アレン様そっくりのその人は・・・
平定者パスカルその人だった。
泉の端で、舞い上がったパスカルを呆然と見つめるアレン様、アレン様とパスカルを見て凍り付く陛下と私。3人ともに身動き出来ないまま、不可思議な光景を見守っていた。
パスカルは精霊に取り囲まれると、徐々に子供の姿に変化して行った。
やがて、両眼とも紫の瞳をした7、8歳位の少年の姿に変わると精霊と共に泉の上を滑って墓碑の前に降り立った。
遠くてハッキリとは分からなかったが、何かを語り掛けているようだった。
そして、精霊と共に泉の上を滑って戻ってくると、アレン様に短く声を掛けたように見えた。
その後すぐに精霊がパスカルとアレン様の体を取り囲み・・・気がつくとパスカルの姿は見えなくなっていた。
少しの間、誰も身動ぎ出来なかった。
真っ先に動き出したのは陛下だった。アレン様に傍に駆け寄った。
「アレン、大丈夫か!」
「大丈夫です。今のは・・・」
「今のはパスカルに間違いないな。私には聞こえなかったが、何か言われたのか?」
「後を頼む・・・と言われました。それだけです。」
後を頼むと・・・短いが、それゆえに重い言葉のような気がした。陛下もそう思われたのか、黙って頷かれた。
その後、お2人のお墓参りはつつがなく行われた。
心配していたアレン様のご様子は、特段変わりはなく安心した。精霊の存在以外は普通のお墓参りと変わりなかった。私は助けてもらった感謝の気持ちが届くように、全身全霊でお2人に祈りを捧げた。
細長い小道に戻る際、今度は押し出されるような微かな違和感を感じた。その先に1歩進んで、振り返ると
そこにはぽっかりと何もみえない広い空間が広がっていた。
精霊の泉に存在していた精霊・・・彼らによって変化していったパスカルの姿を思い出す。
精霊たちの光が新しい治世の導きの光となりますように・・・そう、願わずにいられなかった。
「勿論、私の感じた感想に過ぎん。ただ長年の憂いが救われた気がしたのだ。アレンに言い出せなかった事実も今ようやく告げることが出来たしな。アーリス嬢のおかげだ。礼を言う。長い話となったが、話したかったことはこれで終わりだ。2人とも何か聞きたいたいことはあるか?」
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「そうだな・・・アレン。落ち着いたら何時でも聞くがいい。そなたにとって、酷な話もあっただろうが・・・何があろうと、私はそなたの味方だ。それだけは忘れないでくれ。」
アレン様は言葉もなく頷いた。
私は昨日から気にかかっていたことを、陛下に尋ねてみることにした。
「陛下、お一つだけお聞きしたいことがございます。」
「何だ?」
「アーサー様とエリス様へのお礼に、せめてお墓参りに伺いたいのですが・・・王族にしか入れない秘密の場所にあるとエリス様が仰っていました。その場所への立ち入りを許可いただくことは可能でしょうか?」
「アーサー達の墓か。王族が同行すれば立ち入りは可能だ。王宮内にあるが歩くには遠い場所だ。馬車を用意させよう。少し待つがいい。」
「あっあの今日でなくても・・・」
「私は多忙な身ゆえ、先延ばしすればいつになるかわからぬ。それに反応が怖くてアレンを今まで連れて行ったことが無かった。今日ともに行くことも、何かの導きかもしれない。」
そういうと陛下は立ち上がり侍従を呼び指示を出した。
「アレン様、御一緒いただいても問題ございませんか?もし、ご気分が優れなければ今日でなくても。」
「大丈夫だ。私も今日行った方が良い気がする。早く会いたいのだ。」
会いたい・・・その言葉の口調は存外に強く、私の耳に残った。
ーーーーーー
馬車はカラカラと音を立てて進んだ。東宮の庭を通り過ぎ、アーリシア・ローズの薔薇園を通り過ぎた。やがて白い高いフェンスに囲まれた小さな森のような場所で馬車が止まった。
白い門の前には衛兵の姿があり、馭者がやり取りをすると、静かに門が開かれた。
門の中を暫く進むと、やがて馬では進むことが出来ない細長い小道が現れた。
「馬車はここまでだ。この森を少し歩く。アーリス嬢さぁ。」
陛下からエスコートの手を差し出されたが、恐れ多くて直ぐに手を取ることが出来ずに躊躇してしまった。するとアレン様がすかさず助け舟を出してくれた。
「父上、私がエスコートします。」
「アレン様、ありがとうございます。」
ホッとして、アレン様の手を取った。
静かな森は、鳥達の鳴き声や微かな風でそよぐ木の葉の音だけが聞こえる。
進むに連れて、神聖な場所に近づいて行くような厳かな空気に変わって行った。
「陛下、この森はお2人のお墓以外に何かがあるのでしょうか?何だか不思議な場所のように感じます。」
「この森の中心に精霊の泉と呼ばれる場所があってな。昔から神聖な場所と言われてきた場所だ。パスカルが幼い頃、精霊に出会ったと言われる場所だ。」
精霊・・・。精霊って妖精みたいなもの?
そんなことを思っている内に小道が途絶え、ぽっかりと何もない広い空間に出た。
いざ、その場所へ足を踏み入れようとすると、何かに私だけポワンと阻まれた。
「ヘェルナンデス・トバルズ並びにアレン・トバルズ、我らとアーリス・イソラを共にこの場所へ受け入れたまえ」
陛下が低い声で告げると、スっと吸い込まれるように身体が1歩前に進んだ。
先程、目に見えていた何も無い風景とは全く違う光景がそこには広がっていた。
目の前には青く美しく澄んだ小さな池のように見える泉と、泉の奥にある美しく咲き誇る花畑の中に2つの墓碑が見えた。
泉の方へ少し歩くと花畑の方から光り輝く丸い虫のような光が、ふわふわと幾つも飛んできた。
前世で見た蛍のような大きさで、輝きは10倍くらい強かった。
「陛下、この光は何でしょうか?」
「いや、私も見たことがない。何度もこの場所に来ているが、見たのは初めてだ。何だろう?新種の虫だろうか?」
私達の会話にアレン様はギョッとしたようだった。
「父上、アーリス嬢ひょっとして、これの姿がお2人には見えていないのですか?もしかして声も聞こえておりませんか?」
「声ですか?」
「声とはなんだ?光ってる珍しい虫だろう?」
「私には羽の付いた小人に見えます。子供のような声で『おかえりなさい。待っていたよ』と話しかけてきています。」
今度は、私達がギョッとする番だった。
「精霊・・・」
「精霊か?この光る虫が?」
触れようと手をのばすと、ふわりと逃げていく。
いつの間にか、アレン様の足が止まり精霊と話し始めた。陛下と私はじっとその様子を見つめていた。
「父上、アーリス嬢、墓参りに行く前に泉の水を被るようにと小人達がしきりに訴えてきます。少しだけお待ちいただけますか?」
そう告げると、泉の端まで進み両手で泉の水をすくい上げ、数度に渡り自らの全身に振り掛けた。
泉の水を振り掛けるのが終わったと思った時、無数の光る虫達がアレン様の身体を取り囲み、アレン様の体が光り輝き見えなくなった!
「アレン!アレン!大丈夫か!」
陛下が慌てて駆け寄ったが、精霊の力なのかアレン様とあと数歩の距離で先に進められない。
「アレン!」
陛下の叫びが泉全体に響いたと思われた時、光が舞い上がった。光と共に空中に舞い上がったその人を見て、意識を失いそうになった。
両眼の色の異なる、アレン様そっくりのその人は・・・
平定者パスカルその人だった。
泉の端で、舞い上がったパスカルを呆然と見つめるアレン様、アレン様とパスカルを見て凍り付く陛下と私。3人ともに身動き出来ないまま、不可思議な光景を見守っていた。
パスカルは精霊に取り囲まれると、徐々に子供の姿に変化して行った。
やがて、両眼とも紫の瞳をした7、8歳位の少年の姿に変わると精霊と共に泉の上を滑って墓碑の前に降り立った。
遠くてハッキリとは分からなかったが、何かを語り掛けているようだった。
そして、精霊と共に泉の上を滑って戻ってくると、アレン様に短く声を掛けたように見えた。
その後すぐに精霊がパスカルとアレン様の体を取り囲み・・・気がつくとパスカルの姿は見えなくなっていた。
少しの間、誰も身動ぎ出来なかった。
真っ先に動き出したのは陛下だった。アレン様に傍に駆け寄った。
「アレン、大丈夫か!」
「大丈夫です。今のは・・・」
「今のはパスカルに間違いないな。私には聞こえなかったが、何か言われたのか?」
「後を頼む・・・と言われました。それだけです。」
後を頼むと・・・短いが、それゆえに重い言葉のような気がした。陛下もそう思われたのか、黙って頷かれた。
その後、お2人のお墓参りはつつがなく行われた。
心配していたアレン様のご様子は、特段変わりはなく安心した。精霊の存在以外は普通のお墓参りと変わりなかった。私は助けてもらった感謝の気持ちが届くように、全身全霊でお2人に祈りを捧げた。
細長い小道に戻る際、今度は押し出されるような微かな違和感を感じた。その先に1歩進んで、振り返ると
そこにはぽっかりと何もみえない広い空間が広がっていた。
精霊の泉に存在していた精霊・・・彼らによって変化していったパスカルの姿を思い出す。
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