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~第七章:魔神復活編~
306ページ目…散策【1】
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ひょんな事から、一日休みとなった僕達。
まぁ、このまま向かっても良いのだが、やはり戦場へ向かうと言うのは、どうしても気が滅入ると言う訳で…。
ぶっちゃけ、これから始まるであろう戦争に対する現実逃避だったりする。
で、そんな僕達が今何をしているかと言うと…。
「ねぇねぇ、これなんか良いんじゃない?」
「そ、そうですか?流石に、ちょっと攻めすぎなんじゃ…。」
「ローラ、これが良いと思う。」
「私は、おそらく、御主人様はこちらの方が好みだと思われるので、こちらをオススメします。」
と、ショッピングの真っ最中だったりする。
ただし、僕は店の外で待機…と言うより退避?
何故なら、ここは女性用の下着を売る店…所謂、ランジェリーショップなのである。
しっかし、何だって、女性用の下着と言う物は、男性用に比べて異常なまでに高いのだろう?
高価で高品質な物をふんだんに使っている、と言うのならまだ理解出来る。
それなのに、ただの紐みたいな物でさえ男性用の一般的な下着に比べても数倍の値段がする。
しかも、世の女性達は、喜んで何枚も買うのだから、お金が幾らあっても足りないのではないだろうか?
何はともあれ、そんなお店に、男である僕が入るのには恥ずかし過ぎて無理がある。
ってな訳で、店の前にいるのだが、かれこれ、1時間は経っているのではないだろうが?
「ご主人様、お待たせいたしました。」
結局、アレから更に30分ほど経過してからお店から出てきた嫁~ズ達。
みなそれぞれ、手には何かしらの袋を持っていると言う事は、彼女達は何か購入したと言う事だろう。
まぁ、金額に関しては怖いから聞けないが、それなりに稼いでるし、小遣いも渡している。
おそらくは、小遣いの範囲内での購入であろう…たぶん…。
「それで、次は何処に行くんだ?」
「そうですね…下着も買いましたし、次は服屋ですか?」
「あ、あの、次は、道具屋へ行きたいのですが…。」
「ローラ、お腹減った…肉、食べたい。」
「私は、少し休憩をしたいと思います。」
各々、違う答えが返ってくる…さて、僕の出した結論は…。
「えっと…まずは、どっかご飯を食べに行こう。
そうすれば、ついでに休憩にも取れるし…それから、道具屋、服屋の順で回ろうか。」
「それでも良いですけど…何で、私の言った服屋が最後なんですか?」
と、プリンが当然の様に不満を告げてくる。
「それはね…女性物の買い物が、異様に時間が掛かるからだよ?
それなら、ローラもお腹が空いてるしアリスも休憩がしたいってのを優先して、それから道具屋…。
その後なら、時間が掛かっても、後は宿屋に戻るだけだから問題はないだろ?」
「そ、そう…ね、先程も思っていたより時間が経っていましたし…。
でわ、その様な予定で動く事にしましょう。」
プリンはそう言うと、既にご飯を食べる所が決定しているかの様にサクサクと歩き出す。
で、仕方がないので僕達も後を着いていく。
すると、そこにはちょっと入るのに気合いを入れないと気後れしてしまいそうな高級店があった。
「では、ここで食べる事にしますか。」
と、何食わぬ顔で言うプリン…。
「えっと…本気で?
こう言うお店って、普通は、それなりの服装で食べに来るお店だと思うんだけど…。」
「そうなのですか?なら、違うお店にしますか?」
「そうだね、こんな格式ばったお店で食うより、みんなでワイワイ楽しく食べれるお店の方が良いと思う。」
「確かにそうですね…その方が良いかもしれませんね。
では、この手のお店は、今度二人っきりの時にでも…ね。」
どうやら、プリンは僕の記憶から情報を引き出したのだろう。
まぁ、プリンの言う事も分からなくはない。
確かに、偶にはそう言うお店でも…とは思うが、出来る事なら、僕としてはそんな窮屈な思いをしてまでご飯を食べたくないので遠慮したい所である。
「プ、プリンさん、それは抜け駆けなのでは?」
「ローラはこんな店より、お肉の店が良い。」
「私は…むしろ、御主人様には私の手料理を食べて貰った方が嬉しいですね。」
「そ、それを言ったら私だって、ご主人様に手料理を食べて欲しいです。」
どうやら、アリスとクズハは外食をするよりも自分の料理を、僕に食べて貰う方が嬉しいらしい。
「うん、そうだね…全て片付いて家に帰ったら、その時はお願いするね。」
それにはまず、この戦争をどうにかしないと、話にならない。
しかも、相手は魔王以外にも魔族が居る。
あの時戦った上級魔族と呼ばれるヤツらは物理攻撃が効かない。
まぁ、一部の聖剣ならば上級魔族にも攻撃が効くみたいだし、そちらに関しては何とかなるだろう。
それに、僕以外の、もう一人の魔王にも、大事な用はあるし…ね。
そもそも、今回の戦争自体、どう言う理由で始めたか分からないが、魔王が以前と同じ理由で戦争を始めたとするならば、この戦争には意味がない事を僕は知っている。
それ故、危険と知りつつも、今回の戦争を止める鍵となるプリンも連れてきたのだ。
ただ、その事を伝えた場合、それはそれで問題が発生する事も考えられる。
「まぁ、実際、会ってみないと、どうなるか分からないんだけど…ね。」
「ん?ご主人様、何か言いましたか?」
僕の呟きが聞こえたのかプリンが僕に聞いてくる。
「いや、何でもない…そんな事より、早く良い店探してご飯にしよう!
ローラじゃないが、僕もお腹が空いてきたぞ。」
「ローラ、そこまで食い意地はってない!」
『グ~~~。』
しかし、その言葉を否定するかの如く、絶妙なタイミングでローラのお腹の虫が、お腹空いたと主張をする。
「はいはい、直ぐにご飯にしようね~。」
僕はそう言うと、周囲を見渡す。
はっきり言えば、能力の無駄遣いではあるが、少し離れた所に、ちょうど良いお店があるのが見えた。
「よし、少し離れてるが、向こうに良い感じのお店があるから、そこでご飯にしよう。
そうしないとローラが餓死しちゃうから。」
「主、意地悪…。」
先程のお腹の虫が鳴った事を、からかう様に言うと、ローラが拗ねた顔をした。
「ははは…ゴメンゴメン。
でも、僕もお腹が空いてるから、ちょっと急いでいこうか?」
「「「「はい。」」」」
こうして、嫁~ズ全員の同意を得る事が出来た僕達は、少し離れたお店へと向かうのだった…。
まぁ、このまま向かっても良いのだが、やはり戦場へ向かうと言うのは、どうしても気が滅入ると言う訳で…。
ぶっちゃけ、これから始まるであろう戦争に対する現実逃避だったりする。
で、そんな僕達が今何をしているかと言うと…。
「ねぇねぇ、これなんか良いんじゃない?」
「そ、そうですか?流石に、ちょっと攻めすぎなんじゃ…。」
「ローラ、これが良いと思う。」
「私は、おそらく、御主人様はこちらの方が好みだと思われるので、こちらをオススメします。」
と、ショッピングの真っ最中だったりする。
ただし、僕は店の外で待機…と言うより退避?
何故なら、ここは女性用の下着を売る店…所謂、ランジェリーショップなのである。
しっかし、何だって、女性用の下着と言う物は、男性用に比べて異常なまでに高いのだろう?
高価で高品質な物をふんだんに使っている、と言うのならまだ理解出来る。
それなのに、ただの紐みたいな物でさえ男性用の一般的な下着に比べても数倍の値段がする。
しかも、世の女性達は、喜んで何枚も買うのだから、お金が幾らあっても足りないのではないだろうか?
何はともあれ、そんなお店に、男である僕が入るのには恥ずかし過ぎて無理がある。
ってな訳で、店の前にいるのだが、かれこれ、1時間は経っているのではないだろうが?
「ご主人様、お待たせいたしました。」
結局、アレから更に30分ほど経過してからお店から出てきた嫁~ズ達。
みなそれぞれ、手には何かしらの袋を持っていると言う事は、彼女達は何か購入したと言う事だろう。
まぁ、金額に関しては怖いから聞けないが、それなりに稼いでるし、小遣いも渡している。
おそらくは、小遣いの範囲内での購入であろう…たぶん…。
「それで、次は何処に行くんだ?」
「そうですね…下着も買いましたし、次は服屋ですか?」
「あ、あの、次は、道具屋へ行きたいのですが…。」
「ローラ、お腹減った…肉、食べたい。」
「私は、少し休憩をしたいと思います。」
各々、違う答えが返ってくる…さて、僕の出した結論は…。
「えっと…まずは、どっかご飯を食べに行こう。
そうすれば、ついでに休憩にも取れるし…それから、道具屋、服屋の順で回ろうか。」
「それでも良いですけど…何で、私の言った服屋が最後なんですか?」
と、プリンが当然の様に不満を告げてくる。
「それはね…女性物の買い物が、異様に時間が掛かるからだよ?
それなら、ローラもお腹が空いてるしアリスも休憩がしたいってのを優先して、それから道具屋…。
その後なら、時間が掛かっても、後は宿屋に戻るだけだから問題はないだろ?」
「そ、そう…ね、先程も思っていたより時間が経っていましたし…。
でわ、その様な予定で動く事にしましょう。」
プリンはそう言うと、既にご飯を食べる所が決定しているかの様にサクサクと歩き出す。
で、仕方がないので僕達も後を着いていく。
すると、そこにはちょっと入るのに気合いを入れないと気後れしてしまいそうな高級店があった。
「では、ここで食べる事にしますか。」
と、何食わぬ顔で言うプリン…。
「えっと…本気で?
こう言うお店って、普通は、それなりの服装で食べに来るお店だと思うんだけど…。」
「そうなのですか?なら、違うお店にしますか?」
「そうだね、こんな格式ばったお店で食うより、みんなでワイワイ楽しく食べれるお店の方が良いと思う。」
「確かにそうですね…その方が良いかもしれませんね。
では、この手のお店は、今度二人っきりの時にでも…ね。」
どうやら、プリンは僕の記憶から情報を引き出したのだろう。
まぁ、プリンの言う事も分からなくはない。
確かに、偶にはそう言うお店でも…とは思うが、出来る事なら、僕としてはそんな窮屈な思いをしてまでご飯を食べたくないので遠慮したい所である。
「プ、プリンさん、それは抜け駆けなのでは?」
「ローラはこんな店より、お肉の店が良い。」
「私は…むしろ、御主人様には私の手料理を食べて貰った方が嬉しいですね。」
「そ、それを言ったら私だって、ご主人様に手料理を食べて欲しいです。」
どうやら、アリスとクズハは外食をするよりも自分の料理を、僕に食べて貰う方が嬉しいらしい。
「うん、そうだね…全て片付いて家に帰ったら、その時はお願いするね。」
それにはまず、この戦争をどうにかしないと、話にならない。
しかも、相手は魔王以外にも魔族が居る。
あの時戦った上級魔族と呼ばれるヤツらは物理攻撃が効かない。
まぁ、一部の聖剣ならば上級魔族にも攻撃が効くみたいだし、そちらに関しては何とかなるだろう。
それに、僕以外の、もう一人の魔王にも、大事な用はあるし…ね。
そもそも、今回の戦争自体、どう言う理由で始めたか分からないが、魔王が以前と同じ理由で戦争を始めたとするならば、この戦争には意味がない事を僕は知っている。
それ故、危険と知りつつも、今回の戦争を止める鍵となるプリンも連れてきたのだ。
ただ、その事を伝えた場合、それはそれで問題が発生する事も考えられる。
「まぁ、実際、会ってみないと、どうなるか分からないんだけど…ね。」
「ん?ご主人様、何か言いましたか?」
僕の呟きが聞こえたのかプリンが僕に聞いてくる。
「いや、何でもない…そんな事より、早く良い店探してご飯にしよう!
ローラじゃないが、僕もお腹が空いてきたぞ。」
「ローラ、そこまで食い意地はってない!」
『グ~~~。』
しかし、その言葉を否定するかの如く、絶妙なタイミングでローラのお腹の虫が、お腹空いたと主張をする。
「はいはい、直ぐにご飯にしようね~。」
僕はそう言うと、周囲を見渡す。
はっきり言えば、能力の無駄遣いではあるが、少し離れた所に、ちょうど良いお店があるのが見えた。
「よし、少し離れてるが、向こうに良い感じのお店があるから、そこでご飯にしよう。
そうしないとローラが餓死しちゃうから。」
「主、意地悪…。」
先程のお腹の虫が鳴った事を、からかう様に言うと、ローラが拗ねた顔をした。
「ははは…ゴメンゴメン。
でも、僕もお腹が空いてるから、ちょっと急いでいこうか?」
「「「「はい。」」」」
こうして、嫁~ズ全員の同意を得る事が出来た僕達は、少し離れたお店へと向かうのだった…。
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