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早速私は水晶を通して屋敷の様子を見た。
「やっぱり、予想通りの展開みたいですね」
写し出された映像に私はほくそ笑んだ。
「狙われたのは年の差婚のせいですかね?」
「違うと思うぞ、やはり惚れた弱みだ。
満足するまでやったら明け方までやるだろう。
そうするとリリア嬢の負担が大きくなる。
それをどこで発散するかと言えば、俺たちや後騎士団の面々だ」
「なら、やはりクリスさまは満足してなかったのですね……」
「初めての君に無理をさせたことを後悔してたからね。
それで、無茶苦茶に抱くと嫌われると思って手出しができない状態なんだと思うぞ」
お姉さまはあからさまに言ってのけた。
周りで聞いていた方が顔を赤らめ俯いてしまうのに、やはり経験の差でしょうか!!!
力説すると侍女のお姉さまから違うからと声をそろえて言われてしまった。
解せぬ!!!!!
すでにクリスさまには連絡済みです。
私は屋敷のいたるところに設置しておいた監視カメラの作動させました。
すると、キャロラインは暴言を吐きながら、侍女に惨いことをしている最中でした。
「これは……ただで済むとわ思えないわね」
「私の家族に何いて惨いことをしてくれてんですかね」
怒りに任せて、私たちの寝室に仕掛けたトラップを作動させた。
するとどこからともなく悲鳴が聞こえてきたのだ。
「何をしたの?」
「これですか?
クリスさまの信頼のおける使用人の方たちの指紋をあらかじめ入力しておき、トラップを作動すると登録しておいた人以外がドアノブを回すと雷魔法が発動するようになっているんです」
「あら、面白そうね」
「(ΦωΦ)フフフ… 面白いですよ。
力加減を間違えて黒焦げにならないといいのですけどね」
「あら、本当に楽しそうだわ」
「お姉さま、お顔が怖いですよ」
「ごめんなさいね、ついつい本音が漏れてしまいましたわ」
絶対、陛下がらみですね!!!
一体今度は何をやらかしたんですか!!!!
後で侍女のお姉さまたちに聞いてみようも思います。
それはさておきです。
まずはこいつらをどうにかしないといけませんわね。
どうやら仕掛けが分かったようですね。
なら第二弾です。
何重にもトラップは仕掛けてますよ。
簡単に侯爵家を乗っ取れると思ったら大間違いです。
彼らを人質に取ろうものなら、屋敷に仕掛けたありとあらゆるトラップで息の根を止めてあげますからね。
操作方法を私から聞いたお姉さまはそれはそれは喜々として操作し、賊たちを捕まえて言っているのだ。
遠隔操作の為相手には見えないと言う恐怖を与えることもできるのだ。
キャロラインは目の前で仲間が黒焦げになるのを見て発狂している。
馬鹿な奴だ。
高位貴族をターゲットにすればどうなるかわかり切ったことなのに、考えが及ばなかった時点でこうなる運命だったんだと諦めてもらうしかないですね。
どうやら騎士団の皆さんも屋敷を包囲したようですし、トラップを解除してもよさそうですね。
こうしてクリスさまが留守の間に起こった事件はあっけなく幕を下ろしたのです。
ここだけの話ですが、お姉さまはかなり物足りなさそうでした。
どれだけストレスが溜まっているんですか!!!!
「やっぱり、予想通りの展開みたいですね」
写し出された映像に私はほくそ笑んだ。
「狙われたのは年の差婚のせいですかね?」
「違うと思うぞ、やはり惚れた弱みだ。
満足するまでやったら明け方までやるだろう。
そうするとリリア嬢の負担が大きくなる。
それをどこで発散するかと言えば、俺たちや後騎士団の面々だ」
「なら、やはりクリスさまは満足してなかったのですね……」
「初めての君に無理をさせたことを後悔してたからね。
それで、無茶苦茶に抱くと嫌われると思って手出しができない状態なんだと思うぞ」
お姉さまはあからさまに言ってのけた。
周りで聞いていた方が顔を赤らめ俯いてしまうのに、やはり経験の差でしょうか!!!
力説すると侍女のお姉さまから違うからと声をそろえて言われてしまった。
解せぬ!!!!!
すでにクリスさまには連絡済みです。
私は屋敷のいたるところに設置しておいた監視カメラの作動させました。
すると、キャロラインは暴言を吐きながら、侍女に惨いことをしている最中でした。
「これは……ただで済むとわ思えないわね」
「私の家族に何いて惨いことをしてくれてんですかね」
怒りに任せて、私たちの寝室に仕掛けたトラップを作動させた。
するとどこからともなく悲鳴が聞こえてきたのだ。
「何をしたの?」
「これですか?
クリスさまの信頼のおける使用人の方たちの指紋をあらかじめ入力しておき、トラップを作動すると登録しておいた人以外がドアノブを回すと雷魔法が発動するようになっているんです」
「あら、面白そうね」
「(ΦωΦ)フフフ… 面白いですよ。
力加減を間違えて黒焦げにならないといいのですけどね」
「あら、本当に楽しそうだわ」
「お姉さま、お顔が怖いですよ」
「ごめんなさいね、ついつい本音が漏れてしまいましたわ」
絶対、陛下がらみですね!!!
一体今度は何をやらかしたんですか!!!!
後で侍女のお姉さまたちに聞いてみようも思います。
それはさておきです。
まずはこいつらをどうにかしないといけませんわね。
どうやら仕掛けが分かったようですね。
なら第二弾です。
何重にもトラップは仕掛けてますよ。
簡単に侯爵家を乗っ取れると思ったら大間違いです。
彼らを人質に取ろうものなら、屋敷に仕掛けたありとあらゆるトラップで息の根を止めてあげますからね。
操作方法を私から聞いたお姉さまはそれはそれは喜々として操作し、賊たちを捕まえて言っているのだ。
遠隔操作の為相手には見えないと言う恐怖を与えることもできるのだ。
キャロラインは目の前で仲間が黒焦げになるのを見て発狂している。
馬鹿な奴だ。
高位貴族をターゲットにすればどうなるかわかり切ったことなのに、考えが及ばなかった時点でこうなる運命だったんだと諦めてもらうしかないですね。
どうやら騎士団の皆さんも屋敷を包囲したようですし、トラップを解除してもよさそうですね。
こうしてクリスさまが留守の間に起こった事件はあっけなく幕を下ろしたのです。
ここだけの話ですが、お姉さまはかなり物足りなさそうでした。
どれだけストレスが溜まっているんですか!!!!
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