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~第五章:ダンジョン開拓編~
150ページ目…オークション【2】
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「失礼します。」
僕はそう言うと、ギルドマスターであるラオンさんの部屋へと足を踏み入れる。
何度も訪れているが、相変わらず綺麗に片付けられていて、心地よい部屋である。
「それで、今回は、どんな厄介事だ?」
「あの…厄介事ってのは決定なんですか?」
「逆に聞くが、厄介事以外あったか?」
何とも身も蓋もない言葉だが、改めて考えてみると、否定出来ないのが少し悲しい。
「否定は…出来ないかもしれないですね。」
何度、思い返しても、確かに厄介事しかなかった気がする。
とは言え、今回は厄介事じゃないはずだ…多分。
「先ほど、うちのメンバー達でダンジョン攻略してきたのは知ってますよね?」
「あぁ、先ほどレオナが戻ってきたからな…。
何でも、調査隊が引き返した第5階層の守護者を倒したとか、何とか…。」
そう、これが先にみんなを家に帰した理由の一つでもある。
ダンジョンの管理をしている冒険者ギルドに対し、到達した階層の報告と言うのは、ある意味、冒険者の義務と言える。
それ即ち、ダンジョンを攻略する為の大事な情報源となるからだ。
どの階層には、どんな敵、どんな罠がある…とか、そんな情報が前もってあるのと無いのとでは、危険度は天と地の差がある。
とは言え、既にダンジョンを作り替えた時に、ダンジョンの情報だけは速攻で報告済みなのだが、その情報はラオンさんしか知らない情報で、一部の情報以外、他言無用となっている。
「では、守護者からのドロップ品と言うのは聞いていますか?」
「あぁ、何かデカイ斧が出たとか言っていたが…。」
「デカイ斧…ですか?まぁ、確かにデカイ斧には間違いないですね。
ただ、両手で扱うタイプの斧で…バトルアックスとでも言うんですか?
オーガクラッシャーって名前の特殊な斧でして…。」
「特殊?また何かしたのか?」
「うわぁ…僕ってそんなに信用ないんですか?」
何か言う度に、僕が悪い事をした様に言ってくるラオンさん。
少しだけ悲しい気分になってくる。
「いや、本気で信用はしているぞ?ただ、信頼は…。」
そこまで言うとラオンさんは目を逸らす。
ひ、酷い…とは思う物の、それも自業自得名部分がある為、仕方がないのか?とも思う。
まぁ、何はともあれ、このままじゃ埒があかないので話を先に進めようと思う。
「まぁ、信頼の話を、そこらに捨てておくとして…。」
「捨てるな!普通は置いておくだろうが!」
ここら辺のボケはちゃんと拾ってくれる様だ。
もっとも、『捨てるんかい!』とツッコミを入れてくれるのを期待したのだが…。
「話が進まないんですが、先に進んで良いですか?」
「あぁ、そうだな、先に進もう…それで?」
僕が冷たく突き放す様に言った所為で、バツが悪くなったのか素直に話を進める様に言ってくる。
「実は、この装備はオーガ・シリーズと言う物でして…これ一つだと只の武具なんですが、この武器以外にも、兜、鎧、籠手、靴を揃えた場合、特殊効果を発揮する武防具なんですよ。
その為、ギルドでその情報を流してオークションで売って欲しいかな?と。」
「なるほど、話は分かった…だが、その話をそのまま信じる訳にはいかない。
個人的には、君の事は信用しているし、この手の嘘を言わないのも分かってるつもりだ。
つまり、君が言っているのは本当の事だろう。
だが、ギルドマスターとしては、その話を鵜呑みする訳にはいかない。
その話が本当なのか実際に確かめてみなくては…ね。
そんな訳で、すまないが、立場上、はいそうですかと情報を流す事など出来ない。」
「えぇ…ですから、無理して、このオーガシリーズを一式持ってきたんですよ。」
僕はさらりと爆弾発言を言ってのける。
すると、ガタリと音を立ててラオンさんが椅子から転がり落ちる。
「あたたた…ま、まさか、本当に持ってきているのか?
い、いや、お前が言うのだから本当に持ってきているのだろう…。
しかし、それで、私に何をどうしろと?」
「話が早くて助かります。
ラオンさんには、このまま僕とダンジョンに入り、このシリーズ物の武防具の効果を実際に体感して貰います。
その上で、ラオンさんの判断でオークションを開いて貰いたいと思います。」
「私の判断…つまり、オークションを開く必要がないと思えば開かなくても良い、と言う事だな?」
確かに、そう言う事なのだが、僕にはラオンさんがオークションを開くであろうと確信を持っている。
「いやだな~、ラオンさんがオークションを開かない訳ないじゃないですか!
僕が言っているのは、そこらの冒険者が手に入れる様な品物か、もしくは貴族や王族が高値で手に入れてまでも欲しがる様な物なのかの判断ですよ?
あ~…ラオンさんがギルドマスターの権限で、僕から手に入れるとか言うのは無しでお願いしますよ?」
「あぁ、お前がそこまで自信を持って言うのだから、しっかり確認させて貰う。
ただし、この私、自らが確認するのだ…当然、厳しく審査をさせて貰うからな!」
ラオンさんはそう言うと、僕を連れて部屋を出る。
「みんな、スマンが私は暫く席を離れる。
なるべく早く戻ってくるつもりではあるが、少し時間が掛かりそうだから、みんな…留守の間を頼むぞ。」
そう言うと、今度はギルドの裏口に向かう。
「ここなら人目に付く事はない、頼むぞ。」
ラオンさんが、人目の付かない場所に僕を連れてくるだけではなく、わざわざそれを口に出すと言う事は…即ち、ここなら何をしてもバレないと言う事なのだろう。
なのに、人目に付かない事を強調してまで注意したと言う事は…。
「なるほど、そう言う事ですか。」
僕はラオンさんが言おうとする事を理解する。
そして、僕は一つの魔法を発動させたのだった…。
僕はそう言うと、ギルドマスターであるラオンさんの部屋へと足を踏み入れる。
何度も訪れているが、相変わらず綺麗に片付けられていて、心地よい部屋である。
「それで、今回は、どんな厄介事だ?」
「あの…厄介事ってのは決定なんですか?」
「逆に聞くが、厄介事以外あったか?」
何とも身も蓋もない言葉だが、改めて考えてみると、否定出来ないのが少し悲しい。
「否定は…出来ないかもしれないですね。」
何度、思い返しても、確かに厄介事しかなかった気がする。
とは言え、今回は厄介事じゃないはずだ…多分。
「先ほど、うちのメンバー達でダンジョン攻略してきたのは知ってますよね?」
「あぁ、先ほどレオナが戻ってきたからな…。
何でも、調査隊が引き返した第5階層の守護者を倒したとか、何とか…。」
そう、これが先にみんなを家に帰した理由の一つでもある。
ダンジョンの管理をしている冒険者ギルドに対し、到達した階層の報告と言うのは、ある意味、冒険者の義務と言える。
それ即ち、ダンジョンを攻略する為の大事な情報源となるからだ。
どの階層には、どんな敵、どんな罠がある…とか、そんな情報が前もってあるのと無いのとでは、危険度は天と地の差がある。
とは言え、既にダンジョンを作り替えた時に、ダンジョンの情報だけは速攻で報告済みなのだが、その情報はラオンさんしか知らない情報で、一部の情報以外、他言無用となっている。
「では、守護者からのドロップ品と言うのは聞いていますか?」
「あぁ、何かデカイ斧が出たとか言っていたが…。」
「デカイ斧…ですか?まぁ、確かにデカイ斧には間違いないですね。
ただ、両手で扱うタイプの斧で…バトルアックスとでも言うんですか?
オーガクラッシャーって名前の特殊な斧でして…。」
「特殊?また何かしたのか?」
「うわぁ…僕ってそんなに信用ないんですか?」
何か言う度に、僕が悪い事をした様に言ってくるラオンさん。
少しだけ悲しい気分になってくる。
「いや、本気で信用はしているぞ?ただ、信頼は…。」
そこまで言うとラオンさんは目を逸らす。
ひ、酷い…とは思う物の、それも自業自得名部分がある為、仕方がないのか?とも思う。
まぁ、何はともあれ、このままじゃ埒があかないので話を先に進めようと思う。
「まぁ、信頼の話を、そこらに捨てておくとして…。」
「捨てるな!普通は置いておくだろうが!」
ここら辺のボケはちゃんと拾ってくれる様だ。
もっとも、『捨てるんかい!』とツッコミを入れてくれるのを期待したのだが…。
「話が進まないんですが、先に進んで良いですか?」
「あぁ、そうだな、先に進もう…それで?」
僕が冷たく突き放す様に言った所為で、バツが悪くなったのか素直に話を進める様に言ってくる。
「実は、この装備はオーガ・シリーズと言う物でして…これ一つだと只の武具なんですが、この武器以外にも、兜、鎧、籠手、靴を揃えた場合、特殊効果を発揮する武防具なんですよ。
その為、ギルドでその情報を流してオークションで売って欲しいかな?と。」
「なるほど、話は分かった…だが、その話をそのまま信じる訳にはいかない。
個人的には、君の事は信用しているし、この手の嘘を言わないのも分かってるつもりだ。
つまり、君が言っているのは本当の事だろう。
だが、ギルドマスターとしては、その話を鵜呑みする訳にはいかない。
その話が本当なのか実際に確かめてみなくては…ね。
そんな訳で、すまないが、立場上、はいそうですかと情報を流す事など出来ない。」
「えぇ…ですから、無理して、このオーガシリーズを一式持ってきたんですよ。」
僕はさらりと爆弾発言を言ってのける。
すると、ガタリと音を立ててラオンさんが椅子から転がり落ちる。
「あたたた…ま、まさか、本当に持ってきているのか?
い、いや、お前が言うのだから本当に持ってきているのだろう…。
しかし、それで、私に何をどうしろと?」
「話が早くて助かります。
ラオンさんには、このまま僕とダンジョンに入り、このシリーズ物の武防具の効果を実際に体感して貰います。
その上で、ラオンさんの判断でオークションを開いて貰いたいと思います。」
「私の判断…つまり、オークションを開く必要がないと思えば開かなくても良い、と言う事だな?」
確かに、そう言う事なのだが、僕にはラオンさんがオークションを開くであろうと確信を持っている。
「いやだな~、ラオンさんがオークションを開かない訳ないじゃないですか!
僕が言っているのは、そこらの冒険者が手に入れる様な品物か、もしくは貴族や王族が高値で手に入れてまでも欲しがる様な物なのかの判断ですよ?
あ~…ラオンさんがギルドマスターの権限で、僕から手に入れるとか言うのは無しでお願いしますよ?」
「あぁ、お前がそこまで自信を持って言うのだから、しっかり確認させて貰う。
ただし、この私、自らが確認するのだ…当然、厳しく審査をさせて貰うからな!」
ラオンさんはそう言うと、僕を連れて部屋を出る。
「みんな、スマンが私は暫く席を離れる。
なるべく早く戻ってくるつもりではあるが、少し時間が掛かりそうだから、みんな…留守の間を頼むぞ。」
そう言うと、今度はギルドの裏口に向かう。
「ここなら人目に付く事はない、頼むぞ。」
ラオンさんが、人目の付かない場所に僕を連れてくるだけではなく、わざわざそれを口に出すと言う事は…即ち、ここなら何をしてもバレないと言う事なのだろう。
なのに、人目に付かない事を強調してまで注意したと言う事は…。
「なるほど、そう言う事ですか。」
僕はラオンさんが言おうとする事を理解する。
そして、僕は一つの魔法を発動させたのだった…。
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