95 / 131
095
しおりを挟む
「ふふっ、なにその泣きそうな顔。なら僕と付き合う?」
「うわぁ~、ムカつく。お前、俺の気持ち分かってて言ったな? 二人の内どちらかを選ぶとか無理だ。大体お前らは俺がどちらかを選んだら一緒に居られるのか?」
「ああ、大丈夫と言いたいところだけど、指咥えて見てるとか無理そう。たまに入れ替わるかもね」
双子ならではのあり得そうな恐ろしいことを言いながら、森永はクスクスと笑って遠くに視線を向けている。
「恋愛って二人でするものだよな……」
「それは誰が決めたこと?」
「誰って……知らねぇよ……」
蒼海のことが好きかもしれないと思っていたが、森永のこともやはり好きなのだと思う。けれど選べと言われれば選ぶことができないのだ。
「解決策ならあるよ? それよりセックスしようよ」
「はぁ?」
いきなりの森永の発言に、詰めていた眉間のシワが呆れて緩んでしまう。
「まだ僕とはしていないでしょ? 佳月とは一対一でできた。僕とはできないかもしれないよ? 悩んでいるより動いたほうが見えないものも見えるかもね」
理屈は分かるが戸惑いはする。顔を真っ赤にする俺に、クスクス笑い「鍵は掛けたから平気だよ」と、全く安心できない言葉を投げてくる。
「こうなること予め計画していたのかよ」
「僕だって尚君としたいもん」
「子供みたいな言い方だな」
「照れちゃって。それとも襲ったほうが良かった?」
「そりゃそのほうが楽かもだけど、それってなんか……責任転換じゃん」
スッと立ち上がると、ズボンとパンツを脱ぎ捨て森永の膝の上に跨がる。
「男らしいね?」
「お前とだって俺はできるよ。だってさ、ほら……」
ワイシャツを捲りすでに勃ち上がる陰茎を晒すと、森永の指先が鈴口を抉ってくる。
「んッ……あっ……」
「ぬるぬる。期待していたの? すぐにイキそうだよ?」
そう言いながら森永の掌は意地悪に竿を擦り上げてくる。俺は快感に身を委ねながら森永に抱き着き、肩に顔を埋め腰を跳ねさせていた。
ゴムの匂いが鼻につく。こんなところまでそっくりだ。
ローションを蓄えた指先が蕾に触れる。襞を拡げ指が入り込むと粘膜が喜び解れていく。
「腰揺れているよ? 気持ちいい?」
「ふっ、あっ……きもちぃ……ッ、もっとおく……」
「指じゃ届かない」
「森永のちんこ……ちょうだい」
ペロリと森永の唇を舐め強請ると、貪るような口付けをされる。キスで弛緩した腰を上げられると、蕾に熱を添えられる。
「自分でして?」
「んんッ……はぅ、……んッ」
キスでごまかしつつ腰を落としていく。全身から汗が吹き出しそうだ。全てを飲み込んだときにはぐったりとし、森永の肩に顔を埋め荒い息を吐いていた。
「頑張ったね。可愛かったよ?」
「死にそう……太もも攣りそうなんだけど……」
「ふふっ、もうちょっと積極的な尚君堪能したかったけど、僕が頑張る番かな。激しくするけど声は控えてね?」
「うわぁ~、ムカつく。お前、俺の気持ち分かってて言ったな? 二人の内どちらかを選ぶとか無理だ。大体お前らは俺がどちらかを選んだら一緒に居られるのか?」
「ああ、大丈夫と言いたいところだけど、指咥えて見てるとか無理そう。たまに入れ替わるかもね」
双子ならではのあり得そうな恐ろしいことを言いながら、森永はクスクスと笑って遠くに視線を向けている。
「恋愛って二人でするものだよな……」
「それは誰が決めたこと?」
「誰って……知らねぇよ……」
蒼海のことが好きかもしれないと思っていたが、森永のこともやはり好きなのだと思う。けれど選べと言われれば選ぶことができないのだ。
「解決策ならあるよ? それよりセックスしようよ」
「はぁ?」
いきなりの森永の発言に、詰めていた眉間のシワが呆れて緩んでしまう。
「まだ僕とはしていないでしょ? 佳月とは一対一でできた。僕とはできないかもしれないよ? 悩んでいるより動いたほうが見えないものも見えるかもね」
理屈は分かるが戸惑いはする。顔を真っ赤にする俺に、クスクス笑い「鍵は掛けたから平気だよ」と、全く安心できない言葉を投げてくる。
「こうなること予め計画していたのかよ」
「僕だって尚君としたいもん」
「子供みたいな言い方だな」
「照れちゃって。それとも襲ったほうが良かった?」
「そりゃそのほうが楽かもだけど、それってなんか……責任転換じゃん」
スッと立ち上がると、ズボンとパンツを脱ぎ捨て森永の膝の上に跨がる。
「男らしいね?」
「お前とだって俺はできるよ。だってさ、ほら……」
ワイシャツを捲りすでに勃ち上がる陰茎を晒すと、森永の指先が鈴口を抉ってくる。
「んッ……あっ……」
「ぬるぬる。期待していたの? すぐにイキそうだよ?」
そう言いながら森永の掌は意地悪に竿を擦り上げてくる。俺は快感に身を委ねながら森永に抱き着き、肩に顔を埋め腰を跳ねさせていた。
ゴムの匂いが鼻につく。こんなところまでそっくりだ。
ローションを蓄えた指先が蕾に触れる。襞を拡げ指が入り込むと粘膜が喜び解れていく。
「腰揺れているよ? 気持ちいい?」
「ふっ、あっ……きもちぃ……ッ、もっとおく……」
「指じゃ届かない」
「森永のちんこ……ちょうだい」
ペロリと森永の唇を舐め強請ると、貪るような口付けをされる。キスで弛緩した腰を上げられると、蕾に熱を添えられる。
「自分でして?」
「んんッ……はぅ、……んッ」
キスでごまかしつつ腰を落としていく。全身から汗が吹き出しそうだ。全てを飲み込んだときにはぐったりとし、森永の肩に顔を埋め荒い息を吐いていた。
「頑張ったね。可愛かったよ?」
「死にそう……太もも攣りそうなんだけど……」
「ふふっ、もうちょっと積極的な尚君堪能したかったけど、僕が頑張る番かな。激しくするけど声は控えてね?」
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる