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やっぱりどんなに努力しても未来は変えられないんだ。
何でこうなってしまったんだろう。
彼を虐めるのではなく仲良くなろうと努力したし、自分がこの家の子供ではないことは知っていたので執事に協力してもらって学校がお休みの時にはギルドに行き冒険者として依頼をこなしていた。
学校を卒業したら家を出て自立しようと計画を立てていたんだ。
両親の本当の子供は今目の前にいる彼で俺を見てニヤニヤ笑っていた。
身に覚えのないことをつらつら並べられ困惑していた。
絶望に打ちひしがれているとさらに追い打ちをかけられてしまった。
兄弟として育った兄貴が俺を氷のような目で見ていたのだ。
散々かわいいと言ってくれ笑いかけてくれた兄貴は俺を見て嫌そうに顔をしかめてきた。
「こんなのと一時でも兄弟だったと思うと吐き気がする」
「そんなこと言わないで、リアは僕に大好きなお兄ちゃんを取られると思ったからあんなことしたんだよ」
「だからと言って階段から突き落とすなど言語道断だ」
「……」
何時俺が階段から突き落としたんだろう?突き落とされて大けがをした覚えはあるけど……
「婚約は破棄し私はこの心優しいノアと婚約する」
「……」
婚約もしてないから破棄するとかありえないんですけど……こうなることは分かっていたので婚約はお断りしていたのだ。
これは突っ込んでいいのだろうか?
突っ込まないでそのまま傍観していた方がいいのか……どうしたもんかと考えあぐねていた。
するとありえない人が登場したのだ。
隣にはいつも一緒にいてくれた執事がいるじゃないか!!!!!!
どうなっているんだ?
何でこうなってしまったんだろう。
彼を虐めるのではなく仲良くなろうと努力したし、自分がこの家の子供ではないことは知っていたので執事に協力してもらって学校がお休みの時にはギルドに行き冒険者として依頼をこなしていた。
学校を卒業したら家を出て自立しようと計画を立てていたんだ。
両親の本当の子供は今目の前にいる彼で俺を見てニヤニヤ笑っていた。
身に覚えのないことをつらつら並べられ困惑していた。
絶望に打ちひしがれているとさらに追い打ちをかけられてしまった。
兄弟として育った兄貴が俺を氷のような目で見ていたのだ。
散々かわいいと言ってくれ笑いかけてくれた兄貴は俺を見て嫌そうに顔をしかめてきた。
「こんなのと一時でも兄弟だったと思うと吐き気がする」
「そんなこと言わないで、リアは僕に大好きなお兄ちゃんを取られると思ったからあんなことしたんだよ」
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「……」
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これは突っ込んでいいのだろうか?
突っ込まないでそのまま傍観していた方がいいのか……どうしたもんかと考えあぐねていた。
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隣にはいつも一緒にいてくれた執事がいるじゃないか!!!!!!
どうなっているんだ?
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