王子×悪戯戯曲

そら汰★

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第6幕 計画は入念に、愛情込めて

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 俺がコスしたウサ耳のナギは可愛いく元気溌溂だ。けれど心に悲しみを抱え、政府に両親を目の前で殺されたとき、狼のハルに助けられたようだ。政府に異議を唱える組織のボスらしく、助けたナギに生きることを教え込んだ恩人のような存在だった。

「意外と面白いな! 悠斗はどうだった?」
「……」

 うしろに座る悠斗に声を掛けると、真っ黒になったテレビの画面を放心し眺めていた。

「……悠斗? どうしたんだ?」

 再度声を掛けると、俺をギュッと抱きしめ首筋に吐息が触れる。うなじに湿り気を感じた途端、いきなり噛み付かれました。

「馬鹿、痛いッ! なんだよ急に‼︎」
「ヤバイ……瀬菜、俺、凄くエッチしたくなっちゃった♡」

 頬を染め熱い視線で射抜かれる。

「……エッ……ナンデスッテ?」

 そりゃちょっと刺激的なアニメだったけど……。
 どこでそんな気分になる要素があった⁉︎
 というか……悠斗くん!
 フルおっきしちゃってる‼

 うしろから抱きしめられていたせいか、逃げることもできず、悠斗は首筋にちゅうちゅうと吸い付いてくる。シャツのボタンを外され、胸の突起を摘まれるとビクッと肩を跳ねさせた。

「あぅ‼︎ ちょ、ちょっと! た、たんまッ!」
「待つ訳ないでしょ? 待っていたら瀬菜逃げちゃうし」
「な、なんで急に!」
「急じゃないよ? アニメ観ている途中から、凄くムラムラしちゃって。アニメ観終わるまで大人しくしていたでしょ?」
「いや、そういうことじゃ! あっ! おばさん達も居るじゃん!」
「うん居るよ? 声聞こえちゃうかもね? 瀬菜も頑張って我慢してね♡」

 俺が声を上げる前に、悠斗の指が口腔に三本も突っ込まれた。その指先はフェラをさせられるように動き、俺の舌をくちゅくちゅと愛撫する。隙間から飲み切れない涎が指を伝い垂れていく。

「そうそう、唾液いっぱい絡ませて?」
「あふっ……うぅ……ッ、ふぅくっ……」

 悠斗はその隙に俺のズボンと下着を器用に脱がしにかかる。飛び出たペニスが外気に晒されぷるんと跳ね上がる。
 唾液を含ませた指を蕾にあてがうと、解されながら少しずつ入り込んでくる。

「むぅぅッ‼︎ ふぁ……ッ! 急すぎ……んッ」
「なんでかな……瀬菜を虐めたい気分……」

 指がバラバラと動き内部を蹂躙される。膝がガクガクと震えるが、悠斗はお構いなしに抉ってくる。声を抑えるのに必死な俺は、ただ震えくぐもった吐息を漏らしていた。
 後孔から指先が出て行くと、濡れた塊が蕾に触れる。まさか本当にするのか……と振り返る。悠斗はニヤリと意地悪な顔を向け唇を塞ぐと、躊躇いもせずその上へと俺を落とした。

 ズッ、ズズズッ……っと大きな亀頭が狭い粘膜を押し上げ突き刺さってくる。

「────ッ! うぅッ────ッ‼︎」
「んッ──‼︎」

 その衝撃に全身が硬直し舌までも凝り固まり、悠斗の舌先がペニスを撫でるように愛撫する。痙攣が止まらず快楽が内部で渦巻き後孔を締め付けてしまう。

「んッ、凄い……こんな急に入れたことなかったけど……やばっ」
「ハァハァ……なんだよ……お前ッ馬鹿なのか……ッン、はッ!」
「だって瀬菜、あのナギってウサ耳の男の子にそっくり」
「どこがッだよ‼」
「どこって、例えばこのシーンとか」
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