94 / 421
~第四章:冒険者編(中期)~
94ページ目…ゴーレム目撃情報
しおりを挟む
「ワシが見たゴーレムと言うのは、見た事もない素材のゴーレムじゃった…。
何と言うか…そうそう、体が虹色に輝いておっての。
ここから更に山を登った所に三叉路があるんじゃが、左の道を進むと少し開けた所に湖がある。
ワシが見たゴーレムは、なんと、その湖に潜って行ったのじゃ。」
ふむ…その話が本当だとすると、ゴーレムは湖の中にいるかもしれないのか。
しかも、ドワーフのオッサンが見た事もないゴーレムと言うからには、そんじょそこらのロックゴーレムやウッドゴーレムなんかでは無い事が確認された事になる。
一瞬、アイアンゴーレムとかが頭に浮かんだが、それでもドワーフが見ても分からない素材のゴーレムならば、間違ってもアイアンゴーレムなんかじゃない事が伺える。
なお、自慢ではないが俺は学校のプールならば、クロールなら1km程度なら余裕で泳げるし、潜水でも25mは息継ぎなしで泳げる。
だけど、プールで泳ぐのと、海や湖で泳ぐのとでは全然違う。
以前、じぃちゃんに連れられて海で泳いだ時なんて、クロールで25mも泳げなかった事だってあった。
それほど、場所によって、泳ぐのに差が出てくるのだ。
「えっと…その湖って、普段からゴーレムが出てくる様な特殊な場所なんですか?」
もし、そうなら…かなりの危険地帯と言う事になるのだが…
「ふむ…ワシが知る限りではその様な事はないのぅ。
只、ワシがここに住む様になったのは3年ほど前からじゃから、ワシに聞くよりも地元の人に聞いた方が良いかもしれんの…。」
「へ~…って、3年前からって、何でここに住む事にしたんですか?」
「ん?それはじゃな…ちょうど、ここに湧いてる水が酒造りに適した水だったからじゃよ。」
その理由は至ってシンプルかつ、非常に分かりやすい物だった。
「なるほど…ドワーフと言えば、鍛冶と酒ですからね。」
「ふむ、その意見は否定はせぬが…だからと言って、ドワーフが皆、鍛冶と酒と言う訳ではないぞ?」
おっと、一括りにしたのを注意されてしまった。
「まぁ、一般的に知られてるドワーフが…と言う事で。」
「ま、まぁ、確かに、それはどうでも良い事じゃったな!」
おや?バルムンクさんの態度が一変した様な…。
ん?俺の後ろから変な威圧感が…しかも、プリンがいる所を見るバルムングさんの視線が畏怖を含んだ視線へと変わっている。
それが気になって、僕は後ろを振り返る…が、別段、何も可笑しな所は一切ない。
「ご主人様、どうかなさいましたか?
もしかして…私、何か変な事しましたか?」
プリンが軽く首を傾げて、俺に聞いてくる。
うん、相変わらず、プリンは可愛い笑顔を俺に向けてくれる。
いったい、プリンの何に、そんな畏怖する様な事があるのだろう?
「いや、何でもない、プリンは、相変わらず可愛いよ。」
と、笑って誤魔化す。
「きゃッ♪」
なんか、わざとらしい違和感がある物の、やっぱりプリンはいつも通りに見える…。
この違和感の正体は分からないが、話を戻した方が良さそうだ…。
「えっと…話を戻しますが良いですか?」
「あ、あぁ、そうしてくれると助かる…。」
ん?どう言う事だ?何故、バルムンクさんにとっても話を戻すのは助かる事なのだろうか?
「そう言えば、バルムングさんは鍛冶はやらないのですか?」
「あぁ、ワシは鍛冶はしないな、もっぱら酒造り専門じゃよ。
鍛冶、と言う話ならばドワーフの国『ブラスミックス』に住んでるワシの妹『アルテイシア』が工房を開いておる。
アルテイシアは家族思いなヤツでな?
ワシの名前を出せば多少は安く買えるかもしれんぞ?
それと、アルテイシアが、いくら可愛いからと言って手は出すなよ?」
と、注意をされてしまう。
へ~、妹さんは可愛いのか…でも、既に俺にはプリンがいるからな。
「ハーレム要員は必要ないので、こちらから遠慮させていただきます。」
と、先手?を打って、必要ない事を伝える
「何じゃとッ!?アルテイシアだと不服と言うのか!」
「なんでやねんッ!!って、言うか、手を出すなって言っておきながら、どないしろと?」
僕がツッコミを入れた次の瞬間、俺の背後から、すさまじい殺気が放たれる。
バルムングさんはおろか、俺までもが、その殺気に瞬き一つ出来ないほどの威圧感を感じた。
「ご主人様に失礼な言葉遣いは許しません、分かりましたね?」
プリンが背筋が凍りそうなほど冷たい言葉で、それだけ言うと殺気を放つのを止める。
「「グフッ…はぁはぁ…。」」
殺気から解放された俺とバルムングさんは、片膝をついて息を整える。
まるで心臓を鷲掴みにされるとは、こういう事を言うのだろうか?生きた心地がしなかった。
ここ数日、プリンの行動が微妙に、いつもと違うのが気になる。
さっきの殺気にしてもそうだが、まるで別人の様な気がするのだが…いったい、何があったのだろう…。
ちなみに、『さっきの殺気《さっき》』は、いつものネタではないので注意して欲しい。
「な、なんか…プリンの様子が可笑しいので、俺達はお暇させて貰います。」
「あ、あぁ、なんかお嬢さんの様子が可笑しい様だから、その方が良いじゃろ…。
今度は機嫌が良い時にでも遊びに来ると良い…。
まぁ、その時は、珍しいお酒でもお土産に持ってきてくれれば良いさ。」
俺達はプリンを刺激しない様に、小声で挨拶を交わし別れる事にした。
「プ、プリン?そ、そろそろ、バルムングさんがゴーレムを見たと言う湖に行ってみようと思うんだけど…い、良いかな?」
「はい♪」
元気が良いと言うか、いつものプリンに戻った様な気がする…だが、それでも、微妙に違和感を覚えるのは何でなんだろう?
「バルムングさん、お邪魔しました。」
「お邪魔しました。」
こうして、俺達はバルムングさんの家を後にしたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
「レオ、お待たせ、良い子にしてたかい?」
俺は、バルムングさんの家の前で待機していたレオに声を掛ける。
「ガウッ!」
レオは一言吠えると、近くの茂みに走っていき、何かを咥えて戻ってきた。
「ん?レオ、何を持ってきたんだい?」
そう言うと、レオは俺の足下に咥えていた物を置く…。
それが何なのか、見た。
パッと見で言えば、小さな人型の女の子だ。
しかも、その背中には蜻蛉の様な羽が4枚生えているではないか。
へ~、この子の種族は妖精と言うのか…。
妖精、確か俺の記憶が間違いでなければ、ピクシーやフェアリーと呼ばれていて、悪戯が大好きな種族だったはずだ。
と、言う事は、俺は悪戯の対象として狙われていたのかもしれない。
そんな世界的に有名な話に出てくる永遠の国の妖精を俺は思い出したのだった…。
何と言うか…そうそう、体が虹色に輝いておっての。
ここから更に山を登った所に三叉路があるんじゃが、左の道を進むと少し開けた所に湖がある。
ワシが見たゴーレムは、なんと、その湖に潜って行ったのじゃ。」
ふむ…その話が本当だとすると、ゴーレムは湖の中にいるかもしれないのか。
しかも、ドワーフのオッサンが見た事もないゴーレムと言うからには、そんじょそこらのロックゴーレムやウッドゴーレムなんかでは無い事が確認された事になる。
一瞬、アイアンゴーレムとかが頭に浮かんだが、それでもドワーフが見ても分からない素材のゴーレムならば、間違ってもアイアンゴーレムなんかじゃない事が伺える。
なお、自慢ではないが俺は学校のプールならば、クロールなら1km程度なら余裕で泳げるし、潜水でも25mは息継ぎなしで泳げる。
だけど、プールで泳ぐのと、海や湖で泳ぐのとでは全然違う。
以前、じぃちゃんに連れられて海で泳いだ時なんて、クロールで25mも泳げなかった事だってあった。
それほど、場所によって、泳ぐのに差が出てくるのだ。
「えっと…その湖って、普段からゴーレムが出てくる様な特殊な場所なんですか?」
もし、そうなら…かなりの危険地帯と言う事になるのだが…
「ふむ…ワシが知る限りではその様な事はないのぅ。
只、ワシがここに住む様になったのは3年ほど前からじゃから、ワシに聞くよりも地元の人に聞いた方が良いかもしれんの…。」
「へ~…って、3年前からって、何でここに住む事にしたんですか?」
「ん?それはじゃな…ちょうど、ここに湧いてる水が酒造りに適した水だったからじゃよ。」
その理由は至ってシンプルかつ、非常に分かりやすい物だった。
「なるほど…ドワーフと言えば、鍛冶と酒ですからね。」
「ふむ、その意見は否定はせぬが…だからと言って、ドワーフが皆、鍛冶と酒と言う訳ではないぞ?」
おっと、一括りにしたのを注意されてしまった。
「まぁ、一般的に知られてるドワーフが…と言う事で。」
「ま、まぁ、確かに、それはどうでも良い事じゃったな!」
おや?バルムンクさんの態度が一変した様な…。
ん?俺の後ろから変な威圧感が…しかも、プリンがいる所を見るバルムングさんの視線が畏怖を含んだ視線へと変わっている。
それが気になって、僕は後ろを振り返る…が、別段、何も可笑しな所は一切ない。
「ご主人様、どうかなさいましたか?
もしかして…私、何か変な事しましたか?」
プリンが軽く首を傾げて、俺に聞いてくる。
うん、相変わらず、プリンは可愛い笑顔を俺に向けてくれる。
いったい、プリンの何に、そんな畏怖する様な事があるのだろう?
「いや、何でもない、プリンは、相変わらず可愛いよ。」
と、笑って誤魔化す。
「きゃッ♪」
なんか、わざとらしい違和感がある物の、やっぱりプリンはいつも通りに見える…。
この違和感の正体は分からないが、話を戻した方が良さそうだ…。
「えっと…話を戻しますが良いですか?」
「あ、あぁ、そうしてくれると助かる…。」
ん?どう言う事だ?何故、バルムンクさんにとっても話を戻すのは助かる事なのだろうか?
「そう言えば、バルムングさんは鍛冶はやらないのですか?」
「あぁ、ワシは鍛冶はしないな、もっぱら酒造り専門じゃよ。
鍛冶、と言う話ならばドワーフの国『ブラスミックス』に住んでるワシの妹『アルテイシア』が工房を開いておる。
アルテイシアは家族思いなヤツでな?
ワシの名前を出せば多少は安く買えるかもしれんぞ?
それと、アルテイシアが、いくら可愛いからと言って手は出すなよ?」
と、注意をされてしまう。
へ~、妹さんは可愛いのか…でも、既に俺にはプリンがいるからな。
「ハーレム要員は必要ないので、こちらから遠慮させていただきます。」
と、先手?を打って、必要ない事を伝える
「何じゃとッ!?アルテイシアだと不服と言うのか!」
「なんでやねんッ!!って、言うか、手を出すなって言っておきながら、どないしろと?」
僕がツッコミを入れた次の瞬間、俺の背後から、すさまじい殺気が放たれる。
バルムングさんはおろか、俺までもが、その殺気に瞬き一つ出来ないほどの威圧感を感じた。
「ご主人様に失礼な言葉遣いは許しません、分かりましたね?」
プリンが背筋が凍りそうなほど冷たい言葉で、それだけ言うと殺気を放つのを止める。
「「グフッ…はぁはぁ…。」」
殺気から解放された俺とバルムングさんは、片膝をついて息を整える。
まるで心臓を鷲掴みにされるとは、こういう事を言うのだろうか?生きた心地がしなかった。
ここ数日、プリンの行動が微妙に、いつもと違うのが気になる。
さっきの殺気にしてもそうだが、まるで別人の様な気がするのだが…いったい、何があったのだろう…。
ちなみに、『さっきの殺気《さっき》』は、いつものネタではないので注意して欲しい。
「な、なんか…プリンの様子が可笑しいので、俺達はお暇させて貰います。」
「あ、あぁ、なんかお嬢さんの様子が可笑しい様だから、その方が良いじゃろ…。
今度は機嫌が良い時にでも遊びに来ると良い…。
まぁ、その時は、珍しいお酒でもお土産に持ってきてくれれば良いさ。」
俺達はプリンを刺激しない様に、小声で挨拶を交わし別れる事にした。
「プ、プリン?そ、そろそろ、バルムングさんがゴーレムを見たと言う湖に行ってみようと思うんだけど…い、良いかな?」
「はい♪」
元気が良いと言うか、いつものプリンに戻った様な気がする…だが、それでも、微妙に違和感を覚えるのは何でなんだろう?
「バルムングさん、お邪魔しました。」
「お邪魔しました。」
こうして、俺達はバルムングさんの家を後にしたのだった…。
◆◇◆◇◆◇◆
「レオ、お待たせ、良い子にしてたかい?」
俺は、バルムングさんの家の前で待機していたレオに声を掛ける。
「ガウッ!」
レオは一言吠えると、近くの茂みに走っていき、何かを咥えて戻ってきた。
「ん?レオ、何を持ってきたんだい?」
そう言うと、レオは俺の足下に咥えていた物を置く…。
それが何なのか、見た。
パッと見で言えば、小さな人型の女の子だ。
しかも、その背中には蜻蛉の様な羽が4枚生えているではないか。
へ~、この子の種族は妖精と言うのか…。
妖精、確か俺の記憶が間違いでなければ、ピクシーやフェアリーと呼ばれていて、悪戯が大好きな種族だったはずだ。
と、言う事は、俺は悪戯の対象として狙われていたのかもしれない。
そんな世界的に有名な話に出てくる永遠の国の妖精を俺は思い出したのだった…。
1
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
妖精王オベロンの異世界生活
悠十
ファンタジー
ある日、サラリーマンの佐々木良太は車に轢かれそうになっていたお婆さんを庇って死んでしまった。
それは、良太が勤める会社が世界初の仮想空間による体感型ゲームを世界に発表し、良太がGMキャラの一人に、所謂『中の人』選ばれた、そんな希望に満ち溢れた、ある日の事だった。
お婆さんを助けた事に後悔はないが、未練があった良太の魂を拾い上げたのは、良太が助けたお婆さんだった。
彼女は、異世界の女神様だったのだ。
女神様は良太に提案する。
「私の管理する世界に転生しませんか?」
そして、良太は女神様の管理する世界に『妖精王オベロン』として転生する事になった。
そこから始まる、妖精王オベロンの異世界生活。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる