王子×悪戯戯曲

第6幕 計画は入念に、愛情込めて

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　卑猥な水音が悠斗の下肢と俺の尻から響いている。
　俺の口には悠斗のペニスが差し込まれ、舌を絡めて一生懸命フェラをしています。悠斗は俺のズボンと下着をずらし、ローションを塗り込み指を後孔に沈め弄っていた。
　前立腺を何度もノックされると、腰を揺らし悠斗のものを愛撫するのを怠ってしまう。

「瀬菜……お口止まってるよ？　コッチのお口は凄く締め付けてくれるのにな」
「ああッ！　そこッ……アッ！」
「ふふっ……やっぱ現実の瀬菜のが可愛い……。もっとここ擦って欲しい？」
「ふぁッ……、欲しっぃ……悠斗のコレ……」

　自ら悠斗に跨ると蕾に悠斗の切っ先をあてがい、腰を少しずつ落とし挿入していく。半分ほど挿入させると、息を切らしながら悠斗におねだりする。

「悠斗……ちゅうして？」
「ん？　どうしたの？　急に甘えん坊さんだね」
「仲直りの……ちゅう……したい」
「瀬菜……もう、エロいし可愛いしどうしよう……」

　チュッチュと啄むキスをしてくれる悠斗。それはそれで幸せだが、昂った身体には刺激が足りない。自ら悠斗の唇を塞ぐと深いキスをする。

「瀬菜もう許してくれるの？」
「ん……っ、怒ってない……ッ」
「クスッ、良かった。また怒られないように気を付けるね？」
「うん、ん……っ」

　腰をまた少しずつ落としていき、悠斗を全て収めると頰を赤らめ潤んだ瞳で微笑む。

「俺……悠斗とのエッチが嫌いな訳じゃない。でも、悠斗は俺よりエッチが好きなのかなって、不安になる」
「そっか……ごめんね？　瀬菜が好き。瀬菜だからエッチもしたいし、好き過ぎてずっとしたくなっちゃう。エッチも好きだけど、瀬菜以外したいと思わない。少しは抑えてるつもりだけど、もうちょっと気を付けるね？」

　お互いに笑い合いそっとキスをする。キスで緩み馴染み出した後孔に、キュッと力を込めてしまう。悠斗は困った顔をして俺の尻を両手で支えると「ちゃんと掴まっていて」と言い立ち上がった。
　ベッドに行くのかと思っていたが、悠斗はそのまま揺さぶってくる。

「ふぁッ！　奥ッ！　あたってぇッ、ひぃッ！　落ちるっ～あうぅッ！」
「大丈夫、んッ、ちゃんと支えてる。さっきの本みたいに……これ意外といいねッ」
「バカぁ、んんッ……、あぁッ、きをつけるってッ、ふぁあっ、言ったぁ、ばっかぁッ！」
「気を付けているよ？　瀬菜の腰が痛くならない程度に……ねッ！」

　下からの突き上げと、自分の体重の重みで奥深くまで悠斗のペニスが穿たれる。いつもよりもさらに奥へと突き刺さる熱い切っ先が、直腸を突き上げお腹が熱くて堪らない。ふわりと身体が浮上すると、重力でガツンと奥に向かって肉壁を抉られる。

「ひぃ──ッ、ふかッいぃッ！　ひゃッ！　ああぅ……おぐッ！」
「んッ……瀬菜……好きだよ。一杯気持ち良くなろ……はっ」
「これッすごぉッ、イイッおかしぃ……あううぁッ」
「ふふっ、良かった……駅弁気に入ったッ……みたいだねッ」

　落ちるのが怖くて悠斗の腰に脚を絡めると、悠斗のシャツにペニスが擦れてしまい、外側と中側から同時の攻めにビクビクとしてしまう。密着した胸は服の上から刺激され、全ての性感帯が愛撫されているような快感に脳が溶け出しそうだ。

「はぅあっ……イイッ……も、ダメッイッちゃぅッ、ひぃッイクッイクぅぅッ‼︎」

　ビュルッビュルッ……と吐き出した白濁が、悠斗と自分のシャツを汚してしまう。

「あぁぁ……出ちゃった……シャツ……汚しちゃった……ふぇッ」
「洗えば大丈夫。泣かないで？　可愛いから……ちゅっ♡」