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今日も城の中にある図書館に行き錬金術の本を読んでいた。
今の錬金術は薬を作るために存在していたが、ひと昔前はいろいろなものを作り出していたことが本には載っていたが、どれも今は存在しないものばかりが材料として載っていた。
「どれも絶滅してしまったものばかりだ」
一通り読みあさると今度は錬金術師がいる棟に行き薬を作るのを手伝った。
どういうわけか、俺が作ると傷薬がハンドクリームになっていることもありハンドクリームの在庫が増えてきたが貰い手はすぐに見つかるのだ。
俺が錬金術にはまり錬金術師の元に入り浸るようになると絶対に護衛をつけ監視されるようになった。
護衛はいつものことだがどういうわけか師を威嚇しているのだ。
師はフードを被り顔が見れないようになっているので年齢はわからないのだが、なぜここまで威嚇する必要があるのかわからない。
それも集中してしまうと気にならなくなってしまうので俺には支障がないのだが、師にはかなりのダメージだったみたいだ。
「勘弁してくださいよ」
集中できずに薬を失敗ばかりしてしまったらしくへこんでいた。
「大丈夫ですか?」
フードの上から頭を撫でると気持ちよかったのか猫のようにすり寄ってきた。
ちょっとかわいいと思ってしまったことは内緒だ。
「疲れたのでしたらソファで少し横になったらどうですか?」
「んっそうするよ」
師はどういうわけか俺の腕を掴むとソファに連れていき俺を座らせると腰に抱き着くようにして眠ってしまったのだが、師は身長が高いので縮こまって寝ているのは猫っぽいと思ってしまった。
どれぐらいそうしていたのか、そろそろ暗くなってきた。
「起きてください」
揺さぶり起こしたのだがまだ寝ぼけているのか返事がない。
「大丈夫ですか?」
「平気……」
ようやく返事が返ってきたがまだ眠そうだ。
「僕は戻りますので、今度はベットで寝てくださいね」
「わかった……」
そのまま師は寝室に入っていったので俺は部屋に帰ることにした。
俺もそれなりに魔力を使ったので疲れて眠い。
今の錬金術は薬を作るために存在していたが、ひと昔前はいろいろなものを作り出していたことが本には載っていたが、どれも今は存在しないものばかりが材料として載っていた。
「どれも絶滅してしまったものばかりだ」
一通り読みあさると今度は錬金術師がいる棟に行き薬を作るのを手伝った。
どういうわけか、俺が作ると傷薬がハンドクリームになっていることもありハンドクリームの在庫が増えてきたが貰い手はすぐに見つかるのだ。
俺が錬金術にはまり錬金術師の元に入り浸るようになると絶対に護衛をつけ監視されるようになった。
護衛はいつものことだがどういうわけか師を威嚇しているのだ。
師はフードを被り顔が見れないようになっているので年齢はわからないのだが、なぜここまで威嚇する必要があるのかわからない。
それも集中してしまうと気にならなくなってしまうので俺には支障がないのだが、師にはかなりのダメージだったみたいだ。
「勘弁してくださいよ」
集中できずに薬を失敗ばかりしてしまったらしくへこんでいた。
「大丈夫ですか?」
フードの上から頭を撫でると気持ちよかったのか猫のようにすり寄ってきた。
ちょっとかわいいと思ってしまったことは内緒だ。
「疲れたのでしたらソファで少し横になったらどうですか?」
「んっそうするよ」
師はどういうわけか俺の腕を掴むとソファに連れていき俺を座らせると腰に抱き着くようにして眠ってしまったのだが、師は身長が高いので縮こまって寝ているのは猫っぽいと思ってしまった。
どれぐらいそうしていたのか、そろそろ暗くなってきた。
「起きてください」
揺さぶり起こしたのだがまだ寝ぼけているのか返事がない。
「大丈夫ですか?」
「平気……」
ようやく返事が返ってきたがまだ眠そうだ。
「僕は戻りますので、今度はベットで寝てくださいね」
「わかった……」
そのまま師は寝室に入っていったので俺は部屋に帰ることにした。
俺もそれなりに魔力を使ったので疲れて眠い。
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