愛の下のJK日記

五月憂

文字の大きさ
上 下
21 / 27

第10.5話 改名

しおりを挟む
「始まりました第10回オマケコーナーの時間です。このコーナーでは、『愛の下のJK日記』の登場人物をもっと知りたい、もっと見たいという人のためのコーナーです。司会進行は、愛下高校放送部の藍衣黒子が担当します。皆さんついに記念すべき第10回ですよ! っということで、今回のゲストは、本編レギュラーの四人を呼んでおります。どうぞー」
「こんにちは。白咲春です」
「紀乃律でーす」
「立川柚季ですー」
「……黒井夕奈」
「はい。やる気のある人もない人もよろしくお願いします」
「今回は何も聞かされずに来たんですけど、何を話しせばいいんですか?」
「はい。今回皆さんを呼んで考えたい事。記念すべき10回にふさわしい内容――ズバリッ、コーナーの改名です」
「コーナーの改名?」
「そうです紀乃さん。コーナーの改名です。この『オマケコーナー』の新しい名前を考えて頂きます」
「……また、面倒な事を」
「面倒とは何ですか。このオマケコーナーがあってこその『JK日記』。いわばこっちこそメインの『JK日記』なんですよ」
「「「「………」」」」
「何か言ってくださいよ!」
「それで、これが用意されてるわけですか」
「はい。フリップにマジックで案を一つだしてください」
「あー、月曜更新のアレで見みましたねー」
「確かに、作者がハマってるんじゃないか」
「ちょっと、他作品の内容にまで入らないでください!」
「まぁまぁ、皆さん真剣に考えてあげましょうよ」
「白咲さん――」
「……速く帰りたいからそうしよ」
「そだな」
「フフフー」
「その発言の後に一斉に書き始めると返って失礼ですからね。まぁ、いいでしょうでは、立川さんからどうぞ」
「はーい。私はこれが良いんじゃないかと思いますー」
『愛下の猫』
「……何ですかこれは?」
「良くないですかー? 猫可愛いし」
「関係ないじゃないですか! 適当すぎますボツボツー!」
「えー」
「えーじゃありません。じゃぁ、次に紀乃さん」
「あたしはこれかな」
『グダグダ通信』
「ディスリですか。ディスリですよね」
「的を得てる」
「だろっ」
「却下です! えー……聞きたくないけど、黒井さん」
「恐れおののけ」
『愛の下の下のJK日記』
「どんだけ下のコーナー何ですか!」
「しょせん本編のサポートコーナーだから。しょせん」
「しょせんって言うのやめてもらえますか」
「まぁ、あたし達二人は核心をついてると思うけど」
「つきすぎなんですよ。砕けるわ! あー、なんでまともなのが一つもないんですか」
「だから最後に春さんを残したんだろ」
「わ、私ですか」
「なるほどー」
「白咲さん。お願いしますよ。あなたに掛かってるんですから」
「えー、そんなに自信がないんですけど」
「良いです。それではどうぞ!」
「私が考えた名前はこれです」
『JK報道局』
「「「………」」」」
「……皆さん?」
「普通ですね」
「普通だな」
「普通ですー」
「普通」
「皆さんもう少し本能してください!」
「いやー、ごめん春さん。あまりにも普通だったから」
「そうですね。開いた口がふさがらないレベルの普通さでした」
「うぅ、こんなに普通って言葉に傷つくなんて初めてです」
「……ドンマイ」
「夕奈さんまで優しくなるし」
「っで、結局四つの案が出たんだけど、どうするの」
「そうですねー。多数決にしますか。五人いるのでちょうどいいし。では、皆さん良かったと思うもののフリップを指してください。どうぞ!」
「―――」
「っというわけで、新しい名前は『JK報道局』に決定です」
「まぁ、普通だったし」
「普通ですー」
「普通」
「全然うれしくないですよー」
「では、名前も決まったことでそろそろお時間です。司会進行は一年三組藍衣黒子がお送りしました。次回から『JK報道局』で会いましょう。バイバーイ」
「「「バイバーイ」」」
「ひどいです皆さん」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。

スタジオ.T
青春
 幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。  そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。    ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。

翠名と椎名の恋路(恋にゲームに小説に花盛り)

jun( ̄▽ ̄)ノ
青春
 中2でFカップって妹こと佐藤翠名(すいな)と、中3でDカップって姉こと佐藤椎名(しいな)に、翠名の同級生でゲーマーな田中望(のぞみ)、そして望の友人で直球型男子の燃得(もえる)の4人が織り成す「恋」に「ゲーム」に「小説」そして「ホットなエロ」の協奏曲

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

スイミングスクールは学校じゃないので勃起してもセーフ

九拾七
青春
今から20年前、性に目覚めた少年の体験記。 行為はありません。

スノードロップ

春夏冬 秋
青春
人にはそれぞれの涙の理由があります。 その理由をストーリーにしました。 短編集になるかと思いますがよろしくお願いします

これくたーず!

ぜろせろり
青春
この高校の生徒である以上 何か一つ部活に所属しろなど 我々の自由が侵されている なんて主張しても無駄だと察し たまたま通りかかった 『コレクター部』に何となく入部した 私の日常の物語です 何か不満がありますか

おしっこ我慢が趣味の彼女と、女子の尿意が見えるようになった僕。

赤髪命
青春
~ある日目が覚めると、なぜか周りの女子に黄色い尻尾のようなものが見えるようになっていた~ 高校一年生の小林雄太は、ある日突然女子の尿意が見えるようになった。 (特にその尿意に干渉できるわけでもないし、そんなに意味を感じないな……) そう考えていた雄太だったが、クラスのアイドル的存在の鈴木彩音が実はおしっこを我慢することが趣味だと知り……?

処理中です...