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~第六章:冒険者編(後期)~
164ページ目…目指せ、聖王都【5】
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「ただいま~。」
〖空間転移〗の魔法で作り出した門を潜り屋敷に戻ってきた僕は、自分でも驚くほど疲れた声で挨拶をした。
「ダー…ご主人様、お帰りなさいませ。」
「お帰りなさいませ、御主人様。」
「はい、ただいま。」
わざわざ2度も『ただいま』と言わなくても良かったのだが、つい言ってしまった。
ちなみに、プリンのヤツ、ダー…って何を言おうとしたんだ?
「んで、お茶って話だけど、何処にあるの?」
「はい、あちらにご用意させていただいております。」
アリスはそう言うと、先頭を歩き案内する。
そこには、どこから持ってきたのかテーブルと椅子まで用意されていた。
「すぐにご用意いたしますので、御主人様とプリン様は座ってお待ち下さい。」
アリスは僕達に座る様に言うと、すぐに屋敷の中に入っていく。
そんなに急がなくても良いのに…とは思う物の、ブラウニーであるアリスに取っては、それが通常運転だし、既に何度も言っているので、言っても聞かないのは十分理解している。
「それで、ダー…ご主人様、門の拡張はやはり制御が難しいのですか?」
「あぁ、予想以上に…ね。
それより、さっきから僕を呼ぶ前に『ダー』って聞こえるんだが…いったい何の事だ?」
「えっと、その…。」
「ん?笑わないから言ってごらん?」
「ほ、本当に笑わないでくださいよ?」
もじもじしながら顔を赤くしつつプリンが聞いてくる。
ここは笑わないと約束しないと話が進まない様なので約束をする。
「あぁ、笑わないから言ってごらん?」
「あの、先ほど、ご近所の奥様達と話をしていたのですが…。」
ご近所の奥様…こっちの世界でも同じみたいで、所謂、井戸端会議…的な?それに似た感じの主婦友達による会話の様だ。
「そこに、新しく引っ越してきたと言う新婚さんがやってきまして…。」
「ほうほう…それで?」
何となく嫌な予感がするのは気の所為だろうか?
「そのご夫婦が、旦那様の事をダ、ダーリンと…。」
「だとすると、その旦那さんは、奥さんの事をハニーと呼んでいたとか?」
「えッ!?なんで分かったんですかッ!?」
「プリン、落ち着いて!僕の記憶の中に、その言葉がないか、よ~く思い出してごらん?」
「は、はい!検索してみます…。」
そう、プリンと〖融合〗…魔王化した際に互いの記憶は一つになっている。
基本的には、自分の記憶を優先して使う為、相手の記憶は意識しないと思い出せないのだが…今回の様に、相手の記憶を探ろうと思えば、幾らでも読み取る事が出来るのだ。
「あ…ありました。
へ~…ご主人様のいた世界でも、同じ様に言うんですね。」
「あぁ、そうだな…でも、もしかしたら僕みたいにこっちの世界に来た人が広めたかもしれないし、逆に、こっちの世界の人が、あっちの世界で広めた可能性もあるかもしれないね。」
「そう考えると、なんだか素敵な気分になりますね。」
「ははは、それで、プリンはそれに憧れて、ダーリンと呼びたくなった訳だ。」
「そうなんですよ…って、ご主人様、笑うなんて酷いです。」
おっと、確かに笑わないと言ったのに笑ってしまった。
だが、今笑ったのには意味がある。
「ごめんごめん、そんな意味で笑ったんじゃないんだ。」
「ほぇ?どう言う事ですか?」
「いや、プリンは可愛いな~って思ってね。」
「あぅ…そ、そんな事言っても騙されないです。」
「信じてくれないんだ、ハニー…。」
実際に言うのは恥ずかしいが、ネタで言うのなら、そこまでもない。
何より、今回は誤魔化すのには丁度良いネタである。
「はぅ~…ダ、ダーリンの意地悪…。」
プリンが顔を真っ赤にして俯く。
ちょっとプリンには悪い事をしたな、と思いつつ、もっとイジメてみたくなるのは悪い癖なのだろうか?
それに、どうやら、プリンにはMっ気がある様だ。
かく言う僕は、そんなプリンをイジメたくなるんだかSっ気があると言う事なのだろうか?
「コホンッ、お待たせいたしました、御主人様、お茶をお持ちいたしました。」
いつから居たのか、アリスが1回咳払いをして、意識を自分に向かせてから挨拶をする。
どうやら、今のやり取りをバッチリ見られていた様だ。
そう考えると、とたんに僕の顔も赤くなるのを感じた。
「あ、あぁ、ありがとう…。」
なんとか、それだけ言う事が出来たが、僕は次に何を言って良いのか分からなくなっていた。
「それで、御主人様、やはり門の拡張は難しいのでしょうか?」
「あぁ、さっきプリンとも話していたんだが、予想以上に難しいね。」
「そうなんですね…他に方法は無いんですか?ダーリン?」
「こら、アリスまで、人をからかうんじゃない!」
「はい、ごめんなさい。」
もっとも、僕も冗談で言ってるのが分かっている為、軽く注意するとアリスは悪巫山戯が過ぎたと素直に謝ってくる。
「とりあえず、方法が無い事もないんだけど…。」
「そうなんですか?例えば、どんな方法が?」
「ん?門の大きさが、これ以上、広がらないのであれば、木を門のサイズに入る長さに斬るとか…。」
「…それだと、せっかく長く切り出した意味が無くなるのでは?」
アリスが鋭い意見を言ってくる。
「そうなんだよな…なんか良い方法って無いものかな…?」
それに対し、僕も同じ事を考えていたので素直に同意する。
とは言え、今までの経験上、何か大事な事を見落としている可能性が一番高い。
それさえ分かれば、この問題も解決するはずなんだが…。
「そう言えば、ダ、ダーリンは馬車を作ってるんですよね?」
やはり、プリンはダーリンと呼ぶのに、まだ少しテレがある様だ。
「あぁ…とは言っても、まだ素材集めてる途中だから作る為の準備中って所なんだけど、それがどうした?」
「いえ、ふと思ったのですが、馬車を作るなら、馬車を入れる小屋も建てなきゃいけなくなるのでは?」
「何だ、そんな事か…確かに、この家は今の人数で住むには大きいかもしれないけど、そんな小屋を建てたら庭が狭くなって大変だからね。
当然、車同様に無限庫に保管して邪魔にならない様にするつもり…って、あぁッ!」
「ど、どうしました、ご主人様ッ!?」
「あ、いや、単に木を運ぶ方法を思い付いただけだから…。」
僕は何故、こんなことに気が付かなかったのかと苦笑する。
以前の時も、この方法で運んでいたのに、何で門を広げようとしていたのだろう?
僕は自分自身に呆れながら二人に説明するだった…。
〖空間転移〗の魔法で作り出した門を潜り屋敷に戻ってきた僕は、自分でも驚くほど疲れた声で挨拶をした。
「ダー…ご主人様、お帰りなさいませ。」
「お帰りなさいませ、御主人様。」
「はい、ただいま。」
わざわざ2度も『ただいま』と言わなくても良かったのだが、つい言ってしまった。
ちなみに、プリンのヤツ、ダー…って何を言おうとしたんだ?
「んで、お茶って話だけど、何処にあるの?」
「はい、あちらにご用意させていただいております。」
アリスはそう言うと、先頭を歩き案内する。
そこには、どこから持ってきたのかテーブルと椅子まで用意されていた。
「すぐにご用意いたしますので、御主人様とプリン様は座ってお待ち下さい。」
アリスは僕達に座る様に言うと、すぐに屋敷の中に入っていく。
そんなに急がなくても良いのに…とは思う物の、ブラウニーであるアリスに取っては、それが通常運転だし、既に何度も言っているので、言っても聞かないのは十分理解している。
「それで、ダー…ご主人様、門の拡張はやはり制御が難しいのですか?」
「あぁ、予想以上に…ね。
それより、さっきから僕を呼ぶ前に『ダー』って聞こえるんだが…いったい何の事だ?」
「えっと、その…。」
「ん?笑わないから言ってごらん?」
「ほ、本当に笑わないでくださいよ?」
もじもじしながら顔を赤くしつつプリンが聞いてくる。
ここは笑わないと約束しないと話が進まない様なので約束をする。
「あぁ、笑わないから言ってごらん?」
「あの、先ほど、ご近所の奥様達と話をしていたのですが…。」
ご近所の奥様…こっちの世界でも同じみたいで、所謂、井戸端会議…的な?それに似た感じの主婦友達による会話の様だ。
「そこに、新しく引っ越してきたと言う新婚さんがやってきまして…。」
「ほうほう…それで?」
何となく嫌な予感がするのは気の所為だろうか?
「そのご夫婦が、旦那様の事をダ、ダーリンと…。」
「だとすると、その旦那さんは、奥さんの事をハニーと呼んでいたとか?」
「えッ!?なんで分かったんですかッ!?」
「プリン、落ち着いて!僕の記憶の中に、その言葉がないか、よ~く思い出してごらん?」
「は、はい!検索してみます…。」
そう、プリンと〖融合〗…魔王化した際に互いの記憶は一つになっている。
基本的には、自分の記憶を優先して使う為、相手の記憶は意識しないと思い出せないのだが…今回の様に、相手の記憶を探ろうと思えば、幾らでも読み取る事が出来るのだ。
「あ…ありました。
へ~…ご主人様のいた世界でも、同じ様に言うんですね。」
「あぁ、そうだな…でも、もしかしたら僕みたいにこっちの世界に来た人が広めたかもしれないし、逆に、こっちの世界の人が、あっちの世界で広めた可能性もあるかもしれないね。」
「そう考えると、なんだか素敵な気分になりますね。」
「ははは、それで、プリンはそれに憧れて、ダーリンと呼びたくなった訳だ。」
「そうなんですよ…って、ご主人様、笑うなんて酷いです。」
おっと、確かに笑わないと言ったのに笑ってしまった。
だが、今笑ったのには意味がある。
「ごめんごめん、そんな意味で笑ったんじゃないんだ。」
「ほぇ?どう言う事ですか?」
「いや、プリンは可愛いな~って思ってね。」
「あぅ…そ、そんな事言っても騙されないです。」
「信じてくれないんだ、ハニー…。」
実際に言うのは恥ずかしいが、ネタで言うのなら、そこまでもない。
何より、今回は誤魔化すのには丁度良いネタである。
「はぅ~…ダ、ダーリンの意地悪…。」
プリンが顔を真っ赤にして俯く。
ちょっとプリンには悪い事をしたな、と思いつつ、もっとイジメてみたくなるのは悪い癖なのだろうか?
それに、どうやら、プリンにはMっ気がある様だ。
かく言う僕は、そんなプリンをイジメたくなるんだかSっ気があると言う事なのだろうか?
「コホンッ、お待たせいたしました、御主人様、お茶をお持ちいたしました。」
いつから居たのか、アリスが1回咳払いをして、意識を自分に向かせてから挨拶をする。
どうやら、今のやり取りをバッチリ見られていた様だ。
そう考えると、とたんに僕の顔も赤くなるのを感じた。
「あ、あぁ、ありがとう…。」
なんとか、それだけ言う事が出来たが、僕は次に何を言って良いのか分からなくなっていた。
「それで、御主人様、やはり門の拡張は難しいのでしょうか?」
「あぁ、さっきプリンとも話していたんだが、予想以上に難しいね。」
「そうなんですね…他に方法は無いんですか?ダーリン?」
「こら、アリスまで、人をからかうんじゃない!」
「はい、ごめんなさい。」
もっとも、僕も冗談で言ってるのが分かっている為、軽く注意するとアリスは悪巫山戯が過ぎたと素直に謝ってくる。
「とりあえず、方法が無い事もないんだけど…。」
「そうなんですか?例えば、どんな方法が?」
「ん?門の大きさが、これ以上、広がらないのであれば、木を門のサイズに入る長さに斬るとか…。」
「…それだと、せっかく長く切り出した意味が無くなるのでは?」
アリスが鋭い意見を言ってくる。
「そうなんだよな…なんか良い方法って無いものかな…?」
それに対し、僕も同じ事を考えていたので素直に同意する。
とは言え、今までの経験上、何か大事な事を見落としている可能性が一番高い。
それさえ分かれば、この問題も解決するはずなんだが…。
「そう言えば、ダ、ダーリンは馬車を作ってるんですよね?」
やはり、プリンはダーリンと呼ぶのに、まだ少しテレがある様だ。
「あぁ…とは言っても、まだ素材集めてる途中だから作る為の準備中って所なんだけど、それがどうした?」
「いえ、ふと思ったのですが、馬車を作るなら、馬車を入れる小屋も建てなきゃいけなくなるのでは?」
「何だ、そんな事か…確かに、この家は今の人数で住むには大きいかもしれないけど、そんな小屋を建てたら庭が狭くなって大変だからね。
当然、車同様に無限庫に保管して邪魔にならない様にするつもり…って、あぁッ!」
「ど、どうしました、ご主人様ッ!?」
「あ、いや、単に木を運ぶ方法を思い付いただけだから…。」
僕は何故、こんなことに気が付かなかったのかと苦笑する。
以前の時も、この方法で運んでいたのに、何で門を広げようとしていたのだろう?
僕は自分自身に呆れながら二人に説明するだった…。
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