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~第七章:魔神復活編~
280ページ目…護衛依頼【10】
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「来ますッ!」
プリンの気配感知に反応があったのか、警戒を促す声が辺りに響き渡る。
突然の事とは言えプリンの声に反応し、本当に寝ていたのか?と思えるほど反射速度で戦闘態勢を取るケビンさん達のパーティー。
流石は、Bランクのパーティー御一行様と言った所か?
それに引き替え、パニックになりつつも慌てて出てくるアイアンさん。
うん、比較的、すぐに出てきたのは褒めてあげたい所なんだけど、せめて武器くらいは持って来ようね?
次の瞬間、黒い影が安全地帯へと飛び込んでくる。
一瞬、火花が散った様に見えたのは安全地帯と呼ばれる場所に、ケビンさん達が張った結界があったからなのだろう。
「GYRAAAaaaaaaaAA!」
その黒い影は、開口一番、雄叫びを上げたかと思うと周囲に〖魔法:炎の矢〗を20本近く作り出す。
どうやら、あの雄叫び自体が呪文の詠唱となっているのだろう。
そして、解き放たれる炎の矢…だが、ケビンさん達の後衛担当組は、その攻撃を読んでいたみたいで二人同時に詠唱をする…。
「「母なる大地よ、我が呼び掛けに応え、守護する力を我に授けよ!
我が魔素を糧に、忌まわしき力を退きたまえ…〖魔法:大地の盾〗!」」
ふむふむ…魔法を発動させる瞬間、二人同時に発動させる為に互いの顔を見て頷き、タイミングを計るあたり流石と言える。
ってか、呪文の詠唱ってあんな感じだったんだ…正直、僕のなんちゃって詠唱と違い、いちいち唱えるのが大変そうだ。
もっとも、僕には〖無詠唱〗があるから、そんな面倒な詠唱なんて物は必要ないんだけど…ね。
そして、発動された魔法は…刹那の時間で目の前に壁が出来る。
ご丁寧に、自分達の前だけでなく、僕達の前にまで…。
『チュドドドドドド…。』
何かが壁に突き刺さり爆ぜていく…まぁ、何かと言っても、敵さんの放った魔法なんだけど…ね。
さて、敵の魔法の威力のなさを嘆くのか、こちらの魔法防御が凄いと褒めるべきなのか…。
僕には、どちらが正しいのかは分からないが、魔物の攻撃には障壁に阻まれビクともしなかったとだけ言っておこう。
問題は、攻撃を防ぐ為に突如として目の前に現れた大地の壁…。
その所為で、壁の向こうが見えない…つまり、死角が出来てしまったと言う事だ。
故に、僕は〖気配感知〗を使い、相手の位置を探る。
幸いにも、先程の位置から動いていない様だ。
「プリン、アイアンさんを頼む!」
「はい♪ご主人様も、お気を付けて!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
何となくではあるが無駄に声を上げて、僕は敵へと斬り付ける。
その時になって、初めて相手の姿を確認する事が出来た。
見た目は…大きな鼬みたいな姿だ。
だが、その外見とは裏腹に、そこら辺の雑魚とは違う強力な魔力を感じる。
この感じは…そう、僕は慌ててみんなに声を掛ける。
「みんな気を付けろ!こいつは『魔族』だッ!」
僕はみんなに声を掛けながらも、つい剣を最後まで振るってしまう。
『ザシュ!』
確かな手応え…本来、精神体である魔族には物理攻撃は基本的には効かない。
にも関わらず、目の前にいる敵には物理攻撃が効くと共に、敵が弱いのが分かる。
そして、あの時の魔族の気配に比べると、あの禍々しい嫌な気配が少ない。
その気配の強さ=相手の強さと言う事なのだろうか?
あの時の敵に比べ、明らかに弱いのが分かった。
とは言え、魔族と言う事に動揺した僕の攻撃は浅く、致命傷にはならなかった様で、魔族は黒い霧になって消える事はなかった。
「カタリベさん!こいつは下級魔族だ!」
ケビンさんが叫ぶ…下級魔族?もしかして普通に剣での攻撃が有効だった事に関係しているのだろうか?
だが、今はそんな事よりも敵を倒すのを優先させよう。
「ご主人様!」
プリンの声に、僕はバックステップで敵との距離を取る。
その瞬間、大きな氷の塊…いや、これは槍か?
魔法で作られたソレは魔族を貫き凍りつかせる。
危ねッ!?これ、プリンの声がなかったら僕が喰らっていたんじゃないか?
微かに僕の頬を擦った様な気がしたが、今は戦闘中なので気にしない。
僕は再び攻撃を仕掛けようとしたのだが…。
『ドギャン!サラサラサラ…。』
なんと、魔法の攻撃に遭わせてケビンさんと他の前衛さんが飛び出しており、同時攻撃を仕掛け見事に凍り付いた魔族を破壊…倒してしまった。
「ふぅ…ありがとうございます。
カタリベさんが敵を引きつけてくれたので、今回は何とか無事に倒す事が出来ました…。」
そう言って、ケビンさんが僕に握手を求めてくる。
僕はあっさり倒された魔族に戸惑いつつも握手に応える。
「い、いえ…それにしても僕の知ってる魔族と、かなり違ったんですけど、下級魔族って何ですか?」
「え?下級魔族を知らないんですか?」
おや?下級魔族を知らないと何か問題があるのだろうか?
「え、えぇ…なにぶん田舎者でして…。」
「…あの、参考までにお伺いしますけど、カタリベさんの知ってる魔族って、どんなヤツなんですか?」
と、何故か、若干、顔を引き攣らせながらケビンさんが聞いてくる。
まぁ、ここら辺の情報なら既に冒険者ギルド…メルトのギルドマスターであるラオンさんには報告しているので教えても問題ないだろう。
「えっと、僕の知ってる魔族と言うのはですね…。
まず、物理攻撃が効きません。
それから、巫山戯た事に空間を飛び越えて攻撃してきたりしましたね。
あと、強力な魔法をガンガン使ってきます。」
「あ、あはは、そんな化け物がいたとしたら、それは上級魔族ですよ?
そんなのに出会ったら、十中八九、死んじゃいますって!」
ケビンさんが答えるかと思いきや、リーナさんが横から口を出してきた。
「そ、そうなんですか?僕、倒しちゃったんですが…。」
確かに死ぬかも?と思ったけど…ただ、プリンを殺されかけた所為で、怒りと焦りが死ぬ恐怖を上回ってしまったのだが…。
「またまた…冗談がキツイですよ。
ついこないだだって魔族領へ討伐に行った軍隊が、たった一人の上級魔族相手に、ほぼ全滅で逃げ帰ってきたんですよ?」
との事…まぁ、確かに、あんなの相手に普通の人が幾ら束になっても勝てないと思うが…まぁ、ここは冗談だったと言う事にして、下級魔族の話を聞き出そう…。
「あ、やっぱりバレました?
と、そんな事より…先程も言いましたが、下級魔族と言うのはなんですか?」
すると、今度はケビンさんが答えてくれた。
「下級魔族ですか?下級魔族は、その名の通り下級の魔族で…一節によると、そこらの魔物の身体を奪い、授肉した魔族の事ですね。
上級魔族と比べるのはアレですが、通常の魔物よりも、かなり防御力や魔法耐性が高いですが、それでも、通常の攻撃でも倒す事が出来る魔族の事ですね。
とは言え、俺達も数回しか倒した事がないですが、いつもならもっと…いや、かなり苦戦してましたよ?」
「そうね…この前なんか、私を庇ってケビン死に掛けてたし…。」
と、ここでリーナさんが口を挟んでくる。
ふむふむ、女を守っての負傷…か、僕のランクを聞いて態度を変えたので残念に思っていたが、死に掛けたって話はアレだが少しケビンさんを見直したぜ。
「まぁ、何にせよ、みんな無事で良かった。
問題は、この魔族のドロップ品の分配だな…。」
とは、ケビンさんの言葉であった…。
プリンの気配感知に反応があったのか、警戒を促す声が辺りに響き渡る。
突然の事とは言えプリンの声に反応し、本当に寝ていたのか?と思えるほど反射速度で戦闘態勢を取るケビンさん達のパーティー。
流石は、Bランクのパーティー御一行様と言った所か?
それに引き替え、パニックになりつつも慌てて出てくるアイアンさん。
うん、比較的、すぐに出てきたのは褒めてあげたい所なんだけど、せめて武器くらいは持って来ようね?
次の瞬間、黒い影が安全地帯へと飛び込んでくる。
一瞬、火花が散った様に見えたのは安全地帯と呼ばれる場所に、ケビンさん達が張った結界があったからなのだろう。
「GYRAAAaaaaaaaAA!」
その黒い影は、開口一番、雄叫びを上げたかと思うと周囲に〖魔法:炎の矢〗を20本近く作り出す。
どうやら、あの雄叫び自体が呪文の詠唱となっているのだろう。
そして、解き放たれる炎の矢…だが、ケビンさん達の後衛担当組は、その攻撃を読んでいたみたいで二人同時に詠唱をする…。
「「母なる大地よ、我が呼び掛けに応え、守護する力を我に授けよ!
我が魔素を糧に、忌まわしき力を退きたまえ…〖魔法:大地の盾〗!」」
ふむふむ…魔法を発動させる瞬間、二人同時に発動させる為に互いの顔を見て頷き、タイミングを計るあたり流石と言える。
ってか、呪文の詠唱ってあんな感じだったんだ…正直、僕のなんちゃって詠唱と違い、いちいち唱えるのが大変そうだ。
もっとも、僕には〖無詠唱〗があるから、そんな面倒な詠唱なんて物は必要ないんだけど…ね。
そして、発動された魔法は…刹那の時間で目の前に壁が出来る。
ご丁寧に、自分達の前だけでなく、僕達の前にまで…。
『チュドドドドドド…。』
何かが壁に突き刺さり爆ぜていく…まぁ、何かと言っても、敵さんの放った魔法なんだけど…ね。
さて、敵の魔法の威力のなさを嘆くのか、こちらの魔法防御が凄いと褒めるべきなのか…。
僕には、どちらが正しいのかは分からないが、魔物の攻撃には障壁に阻まれビクともしなかったとだけ言っておこう。
問題は、攻撃を防ぐ為に突如として目の前に現れた大地の壁…。
その所為で、壁の向こうが見えない…つまり、死角が出来てしまったと言う事だ。
故に、僕は〖気配感知〗を使い、相手の位置を探る。
幸いにも、先程の位置から動いていない様だ。
「プリン、アイアンさんを頼む!」
「はい♪ご主人様も、お気を付けて!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
何となくではあるが無駄に声を上げて、僕は敵へと斬り付ける。
その時になって、初めて相手の姿を確認する事が出来た。
見た目は…大きな鼬みたいな姿だ。
だが、その外見とは裏腹に、そこら辺の雑魚とは違う強力な魔力を感じる。
この感じは…そう、僕は慌ててみんなに声を掛ける。
「みんな気を付けろ!こいつは『魔族』だッ!」
僕はみんなに声を掛けながらも、つい剣を最後まで振るってしまう。
『ザシュ!』
確かな手応え…本来、精神体である魔族には物理攻撃は基本的には効かない。
にも関わらず、目の前にいる敵には物理攻撃が効くと共に、敵が弱いのが分かる。
そして、あの時の魔族の気配に比べると、あの禍々しい嫌な気配が少ない。
その気配の強さ=相手の強さと言う事なのだろうか?
あの時の敵に比べ、明らかに弱いのが分かった。
とは言え、魔族と言う事に動揺した僕の攻撃は浅く、致命傷にはならなかった様で、魔族は黒い霧になって消える事はなかった。
「カタリベさん!こいつは下級魔族だ!」
ケビンさんが叫ぶ…下級魔族?もしかして普通に剣での攻撃が有効だった事に関係しているのだろうか?
だが、今はそんな事よりも敵を倒すのを優先させよう。
「ご主人様!」
プリンの声に、僕はバックステップで敵との距離を取る。
その瞬間、大きな氷の塊…いや、これは槍か?
魔法で作られたソレは魔族を貫き凍りつかせる。
危ねッ!?これ、プリンの声がなかったら僕が喰らっていたんじゃないか?
微かに僕の頬を擦った様な気がしたが、今は戦闘中なので気にしない。
僕は再び攻撃を仕掛けようとしたのだが…。
『ドギャン!サラサラサラ…。』
なんと、魔法の攻撃に遭わせてケビンさんと他の前衛さんが飛び出しており、同時攻撃を仕掛け見事に凍り付いた魔族を破壊…倒してしまった。
「ふぅ…ありがとうございます。
カタリベさんが敵を引きつけてくれたので、今回は何とか無事に倒す事が出来ました…。」
そう言って、ケビンさんが僕に握手を求めてくる。
僕はあっさり倒された魔族に戸惑いつつも握手に応える。
「い、いえ…それにしても僕の知ってる魔族と、かなり違ったんですけど、下級魔族って何ですか?」
「え?下級魔族を知らないんですか?」
おや?下級魔族を知らないと何か問題があるのだろうか?
「え、えぇ…なにぶん田舎者でして…。」
「…あの、参考までにお伺いしますけど、カタリベさんの知ってる魔族って、どんなヤツなんですか?」
と、何故か、若干、顔を引き攣らせながらケビンさんが聞いてくる。
まぁ、ここら辺の情報なら既に冒険者ギルド…メルトのギルドマスターであるラオンさんには報告しているので教えても問題ないだろう。
「えっと、僕の知ってる魔族と言うのはですね…。
まず、物理攻撃が効きません。
それから、巫山戯た事に空間を飛び越えて攻撃してきたりしましたね。
あと、強力な魔法をガンガン使ってきます。」
「あ、あはは、そんな化け物がいたとしたら、それは上級魔族ですよ?
そんなのに出会ったら、十中八九、死んじゃいますって!」
ケビンさんが答えるかと思いきや、リーナさんが横から口を出してきた。
「そ、そうなんですか?僕、倒しちゃったんですが…。」
確かに死ぬかも?と思ったけど…ただ、プリンを殺されかけた所為で、怒りと焦りが死ぬ恐怖を上回ってしまったのだが…。
「またまた…冗談がキツイですよ。
ついこないだだって魔族領へ討伐に行った軍隊が、たった一人の上級魔族相手に、ほぼ全滅で逃げ帰ってきたんですよ?」
との事…まぁ、確かに、あんなの相手に普通の人が幾ら束になっても勝てないと思うが…まぁ、ここは冗談だったと言う事にして、下級魔族の話を聞き出そう…。
「あ、やっぱりバレました?
と、そんな事より…先程も言いましたが、下級魔族と言うのはなんですか?」
すると、今度はケビンさんが答えてくれた。
「下級魔族ですか?下級魔族は、その名の通り下級の魔族で…一節によると、そこらの魔物の身体を奪い、授肉した魔族の事ですね。
上級魔族と比べるのはアレですが、通常の魔物よりも、かなり防御力や魔法耐性が高いですが、それでも、通常の攻撃でも倒す事が出来る魔族の事ですね。
とは言え、俺達も数回しか倒した事がないですが、いつもならもっと…いや、かなり苦戦してましたよ?」
「そうね…この前なんか、私を庇ってケビン死に掛けてたし…。」
と、ここでリーナさんが口を挟んでくる。
ふむふむ、女を守っての負傷…か、僕のランクを聞いて態度を変えたので残念に思っていたが、死に掛けたって話はアレだが少しケビンさんを見直したぜ。
「まぁ、何にせよ、みんな無事で良かった。
問題は、この魔族のドロップ品の分配だな…。」
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