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~第五章:ダンジョン開拓編~
126ページ目…ダンジョン再び【4】
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そんな訳でやって来ました、ダンジョン第7階層!
まぁ、スケルトンの出現する数が増えただけで特にコレと言った事もなく、|
順風満帆《じゅんぷうまんぱん》と言って良いだろう。
とは言うものの、ファンタジー系の物語でダンジョンと言う物には、ある一つのパニックイベントがある。
それは『モンスターハウス』と呼ばれる最悪な罠とも思える現象だ。
所謂、魔物の巣…なのだが、発動条件は色々あるが、基本的には、そこに足を踏み入れたら蟻の巣を突いた時みたいに、魔物がワラワラと大量発生して、冒険者とかを殲滅する空間があるのだ。
で…だ、僕達は現在確認出来ている最下層まで来たのだが、今現在、モンスターハウスには出会っていない。
コレを幸運と取るか、実はそんな物なかったと取るかは、その人次第なのだが、僕は、幸運と取る事にしている。
まぁ、大量のスケルトン達がダンジョン溢れ出るのを防いだ僕にとっては、今更だし、何よりあの時に比べたらレベルも上がっている。
既に、大した事無いと思う物の、油断は禁物…と言う事はよく分かっているつもりなので、気を引き締め直して先へと進む。
とは言え、流石に第7階層までしかないと言われているだけあって、一通り見て回ったのに、階段が見付からない。
と、なると、やはり本当に隠し通路でもあるのかもしれない、と周囲を隈無く探索する事にしたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
それから1時間は過ぎただろうか?僕達は、とうとう階下へと進む階段を見付ける事に成功した。
否、今回の場合、見付けたと言って良いのか疑問である。
と言うのも、色々と探し回った結果、通常の白いスケルトンとは違う、何故か黒色のスケルトンが1体だけ居たのだ。
そして、そのスケルトンを倒した時、後ろの壁が『ガコンッ!』と言う音と共に開き、その中に階段があったのだ…。
つまり、次の階層への階段を見付ける鍵は、ダンジョン内を動き回っていて、その存在を見付け出さないと、階段を見付けれない仕様になっていたと言う訳だ。
しかも、階段から遠く離れていた場合、おそらく時間切れで隠し扉が閉まる様になるなっているのだと思う。
そうでなければ、ここ…最下層まで来た奴等が階段を見付けれないなんてありえないと思う。
ん?って事は、僕達も早く入らないと閉まるんじゃね?
そんな嫌な予感がして、僕達は大急ぎで階段の所まで来る、すると…。
『ゴゴゴゴゴ…ガッコン!』
「あぶね…もう少し遅かったら、また黒いスケルトン探さなきゃ行けなくなる所だったよ。」
「って言うか、閉まる時間短すぎじゃん!?
これ、ちょっとでも離れていたら、絶対に間に合わないじゃん!」
まぁ、確かに1分ほどで閉まったら、遠くにいた場合、まず無理だろうな。
それを考えると偶然とは言え、直ぐに入れる場所で良かったと思う。
まぁ、黒いスケルトンの方も、階段のある隠し通路から、それほど離れられない可能性もあるのだが…。
「とりあえず、地図に印を付けておこう…。」
僕はそう言うと、冒険者ギルドで手に入れた地図に、階段の場所を書き込んだ。
と、言うのも、このダンジョン…初心者ダンジョンの癖に、完全攻略されていないと言う珍しいダンジョンなのだ。
その為、最下層とされている第7階層目までの正確な地図が売られていたりする…。
まぁ、初心者ダンジョンと言われてるだけ有って、それほど魅力がないダンジョンって事だから、情報は金になるとは言え、そう言う事もあるのだろう…。
とりあえず、そんな事は置いておいて、次の階層…第8階層に足を踏み入れる事にしよう。
◆◇◆◇◆◇◆
「で、入ったのは良いが、何もないな…。」
「そ、そうですね…。」
そう…階段を下りてきた僕達が見たのは、何もない畳8畳程の何も無いの空間だったのだ…。
さて、そうなると困るのが、これからの事だ。
最下層と認識していた部屋から更に下の階層に初めて入ったであろう僕達…だけど、その部屋には何もない…。
ただし、わざわざ隠し通路を作ってまで、簡単に入れない様にしてある空間…。
普通で考えれば、何かあるはずなのだが、見渡す限り何もない様に見える。
「参ったな、こりゃ…。」
「そうですね…一度、引き返しますか?」
レオナの提案を聞いた僕は後ろを振り返る。
すると、そこには降りてきたはずの階段が…無かった。
いや、階段と言うよりも通路その物が無かったと言うべきか…。
そう…後ろを向いた時には壁があるだけで、階段も通路もなかったのだ。
「「えッ?」」
つい先ほど、僕達が降りてきたはずの階段も通路もない事に焦りを感じる。
何故なら、僕達は、この何もない空間に閉じこめられた事になるからだ。
この手のダンジョンで閉じこめられた場合、天井が降りて来て潰される…とか、水攻めで溺死…とか色々なトラップだったと言うのが予想されるのだが、はてさて、どうなる事やら…。
まぁ、スケルトンの出現する数が増えただけで特にコレと言った事もなく、|
順風満帆《じゅんぷうまんぱん》と言って良いだろう。
とは言うものの、ファンタジー系の物語でダンジョンと言う物には、ある一つのパニックイベントがある。
それは『モンスターハウス』と呼ばれる最悪な罠とも思える現象だ。
所謂、魔物の巣…なのだが、発動条件は色々あるが、基本的には、そこに足を踏み入れたら蟻の巣を突いた時みたいに、魔物がワラワラと大量発生して、冒険者とかを殲滅する空間があるのだ。
で…だ、僕達は現在確認出来ている最下層まで来たのだが、今現在、モンスターハウスには出会っていない。
コレを幸運と取るか、実はそんな物なかったと取るかは、その人次第なのだが、僕は、幸運と取る事にしている。
まぁ、大量のスケルトン達がダンジョン溢れ出るのを防いだ僕にとっては、今更だし、何よりあの時に比べたらレベルも上がっている。
既に、大した事無いと思う物の、油断は禁物…と言う事はよく分かっているつもりなので、気を引き締め直して先へと進む。
とは言え、流石に第7階層までしかないと言われているだけあって、一通り見て回ったのに、階段が見付からない。
と、なると、やはり本当に隠し通路でもあるのかもしれない、と周囲を隈無く探索する事にしたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
それから1時間は過ぎただろうか?僕達は、とうとう階下へと進む階段を見付ける事に成功した。
否、今回の場合、見付けたと言って良いのか疑問である。
と言うのも、色々と探し回った結果、通常の白いスケルトンとは違う、何故か黒色のスケルトンが1体だけ居たのだ。
そして、そのスケルトンを倒した時、後ろの壁が『ガコンッ!』と言う音と共に開き、その中に階段があったのだ…。
つまり、次の階層への階段を見付ける鍵は、ダンジョン内を動き回っていて、その存在を見付け出さないと、階段を見付けれない仕様になっていたと言う訳だ。
しかも、階段から遠く離れていた場合、おそらく時間切れで隠し扉が閉まる様になるなっているのだと思う。
そうでなければ、ここ…最下層まで来た奴等が階段を見付けれないなんてありえないと思う。
ん?って事は、僕達も早く入らないと閉まるんじゃね?
そんな嫌な予感がして、僕達は大急ぎで階段の所まで来る、すると…。
『ゴゴゴゴゴ…ガッコン!』
「あぶね…もう少し遅かったら、また黒いスケルトン探さなきゃ行けなくなる所だったよ。」
「って言うか、閉まる時間短すぎじゃん!?
これ、ちょっとでも離れていたら、絶対に間に合わないじゃん!」
まぁ、確かに1分ほどで閉まったら、遠くにいた場合、まず無理だろうな。
それを考えると偶然とは言え、直ぐに入れる場所で良かったと思う。
まぁ、黒いスケルトンの方も、階段のある隠し通路から、それほど離れられない可能性もあるのだが…。
「とりあえず、地図に印を付けておこう…。」
僕はそう言うと、冒険者ギルドで手に入れた地図に、階段の場所を書き込んだ。
と、言うのも、このダンジョン…初心者ダンジョンの癖に、完全攻略されていないと言う珍しいダンジョンなのだ。
その為、最下層とされている第7階層目までの正確な地図が売られていたりする…。
まぁ、初心者ダンジョンと言われてるだけ有って、それほど魅力がないダンジョンって事だから、情報は金になるとは言え、そう言う事もあるのだろう…。
とりあえず、そんな事は置いておいて、次の階層…第8階層に足を踏み入れる事にしよう。
◆◇◆◇◆◇◆
「で、入ったのは良いが、何もないな…。」
「そ、そうですね…。」
そう…階段を下りてきた僕達が見たのは、何もない畳8畳程の何も無いの空間だったのだ…。
さて、そうなると困るのが、これからの事だ。
最下層と認識していた部屋から更に下の階層に初めて入ったであろう僕達…だけど、その部屋には何もない…。
ただし、わざわざ隠し通路を作ってまで、簡単に入れない様にしてある空間…。
普通で考えれば、何かあるはずなのだが、見渡す限り何もない様に見える。
「参ったな、こりゃ…。」
「そうですね…一度、引き返しますか?」
レオナの提案を聞いた僕は後ろを振り返る。
すると、そこには降りてきたはずの階段が…無かった。
いや、階段と言うよりも通路その物が無かったと言うべきか…。
そう…後ろを向いた時には壁があるだけで、階段も通路もなかったのだ。
「「えッ?」」
つい先ほど、僕達が降りてきたはずの階段も通路もない事に焦りを感じる。
何故なら、僕達は、この何もない空間に閉じこめられた事になるからだ。
この手のダンジョンで閉じこめられた場合、天井が降りて来て潰される…とか、水攻めで溺死…とか色々なトラップだったと言うのが予想されるのだが、はてさて、どうなる事やら…。
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