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第1章 焦げた砂糖は食べられない−100%
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酸欠で朦朧としながら甘い声を上げると、圧迫感が消えていた。両腕も知らず内に解かれ、肩を外された人形のように転がっている。
シーツに投げ出され痺れた腕を口元に寄せると、腰を引かれ蕾の中心に滑りのある熱を感じた。
「息んで」
息む……というのがどういうものか分からず、惚けて「えっ……?」と返すと、質量のある熱がズブズブと肉を割る音を鳴らし突き進んでくる。
「────ひぃッ! かはっ……うっぐッ」
「はあ……っ、ん……すご……っ……」
指など比ではない。熱く、硬く、太い。
口から飛び出るのではというほど長大だ。
このままでは串刺しにされてしまうかもしれない。
「あと……っ、少し……ッ」
逃げを打つ腰を固定されると、尾鷹の腰が弾みを付けてズンッ! と、最奥を抉るように穿ってきた。
「ヒィッ! ひぐっぅ──!!」
「クッ……ハッ……全部……ッ、入ったよ」
掠れた低音が間近で聞こえ背中に熱を感じる。尾鷹が覆い被さり首筋に艶のある吐息が掛けられた。
(ああ……俺……今男に抱かれているのか)
他人事に犯されている事実を捉えると、うなじに舌を這わされる。
「郁哉……お前、甘いな」
しっとりと濡た肌に唇を寄せ汗を舐め甘いと囁く尾鷹に、郁哉は(こいつ頭おかしい……汗は塩っぱいだけだろ)と心の中で毒づく。
「分かる? 俺が郁哉の中にいるの。ほら、ピッタリだ。もう動くよ……」
ここまできたら早く終わらせてくれと願うだけだ。待ったを掛けたところで状況が変わる訳でもない。
郁哉はなにも答えず尾鷹が果てるのをただただ待った。
尾鷹の陰茎がズルッと引かれると、ズプッと入り込んでくる。緩やかに抜き挿しされると、徐々に内部が熱を持ち始める。
特にエラの張った部分に固まりを抉られると、敏感に反応し内部を締め上げた。
「んふ……っ、はあ……っ」
「中、凄いことになってるよ。郁哉、初めてとか嘘だろ。女より具合がいい」
「はっ、るさぃ……ッ! や……っ、あうっ!」
ズンッ! と腰に響く突上げに、喉を反らしヒクヒクと震えた。
どうやらうるさいと言ったことが気に入らなかったようだ。尾鷹はそれを切っ掛けに郁哉を攻め立て出した。
パンパンと肌がせめぎ合う音が激しさを物語っている。走っているときのように、互いの息が荒く上がっていく。
「あああっ、いや……っ、イッ……はぅ! やっやっやぁッ!」
「ハッ……クッ、はっはっ、ン……ッ」
「やっだぁ……ッ、駄目ッ、怖い……ッ、イッ──ッ」
ガツガツと奥まで嫐られると、郁哉は恐怖を感じ涙を溢れさせた。
内側から湧き起こる愉悦に、どう処理をすればいいのか頭が追いつかない。
「フッ、ほらッ……イけ……っ」
乱れる郁哉にクスッと笑う尾鷹は、性器を敏感な部分に押し当て何度も抉り嬲った。
「あ……っ、うっ……駄目、駄目、駄目──ッ! イクッ、ああッ、いやっ、イクッ────っ!!」
ビクビクと全身を痙攣させながら、郁哉の鈴口から勢い良く精液が前方へと飛び散る。
ペニスがふるふると震え、シーツに残滓がポタポタと垂れ糸を引く。
シーツに投げ出され痺れた腕を口元に寄せると、腰を引かれ蕾の中心に滑りのある熱を感じた。
「息んで」
息む……というのがどういうものか分からず、惚けて「えっ……?」と返すと、質量のある熱がズブズブと肉を割る音を鳴らし突き進んでくる。
「────ひぃッ! かはっ……うっぐッ」
「はあ……っ、ん……すご……っ……」
指など比ではない。熱く、硬く、太い。
口から飛び出るのではというほど長大だ。
このままでは串刺しにされてしまうかもしれない。
「あと……っ、少し……ッ」
逃げを打つ腰を固定されると、尾鷹の腰が弾みを付けてズンッ! と、最奥を抉るように穿ってきた。
「ヒィッ! ひぐっぅ──!!」
「クッ……ハッ……全部……ッ、入ったよ」
掠れた低音が間近で聞こえ背中に熱を感じる。尾鷹が覆い被さり首筋に艶のある吐息が掛けられた。
(ああ……俺……今男に抱かれているのか)
他人事に犯されている事実を捉えると、うなじに舌を這わされる。
「郁哉……お前、甘いな」
しっとりと濡た肌に唇を寄せ汗を舐め甘いと囁く尾鷹に、郁哉は(こいつ頭おかしい……汗は塩っぱいだけだろ)と心の中で毒づく。
「分かる? 俺が郁哉の中にいるの。ほら、ピッタリだ。もう動くよ……」
ここまできたら早く終わらせてくれと願うだけだ。待ったを掛けたところで状況が変わる訳でもない。
郁哉はなにも答えず尾鷹が果てるのをただただ待った。
尾鷹の陰茎がズルッと引かれると、ズプッと入り込んでくる。緩やかに抜き挿しされると、徐々に内部が熱を持ち始める。
特にエラの張った部分に固まりを抉られると、敏感に反応し内部を締め上げた。
「んふ……っ、はあ……っ」
「中、凄いことになってるよ。郁哉、初めてとか嘘だろ。女より具合がいい」
「はっ、るさぃ……ッ! や……っ、あうっ!」
ズンッ! と腰に響く突上げに、喉を反らしヒクヒクと震えた。
どうやらうるさいと言ったことが気に入らなかったようだ。尾鷹はそれを切っ掛けに郁哉を攻め立て出した。
パンパンと肌がせめぎ合う音が激しさを物語っている。走っているときのように、互いの息が荒く上がっていく。
「あああっ、いや……っ、イッ……はぅ! やっやっやぁッ!」
「ハッ……クッ、はっはっ、ン……ッ」
「やっだぁ……ッ、駄目ッ、怖い……ッ、イッ──ッ」
ガツガツと奥まで嫐られると、郁哉は恐怖を感じ涙を溢れさせた。
内側から湧き起こる愉悦に、どう処理をすればいいのか頭が追いつかない。
「フッ、ほらッ……イけ……っ」
乱れる郁哉にクスッと笑う尾鷹は、性器を敏感な部分に押し当て何度も抉り嬲った。
「あ……っ、うっ……駄目、駄目、駄目──ッ! イクッ、ああッ、いやっ、イクッ────っ!!」
ビクビクと全身を痙攣させながら、郁哉の鈴口から勢い良く精液が前方へと飛び散る。
ペニスがふるふると震え、シーツに残滓がポタポタと垂れ糸を引く。
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