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第6章 積もる砂糖は雪のよう88%
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後孔から指先が抜かれると、刺激を求めるように粘膜が蠢く。脱力し切った身体は膝が震え、支えて貰わなければ立っていることすら困難だ。
朦朧としていると不意に下肢が楽になる。緩められたズボンと下着を下ろされていた。
「郁哉は淫乱だね。玄関先でこんなに下着を濡らして。この膨らみはなんだろうね」
セーターに隠れた膨らみがピクリと反応し、厚い生地を押し上げている。一枚隔てた先にあるそれの形を辿る双眸は、まるで透視でもしているかのようだ。
声に……視線に……犯されている。
ゾワゾワと肌が粟立ちコクリと喉を鳴らすと、服の裾をそろりと持ち上げ誘うように下肢を露にした。
「那津……もうイジメないで……触って……」
空気に触れたペニスはピンと上向き、触れられることを待ち侘びバネのように前後に揺れている。
鈴口にトクトクと溜まり出した雨露のような雫が、竿を伝って垂れていく。その姿を見つめる視線だけで、今にも爆ぜてしまいそうだ。
クスッと笑う尾鷹は、目を細めると意地悪な顔付きで手を伸ばしてくる。
「それじゃ刑罰にならない」
「えっ……あ……うん──ッ!」
手品のように取り出したハンカチを竿の根元に巻き付けられると、圧迫感に郁哉は呻き声を上げた。
「やだ……っ、那津ッ……苦しいッ」
「郁哉は堪え性がないからね。たっぷりここに溜めたら外してあげる」
「うぅ……なんで……もう出したいのにっ」
「気持ちいいだけじゃお仕置きにならないでしょ。そろそろ我慢も覚えて?」
企むような顔付きで尾鷹は静止も聞かず郁哉の片脚を持ち上げ臀部を露にする。不安定な体勢によろめき扉に手を置くと、蕾に弾力を伴った熱が触れてきた。
うっ、と息を詰め衝撃に堪える身体が強張るが、片脚だけでは力も入らない。
「もう仕方忘れた?」
ツンツンと先端で突かれながら息を止めるなと言われているようだ。
受け入れ方など心得ている。けれどやはり本来受ける場所ではない。身構えてしまうのは本能。
フッーっと浅い息を吐き出し「挿れて……」と、艶声を上げ強請った。
「ンッ、ふぅ……っ、はっ」
ゆっくりと挿入されると尾鷹の形が良く分かる。欲しい欲しいと身体が呟くように、襞が拡がり肉壁がざわ付く。
根元を遮られていなければ、危うく達してしまうところだった。飢えた身体は貪欲に尾鷹を求めている。
「あっ、那津っ……おっきぃ」
「ん? でも郁哉のここはちゃんと飲み込んでる」
緩々と物足りない抽挿に自ら腰を振る。
服も脱がずに玄関先でセックスに耽る。静かな空間で誰にも邪魔をされず、欲望のまま水音と吐息を響かせた。
爪先を踏ん張りながら淫らに求める後孔が、キュウキュウと尾鷹を締め付ける。
「郁哉……気持ちいい?」
「うっ、ん……っ、気持ちぃ……けど、もっと」
「もっと? どうしたいの?」
「あっ、あっ……激しくっ……」
欲情しきった顔で尾鷹に強請るとギラリと虹彩が揺れる。それを皮切りに両足がすくい上げられ爪先が宙を舞った。
朦朧としていると不意に下肢が楽になる。緩められたズボンと下着を下ろされていた。
「郁哉は淫乱だね。玄関先でこんなに下着を濡らして。この膨らみはなんだろうね」
セーターに隠れた膨らみがピクリと反応し、厚い生地を押し上げている。一枚隔てた先にあるそれの形を辿る双眸は、まるで透視でもしているかのようだ。
声に……視線に……犯されている。
ゾワゾワと肌が粟立ちコクリと喉を鳴らすと、服の裾をそろりと持ち上げ誘うように下肢を露にした。
「那津……もうイジメないで……触って……」
空気に触れたペニスはピンと上向き、触れられることを待ち侘びバネのように前後に揺れている。
鈴口にトクトクと溜まり出した雨露のような雫が、竿を伝って垂れていく。その姿を見つめる視線だけで、今にも爆ぜてしまいそうだ。
クスッと笑う尾鷹は、目を細めると意地悪な顔付きで手を伸ばしてくる。
「それじゃ刑罰にならない」
「えっ……あ……うん──ッ!」
手品のように取り出したハンカチを竿の根元に巻き付けられると、圧迫感に郁哉は呻き声を上げた。
「やだ……っ、那津ッ……苦しいッ」
「郁哉は堪え性がないからね。たっぷりここに溜めたら外してあげる」
「うぅ……なんで……もう出したいのにっ」
「気持ちいいだけじゃお仕置きにならないでしょ。そろそろ我慢も覚えて?」
企むような顔付きで尾鷹は静止も聞かず郁哉の片脚を持ち上げ臀部を露にする。不安定な体勢によろめき扉に手を置くと、蕾に弾力を伴った熱が触れてきた。
うっ、と息を詰め衝撃に堪える身体が強張るが、片脚だけでは力も入らない。
「もう仕方忘れた?」
ツンツンと先端で突かれながら息を止めるなと言われているようだ。
受け入れ方など心得ている。けれどやはり本来受ける場所ではない。身構えてしまうのは本能。
フッーっと浅い息を吐き出し「挿れて……」と、艶声を上げ強請った。
「ンッ、ふぅ……っ、はっ」
ゆっくりと挿入されると尾鷹の形が良く分かる。欲しい欲しいと身体が呟くように、襞が拡がり肉壁がざわ付く。
根元を遮られていなければ、危うく達してしまうところだった。飢えた身体は貪欲に尾鷹を求めている。
「あっ、那津っ……おっきぃ」
「ん? でも郁哉のここはちゃんと飲み込んでる」
緩々と物足りない抽挿に自ら腰を振る。
服も脱がずに玄関先でセックスに耽る。静かな空間で誰にも邪魔をされず、欲望のまま水音と吐息を響かせた。
爪先を踏ん張りながら淫らに求める後孔が、キュウキュウと尾鷹を締め付ける。
「郁哉……気持ちいい?」
「うっ、ん……っ、気持ちぃ……けど、もっと」
「もっと? どうしたいの?」
「あっ、あっ……激しくっ……」
欲情しきった顔で尾鷹に強請るとギラリと虹彩が揺れる。それを皮切りに両足がすくい上げられ爪先が宙を舞った。
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