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~第七章:魔神復活編~
289ページ目…聖剣の鍛冶師【5】
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「我、汝の真名を知るものなり。
我、盟約に従い、我が魔力持ちて汝を喚びださん。
出でよ…『火の精霊サラマンダー』!」
クズハの強烈な一撃から目を覚ましたアルテイシアさんの、その後の行動は早かった。
どうやら、目覚めた時には我を取り戻した様で、アルテイシアさんの顔付きが、職人気質の顔になったのが印象的だった。
とは言え、別に顔が物理的に変化したとか言う訳ではなく、凄く真面目な…真剣な顔付きになったと言う意味である。
で、何が言いたいかと言うと、聖剣の素材となる物を掻き集めたかと思うと、差材を炉に入れるが早いが、火の精霊を呼び出す呪文を詠唱したのである。
周囲から赤く光る小さな玉が彼女…アルテイシアさんの前に集まる。
やがてそれはゴルフボールより少し大きいくらいの光にまで大きくなった頃、その姿を小さな小さな竜へと姿を変えた。
「こんにちは、サラマンダーさん。
お仕事を頼みたいんだけど、今、大丈夫かな?」
まるで友達にでも話し掛ける様にアルテイシアさんはサラマンダーに声を掛ける。
「うむ…だが、我に仕事を頼むと言うからには、代償はあるのか?」
うわ~…何かむさ苦しいオッサンの様な声で話すサラマンダーに少し引いてしまう僕。
クズハも、それは無いわ~みたいな顔をして目を逸らしている。
確かに、あの外見からすれば、もっとこう…何て言うか可愛い子供みたいな声を期待してしまうのも仕方が無い事だと思う。
「そうね…私の髪じゃダメかな?」
そう言って、腰まで伸びていた髪を肩くらいの所からバッサリと切り、サラマンダーへと渡す。
「ふむ…まぁ、少し足りないが良かろう…。
では、盟約に従い、汝に力を貸そう。
して、我は何をすれば良い?」
「ありがとう…えっと、ちょっと大変なんだけど、聖剣を打つのを手伝って欲しいの。
あ、でも1本だけで良いから、お願い出来るかしら?」
「うむ…任された。」
サラマンダーはそう言うと、炉の中に飛び込む。
すると、炉の中に、突如として真っ赤に燃え上がる炎が産まれた。
その激しい熱気に素材として入れた金属の塊が徐々に溶け出し液体となる。
暫くすると、炉の中の金属の液体に渦が発生する…どうやらサラマンダーが溶け出した金属を掻き混ぜ、均等にしている様だ。
そして…炉の中からどろどろに溶けた金属の液体が彼女の前に流れ出てきた。
と言っても、そのまま流れ出てくるのではなく型に流し込まれて…である。
アルテイシアさんは、それにテコ棒と呼んでいたが…棒を差し込み暫く冷ます。
あ…この形、何か時代劇なんかで見た事がある様な気がする。
「うん、良いみたい…さて、ここからが本番ね。」
彼女はそう言うと、場所を移動する。
そこにあるのは、金床と呼ばれる金属の台座の所だ。
更に、その側には大鎚、小鎚が用意されており、近くには冷めた金属を塊を再び熱する為の物も用意されている。
中身は、言わずもがな…炉から出てきたサラマンダーが鎮座している。
ここからが本番…と言った彼女の台詞に嘘偽りはない。
『カンッ!カンッ!』と音が響く度に火花が飛び散る。
真っ赤に熱せられた金属の塊から飛び散る火花だ…そんな物に触れれば、火傷をするのは必然だろう。
その火花が何度か彼女の腕やらに当たってるのが見える。
だが、彼女は何事もなかったかの様、鎚を振るう。
熱しては打ち伸ばす、打ち伸ばしては熱する。
それは徐々に、形を変え次第に剣へと姿を変えていく。
彼女は休憩も取らず一心不乱に鎚を振るう…。
邪魔をしては悪いと僕とクズハは彼女を残し部屋を出る。
ずっと見ていても良かったのだが、あの様子では完成まで、こちらには気が付かないだろう。
故に、僕達は彼女を労うべく、住居スペースにある台所を借りてご飯作りだ。
一品、二品…徐々に品数が増えていく。
そして、出来た物から随時、〖無限庫〗へ収納していく。
こうしておけば、〖無限庫〗の中は時間の経過がないので、何時でも出来立てが食べれると言う事である。
それから4~5時間は経っただろうか?
既に、日は暮れ辺りは暗くなっている。
そして、それは唐突に訪れた…そう、作業部屋から鎚の音が止んだのだ。
そして、彼女が部屋から出てくる。
「お腹空いた~ッ!!」
開口一番、彼女の口からお腹空いたの一言、何とも食い意地が張っている…とは言うまい。
それほど根気のいる作業をしていたのだ。
「二人とも急にいなくなったかと思ったら、美味しそうな匂いがするんだもん、まだ研ぎの作業が残ってるけど出てきちゃった!」
つまり、彼女は鍛冶を始めてから今まで、時間の経過や料理の匂いすら気が付かないほど集中していた事になる。
よく見ると、あちこちに火傷の跡が見える。
「クズハ!」
「は、はい!アルテイシアさん、こっちへ来て下さい。」
クズハに呼ばれ、アルテイシアさんが近付く。
直ぐ様、クズハは回復魔法を唱え、アルテイシアさんの火傷を治す。
「あ、ありがと…何か痛いと思ったら、私、また火傷してたんだ。」
どうやら、集中しすぎて火傷をしていた事すら気が付かなかった様だ。
まぁ、何はともあれ完成はしてない様ではあるが一段落はした様だし、何より、匂いに釣られて部屋から出てきたのならば、やる事は1つ…そう、ご飯である。
僕は再び〖無限庫〗から先程まで作っていた食事を取り出す。
「キャー、御馳走だー!
ねぇ?ねぇ?これ、全部食べて良いの?ねぇ?ねぇ?」
食事がテーブルに並び出すにつれてテンションが上がっていく彼女…。
「いや、全部はちょっと…これ、僕達も食べる分も入ってるからね?」
「そ、そうよね…ごめんなさい、ちょっと興奮してた。」
そう言って、アルテイシアさんは急にテンションを落とす。
何とも賑やかな人だ…と、苦笑する。
「そ、そんな事より、せっかくの料理が冷めちゃいますよ?
独り占めはダメですけど、みんなで仲良く食べましょう。」
と、クズハが優しく声を掛ける。
すると、落ち込んでいた彼女の目がキラキラと輝きを取り戻す。
もし、彼女がクズハみたいに獣人だったら、尻尾が千切れ跳ぶほど激しく振っているのでないだろうか?
とは言え、いつまでもお預けするのは可哀想なので…。
「それじゃ、手を合わせて、いただきます!」
異世界に来てまでする事ではないのだが、長年の習慣である。
それに、プリン、クズハ、ローラ、アリス…僕の嫁~ズ達全員も、僕のソレに習って真似をして『いただきます』をする。
今では、食事の前にしなくてはならない行動でもある。
そんな行動を、アルテイシアさんは、不思議な顔をしていたが、同じ様に真似をして『いただきます』をする。
そこからのアルテイシアさんの食欲は、凄かったの一言に尽きる。
初めて会った時の食欲も凄かったが、あの細身の体の何処にソレだけの量が入るのだろうか?
完全に物理法則と言うか、質量保存の法則と言うか…明らかに可怪しな量が彼女の胃袋へと消滅える。
しかも、普通であればお腹が膨れてくるはずなのに、いくら食べても膨れてこない。
自分の目を疑う様な光景にクズハの方を見るが、クズハも僕と同じ様な顔で僕を見ている。
いったい、目の前で起きている、この現象は何なんだろう?
だが疑問は謎のまま正解を導く事は出来ない。
…とは言え、それもそう長くは続かなかった…そう、用意された食事が空になったからだ。
「ごちそうさまでした!」
いただきますをした時と同様に、手を合わせてご馳走様をする。
当然、アルテイシアさんさんも、それ真似をする。
「あ~美味しかった♪こんな美味しいご飯を食べたの生まれて初めてかも?」
「お、お粗末様でした…。」
「ち、ちょっと!全然、お粗末なんかじゃないわッ!!
凄い御馳走だったじゃない!」
アルテイシアさんが急に…本気で怒り出す。
「え?えぇッ!?」
日本の言い回しには良い面と悪い面がある。
『つまらない物ですが』とか『上手くできなかったけど』とか…だ。
僕の所為で、日本のソレに染まっているクズハと違い、それを知らないアルテイシアさんには許せない言葉だった様だ。
まぁ、食事と仕事に関しては妥協が出来ないのだろう。
「アルテイシアさん、落ち着いて下さい!
クズハも本気でお粗末と言った訳ではありません。
これは僕の国の風習でして、その様な言い回しをするだけです。」
「そうなの?」
アルテイシアさんが、首を傾けながら聞いてくる。
「えぇ、確かに僕も疑問には思うんですが、そんな風習なので気にしないで下さい。
じゃないと、二度とクズハのご飯を食べれなくなりますよ?」
この一言が決めてとなる。
「サー、イエッサー!」
彼女が何処から知ったのか、軍隊がする様な敬礼をする。
いや、この世界に来て初めてそんな行動を見た気がするんだけど、何であるんだ?
何はともあれ、問題は一気に解決した。
否、1つだけ問題が新たに発生した…と言った方が良いのかも知れない。
何故なら…。
「サー、明日の朝ご飯もお願いしたいであります!」
彼女…アルテイシアさんの一言に、僕とクズハは二人仲良く苦笑するのだった…。
我、盟約に従い、我が魔力持ちて汝を喚びださん。
出でよ…『火の精霊サラマンダー』!」
クズハの強烈な一撃から目を覚ましたアルテイシアさんの、その後の行動は早かった。
どうやら、目覚めた時には我を取り戻した様で、アルテイシアさんの顔付きが、職人気質の顔になったのが印象的だった。
とは言え、別に顔が物理的に変化したとか言う訳ではなく、凄く真面目な…真剣な顔付きになったと言う意味である。
で、何が言いたいかと言うと、聖剣の素材となる物を掻き集めたかと思うと、差材を炉に入れるが早いが、火の精霊を呼び出す呪文を詠唱したのである。
周囲から赤く光る小さな玉が彼女…アルテイシアさんの前に集まる。
やがてそれはゴルフボールより少し大きいくらいの光にまで大きくなった頃、その姿を小さな小さな竜へと姿を変えた。
「こんにちは、サラマンダーさん。
お仕事を頼みたいんだけど、今、大丈夫かな?」
まるで友達にでも話し掛ける様にアルテイシアさんはサラマンダーに声を掛ける。
「うむ…だが、我に仕事を頼むと言うからには、代償はあるのか?」
うわ~…何かむさ苦しいオッサンの様な声で話すサラマンダーに少し引いてしまう僕。
クズハも、それは無いわ~みたいな顔をして目を逸らしている。
確かに、あの外見からすれば、もっとこう…何て言うか可愛い子供みたいな声を期待してしまうのも仕方が無い事だと思う。
「そうね…私の髪じゃダメかな?」
そう言って、腰まで伸びていた髪を肩くらいの所からバッサリと切り、サラマンダーへと渡す。
「ふむ…まぁ、少し足りないが良かろう…。
では、盟約に従い、汝に力を貸そう。
して、我は何をすれば良い?」
「ありがとう…えっと、ちょっと大変なんだけど、聖剣を打つのを手伝って欲しいの。
あ、でも1本だけで良いから、お願い出来るかしら?」
「うむ…任された。」
サラマンダーはそう言うと、炉の中に飛び込む。
すると、炉の中に、突如として真っ赤に燃え上がる炎が産まれた。
その激しい熱気に素材として入れた金属の塊が徐々に溶け出し液体となる。
暫くすると、炉の中の金属の液体に渦が発生する…どうやらサラマンダーが溶け出した金属を掻き混ぜ、均等にしている様だ。
そして…炉の中からどろどろに溶けた金属の液体が彼女の前に流れ出てきた。
と言っても、そのまま流れ出てくるのではなく型に流し込まれて…である。
アルテイシアさんは、それにテコ棒と呼んでいたが…棒を差し込み暫く冷ます。
あ…この形、何か時代劇なんかで見た事がある様な気がする。
「うん、良いみたい…さて、ここからが本番ね。」
彼女はそう言うと、場所を移動する。
そこにあるのは、金床と呼ばれる金属の台座の所だ。
更に、その側には大鎚、小鎚が用意されており、近くには冷めた金属を塊を再び熱する為の物も用意されている。
中身は、言わずもがな…炉から出てきたサラマンダーが鎮座している。
ここからが本番…と言った彼女の台詞に嘘偽りはない。
『カンッ!カンッ!』と音が響く度に火花が飛び散る。
真っ赤に熱せられた金属の塊から飛び散る火花だ…そんな物に触れれば、火傷をするのは必然だろう。
その火花が何度か彼女の腕やらに当たってるのが見える。
だが、彼女は何事もなかったかの様、鎚を振るう。
熱しては打ち伸ばす、打ち伸ばしては熱する。
それは徐々に、形を変え次第に剣へと姿を変えていく。
彼女は休憩も取らず一心不乱に鎚を振るう…。
邪魔をしては悪いと僕とクズハは彼女を残し部屋を出る。
ずっと見ていても良かったのだが、あの様子では完成まで、こちらには気が付かないだろう。
故に、僕達は彼女を労うべく、住居スペースにある台所を借りてご飯作りだ。
一品、二品…徐々に品数が増えていく。
そして、出来た物から随時、〖無限庫〗へ収納していく。
こうしておけば、〖無限庫〗の中は時間の経過がないので、何時でも出来立てが食べれると言う事である。
それから4~5時間は経っただろうか?
既に、日は暮れ辺りは暗くなっている。
そして、それは唐突に訪れた…そう、作業部屋から鎚の音が止んだのだ。
そして、彼女が部屋から出てくる。
「お腹空いた~ッ!!」
開口一番、彼女の口からお腹空いたの一言、何とも食い意地が張っている…とは言うまい。
それほど根気のいる作業をしていたのだ。
「二人とも急にいなくなったかと思ったら、美味しそうな匂いがするんだもん、まだ研ぎの作業が残ってるけど出てきちゃった!」
つまり、彼女は鍛冶を始めてから今まで、時間の経過や料理の匂いすら気が付かないほど集中していた事になる。
よく見ると、あちこちに火傷の跡が見える。
「クズハ!」
「は、はい!アルテイシアさん、こっちへ来て下さい。」
クズハに呼ばれ、アルテイシアさんが近付く。
直ぐ様、クズハは回復魔法を唱え、アルテイシアさんの火傷を治す。
「あ、ありがと…何か痛いと思ったら、私、また火傷してたんだ。」
どうやら、集中しすぎて火傷をしていた事すら気が付かなかった様だ。
まぁ、何はともあれ完成はしてない様ではあるが一段落はした様だし、何より、匂いに釣られて部屋から出てきたのならば、やる事は1つ…そう、ご飯である。
僕は再び〖無限庫〗から先程まで作っていた食事を取り出す。
「キャー、御馳走だー!
ねぇ?ねぇ?これ、全部食べて良いの?ねぇ?ねぇ?」
食事がテーブルに並び出すにつれてテンションが上がっていく彼女…。
「いや、全部はちょっと…これ、僕達も食べる分も入ってるからね?」
「そ、そうよね…ごめんなさい、ちょっと興奮してた。」
そう言って、アルテイシアさんは急にテンションを落とす。
何とも賑やかな人だ…と、苦笑する。
「そ、そんな事より、せっかくの料理が冷めちゃいますよ?
独り占めはダメですけど、みんなで仲良く食べましょう。」
と、クズハが優しく声を掛ける。
すると、落ち込んでいた彼女の目がキラキラと輝きを取り戻す。
もし、彼女がクズハみたいに獣人だったら、尻尾が千切れ跳ぶほど激しく振っているのでないだろうか?
とは言え、いつまでもお預けするのは可哀想なので…。
「それじゃ、手を合わせて、いただきます!」
異世界に来てまでする事ではないのだが、長年の習慣である。
それに、プリン、クズハ、ローラ、アリス…僕の嫁~ズ達全員も、僕のソレに習って真似をして『いただきます』をする。
今では、食事の前にしなくてはならない行動でもある。
そんな行動を、アルテイシアさんは、不思議な顔をしていたが、同じ様に真似をして『いただきます』をする。
そこからのアルテイシアさんの食欲は、凄かったの一言に尽きる。
初めて会った時の食欲も凄かったが、あの細身の体の何処にソレだけの量が入るのだろうか?
完全に物理法則と言うか、質量保存の法則と言うか…明らかに可怪しな量が彼女の胃袋へと消滅える。
しかも、普通であればお腹が膨れてくるはずなのに、いくら食べても膨れてこない。
自分の目を疑う様な光景にクズハの方を見るが、クズハも僕と同じ様な顔で僕を見ている。
いったい、目の前で起きている、この現象は何なんだろう?
だが疑問は謎のまま正解を導く事は出来ない。
…とは言え、それもそう長くは続かなかった…そう、用意された食事が空になったからだ。
「ごちそうさまでした!」
いただきますをした時と同様に、手を合わせてご馳走様をする。
当然、アルテイシアさんさんも、それ真似をする。
「あ~美味しかった♪こんな美味しいご飯を食べたの生まれて初めてかも?」
「お、お粗末様でした…。」
「ち、ちょっと!全然、お粗末なんかじゃないわッ!!
凄い御馳走だったじゃない!」
アルテイシアさんが急に…本気で怒り出す。
「え?えぇッ!?」
日本の言い回しには良い面と悪い面がある。
『つまらない物ですが』とか『上手くできなかったけど』とか…だ。
僕の所為で、日本のソレに染まっているクズハと違い、それを知らないアルテイシアさんには許せない言葉だった様だ。
まぁ、食事と仕事に関しては妥協が出来ないのだろう。
「アルテイシアさん、落ち着いて下さい!
クズハも本気でお粗末と言った訳ではありません。
これは僕の国の風習でして、その様な言い回しをするだけです。」
「そうなの?」
アルテイシアさんが、首を傾けながら聞いてくる。
「えぇ、確かに僕も疑問には思うんですが、そんな風習なので気にしないで下さい。
じゃないと、二度とクズハのご飯を食べれなくなりますよ?」
この一言が決めてとなる。
「サー、イエッサー!」
彼女が何処から知ったのか、軍隊がする様な敬礼をする。
いや、この世界に来て初めてそんな行動を見た気がするんだけど、何であるんだ?
何はともあれ、問題は一気に解決した。
否、1つだけ問題が新たに発生した…と言った方が良いのかも知れない。
何故なら…。
「サー、明日の朝ご飯もお願いしたいであります!」
彼女…アルテイシアさんの一言に、僕とクズハは二人仲良く苦笑するのだった…。
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