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証拠2,3
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7月12日 土曜日
俺と蓬莱は睡眠を取り6:00から監視に入る。今日と明日で勝負が決まる。昨日のでも良いが別室行きにさせ
ることではなく潰すことが目的だ。テスト週間で午前授業もない。
監視を続けて3時間が経過した。
「電話してるな。」
「えぇ。一条君かしら。」
「分からないが可能性は大だな。」
20分が経過し鬼塚の部屋に知らない人3人が現れる。どう言うことだ?一条の他にも被害者が居たのか?
「一人ずつお金を渡してるわ。一人辺り4万ね。」
映像がクリアだから渡している札も分かる。全員が金を渡し終えると3人は出ていった。
「ごめんなさい、吐き気がしてきたわ。席を外すわね。。」
口に手を当てトイレに走っていった。
鬼塚は12万も今所持している。それも他人の金だ。予想以上だ。
それ以降人は現れなかった。これで証拠2をゲット。さぁ、最低な事をもっとしろ。全ては俺たちの思うま
まだ。
12:30分になると、やっていたゲームを中断し外へ出る。
「ヤバイ。準備してすぐ行くぞ。」
目立たない服に瞬時に着替え、蓬莱はビデオカメラを持ち鬼塚の後を追う。
「あいつ何処に行く気だ?」
「さぁ?私もこっちの道は初めてだから何があるか分からないわ。」
細い道を通っている。この先には一体何があるかネコの国だったら今までの行為を考え直すかもしれない。
そんな淡い希望は叶うはずもなく、細い道を抜けた先には大人の街が広がっていた。
昨日言っていたキャバクラはここにあるんだろうな。
足を止めず吸い込まれるように入ったのはキャバクラ。昼から馬鹿じゃねーの?
まぁ、入るところ録ったんで証拠はバッチリ。
「驚いたわ。もう何て言えばいいか分からなくなってくるわ。」
「………だな。」
全くその通り。
入った証拠だけじゃ駄目だな。中の様子も録らないと言い訳されるだけだ。その言い訳が正当化されたら余
計面倒だ。・・・・・そんなことあるわけないと思うけど。
俺の考えを読んだ蓬莱は頷く。俺も覚悟を決め少し店内に入る。
「はぁ~い♪そこの君たち何してるの?」
「(おいおい!俺気絶しちゃう!見知らぬ人だと怖くて気絶しちゃう!蓬莱頼む!)」
「(不知火君の頼みなら何だって聞いてあげるんだから!任せて頂戴!)」
人を人だと思ってない奴に任せるのは不安だがこれは俺のせいだ。文句なんて言ってられない。
「少し良いかしら?さっきこの店に鬼塚って人入らなかった?」
「鬼塚?あぁ!常連客よ。それが?」
まさかの常連客!今の録音したからな!
「ならこれで鬼塚って人をバレないように録って下さい。私たちは外にいますから。」
「あの子を?まぁ、別にいいけど?」
よくやった蓬莱!後でキスだ!
「やったわ!」
二時間ぐらい待ったな。スマホで時間を確認する。
「(出てきたわよ。)」
楽しんできた鬼塚は笑顔で出てきた。二時間前に通って出てきた細い道に何事もなく進んでいった。
「はぁ~い。録ったわよ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
「じゃあね、可愛い子たち~」
俺らも細い道を通る、あのお姉さんと呼ぶべきかお婆さんと呼ぶべきかそれともママと呼べいいか分からな
い人は見えなくなるまで手を振ってくれた。
「お前、お礼言えたな。」
「え、えぇ。その代償は大きいけれどね。」
「は?------は!?」
蓬莱は俺の方を向くと鼻血を出している。おまけに酷く充血してる。
「おい!大丈夫か!?」
「人と認めてない奴にお礼を言うのは辛すぎた、わ……………」
力が抜けるように崩れ落ちる。俺はティッシュを取りだし鼻栓を作る。
蓬莱の鼻に優しくいれ、次はおんぶする。
今週で二度目だぜ。
俺と蓬莱は睡眠を取り6:00から監視に入る。今日と明日で勝負が決まる。昨日のでも良いが別室行きにさせ
ることではなく潰すことが目的だ。テスト週間で午前授業もない。
監視を続けて3時間が経過した。
「電話してるな。」
「えぇ。一条君かしら。」
「分からないが可能性は大だな。」
20分が経過し鬼塚の部屋に知らない人3人が現れる。どう言うことだ?一条の他にも被害者が居たのか?
「一人ずつお金を渡してるわ。一人辺り4万ね。」
映像がクリアだから渡している札も分かる。全員が金を渡し終えると3人は出ていった。
「ごめんなさい、吐き気がしてきたわ。席を外すわね。。」
口に手を当てトイレに走っていった。
鬼塚は12万も今所持している。それも他人の金だ。予想以上だ。
それ以降人は現れなかった。これで証拠2をゲット。さぁ、最低な事をもっとしろ。全ては俺たちの思うま
まだ。
12:30分になると、やっていたゲームを中断し外へ出る。
「ヤバイ。準備してすぐ行くぞ。」
目立たない服に瞬時に着替え、蓬莱はビデオカメラを持ち鬼塚の後を追う。
「あいつ何処に行く気だ?」
「さぁ?私もこっちの道は初めてだから何があるか分からないわ。」
細い道を通っている。この先には一体何があるかネコの国だったら今までの行為を考え直すかもしれない。
そんな淡い希望は叶うはずもなく、細い道を抜けた先には大人の街が広がっていた。
昨日言っていたキャバクラはここにあるんだろうな。
足を止めず吸い込まれるように入ったのはキャバクラ。昼から馬鹿じゃねーの?
まぁ、入るところ録ったんで証拠はバッチリ。
「驚いたわ。もう何て言えばいいか分からなくなってくるわ。」
「………だな。」
全くその通り。
入った証拠だけじゃ駄目だな。中の様子も録らないと言い訳されるだけだ。その言い訳が正当化されたら余
計面倒だ。・・・・・そんなことあるわけないと思うけど。
俺の考えを読んだ蓬莱は頷く。俺も覚悟を決め少し店内に入る。
「はぁ~い♪そこの君たち何してるの?」
「(おいおい!俺気絶しちゃう!見知らぬ人だと怖くて気絶しちゃう!蓬莱頼む!)」
「(不知火君の頼みなら何だって聞いてあげるんだから!任せて頂戴!)」
人を人だと思ってない奴に任せるのは不安だがこれは俺のせいだ。文句なんて言ってられない。
「少し良いかしら?さっきこの店に鬼塚って人入らなかった?」
「鬼塚?あぁ!常連客よ。それが?」
まさかの常連客!今の録音したからな!
「ならこれで鬼塚って人をバレないように録って下さい。私たちは外にいますから。」
「あの子を?まぁ、別にいいけど?」
よくやった蓬莱!後でキスだ!
「やったわ!」
二時間ぐらい待ったな。スマホで時間を確認する。
「(出てきたわよ。)」
楽しんできた鬼塚は笑顔で出てきた。二時間前に通って出てきた細い道に何事もなく進んでいった。
「はぁ~い。録ったわよ。」
「分かりました。ありがとうございます。」
「じゃあね、可愛い子たち~」
俺らも細い道を通る、あのお姉さんと呼ぶべきかお婆さんと呼ぶべきかそれともママと呼べいいか分からな
い人は見えなくなるまで手を振ってくれた。
「お前、お礼言えたな。」
「え、えぇ。その代償は大きいけれどね。」
「は?------は!?」
蓬莱は俺の方を向くと鼻血を出している。おまけに酷く充血してる。
「おい!大丈夫か!?」
「人と認めてない奴にお礼を言うのは辛すぎた、わ……………」
力が抜けるように崩れ落ちる。俺はティッシュを取りだし鼻栓を作る。
蓬莱の鼻に優しくいれ、次はおんぶする。
今週で二度目だぜ。
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