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クスクス笑いながら蒼海が俺の膝裏を持ち上げ、森永が深く咥えられるように協力し、指先を後孔へと這わせていた。ヌルリと冷たい液体が蕾にまぶされ丹念に拡げられていく。
クチュクチュと今度は下のほうから水音が奏でられる。
「しばらくぶりだから閉じているね。こっちもしてなかったんだ」
「うっ……当たり前っ、あっ、森永ッもっと……ッ」
「陽向、もっとしてって」
ゆっくりと伝えようとした俺の声を遮るように、蒼海が意地悪に言葉を被せてくる。
チラリと森永は視線を上げると、唇と口腔を使い亀頭を嬲り、舌で鈴口を抉り出す。
「あやぁ、ちがッ、あぁあっ」
ただでさえ燻るような快感が蓄積したままだ。ペニスの愛撫攻めにあっていると、後孔に蒼海の指が挿入される。すぐに前立腺を捉えられ、前後からの侵略に喘ぎ声が止まらなくなる。
三人でするセックスがどういうものかをすっかり忘れていた。快感はなにもかも二倍なのだ。
「はっあっ、あぁッ、あおうみっ、もっいいッ、いれッ」
「まだダメ。怪我しちゃうでしょ」
「れもっ、も……っンッ、むりッだっ、あぁんっ、もりながぁッ」
助けを求めるように森永に懇願すると、唇を陰茎から離し苦笑いしながらソファーに腰掛けた。
「それじゃこっちにおいで」
腕を広げる森永に俺は素直に従い、蒼海という椅子から森永の膝上に座りなおした。
チラリと横に視線を向けると、不機嫌そうな蒼海がじっとりと見つめている。プイッと顔を背け、森永にギュッと抱きつく。
「ふふっ、可笑しい」
「雪ちゃん、それなんかムカつくんだけど。陽向そのまま仰向けね」
「はいはい」
森永は俺を抱えたままソファーに寝そべりシャツの裾を捲り上げ、俺の尻を蒼海に差し出した。
「ちょい待ち、なにすんの⁈」
「雪ちゃんが欲しがった通りにするだけだよ」
ニヤリと口角を上げると、それをあてがい一気に挿入した。
「──ひやんッ‼︎ ばッかぁッ、つめたッひぃ……」
そう、たっぷりと……ローションを……。
欲しいのは冷たいものではない。尻の中がヌルヌルで気持ちが悪い。
放心状態の俺を宥めるように森永が、俺の尻を撫でている。
「佳月てば意地悪だね。可愛いお強請りしていたのに」
「ふんっ、陽向だって協力していたんだから同罪でしょ」
「もういいから……どうにでもしてくれ……」
言い合いをしだす双子に、投げやり気味にそう言う。色気もなにもあったものではない。
「責任はちゃんと取るよ? 冷えた身体はちゃんと温めないとね」
グイッと腰を後方へ引き寄せられると、蕾に熱いものを押し付けられた。
「くぅぅ──ッ! ひっぃ──ッ!」
「はっ……んッ、やっぱキツイ……ッ」
ゆっくり襞を拡げながら、蒼海のペニスが入り込んでくる。グチュブチュッ……とローションが零れ、太ももに垂れ下がっていく。それでもローションのおかげで挿入に時間は掛からなかった。
クチュクチュと今度は下のほうから水音が奏でられる。
「しばらくぶりだから閉じているね。こっちもしてなかったんだ」
「うっ……当たり前っ、あっ、森永ッもっと……ッ」
「陽向、もっとしてって」
ゆっくりと伝えようとした俺の声を遮るように、蒼海が意地悪に言葉を被せてくる。
チラリと森永は視線を上げると、唇と口腔を使い亀頭を嬲り、舌で鈴口を抉り出す。
「あやぁ、ちがッ、あぁあっ」
ただでさえ燻るような快感が蓄積したままだ。ペニスの愛撫攻めにあっていると、後孔に蒼海の指が挿入される。すぐに前立腺を捉えられ、前後からの侵略に喘ぎ声が止まらなくなる。
三人でするセックスがどういうものかをすっかり忘れていた。快感はなにもかも二倍なのだ。
「はっあっ、あぁッ、あおうみっ、もっいいッ、いれッ」
「まだダメ。怪我しちゃうでしょ」
「れもっ、も……っンッ、むりッだっ、あぁんっ、もりながぁッ」
助けを求めるように森永に懇願すると、唇を陰茎から離し苦笑いしながらソファーに腰掛けた。
「それじゃこっちにおいで」
腕を広げる森永に俺は素直に従い、蒼海という椅子から森永の膝上に座りなおした。
チラリと横に視線を向けると、不機嫌そうな蒼海がじっとりと見つめている。プイッと顔を背け、森永にギュッと抱きつく。
「ふふっ、可笑しい」
「雪ちゃん、それなんかムカつくんだけど。陽向そのまま仰向けね」
「はいはい」
森永は俺を抱えたままソファーに寝そべりシャツの裾を捲り上げ、俺の尻を蒼海に差し出した。
「ちょい待ち、なにすんの⁈」
「雪ちゃんが欲しがった通りにするだけだよ」
ニヤリと口角を上げると、それをあてがい一気に挿入した。
「──ひやんッ‼︎ ばッかぁッ、つめたッひぃ……」
そう、たっぷりと……ローションを……。
欲しいのは冷たいものではない。尻の中がヌルヌルで気持ちが悪い。
放心状態の俺を宥めるように森永が、俺の尻を撫でている。
「佳月てば意地悪だね。可愛いお強請りしていたのに」
「ふんっ、陽向だって協力していたんだから同罪でしょ」
「もういいから……どうにでもしてくれ……」
言い合いをしだす双子に、投げやり気味にそう言う。色気もなにもあったものではない。
「責任はちゃんと取るよ? 冷えた身体はちゃんと温めないとね」
グイッと腰を後方へ引き寄せられると、蕾に熱いものを押し付けられた。
「くぅぅ──ッ! ひっぃ──ッ!」
「はっ……んッ、やっぱキツイ……ッ」
ゆっくり襞を拡げながら、蒼海のペニスが入り込んでくる。グチュブチュッ……とローションが零れ、太ももに垂れ下がっていく。それでもローションのおかげで挿入に時間は掛からなかった。
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