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~第四章:冒険者編(中期)~
107ページ目…レオ、ハイパーモード
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さてと、一段落した所で、ここで問題が一つ…コレから、何をするか…だ。
とは言え、引き続き、食べ歩きツアーをするのは決定ではあるのだが…。
そんな訳で、とりあえず、僕は家の外へ出た。
もっとも、この家は僕の家ではなく、ドワーフのバルムングさんの家な訳だが。
そんなこんなで、僕は背伸びをしながら、天気を見た。
「う、う~~~ん、今日も良い天気だ。」
こちらの世界に来てから、初めて雲一つ無い晴天を見た気がする。
「ご主人様、もうお体の方は大丈夫なんですか?」
「ん?あぁ、プリンか、僕はもう大丈夫だよ。
心配掛けたね、それと、レオも。」
「ガウッ」
僕の足に、じゃれているのか頭を擦り付けるレオ、生きてる鎧なだけに、見事に硬い。
地味に、ガリガリあたって痛かったりする。
「そう言えば、僕が寝てる間、何か変わった事は無かった?」
「そうですね…レオの色が変わった位でしょうか?」
プリンに言われてレオを見るが、相変わらず色は黒…何も変わった所はなさそうだが…。
「ん?以前と同じ黒のままだけど、色変わった…のか?」
僕が言うと、プリンがレオに指示を出す。
「レオ、ハイパーモード!」
「ガウッ!!」
プリンの指示に従い、レオの体が金色に輝き出す。
「こ、これはッ!?」
「ね?レオ、凄いでしょ?」
「う、うん、確かに、性能が一気に跳ね上がったのが見えたけど、金色って…悪趣味だよね。」
「ガ、ガウ…。」
あ、僕の悪趣味発言で、レオの色が金色から黒に戻り、器用にも落ち込んでいる。
って言うか、柱に片足を置いて落ち込むって…誰だよ、そんな芸を教えたのは…。
当然ながら、僕ではないのは言うまでもない。
「って、さっきのもそうだが、レオのヤツ、やけに生き物っぽい動きしてないか?」
そう、確かに生きてる鎧をコンセプトにレオを作り出したが、そんな生き物みたいな動きを取り入れた覚えはない。
「えっと…私が改造しちゃいました、てへ。」
「…はい?」
プリンが改造したと聞こえたが気の所為か?
「ですから、私が改造しましたってば!」
どうやら聞き間違いでは無かった様だ…。
「…しかし、どうやって?」
「ブラックドラゴンから、素材が手に入ったから…つい…。」
…なんと言う事でしょう、僕が寝ている間にプリンのヤツが…って、いやいやいや、そんな事可能なのか?
「プリンが改造してから、その…ハイパーモードとか出来るようになったのか?」
「いえ、それに関しては、ご主人様と分離した時には既に…。
私は、素材を混ぜて強化しただけです。」
ふむふむ…って、素材を混ぜて強化しただけと言うが、それだけでも十分凄い気がするのだが?
レオを作った時は僕一人で作成している。
それなのに、それなのに混ぜるなんて…あ、でも、下手に弄ると不具合が出るんじゃ…。
「レオ、プリンに改造されたらしいけど、どこか動きが悪いとかの不具合は無いか?」
「ガウ?ガウガウッ!」
…自分で作っておきながら何だけど…正直、何言ってるか全く分からん…。
ダメだ、自分で調べよう…。
「悪い…何言ってるか分からんから、自分で調べる事にする。
レオ、パーツ事に分離してくれ。」
「ガ、ガウ…。」
しぶしぶ、分離してバラバラになるレオ…う~ん…言語機能ってどうやって付けたら良いんだ?
そんな事を考えながら、僕はレオの体をチェックしていくのであった…。
とは言え、引き続き、食べ歩きツアーをするのは決定ではあるのだが…。
そんな訳で、とりあえず、僕は家の外へ出た。
もっとも、この家は僕の家ではなく、ドワーフのバルムングさんの家な訳だが。
そんなこんなで、僕は背伸びをしながら、天気を見た。
「う、う~~~ん、今日も良い天気だ。」
こちらの世界に来てから、初めて雲一つ無い晴天を見た気がする。
「ご主人様、もうお体の方は大丈夫なんですか?」
「ん?あぁ、プリンか、僕はもう大丈夫だよ。
心配掛けたね、それと、レオも。」
「ガウッ」
僕の足に、じゃれているのか頭を擦り付けるレオ、生きてる鎧なだけに、見事に硬い。
地味に、ガリガリあたって痛かったりする。
「そう言えば、僕が寝てる間、何か変わった事は無かった?」
「そうですね…レオの色が変わった位でしょうか?」
プリンに言われてレオを見るが、相変わらず色は黒…何も変わった所はなさそうだが…。
「ん?以前と同じ黒のままだけど、色変わった…のか?」
僕が言うと、プリンがレオに指示を出す。
「レオ、ハイパーモード!」
「ガウッ!!」
プリンの指示に従い、レオの体が金色に輝き出す。
「こ、これはッ!?」
「ね?レオ、凄いでしょ?」
「う、うん、確かに、性能が一気に跳ね上がったのが見えたけど、金色って…悪趣味だよね。」
「ガ、ガウ…。」
あ、僕の悪趣味発言で、レオの色が金色から黒に戻り、器用にも落ち込んでいる。
って言うか、柱に片足を置いて落ち込むって…誰だよ、そんな芸を教えたのは…。
当然ながら、僕ではないのは言うまでもない。
「って、さっきのもそうだが、レオのヤツ、やけに生き物っぽい動きしてないか?」
そう、確かに生きてる鎧をコンセプトにレオを作り出したが、そんな生き物みたいな動きを取り入れた覚えはない。
「えっと…私が改造しちゃいました、てへ。」
「…はい?」
プリンが改造したと聞こえたが気の所為か?
「ですから、私が改造しましたってば!」
どうやら聞き間違いでは無かった様だ…。
「…しかし、どうやって?」
「ブラックドラゴンから、素材が手に入ったから…つい…。」
…なんと言う事でしょう、僕が寝ている間にプリンのヤツが…って、いやいやいや、そんな事可能なのか?
「プリンが改造してから、その…ハイパーモードとか出来るようになったのか?」
「いえ、それに関しては、ご主人様と分離した時には既に…。
私は、素材を混ぜて強化しただけです。」
ふむふむ…って、素材を混ぜて強化しただけと言うが、それだけでも十分凄い気がするのだが?
レオを作った時は僕一人で作成している。
それなのに、それなのに混ぜるなんて…あ、でも、下手に弄ると不具合が出るんじゃ…。
「レオ、プリンに改造されたらしいけど、どこか動きが悪いとかの不具合は無いか?」
「ガウ?ガウガウッ!」
…自分で作っておきながら何だけど…正直、何言ってるか全く分からん…。
ダメだ、自分で調べよう…。
「悪い…何言ってるか分からんから、自分で調べる事にする。
レオ、パーツ事に分離してくれ。」
「ガ、ガウ…。」
しぶしぶ、分離してバラバラになるレオ…う~ん…言語機能ってどうやって付けたら良いんだ?
そんな事を考えながら、僕はレオの体をチェックしていくのであった…。
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