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~第七章:魔神復活編~
364ページ目…クズハと朱雀
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<side:クズハ>
もう『朱雀』に頼らない…そう決めた私は、力を恐る恐る、少しずつではあるが解放していく。
それに伴い、尻尾の数が1本、また1本と数を増えていく。
「あら?遊ぶのに夢中で気付かなかったけど、貴女、雰囲気が変わったんじゃなくて?」
「な、何の事ですか?」
四天王・ウルカの攻撃により巻き上がっていた煙も、残念ながらほんの少ししか時間稼ぎにしかならなかった様だ。
だが、現在の尻尾の数は、今だ7本しかなく、完全に力を解放する為には、残り2本を出す時間を、どうにか稼がないといけなかった…。
ここで『朱雀』がウルカの注意を引きつけてくれれば…とも思ったが、先程『もう、朱雀に頼らない』と決めたばかりなのを思い出し、自分の力で切り抜ける手立てを考える事にした。
「そ、そうだ、貴女に聞きたい事があるのですが…。」
ダメだ…こんな事で、ウルカの気を逸らす事なんて出来るはずはない。
だが、予想を反して、ウルカが乗ってきた。
「へ~、貴女が私に聞きたい事ね~、まぁ、良いわ。
貴女の企み通り、時間稼ぎに乗ってあげようじゃない。
でも…ね、つまらない内容だったら直ぐに殺しちゃうから、よ~く考えて質問するのよ?」
その瞬間、私を玩具の様に扱っていたのに、ついに敵と認識したのか、殺気が一気に膨れあがる。
最初から私の企みを察知し、文字通り、遊ぶのを止め、殺す気になった様だ。
つまり、コレから行う質問次第では、全力を出し切る前にゴミ虫の様に殺される可能性が高まった事を意味する。
「ほ、本当に聞きたい事の前に、一つだけ質問に答えて欲しいのですが…それを聞いた場合でも、私は殺されちゃいますよね?」
「内容によるわね。
正直、貴女が死ぬ前に何を聞きたがっているのかってのは興味があるけど、そこまで重要な事じゃないから、流石に確約は出来ないわよ?」
「そ、そうですか…で、ですが、それでも私は聞いてみたいと思います。」
「そう…なら、言ってご覧なさい?」
ダメ元とは言え、少しだけ時間が稼げる可能性が出てきた。
もっとも、それにより直ぐに気が変わり殺そうとしてくる可能性もあるのだが…。
「そ、それでは…本当に聞きたい事じゃなく、先にちょっと気になった事をお聞きします。
ウ、ウルカさん、貴女はどうして現・魔王に従おうとするのですか?
あ、貴女程の実力なら、魔王に従わなくても、十分、生きていく事が出来るはずじゃないんですか?」
「そう、それが気になった事なのね…良いわ、教えてあげる。」
どう言うつもりなのか、ウルカは教えてくれる…と、が言った。
つまり、それにより幾ばくかの時間稼ぎが出来ると言う事だ。
しかも、タイミングが良い事に、今の質問をしたタイミングで8本目の尻尾も出現し、残り1本となる。
「正直な話、他の魔族は知らないけど、私は今の魔王様に忠誠は誓ってないの。
でもね?私達魔族の中には、魔王様に絶対服従する様にプログラムされている訳…例え、その魔族が魔王様を殺したいくらい恨んでいたとしても、魔王様の命令には絶対服従してしまう…ってね。
さて、貴女の疑問に答えてあげた…それじゃ、最後の質問をしなさい?貴女の命を懸けた質問を…ね。」
プログラム…聞いた事のない言葉だ。
だけど、ご主人様ならば、その言葉が何か知っているかも知れない。
とは言え、この貴重な情報をご主人様に伝える為には、私がウルカを倒す必要がある。
その為には、次に質問する内容を絶対に間違える訳にはいかない。
私は魔王城に入ってからのやり取りを細かく思い出していった…。
「さぁ?どうしたの?質問しないなら、もうこんな茶番は終わりにしちゃうわよ?」
「だ、大丈夫です!先程の『魔王様を殺したいほど恨んでいたとしても…』と言う言葉が気になっていただけなので…。」
誰とは言わなかったが、そう告げた彼女は怒りを顕にしていた。
つまり、先程言ったセリフは彼女の本心だったのだろう。
「そう…。」
「で、では最後の質問させて貰います。
ご、ご主人様が言っていた事なのですが…どうして、上級魔族達は授肉して弱体化したのですか?
そ、そもそも、授肉し肉体を持たなければ、こうも私達が易々と魔王城に入る事など不可能だったはずです…。
い、いえ、それを言うなら、貴女達と手を組んでいた魔神教団の村を殲滅していた事も…。」
「そう…貴女は魔神教団も事も知っているのね…。
でも、残念ね、その答えも先程と同じ様に魔王に従う様にプログラムされているから…としか、答える事が出来ないわ。」
「ま、またプログラム…ですか。
そのプログラムとは一体何なんですか!」
「…もう、質問タイムは終わりよ!これから先は、貴女が生き残ってから自分で調べなさい?」
どうやら、時間切れの様だ…あともう少しで完全に力が解放出来るというのに…。
だけど、最後まで諦めない…私は生きてご主人様と再び会うのだから!
そう覚悟を決めた瞬間、頭上から甲高い鳴き声が聞こえた。
『ピィーーー!』
ふと見上げると今まで何を言っても反応しなかった『朱雀』が飛び回っていた。
「あら?あの変な鳥も、ようやくやる気になったみたいね。」
「ピピピィ!」
どうやら『朱雀』にも『変な鳥』と言う言葉はしっかりと聞こえた様で、怒った様に声を上げた。
だが、今の私には、ウルカの気が『朱雀』に逸れたのは僥倖だ。
「お、お願い、掛かってッ!」
私はそう叫ぶと、幻惑の魔法を、めいいっぱい力を込めて、ウルカへと解き放つ。
相手の気が逸れた事で、わずかばかりではあるが精神に作用する魔法の効果が高くなる。
上手くいってくれれば良いのだが…。
「え?増えたッ!?だけど、数匹増えた所でッ!!」
どうやら幻惑の魔法は上手くいった様で、ウルカの目には『朱雀』の姿が複数へと分裂した様に見えたみたいだ。
だが、ウルカはその幻惑全てに対し、次々と魔力弾を放ち撃ち抜いていく。
「そう、貴女の仕業だったのね?」
どうやら、彼女は幻惑を全て攻撃した事で、私が何をしたのか理解した様だ。
その為、幻惑とバレた瞬間、ウルカは私に向けて刺す様な殺気を放ってくる。
だけど、それと同時に、私の尻尾はとうとう9本になる…そう、ついに九尾の完成である。
先程までの私と違い、身体の底から次々と湧き上がる力の奔流…その力に飲み込まれない様に意識を高める。
「待たせたのう、妾も準備完了じゃ、さぁ、戦いを始めようぞ!」
そう言った私の肩に、今まで呼び掛けても答えもしなかった『朱雀』が当たり前の様に止まったのだった…。
もう『朱雀』に頼らない…そう決めた私は、力を恐る恐る、少しずつではあるが解放していく。
それに伴い、尻尾の数が1本、また1本と数を増えていく。
「あら?遊ぶのに夢中で気付かなかったけど、貴女、雰囲気が変わったんじゃなくて?」
「な、何の事ですか?」
四天王・ウルカの攻撃により巻き上がっていた煙も、残念ながらほんの少ししか時間稼ぎにしかならなかった様だ。
だが、現在の尻尾の数は、今だ7本しかなく、完全に力を解放する為には、残り2本を出す時間を、どうにか稼がないといけなかった…。
ここで『朱雀』がウルカの注意を引きつけてくれれば…とも思ったが、先程『もう、朱雀に頼らない』と決めたばかりなのを思い出し、自分の力で切り抜ける手立てを考える事にした。
「そ、そうだ、貴女に聞きたい事があるのですが…。」
ダメだ…こんな事で、ウルカの気を逸らす事なんて出来るはずはない。
だが、予想を反して、ウルカが乗ってきた。
「へ~、貴女が私に聞きたい事ね~、まぁ、良いわ。
貴女の企み通り、時間稼ぎに乗ってあげようじゃない。
でも…ね、つまらない内容だったら直ぐに殺しちゃうから、よ~く考えて質問するのよ?」
その瞬間、私を玩具の様に扱っていたのに、ついに敵と認識したのか、殺気が一気に膨れあがる。
最初から私の企みを察知し、文字通り、遊ぶのを止め、殺す気になった様だ。
つまり、コレから行う質問次第では、全力を出し切る前にゴミ虫の様に殺される可能性が高まった事を意味する。
「ほ、本当に聞きたい事の前に、一つだけ質問に答えて欲しいのですが…それを聞いた場合でも、私は殺されちゃいますよね?」
「内容によるわね。
正直、貴女が死ぬ前に何を聞きたがっているのかってのは興味があるけど、そこまで重要な事じゃないから、流石に確約は出来ないわよ?」
「そ、そうですか…で、ですが、それでも私は聞いてみたいと思います。」
「そう…なら、言ってご覧なさい?」
ダメ元とは言え、少しだけ時間が稼げる可能性が出てきた。
もっとも、それにより直ぐに気が変わり殺そうとしてくる可能性もあるのだが…。
「そ、それでは…本当に聞きたい事じゃなく、先にちょっと気になった事をお聞きします。
ウ、ウルカさん、貴女はどうして現・魔王に従おうとするのですか?
あ、貴女程の実力なら、魔王に従わなくても、十分、生きていく事が出来るはずじゃないんですか?」
「そう、それが気になった事なのね…良いわ、教えてあげる。」
どう言うつもりなのか、ウルカは教えてくれる…と、が言った。
つまり、それにより幾ばくかの時間稼ぎが出来ると言う事だ。
しかも、タイミングが良い事に、今の質問をしたタイミングで8本目の尻尾も出現し、残り1本となる。
「正直な話、他の魔族は知らないけど、私は今の魔王様に忠誠は誓ってないの。
でもね?私達魔族の中には、魔王様に絶対服従する様にプログラムされている訳…例え、その魔族が魔王様を殺したいくらい恨んでいたとしても、魔王様の命令には絶対服従してしまう…ってね。
さて、貴女の疑問に答えてあげた…それじゃ、最後の質問をしなさい?貴女の命を懸けた質問を…ね。」
プログラム…聞いた事のない言葉だ。
だけど、ご主人様ならば、その言葉が何か知っているかも知れない。
とは言え、この貴重な情報をご主人様に伝える為には、私がウルカを倒す必要がある。
その為には、次に質問する内容を絶対に間違える訳にはいかない。
私は魔王城に入ってからのやり取りを細かく思い出していった…。
「さぁ?どうしたの?質問しないなら、もうこんな茶番は終わりにしちゃうわよ?」
「だ、大丈夫です!先程の『魔王様を殺したいほど恨んでいたとしても…』と言う言葉が気になっていただけなので…。」
誰とは言わなかったが、そう告げた彼女は怒りを顕にしていた。
つまり、先程言ったセリフは彼女の本心だったのだろう。
「そう…。」
「で、では最後の質問させて貰います。
ご、ご主人様が言っていた事なのですが…どうして、上級魔族達は授肉して弱体化したのですか?
そ、そもそも、授肉し肉体を持たなければ、こうも私達が易々と魔王城に入る事など不可能だったはずです…。
い、いえ、それを言うなら、貴女達と手を組んでいた魔神教団の村を殲滅していた事も…。」
「そう…貴女は魔神教団も事も知っているのね…。
でも、残念ね、その答えも先程と同じ様に魔王に従う様にプログラムされているから…としか、答える事が出来ないわ。」
「ま、またプログラム…ですか。
そのプログラムとは一体何なんですか!」
「…もう、質問タイムは終わりよ!これから先は、貴女が生き残ってから自分で調べなさい?」
どうやら、時間切れの様だ…あともう少しで完全に力が解放出来るというのに…。
だけど、最後まで諦めない…私は生きてご主人様と再び会うのだから!
そう覚悟を決めた瞬間、頭上から甲高い鳴き声が聞こえた。
『ピィーーー!』
ふと見上げると今まで何を言っても反応しなかった『朱雀』が飛び回っていた。
「あら?あの変な鳥も、ようやくやる気になったみたいね。」
「ピピピィ!」
どうやら『朱雀』にも『変な鳥』と言う言葉はしっかりと聞こえた様で、怒った様に声を上げた。
だが、今の私には、ウルカの気が『朱雀』に逸れたのは僥倖だ。
「お、お願い、掛かってッ!」
私はそう叫ぶと、幻惑の魔法を、めいいっぱい力を込めて、ウルカへと解き放つ。
相手の気が逸れた事で、わずかばかりではあるが精神に作用する魔法の効果が高くなる。
上手くいってくれれば良いのだが…。
「え?増えたッ!?だけど、数匹増えた所でッ!!」
どうやら幻惑の魔法は上手くいった様で、ウルカの目には『朱雀』の姿が複数へと分裂した様に見えたみたいだ。
だが、ウルカはその幻惑全てに対し、次々と魔力弾を放ち撃ち抜いていく。
「そう、貴女の仕業だったのね?」
どうやら、彼女は幻惑を全て攻撃した事で、私が何をしたのか理解した様だ。
その為、幻惑とバレた瞬間、ウルカは私に向けて刺す様な殺気を放ってくる。
だけど、それと同時に、私の尻尾はとうとう9本になる…そう、ついに九尾の完成である。
先程までの私と違い、身体の底から次々と湧き上がる力の奔流…その力に飲み込まれない様に意識を高める。
「待たせたのう、妾も準備完了じゃ、さぁ、戦いを始めようぞ!」
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