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お城は今日ものどかです。
ただ一人の令嬢がまた、アーリー王子とルカ王子を追いかけまわして知ること以外は本当にのどかなんですよ。
「あんたたち王子たちに何したの?」
「何もしてませんわよ」
「嘘おっしゃい!
私のように可憐でかわいく、庇護欲を誘うような子に声をかけられて嫌がるはずないじゃない!
それなのに王子たちは私になびかないなんておかしいわ」
おかしいのはあんたの頭だ!
と言えたらいいのだけど、周りがひいてるしそろそろ騎士たちが来る頃だけど、いい加減わからないのかな自分がここで俺たちを非難していることが王子たちに筒抜けになっているってことに……
「自分でそこまで言います。
今のあなたのお顔を鏡でご覧になってみたらよろしいですわ、まるで般若のようですわよ」
「なっなんですって、あんたみたいな性悪女すぐに悪事を暴いてあげるんだから!」
それだけ言うと騎士たちに引きずられるようにして退場した。
「どこの令嬢なのかしら?」
「姉さまでも知らないような令嬢なんて初めてですね」
「調べさせるわね」
すぐに姉さまは兄さまにコンタクトを取り先ほどの令嬢のことを調べた。
するとすぐにわかった。
彼女は最近平民から子爵令嬢として養子に来たとのこと、血のつながりはありようやく迎え入れたそうだ。
そのほかにもその令嬢は他のご子息たちにも声をかけていたとのこと、マジ怖いんですけど、でもこれで対策はできます。
王子たちも彼女の香水臭さや媚を売るようにしなだれてくるのが嫌で何度も言っているのですが聞かないそうでかなり参っているみたいです。
確かに俺も姉さまも香水ではなく香油を体に塗ってもらっていますね。
そんなことを踏まえ対策です。
もちろん魔道具を屈指して証拠集めをしますよ。
姉さまを怒らせると恐いですからね。
ましてや今回で二回目です。
対処法は心得ています。
ルンルン気分でやっているとどこからか聞きつけてきたのか何人もの令嬢やら子息が協力を申し出てくれたのでありがたくてつだってもらった。
「本当にむかつきますのよ」
「ですよね。
婚約者の方もでれでれして本当にむかつきますわ」
「ちょっとかわいいからって色々な方に声をかけるなんてなんてふしだらなんでしょう」
などなど出てくる出てくる。
相当うっぷんがたまっていたらしいです。
姉さまが彼女たちに内緒話をし始めました。
あっ、これは聞かないほうがいい話ですね。
はい、聞きません。
聞きたくないです。
できれば俺を巻き込まないでほしいです。
着実に罠は仕掛けられ、それを突破された時のための罠を何重にも仕掛けました。
トラップだらけですが仕方ありません。
後は彼女がかかるのを待つだけです。
ただ一人の令嬢がまた、アーリー王子とルカ王子を追いかけまわして知ること以外は本当にのどかなんですよ。
「あんたたち王子たちに何したの?」
「何もしてませんわよ」
「嘘おっしゃい!
私のように可憐でかわいく、庇護欲を誘うような子に声をかけられて嫌がるはずないじゃない!
それなのに王子たちは私になびかないなんておかしいわ」
おかしいのはあんたの頭だ!
と言えたらいいのだけど、周りがひいてるしそろそろ騎士たちが来る頃だけど、いい加減わからないのかな自分がここで俺たちを非難していることが王子たちに筒抜けになっているってことに……
「自分でそこまで言います。
今のあなたのお顔を鏡でご覧になってみたらよろしいですわ、まるで般若のようですわよ」
「なっなんですって、あんたみたいな性悪女すぐに悪事を暴いてあげるんだから!」
それだけ言うと騎士たちに引きずられるようにして退場した。
「どこの令嬢なのかしら?」
「姉さまでも知らないような令嬢なんて初めてですね」
「調べさせるわね」
すぐに姉さまは兄さまにコンタクトを取り先ほどの令嬢のことを調べた。
するとすぐにわかった。
彼女は最近平民から子爵令嬢として養子に来たとのこと、血のつながりはありようやく迎え入れたそうだ。
そのほかにもその令嬢は他のご子息たちにも声をかけていたとのこと、マジ怖いんですけど、でもこれで対策はできます。
王子たちも彼女の香水臭さや媚を売るようにしなだれてくるのが嫌で何度も言っているのですが聞かないそうでかなり参っているみたいです。
確かに俺も姉さまも香水ではなく香油を体に塗ってもらっていますね。
そんなことを踏まえ対策です。
もちろん魔道具を屈指して証拠集めをしますよ。
姉さまを怒らせると恐いですからね。
ましてや今回で二回目です。
対処法は心得ています。
ルンルン気分でやっているとどこからか聞きつけてきたのか何人もの令嬢やら子息が協力を申し出てくれたのでありがたくてつだってもらった。
「本当にむかつきますのよ」
「ですよね。
婚約者の方もでれでれして本当にむかつきますわ」
「ちょっとかわいいからって色々な方に声をかけるなんてなんてふしだらなんでしょう」
などなど出てくる出てくる。
相当うっぷんがたまっていたらしいです。
姉さまが彼女たちに内緒話をし始めました。
あっ、これは聞かないほうがいい話ですね。
はい、聞きません。
聞きたくないです。
できれば俺を巻き込まないでほしいです。
着実に罠は仕掛けられ、それを突破された時のための罠を何重にも仕掛けました。
トラップだらけですが仕方ありません。
後は彼女がかかるのを待つだけです。
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