王子×悪戯戯曲

そら汰★

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第6幕 計画は入念に、愛情込めて

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 悠斗はアニメを再度再生させた。そのシーンは狼のハルがウサギのナギをお仕置きと称し、吊るし上げているシーンだった。ナギのオッドアイの瞳は涙で潤み、睨んでいても効果はない。

「ほら、あんな強気な泣き顔されたら、虐めたくなっちゃうよ。なんとなくハルの気持ちが分かる気がする」
「俺は逆にナギの気分だ!」
「でしょ? 今の瀬菜、ナギみたいで凄く可愛い。……ほら、見てよ」

 悠斗に促され視線を前方へ向けると自分の双眸と合わさる。

「ね? 可愛くて色っぽくて……エッチ。流石に瀬菜を吊るすことは俺にはできないけど、でもこれで唆られないのはどうかしている」

 部屋の壁に立て掛けられた姿見に映る自分の姿に呆然とする。そこには悠斗に貫かれ、頬を赤く染め瞳を潤ませる俺の姿が映し出されていた。
 はだけたシャツから覗く乳首は、ピンク色に染まりツンと立ち上がっている。ペニスもピンと上向き、ピンクの亀頭からタラタラと蜜を溢れさせていた。その姿は卑猥で目を向けていられない。視線を逸らそうと顔を背けると、悠斗が顎を取り囁く。

「ダメだよ瀬菜……ちゃんと自分を見て? 俺に抱かれて気持ちがいいって、身体も心も喜んでいるでしょ?」

 直視していられず瞳を伏せる。

「……イヤッ……悠斗……意地悪……」
「クスッ……可愛い。ウサギーでウサ耳やっぱり買えば良かったね♡」

 そう言いながら悠斗は乳首を弄り出す。そのまま接合部を見せつけるように律動を始める。パチュパチュといやらしい音が鳴り、家の人達に気付かれてしまうと焦ってしまう。けれどそれだけではない。内部を抉られ乳首を摘まれ押し潰されると、羞恥心よりも快感に流されそうで狼狽えていた。
 鏡の中の自分はペニスを上下に揺らし、悠斗のペニスがお尻を出入りする。悠斗の欲情した顔付きに煽られ、半開きの口元が緩んだ表情は自分ではないようだ。

「どう? 瀬菜……自分で自分を視姦している感想は? お尻がキュウキュウしていつもより締め付けているよ。うしろからだといつも瀬菜の顔見られないけど、これはいいね……贅沢」
「悠斗……こぇ……ふぅッ……れちゃぅッ、気持ちッから……こぇッエッチなの……ッ!」
「ふふっ、涙目ヤバ……いいよ、ほら噛んで?」

 悠斗は指先を俺の口に入れ、声が出ないように塞いでくれる。漏れそうになると強張り、何度か噛み付いてしまう。ほんのりと血の味を感じると快感から引き戻されるが、その度に下からの突き上げが激しくなる。

「ねぇ、瀬菜。おちんちん擦ったらもっと気持ちいいよ?」
「んッんッんッ……きもちぃ? 悠斗ッして?」
「俺は手塞がっちゃっているから、自分でしてみたら?」

 今にもイキそうなペニスに鏡越しから視線を移し手を伸ばす。悠斗の抽挿に合わせシコシコと扱き上げる。中と外の快感が脳天を突き刺すと、あっという間に昇りつめ、ビュビュッと弧を描くように白い液体が床を汚す。
 俺が果てるのと同時に悠斗はうしろから出て行ってしまう。テッシュを自身の陰茎にあてがうと、詰めた息を漏らしていた。そんな悠斗の光景を、恍惚の表情で見つめてしまう。

「ふぅ……ッ、あっ……中……出して欲しいのに……」

 その呟きは悠斗のスイッチを入れるには十分だった。
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