26 / 421
~第一章:冒険開始~
26ページ目…プランB【1】
しおりを挟む
僕は素手での魚の手掴みを断念し、次のプラン…プランBに移行する事に決めた。
プランB…それは、つまり銛で魚を突き『獲ったどー!』と叫ぶ作戦だ。
いや、別に魚を獲ったからと言って、わざわざ『獲ったどー!』叫ぶ必要はない。
むしろ、テレビとかと違い誰も見ていないのだから、そんな事をすると虚しいだけな気がするので叫ぶ気は全くない。
と、言うか…叫んだりして、近くに魔物が居たら、寄ってくるかもしれないので叫ばないのが正解だと思う。
そんな訳で、僕は銛を装備して川に入って行ったのだった…。
と言いたいが、残念な事に僕は銛を持っていない。
ってな訳で、次の作業はコレで決まりだ。
◆◇◆◇◆◇◆
1.森の中に戻り銛になりそうな長さの枝を探す。
ここで1つ言っておきたい事がある…それは、先程から、森の中に戻り銛に…モリ、モリと言っているがダジャレを言った訳じゃない。
そこだけは誤解しないで欲しい。
なにはともあれ、僕は森でモリモリと銛を作る事に…ごめんなさい、調子に乗ってネタに走りました。
ひ~!石を投げたりしないで~ッ!!
さて、冗談はここら辺にして…改めて、本気で銛の制作に取り掛かる事にしよう。
先ほども言った様に、まずは森の中へと戻り、銛に適した材料を探す。
そこで目に付いたのが、下に落ちている大きな木の枝だ。
少し歪いびつではあるが、それなりの長さと硬さがありそうなので期待が出来る。
僕はその枝を持って、先程の川原へと運んだ。
無事に川原まで運べ終えたら再び森に枝を探しに行く…そんなこんなで全部で3本用意する事が出来た。
だけど…それだけでは満足出来ずに、直接、木から大きめの枝を採取する事にした。
流石に錆びた短剣では枝を落とすのは無理なので、何回かに分けて闘気剣を使い斬り落とす。
レベルが上がった事と繰り返しスキルを使った事により、SPの上限があがり、なんとか枝を切り落とすだけの事は出来る様になったのが良かったと思った。
コレにて枝の回収作業を終了とする。
◆◇◆◇◆◇◆
2.先程回収した枝から、邪魔になりそうな小さい枝を全て斬り落とす、枝打ち呼ばれる作業を開始する。
この作業も短剣ではサイズ的に厳しそうなので再び闘気剣のお世話になる。
そんなこんなで、少々時間が掛かったが、無事に枝打ちが終了する。
◆◇◆◇◆◇◆
3.次の作業は、枝の先端を尖らせる作業だ。
ここからは短剣で先端を尖らせる作業の為、注意が必要だ。
とは言え、残念ながら座るのに適した場所がない為、直接、地面に胡座をかいて座り、銛作りの作業をする事になる…実に川原の石が痛いが我慢が必要だ。
う~ん…そもそもな話、短剣が錆びてるからか、それとも単純に木が堅いからか分からないが枝を削る作業がなかなか進まない。
「くっそ、本気マジで堅い…なかなか削れね~!とッ?!」
『ザクッ』
削るのに使っていた短剣が枝からズレ…そして、僕の足を…ギリギリ逸れて、地面に刺さった…。
「あ、危ね~!ってか、この短剣使えね~!」
短剣が使えないのか、自分の扱い方が悪いのか…錆びているからだと思うが、それでも何気に後者の様な気もする。
だが、そんな事は認めたくないので僕は無限庫に短剣を放り込む。
結局、僕は闘気剣を短剣サイズで発動させ削り始めた。
まぁ、初めての作業だから無駄が多過ぎな気もする…だがまぁ、今回は色々と経験を積む事が出来たと言う事で、無理矢理納得する。
それに、闘気剣で作業してたから、更にSPの最大値も増えたし…ね。
この苦労が今後必ず役に立つはずだ…多分…だと良いな…。
プランB…それは、つまり銛で魚を突き『獲ったどー!』と叫ぶ作戦だ。
いや、別に魚を獲ったからと言って、わざわざ『獲ったどー!』叫ぶ必要はない。
むしろ、テレビとかと違い誰も見ていないのだから、そんな事をすると虚しいだけな気がするので叫ぶ気は全くない。
と、言うか…叫んだりして、近くに魔物が居たら、寄ってくるかもしれないので叫ばないのが正解だと思う。
そんな訳で、僕は銛を装備して川に入って行ったのだった…。
と言いたいが、残念な事に僕は銛を持っていない。
ってな訳で、次の作業はコレで決まりだ。
◆◇◆◇◆◇◆
1.森の中に戻り銛になりそうな長さの枝を探す。
ここで1つ言っておきたい事がある…それは、先程から、森の中に戻り銛に…モリ、モリと言っているがダジャレを言った訳じゃない。
そこだけは誤解しないで欲しい。
なにはともあれ、僕は森でモリモリと銛を作る事に…ごめんなさい、調子に乗ってネタに走りました。
ひ~!石を投げたりしないで~ッ!!
さて、冗談はここら辺にして…改めて、本気で銛の制作に取り掛かる事にしよう。
先ほども言った様に、まずは森の中へと戻り、銛に適した材料を探す。
そこで目に付いたのが、下に落ちている大きな木の枝だ。
少し歪いびつではあるが、それなりの長さと硬さがありそうなので期待が出来る。
僕はその枝を持って、先程の川原へと運んだ。
無事に川原まで運べ終えたら再び森に枝を探しに行く…そんなこんなで全部で3本用意する事が出来た。
だけど…それだけでは満足出来ずに、直接、木から大きめの枝を採取する事にした。
流石に錆びた短剣では枝を落とすのは無理なので、何回かに分けて闘気剣を使い斬り落とす。
レベルが上がった事と繰り返しスキルを使った事により、SPの上限があがり、なんとか枝を切り落とすだけの事は出来る様になったのが良かったと思った。
コレにて枝の回収作業を終了とする。
◆◇◆◇◆◇◆
2.先程回収した枝から、邪魔になりそうな小さい枝を全て斬り落とす、枝打ち呼ばれる作業を開始する。
この作業も短剣ではサイズ的に厳しそうなので再び闘気剣のお世話になる。
そんなこんなで、少々時間が掛かったが、無事に枝打ちが終了する。
◆◇◆◇◆◇◆
3.次の作業は、枝の先端を尖らせる作業だ。
ここからは短剣で先端を尖らせる作業の為、注意が必要だ。
とは言え、残念ながら座るのに適した場所がない為、直接、地面に胡座をかいて座り、銛作りの作業をする事になる…実に川原の石が痛いが我慢が必要だ。
う~ん…そもそもな話、短剣が錆びてるからか、それとも単純に木が堅いからか分からないが枝を削る作業がなかなか進まない。
「くっそ、本気マジで堅い…なかなか削れね~!とッ?!」
『ザクッ』
削るのに使っていた短剣が枝からズレ…そして、僕の足を…ギリギリ逸れて、地面に刺さった…。
「あ、危ね~!ってか、この短剣使えね~!」
短剣が使えないのか、自分の扱い方が悪いのか…錆びているからだと思うが、それでも何気に後者の様な気もする。
だが、そんな事は認めたくないので僕は無限庫に短剣を放り込む。
結局、僕は闘気剣を短剣サイズで発動させ削り始めた。
まぁ、初めての作業だから無駄が多過ぎな気もする…だがまぁ、今回は色々と経験を積む事が出来たと言う事で、無理矢理納得する。
それに、闘気剣で作業してたから、更にSPの最大値も増えたし…ね。
この苦労が今後必ず役に立つはずだ…多分…だと良いな…。
32
お気に入りに追加
429
あなたにおすすめの小説

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

不遇にも若くして病死した少年、転生先で英雄に
リョウ
ファンタジー
辺境貴族の次男レイ=イスラ=エルディア。 実は、病で一度死を経験した転生者だった。 思わぬ偶然によって導かれた転生先…。 転生した際に交わした約束を果たす為、15歳で家を出て旅に出る。 転生する際に与えられたチート能力を駆使して、彼は何を為して行くのか。 魔物あり、戦争あり、恋愛有りの異世界冒険英雄譚がここに幕を開ける!

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。

おもちゃで遊ぶだけでスキル習得~世界最強の商人目指します~
暇人太一
ファンタジー
大学生の星野陽一は高校生三人組に事故を起こされ重傷を負うも、その事故直後に異世界転移する。気づけばそこはテンプレ通りの白い空間で、説明された内容もありきたりな魔王軍討伐のための勇者召喚だった。
白い空間に一人残された陽一に別の女神様が近づき、モフモフを捜して完全復活させることを使命とし、勇者たちより十年早く転生させると言う。
勇者たちとは違い魔王軍は無視して好きにして良いという好待遇に、陽一は了承して異世界に転生することを決める。
転生後に授けられた職業は【トイストア】という万能チート職業だった。しかし世界の常識では『欠陥職業』と蔑まされて呼ばれる職業だったのだ。
それでも陽一が生み出すおもちゃは魔王の心をも鷲掴みにし、多くのモフモフに囲まれながら最強の商人になっていく。
魔術とスキルで無双し、モフモフと一緒におもちゃで遊んだり売ったりする話である。
小説家になろう様でも投稿始めました。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる