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第9幕 王子と王子
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記憶が回復してくれてホッとする。
「今だから瀬菜が付き合わない理由なんとなく分かるけど、記憶ない自分は瀬菜の気持ち理解できないから、きっと振られても何度も告白していたと思う」
「それは……困ったかも……ははは……」
「仕方ないよ……どう転んでも惹かれちゃう。好みは簡単に変わるものじゃないし、全身の細胞レベルで瀬菜が好きなんだと思う。早いか遅いか……かな? だから、もしこれから先万が一同じようなことが起こったら、瀬菜は諦めて付き合ってね?」
ニヤリと笑う悠斗の笑顔に、これはどう足掻いても、悠斗から逃げるのは無理なんだなと実感する。
「二度も同じ思いしたくないよ……」
「俺も二度も瀬菜のこと忘れたくない」
「へへっ……けどさ、ひとりでしていた割に、凄いな……」
「ふふっ、だって目の前に瀬菜が居て、瀬菜がフェラしてくれるんだもん。前はあんなに嫌がっていたのに」
昔の話をされると、思い出してしまいブワッと真っ赤になってしまう。あのときとは状況がまた違うのだ。恋人でもないのにフェラしてと、せがまれた俺の身にもなって欲しい。
主導権を先手必勝で握ったはずが、あっという間に主導権を取られてしまう。ポスっとベッドに倒され、唇を塞ぐ悠斗に口内を蹂躙される。パーカーの中に手のひらを忍び込ませ、乳首を転がしてくる。
「あぅ、んっ……ふぁっ、やぁ」
「クスッ……少し触っただけなのに、尖っている」
「まって……俺……あんっ、ダメ……なのぉ」
「ん? なにがダメなの? こっちのほうがいい?」
短パンを脱がされると、ぷるんと弾むペニスがテラテラと露を零していた。羞恥心にパーカーの裾を下ろしペニスを隠すと、不満とばかりに捲ろうとする悠斗を、渾身の力で押し倒す。
「うん、これはこれでいい眺め……パーカーは邪魔だけど」
「今日は……俺がする……」
仰向けの悠斗に跨り、指を口に含みたっぷりと唾液で濡らすと、自分の蕾に塗りたくり拡げて潤わせる。
「んっ……ふっ、はうっ」
くちゅ、ヌチャ……っと音を立て、瞳を潤ませる俺を悠斗は大人しく観察している。悠斗の視線を感じながら、自分で拡げる行為は恥ずかしくて堪らない。
「ふっ……んん……ハァハァ……」
「ちょ、ちょっと瀬菜! まだッ──ンッ、クッ!」
「あ、ああぅ──ッ、ああんッ‼」
解しもそこそこに、悠斗の切っ先を蕾にあてがうと一気に腰を落とし、ズプッと竿を飲み込んだ。心配する悠斗とは逆に、挿入した途端に鈴口から濃い白濁を放ってしまう。
「ひぐッいぃ……ッ……んんッ、はぁはぁ……」
射精の気持ち良さにうっとりとしながら、ビクビクと痙攣する俺を心配そうに見つめる悠斗に笑い掛けた。パーカーですっぽり覆われたペニスから放たれた精液が、中でヌルヌルして気持ち悪い。
「瀬菜……エッチな匂いがする。もしかして……トコロテンしたの?」
「あ、ん……ごめんッ、イっちゃった。パーカー……汚しちゃった……」
「それはどいでもいいけど……。こんなにお尻が柔らかいのはどうしてかな? さっきお風呂上がったあとに、色気ダダ漏れだったのはそれが原因?」
「……うん……だって……」
恥ずかしくてモジモジしながら、お風呂で準備を完了させていたことを話す。初めて自分で入れる指は凄く怖かったけど……。
「だって……悠斗とすぐに繋がりたかったんだもん……」
「今だから瀬菜が付き合わない理由なんとなく分かるけど、記憶ない自分は瀬菜の気持ち理解できないから、きっと振られても何度も告白していたと思う」
「それは……困ったかも……ははは……」
「仕方ないよ……どう転んでも惹かれちゃう。好みは簡単に変わるものじゃないし、全身の細胞レベルで瀬菜が好きなんだと思う。早いか遅いか……かな? だから、もしこれから先万が一同じようなことが起こったら、瀬菜は諦めて付き合ってね?」
ニヤリと笑う悠斗の笑顔に、これはどう足掻いても、悠斗から逃げるのは無理なんだなと実感する。
「二度も同じ思いしたくないよ……」
「俺も二度も瀬菜のこと忘れたくない」
「へへっ……けどさ、ひとりでしていた割に、凄いな……」
「ふふっ、だって目の前に瀬菜が居て、瀬菜がフェラしてくれるんだもん。前はあんなに嫌がっていたのに」
昔の話をされると、思い出してしまいブワッと真っ赤になってしまう。あのときとは状況がまた違うのだ。恋人でもないのにフェラしてと、せがまれた俺の身にもなって欲しい。
主導権を先手必勝で握ったはずが、あっという間に主導権を取られてしまう。ポスっとベッドに倒され、唇を塞ぐ悠斗に口内を蹂躙される。パーカーの中に手のひらを忍び込ませ、乳首を転がしてくる。
「あぅ、んっ……ふぁっ、やぁ」
「クスッ……少し触っただけなのに、尖っている」
「まって……俺……あんっ、ダメ……なのぉ」
「ん? なにがダメなの? こっちのほうがいい?」
短パンを脱がされると、ぷるんと弾むペニスがテラテラと露を零していた。羞恥心にパーカーの裾を下ろしペニスを隠すと、不満とばかりに捲ろうとする悠斗を、渾身の力で押し倒す。
「うん、これはこれでいい眺め……パーカーは邪魔だけど」
「今日は……俺がする……」
仰向けの悠斗に跨り、指を口に含みたっぷりと唾液で濡らすと、自分の蕾に塗りたくり拡げて潤わせる。
「んっ……ふっ、はうっ」
くちゅ、ヌチャ……っと音を立て、瞳を潤ませる俺を悠斗は大人しく観察している。悠斗の視線を感じながら、自分で拡げる行為は恥ずかしくて堪らない。
「ふっ……んん……ハァハァ……」
「ちょ、ちょっと瀬菜! まだッ──ンッ、クッ!」
「あ、ああぅ──ッ、ああんッ‼」
解しもそこそこに、悠斗の切っ先を蕾にあてがうと一気に腰を落とし、ズプッと竿を飲み込んだ。心配する悠斗とは逆に、挿入した途端に鈴口から濃い白濁を放ってしまう。
「ひぐッいぃ……ッ……んんッ、はぁはぁ……」
射精の気持ち良さにうっとりとしながら、ビクビクと痙攣する俺を心配そうに見つめる悠斗に笑い掛けた。パーカーですっぽり覆われたペニスから放たれた精液が、中でヌルヌルして気持ち悪い。
「瀬菜……エッチな匂いがする。もしかして……トコロテンしたの?」
「あ、ん……ごめんッ、イっちゃった。パーカー……汚しちゃった……」
「それはどいでもいいけど……。こんなにお尻が柔らかいのはどうしてかな? さっきお風呂上がったあとに、色気ダダ漏れだったのはそれが原因?」
「……うん……だって……」
恥ずかしくてモジモジしながら、お風呂で準備を完了させていたことを話す。初めて自分で入れる指は凄く怖かったけど……。
「だって……悠斗とすぐに繋がりたかったんだもん……」
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