148 / 421
~第五章:ダンジョン開拓編~
148ページ目…レベリング【7】
しおりを挟む
プリンの無茶な攻撃のお陰で、まさかの大ダメージを負ったガーゴイル。
しかし、プリンも無茶をした所為で、その両手は無くなっている。
そもそも、プリンがした攻撃は、打ち合わせではする予定はなかった攻撃である。
当然、両手が無くなったのではトドメを刺す事が出来ないので、ここで終了か?と思われた…が、そんな心配しなくても、まだ、みんなの攻撃は終わっていなかった。
「〖スキル:狐火〗!」
クズハが残りの魔力を全ての力を振り絞り、大量の火の玉を作り出す。
「グルァァァァ!〖スキル:咆吼〗!!」
いつの間に〖人狼化〗を解いたのか…ローラが元の姿に戻り衝撃波を放つ。
「〖スキル:疾風迅雷〗…やぁぁぁ!」
さらに、アリスまでも攻撃に参加し、ダメージを重ねる。
本来は高速で移動&攻撃するスキルだが、今回は弓を超高速で連射すると言う荒業である。
あまりの早さの為、空気との摩擦で電撃を纏っている様で、パチパチと言う音が、たまに聞こえてくる。
それら3人の攻撃が、ほぼ同じタイミングで放たれたのだ。
そんな攻撃でも、無傷のガーゴイルだったなら破壊するには足りなかったであろう。
だが、それまでに積み重なったダメージが大きすぎた。
ローラの〖神狼拳〗、そして予想外のプリンの『魔神剣』…その二つの攻撃でガーゴイルには大量の罅が入っているだけではなく、凍っていた為か、物理的に壊れやすくなっていた。
その為、まさかの正攻法で見事ガーゴイルを倒してしまったのだ。
だが、僕の驚きはそれだけでは済まなかった。
「主 強くなった!」
狼の姿のまま僕に飛びついてくるローラ…しかし、その姿は、今までのローラよりも2周り…いや、3周りも大きくなっていて、僕は容易に押し倒されてしまった。
何事かと思いローラを見る。
Lv20だったローラのレベルがLv35までアップしている。
つまり、一気にレベルが15アップした事になる。
「………はい?」
我ながら、何とも情けない声を出した物だ…ローラのレベルを確認した僕は、自分の目を疑った。
だが、何度見てもローラのレベルはLv25ではなくLv35だ。
Lv25であれば上がったレベルは5レベルなので、まだ納得がいく。
それがLv35なのだから、驚きを隠せない。
つまり…僕が作り出したガーゴイルと言うのは、それほどまでに強力な魔物だったと言う事だ。
って、これ、普通の冒険者じゃ、まともに戦う事すら出来ないのでは?と不安に駆られる。
「ロ、ローラさん!ご主人様が困ってます、離れてください!
あ…ご、ご主人様、私も強くなりました!」
そう言ってクズハが僕の前にやってくる。
当然、自分も見てくれと言うのだろうが、クズハもローラ同様に、外見が少し変わっている。
大人になったと言うか色っぽさ増したと言うか、何と言って良いか迷う所である。
ただ、そんな変化の中でも、最も目に付いたのが尻尾である。
妖狐族と言うだけあって、クズハの外見は狐の獣人族だ。
その為、当然の様に、尻尾が生えている。
もちろん、今までは尻尾の数が1本だった。
だが、その尻尾も今では3本だ…強敵を倒してレベルが上がったのはクズハも同じ。
更に種族としても、色々と成長したと言う事だろうか?
ついでに言うと、レベルもLv19からLv33になっている。
「えへへ…御主人様、私もレベルアップです♪」
幼女姿だったブラウニーのアリス…それが中学生くらいまでに成長した姿で僕の前にやってくる。
どうやら、アリスも、種族としての成長を手に入れた様だ。
元々が戦闘でレベルアップする機会が少ない為、レベルアップに必要な経験値も少ないのだろう。
ちなみに、今回の戦闘において、メンバーの中で一番のレベル上昇だったりする。
なお、アリスはLv17だったのがLv36になっている…つまり、レベル19も上がった事になる。
「うぅ…私はあまり上がりませんでした…。」
そう言って、しょんぼりしているのはレオナだ。
まぁ、レオナの場合、単純に火力不足で殆どダメージを与える事が出来なかったのが原因とも言える。
まともな攻撃と言えば、ダメ元の攻撃を仕掛け、吹き飛ばしただけなのだから仕方がないと言えよう。
それでも、Lv4だったレオナはLv12まで上がっているのだから、均等分けの恩恵もあり、御の字と言えるだろう。
「まぁまぁ、レオナは落ち込まないの…後で壊れた剣を修理してあげるから、ね?」
そう、レオナがガーゴイルを吹き飛ばした時、レオナの持っていた剣は物の見事に折れてしまったのだ。
多少は闘気を纏わせる事が出来たのかもしれないが、未熟すぎて、ガーゴイルの攻撃に耐えれなかった様だ。
そして、最後に…プリンなのだが、何故か、プルプルと震えているだけで、僕に近づいてこない。
本来なら、ローラよりも先…一番最初に飛んできても良い様な物なのに…。
僕は、意を決してプリンに話し掛けた。
「プリン、ガーゴイル戦、勝利おめでとう。
そんな所にいないで、こっちにおいで?」
と…すると、プリンが泣きながら抱き付いて来た。
「ご主人様、ごめんなさい!ごめんなさい…ひっく、ひっく…。」
一瞬、何が起きたのか分からず、頭の中が真っ白になる。
僕は訳が分からないまま、プリンの頭を優しく撫でながらプリンを落ち着かせる様に努力する。
「何を謝ってるのか分からないんだが、プリンは謝るような事をしてないから…ね?
だから、落ち着いて話してごらん?」
いつも上から目線で話す事が多いプリンだが、今は、まるで小さな女の子の様に、か弱く感じる。
だからだろうか?いつも以上に優しく接していると、少し落ち着きを取り戻したのかプリンが話し始めた。
「あ、あのね…戦う前にご主人様が無理や無茶はするなと言ったの…。」
「あ~…うん、確かに言ったね。」
「それなのに…ご主人様の真似して『魔神剣』まで使っちゃって…。」
「うん、そうだね…まさかプリンが『魔神剣』を使えるとは思ってなかったから、僕もビックリしたよ。」
そう、〖闘気剣〗を使う事に感しては、ある程度、予測は出来ていた。
まぁ、〖闘気剣〗を使う
「それで…私、両手を失っちゃって…私はご主人様の物なのに、私の所為で傷物に…。」
なるほど、そう言う事か…確かに『魔神剣』の制御は、幾つもの制御を同時にしないとダメだから、そう簡単にはいかないだろう…。
むしろ、簡単に真似されたら僕の方が凹むんじゃないだろうか?
「それは仕方がないよ…僕だって、プリンと戦った時、初めて使ったら腕が消し飛んだんだよ…って、ちょっと待て…。」
「え?」
「…ご主人様の物なのに、プリンの所為で傷物?」
「うん…だから、本当にごめんなさい!」
そう言うと深々と頭を下げるプリン…ここで初めて勘違いに気が付いた。
つまり、プリンは無茶をしたのを謝っているのではなく、自分が傷付いた事を謝っているのだ。
しかも、プリンは僕の物だから…と言う事に対してである。
僕は、今まで心配していたのが馬鹿馬鹿しくなり、そして、それは…怒りへと変わった。
「プリン!お前は何も分かってなかったのかッ!ちょっとそこへ座れ!」
「えッ!?なんで?」
「黙って座れ~~~~~ッ!」
こうして始まった説教は1時間を経過した後、終了となる。
今回の一番の功労者であるプリンだったが、怪我をした事と無茶をした事の違いを理解するのに1時間も掛かった為、今日のレベリングは、これにて終了となった。
まぁ、ダンジョン内の安全地帯以外での説教は、色々と問題があるから、仕方がないだろう。
なお、余談ではあるが、プリンのレベルはLv34からLv41に上がっていた。
そして…今回、苦労して手に入れた守護者からのドロップ品は、後日、王都の冒険者ギルドが主催するオークションに出される事となったのだった…。
しかし、プリンも無茶をした所為で、その両手は無くなっている。
そもそも、プリンがした攻撃は、打ち合わせではする予定はなかった攻撃である。
当然、両手が無くなったのではトドメを刺す事が出来ないので、ここで終了か?と思われた…が、そんな心配しなくても、まだ、みんなの攻撃は終わっていなかった。
「〖スキル:狐火〗!」
クズハが残りの魔力を全ての力を振り絞り、大量の火の玉を作り出す。
「グルァァァァ!〖スキル:咆吼〗!!」
いつの間に〖人狼化〗を解いたのか…ローラが元の姿に戻り衝撃波を放つ。
「〖スキル:疾風迅雷〗…やぁぁぁ!」
さらに、アリスまでも攻撃に参加し、ダメージを重ねる。
本来は高速で移動&攻撃するスキルだが、今回は弓を超高速で連射すると言う荒業である。
あまりの早さの為、空気との摩擦で電撃を纏っている様で、パチパチと言う音が、たまに聞こえてくる。
それら3人の攻撃が、ほぼ同じタイミングで放たれたのだ。
そんな攻撃でも、無傷のガーゴイルだったなら破壊するには足りなかったであろう。
だが、それまでに積み重なったダメージが大きすぎた。
ローラの〖神狼拳〗、そして予想外のプリンの『魔神剣』…その二つの攻撃でガーゴイルには大量の罅が入っているだけではなく、凍っていた為か、物理的に壊れやすくなっていた。
その為、まさかの正攻法で見事ガーゴイルを倒してしまったのだ。
だが、僕の驚きはそれだけでは済まなかった。
「主 強くなった!」
狼の姿のまま僕に飛びついてくるローラ…しかし、その姿は、今までのローラよりも2周り…いや、3周りも大きくなっていて、僕は容易に押し倒されてしまった。
何事かと思いローラを見る。
Lv20だったローラのレベルがLv35までアップしている。
つまり、一気にレベルが15アップした事になる。
「………はい?」
我ながら、何とも情けない声を出した物だ…ローラのレベルを確認した僕は、自分の目を疑った。
だが、何度見てもローラのレベルはLv25ではなくLv35だ。
Lv25であれば上がったレベルは5レベルなので、まだ納得がいく。
それがLv35なのだから、驚きを隠せない。
つまり…僕が作り出したガーゴイルと言うのは、それほどまでに強力な魔物だったと言う事だ。
って、これ、普通の冒険者じゃ、まともに戦う事すら出来ないのでは?と不安に駆られる。
「ロ、ローラさん!ご主人様が困ってます、離れてください!
あ…ご、ご主人様、私も強くなりました!」
そう言ってクズハが僕の前にやってくる。
当然、自分も見てくれと言うのだろうが、クズハもローラ同様に、外見が少し変わっている。
大人になったと言うか色っぽさ増したと言うか、何と言って良いか迷う所である。
ただ、そんな変化の中でも、最も目に付いたのが尻尾である。
妖狐族と言うだけあって、クズハの外見は狐の獣人族だ。
その為、当然の様に、尻尾が生えている。
もちろん、今までは尻尾の数が1本だった。
だが、その尻尾も今では3本だ…強敵を倒してレベルが上がったのはクズハも同じ。
更に種族としても、色々と成長したと言う事だろうか?
ついでに言うと、レベルもLv19からLv33になっている。
「えへへ…御主人様、私もレベルアップです♪」
幼女姿だったブラウニーのアリス…それが中学生くらいまでに成長した姿で僕の前にやってくる。
どうやら、アリスも、種族としての成長を手に入れた様だ。
元々が戦闘でレベルアップする機会が少ない為、レベルアップに必要な経験値も少ないのだろう。
ちなみに、今回の戦闘において、メンバーの中で一番のレベル上昇だったりする。
なお、アリスはLv17だったのがLv36になっている…つまり、レベル19も上がった事になる。
「うぅ…私はあまり上がりませんでした…。」
そう言って、しょんぼりしているのはレオナだ。
まぁ、レオナの場合、単純に火力不足で殆どダメージを与える事が出来なかったのが原因とも言える。
まともな攻撃と言えば、ダメ元の攻撃を仕掛け、吹き飛ばしただけなのだから仕方がないと言えよう。
それでも、Lv4だったレオナはLv12まで上がっているのだから、均等分けの恩恵もあり、御の字と言えるだろう。
「まぁまぁ、レオナは落ち込まないの…後で壊れた剣を修理してあげるから、ね?」
そう、レオナがガーゴイルを吹き飛ばした時、レオナの持っていた剣は物の見事に折れてしまったのだ。
多少は闘気を纏わせる事が出来たのかもしれないが、未熟すぎて、ガーゴイルの攻撃に耐えれなかった様だ。
そして、最後に…プリンなのだが、何故か、プルプルと震えているだけで、僕に近づいてこない。
本来なら、ローラよりも先…一番最初に飛んできても良い様な物なのに…。
僕は、意を決してプリンに話し掛けた。
「プリン、ガーゴイル戦、勝利おめでとう。
そんな所にいないで、こっちにおいで?」
と…すると、プリンが泣きながら抱き付いて来た。
「ご主人様、ごめんなさい!ごめんなさい…ひっく、ひっく…。」
一瞬、何が起きたのか分からず、頭の中が真っ白になる。
僕は訳が分からないまま、プリンの頭を優しく撫でながらプリンを落ち着かせる様に努力する。
「何を謝ってるのか分からないんだが、プリンは謝るような事をしてないから…ね?
だから、落ち着いて話してごらん?」
いつも上から目線で話す事が多いプリンだが、今は、まるで小さな女の子の様に、か弱く感じる。
だからだろうか?いつも以上に優しく接していると、少し落ち着きを取り戻したのかプリンが話し始めた。
「あ、あのね…戦う前にご主人様が無理や無茶はするなと言ったの…。」
「あ~…うん、確かに言ったね。」
「それなのに…ご主人様の真似して『魔神剣』まで使っちゃって…。」
「うん、そうだね…まさかプリンが『魔神剣』を使えるとは思ってなかったから、僕もビックリしたよ。」
そう、〖闘気剣〗を使う事に感しては、ある程度、予測は出来ていた。
まぁ、〖闘気剣〗を使う
「それで…私、両手を失っちゃって…私はご主人様の物なのに、私の所為で傷物に…。」
なるほど、そう言う事か…確かに『魔神剣』の制御は、幾つもの制御を同時にしないとダメだから、そう簡単にはいかないだろう…。
むしろ、簡単に真似されたら僕の方が凹むんじゃないだろうか?
「それは仕方がないよ…僕だって、プリンと戦った時、初めて使ったら腕が消し飛んだんだよ…って、ちょっと待て…。」
「え?」
「…ご主人様の物なのに、プリンの所為で傷物?」
「うん…だから、本当にごめんなさい!」
そう言うと深々と頭を下げるプリン…ここで初めて勘違いに気が付いた。
つまり、プリンは無茶をしたのを謝っているのではなく、自分が傷付いた事を謝っているのだ。
しかも、プリンは僕の物だから…と言う事に対してである。
僕は、今まで心配していたのが馬鹿馬鹿しくなり、そして、それは…怒りへと変わった。
「プリン!お前は何も分かってなかったのかッ!ちょっとそこへ座れ!」
「えッ!?なんで?」
「黙って座れ~~~~~ッ!」
こうして始まった説教は1時間を経過した後、終了となる。
今回の一番の功労者であるプリンだったが、怪我をした事と無茶をした事の違いを理解するのに1時間も掛かった為、今日のレベリングは、これにて終了となった。
まぁ、ダンジョン内の安全地帯以外での説教は、色々と問題があるから、仕方がないだろう。
なお、余談ではあるが、プリンのレベルはLv34からLv41に上がっていた。
そして…今回、苦労して手に入れた守護者からのドロップ品は、後日、王都の冒険者ギルドが主催するオークションに出される事となったのだった…。
0
お気に入りに追加
374
あなたにおすすめの小説
落ちこぼれの烙印を押された少年、唯一無二のスキルを開花させ世界に裁きの鉄槌を!
酒井 曳野
ファンタジー
この世界ニードにはスキルと呼ばれる物がある。
スキルは、生まれた時に全員が神から授けられ
個人差はあるが5〜8歳で開花する。
そのスキルによって今後の人生が決まる。
しかし、極めて稀にスキルが開花しない者がいる。
世界はその者たちを、ドロップアウト(落ちこぼれ)と呼んで差別し、見下した。
カイアスもスキルは開花しなかった。
しかし、それは気付いていないだけだった。
遅咲きで開花したスキルは唯一無二の特異であり最強のもの!!
それを使い、自分を蔑んだ世界に裁きを降す!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
『付与』して『リセット』!ハズレスキルを駆使し、理不尽な世界で成り上がる!
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
ハズレスキルも組み合わせ次第!?付与とリセットで成り上がる!
孤児として教会に引き取られたサクシュ村の青年・ノアは10歳と15歳を迎える年に2つのスキルを授かった。
授かったスキルの名は『リセット』と『付与』。
どちらもハズレスキルな上、その日の内にステータスを奪われてしまう。
途方に暮れるノア……しかし、二つのハズレスキルには桁外れの可能性が眠っていた!
ハズレスキルを授かった青年・ノアの成り上がりスローライフファンタジー! ここに開幕!
※本作はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる