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 最近はモフモフできずうずうずしていたのだ。

 フェンリルに頼みたまに獣の姿になってもらい思う存分毛並みを堪能したのだ。

 「ありがとうな」

 俺は堪能したので、そのままフェンリルを抱きしめ眠りについたのだ。

 エッチの時は本当に人の姿になりやってくれるので助かるのだが、このままフェンリルだけでいいなと思っていた時、あの森でエッチしていた男とばったりギルドで合ったのだ。

 俺はそいつと目が合うと、なんとも言い難い体の疼きを感じ、慌ててフェンリルに宿屋に戻ってもらった。

 俺はその日一日体の疼きが収まらず、フェンリルに抱いてもらった。

 俺はギルドに行くのが怖くなり、フェンリルに依頼を取ってきてもらった。

 森に入り、奥深いところまで行き、依頼のあった獣を倒しギルドに戻るとやはりそこにはあの男がいたのだ。

 俺は我慢をし依頼完了の判をもらい報酬をもらうと、フェンリルを連れて宿屋にもどった。

 「大丈夫か?」

 「大丈夫じゃない、こんなのおかしいだろ!!!!」

 「あいつ、シンの番の一人だろ?」

 俺は気づかないふりをしていたが、フェンリルは言ってしまったのだ。

 「あいつもシンのこと気にしていたからな、余り辛いなら次の町に行ってみるか?」

 フェンリルの申し出はすごく嬉しく二つ返事で承諾したのだ。

 俺自身フェンリルの相手をするのも大変なのにと思いつつも、これ以上番を増やしたくないという気持ちが大きかったのだ。

 こうして逃げることを選び、フェンリルと旅に出たのだ。

 旅の最中大物を倒しそれが評価されAランク冒険者の仲間入りすることができたのだが、行く先々であの男と会うのだけは勘弁してもらいたい。

 フェンリルからは「これぞ番のなせる業だな」と言われたがそんなのいらねーよ!!!!

 
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