王子×悪戯戯曲

第6幕 計画は入念に、愛情込めて

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　快感でイってしまったことよりも、シャツに粗相をしてしまったことに罪悪感を覚え、子供のように涙を流す俺に悠斗は何度もキスをしてくれる。

「気持ち良かった？　まだ頑張れる？」

　涙目でコクリと頷くと悠斗は優しい笑顔で俺を床に下ろし、唇を覆い深いキスをする。口腔を愛撫され、またムクムクとペニスが勃ち上がってしまう。

「瀬菜のまた反応してきた。嬉しい……瀬菜が愛おしい……」
「俺、エッチ嫌いじゃないもん。悠斗とするの好き……幸せ」

　悠斗は俺をうつ伏せにし身体を起こすと、背面座位でピストンを始める。駅弁スタイルも奥を貫くが、この体勢も深い場所を抉られる。水音と喘ぎ声が次から次へと溢れ、快感と興奮を高めていく。
　うなじをキツく吸われビクッとすると、気を良くした悠斗は首筋に何度も吸い付きながら腰を突き上げる。

「ふぅ、深いぃ！　ああぁあっ、悠斗……んぁッ、好きぃ、おくッきもちぃッ」
「はぁ、はぁッ、瀬菜エロ……んっ……ヤバッ絡みついて……んっ」
「悠斗……きもちぃ？　俺のおしり……きもちぃッ、イイッ？」
「うん、凄い……キュンキュン」

　そう言うと前に倒され腰を高く上げられ四つん這いにされる。ガッチリと腰を固定する悠斗は、唇をひと舐めしてから一気に突き上げてくる。

「ふがいィ──ょッ！　おしり……おひりィッ！　ひぃッッん‼︎」
「深い？　なら、こっちにしようか……ッ！」
「ああぁッ、らめぇッ！　コリコリはッ──ひゃんッ！」

　悠斗は前立腺を集中的に押し上げ、コリコリとカリを押し付けてくる。目の前がチカチカし自分の手の甲に噛み付いてしまう。

「ダメだよ瀬菜、手が傷付いちゃう」

　両腕をうしろ手に取られ身体が宙に浮くと、腕をバネに変えてピストンされる。堪らない快感に恍惚としながら、口を広げハフハフしてしまう。舌をだらしなく突き出し空気を取り込むと、飲みきれない涎がたらりと垂れ床を汚す。
　パンパン、にゅちゅにゅぷっ……と卑猥な音をさせながら、俺のペニスもフルフルと上下に揺れる。頭の中が真っ白で、気持ちいいことしか考えられない。悠斗にやり過ぎと言いながら、自分がこれでは悠斗のことを責められない。

　いつからこんなに貪欲になってしまったのか……。
　悠斗となら……もっと乱れてもいい……。

　冷静に自分を見る自分が快感の中で呟く。

「ゆーと……ああんッ、もっと、突いてぇッ、ふあぁッ、イイッ！」
「瀬菜……スイッチ入っちゃったかな。あとで怒らないでね？」
「おこんなぃッ！　もっとッ、コリコリしてぇッ……おしり……ズポズポしてッー！」
「んッ……もう！　煽らないでよッ、んッんッふッ！」

　悠斗は艶やかな吐息を漏らし、ガチュガチュと激しく抽挿する。

「はぅいくぅ、またいくッあっあぁッ、きちゃうッきちゃぅ──ッ、イクぅッ‼︎」
「ふッ……すごッ持ってかれるッあ、くぅッ──‼︎」

　ガツンと奥に一突きされると、ペニスを震わせながらビュ、ビュルッっと精液を散らしてしまう。粘膜もキュンキュンと痙攣し、悠斗のペニスが膨れ上がると直腸奥に吐き出され塗り込まれていく。

「ああっおぐっあちゅ、イイッ、いいのぉッすごぃッいいのぉ」

　快感に溺れてしまいそうだ。硬直する身体を緩ませると床に崩れ落ちる。口寂しさに指をちゅぱちゅぱしゃぶり、見下す悠斗をぼんやりと見つめる。

「今日はどうしたのかな。ツンツンしていたのに、俺がちゃんと我慢できるか試しているの？」

　悠斗の言葉で快感から呼び戻され我に返ると、自分の痴態に真っ赤になり、悠斗から逃げるようにお風呂へひとり駆け込んだ。

「ちょっと……瀬菜なんなの？　一気に素に戻らないでよ。はぁ……どうしようこれ……」