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~第一章:冒険開始~
23ページ目…異世界冒険、始動
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僕は、スタトの塔の入り口で、お世話になったお礼に、一度、頭を下げてから入り口の扉を潜ろうとする。
そして、次の瞬間…。
「ぐわぁぁぁぁ!め、目が~ッ!?」
塔から出た瞬間、強烈な閃光を浴びて僕は目が見えなくる。
その姿は、某天空の城の大佐の様に、目を押さえて、フラフラである。
あぁ、もちろん何者かに攻撃を受けた訳じゃないで、心配しなくても良いですよ?
先程まで居た塔の中は薄暗かった。
そして勢い良く外に出たまでは良かったのだが、少し離れた場所には高い木々があるが、周囲には、太陽を遮る物が何もなかった為、予想以上に外が明るかったんだよね、コレが…。
あ~眩まぶしかった…。
そりゃ、暗い場所から急に明るい場所に出たら目が眩《くら》むって事、良くあるよね~。
と、誰に言うでもなく、僕は心の中で呟いてみた。
もちろん、返事は無い。
いや、返事があったら逆に怖いけど…。
『チッ、チチチッ』
どこかで鳥の鳴き声が聞こえる…って、コレ本当に鳥だよね?
ねぇ、誰か知ってる?
しばらくすると、眩んでいた目も完全に回復し、周囲を無事に確認出来るようになった。
今の時刻が、何時か分らないけど、どう見ても日は真上近くにあるからお昼くらいなのでは?と、推測した。
さて、ここで改めて周囲を確認する。
数歩歩くと、何かが弾けた様な気がしたが、特に変化なし。
いったい何だったのか?と疑問に思うも、特に何があるって事でもないので、そのまま前へと歩きだす。
そんでもって、当然、僕の後ろにあるのはスタトの塔…先程、出てきたのだから間違いはない。
そして、塔の後ろには…移動して確認した所、断崖絶壁…つまり塔は崖の所に立っていると言う事だ。
その下に広がるのは海…いや、僕の位置からでは対岸が見えないが、潮の香りがしないから湖なのだろうか?
まぁ、でっかい川と言う可能性もあるのだが…とりあえず、現時点では、反対側へ進む事は不可能だと言う事。
しっかし…誰が建てたか分らないが、よくこんな場所に塔なんて建てたよな…と僕は感心する。
いや、断崖絶壁の下が海ならば、もしかしたら灯台だったのかもしれない。
しかし、塔の最上階には明かりを灯す物がなかったので、流石にそれは無いだろう。
続いて、再び塔の入り口まで戻ると、前方を見る…塔の周囲は少し空き地みたいになってる様だが、少し離れた所に見えるのは背の高い木々しか見えない。
右を向いても木、左を向いても木、そして前を向いても当然、木である…全部足したら『森』の完成である!
うん、こんなボケはいらないな…とりあえず、ボケはそこら辺にポイっと捨てておくとして、改めて見なくても僕の目の前には森があった。
そして…僕は目の前の光景に、いきなり絶望する事になる。
塔の中で〖神の目〗を使った事で、何となくではあるが現在地は知っている。
更に、ご都合主義の関係か、近くの村までは直進距離で北に10kmと言うのも分かっている。
そこまでは別に良い…もちろん、問題は無いと言えよう。
だが、問題なのは、更地《さらち》の10kmと、森の中の10kmとでは、話がかなり違ってくる。
さらに悪い事がまだある…そう、僕は水や食料を持っていないのだ。
いや、正確には先程、唯一と呼べる『蒸留水』が一つ手に入ったが…小瓶なので微々たる物だ。
ちなみに、塔の中では、どう言う原理か、喉の乾きも空腹も感じなかった。
しかし、塔の周囲を確認しただけで喉が少し乾いたと感じた。
そんな状態で、こんな危険な世界の森を抜けて10km先の村まで無事に辿り着けると考えるほど、愚かではないつもりだ。
そんな絶望から、僕はその場に座り込んでしまった。
◆◇◆◇◆◇◆
『テクテク…テクテク…。』
気が付いたら、僕は宛もなく森の中を彷徨っていた。
いや、宛もなくとは言ったが、ちゃんと次の目的地であるメルトの町に向かって歩いてるんだけどね?
結局、あの後、〖神の目〗を使い現在位置の再確認をしたんだけど…流石、ご都合主義とでも言うべきか…。
目の前には森しかないのに、メルトに向かうと決めたら瞬間から森の一部に『△メルト10km』なんて表示がされた~じゃあ~りませんか~。
(いかん、疲れの所為で頭が…。)
しかし、いくら森の中は危険がいっぱいだろうと、進む方向も距離も分かっているのだから後はもう進むしかない。
って言うか、こんな場所に助けが来るはずもないのだ。
つまり進まないと、野たれ死ぬのは分りきった話なのだから、何時までも其処に居る訳にはいかない。
なので、そんなこんなで森の中を歩いていた訳だが、果たして無事に辿り着けるのだろうか…。
なお、森の中を進む事に決めたの事により、その準備として、再確認したステータスがコレだ。
◆◇◆◇◆◇◆
名前:語部 夢幻
種族:人族
Lv:5
HP:63/63 MP:65/65 SP:70/70
攻撃力:35(+8) 防御力:20魔法力:33(+15) 素早さ:21
頭:なし
体:布の服
右手:錆びた短剣
左手:骸の魔銃
足:革の靴
特殊1:なし
特殊2:なし
健康状態:通常
特殊技能《とくしゅスキル》:〖ステータス表示〗〖自己治癒〗〖HP/MP/SP高速回復〗〖全属性持ち〗〖限界突破〗〖不滅〗〖神の目〗〖無限庫〗〖模倣〗
技能《スキル》:〖闘気剣:LvMax〗〖闘気弾:LvMax〗〖投擲:LvMax〗
魔法:〖攻撃魔法:LvMax〗〖回復魔法:LvMax〗〖精霊魔法:LvMax〗〖無詠唱:LvMax〗〖多重詠唱:LvMax〗
模倣技能《コピースキル》:〖魔法:灯火〗
耐性:〖全属性耐性:LvMax〗〖毒無効〗〖麻痺無効〗〖幻惑無効〗
称号:〖存在しない者〗〖異世界冒険者〗〖悪夢の虜〗
所持金:大銅貨:6、銅貨2、賤貨10(630〔ゴルド〕)
道具《アイテム》:『普通の石:50』『大口鼠《ビッグマウス》の皮:1』『錆びた短剣:1』『蒸留水:1』
◆◇◆◇◆◇◆
『サラサラ、サラサラ…。』
しばらくの間、塔での出来事を回想しながら歩いていると。何やら耳にサラサラと言う音が聞こえてきた。
本当はサラサラじゃないんだけど、表現が上手く出来ない…まぁ、悪い意味で適当な擬音って事で勘弁して欲しい。
とりあえず、何の音か興味を持った僕はサラサラと聞こえてきた音の方に近付いて行く。
その後、数分掛けて音のする方へと歩いていった結果、音の発生源を見付ける事に成功した。
なるほど、音の正体はコレだったのか…。
…もったいぶってごめんなさい。
何せ、普通に川が流れているだけって言ったら怒られそうだったんだもん…。
って事は、この際、無視をするとして…僕は今まで以上に細心の注意をしながら川に近付く。
何故なら、テレビなどの情報でアレだが水辺は危険がいっぱいと言われている。
普通に考えれば水辺と言うのは野生の動物等も水を飲みに来たりするからだ。
その為、水辺と言うのは、もっとも敵に襲われやすい危険地帯である…と、この前見たドキュメンタリー番組でやっていたのを思い出す。
とは言え、僕が見た範囲では、周囲に敵影はない…。
さて、飲水として適しているか確認しなくては…。
そこで、昔、じぃちゃんに教わった事を思い出しながら実行する。
そっと両手で水を掬い、口の中に…そして、直ぐに吐き出す。
口の中が痺れたりする感覚がないのを確認、その後、しばし待つ…が、何も変化なし。
どうやら、飲水として問題なさそうだ。
もしかしたら、遅効性の毒が含まれているかも?と心配はするが、幸いにもステータスに〖毒無効〗があるので問題がないはずだ。
こうして、僕は無事に川辺に辿り着く事に成功し、飲み水にありつく事が出来たのだった…。
そして、次の瞬間…。
「ぐわぁぁぁぁ!め、目が~ッ!?」
塔から出た瞬間、強烈な閃光を浴びて僕は目が見えなくる。
その姿は、某天空の城の大佐の様に、目を押さえて、フラフラである。
あぁ、もちろん何者かに攻撃を受けた訳じゃないで、心配しなくても良いですよ?
先程まで居た塔の中は薄暗かった。
そして勢い良く外に出たまでは良かったのだが、少し離れた場所には高い木々があるが、周囲には、太陽を遮る物が何もなかった為、予想以上に外が明るかったんだよね、コレが…。
あ~眩まぶしかった…。
そりゃ、暗い場所から急に明るい場所に出たら目が眩《くら》むって事、良くあるよね~。
と、誰に言うでもなく、僕は心の中で呟いてみた。
もちろん、返事は無い。
いや、返事があったら逆に怖いけど…。
『チッ、チチチッ』
どこかで鳥の鳴き声が聞こえる…って、コレ本当に鳥だよね?
ねぇ、誰か知ってる?
しばらくすると、眩んでいた目も完全に回復し、周囲を無事に確認出来るようになった。
今の時刻が、何時か分らないけど、どう見ても日は真上近くにあるからお昼くらいなのでは?と、推測した。
さて、ここで改めて周囲を確認する。
数歩歩くと、何かが弾けた様な気がしたが、特に変化なし。
いったい何だったのか?と疑問に思うも、特に何があるって事でもないので、そのまま前へと歩きだす。
そんでもって、当然、僕の後ろにあるのはスタトの塔…先程、出てきたのだから間違いはない。
そして、塔の後ろには…移動して確認した所、断崖絶壁…つまり塔は崖の所に立っていると言う事だ。
その下に広がるのは海…いや、僕の位置からでは対岸が見えないが、潮の香りがしないから湖なのだろうか?
まぁ、でっかい川と言う可能性もあるのだが…とりあえず、現時点では、反対側へ進む事は不可能だと言う事。
しっかし…誰が建てたか分らないが、よくこんな場所に塔なんて建てたよな…と僕は感心する。
いや、断崖絶壁の下が海ならば、もしかしたら灯台だったのかもしれない。
しかし、塔の最上階には明かりを灯す物がなかったので、流石にそれは無いだろう。
続いて、再び塔の入り口まで戻ると、前方を見る…塔の周囲は少し空き地みたいになってる様だが、少し離れた所に見えるのは背の高い木々しか見えない。
右を向いても木、左を向いても木、そして前を向いても当然、木である…全部足したら『森』の完成である!
うん、こんなボケはいらないな…とりあえず、ボケはそこら辺にポイっと捨てておくとして、改めて見なくても僕の目の前には森があった。
そして…僕は目の前の光景に、いきなり絶望する事になる。
塔の中で〖神の目〗を使った事で、何となくではあるが現在地は知っている。
更に、ご都合主義の関係か、近くの村までは直進距離で北に10kmと言うのも分かっている。
そこまでは別に良い…もちろん、問題は無いと言えよう。
だが、問題なのは、更地《さらち》の10kmと、森の中の10kmとでは、話がかなり違ってくる。
さらに悪い事がまだある…そう、僕は水や食料を持っていないのだ。
いや、正確には先程、唯一と呼べる『蒸留水』が一つ手に入ったが…小瓶なので微々たる物だ。
ちなみに、塔の中では、どう言う原理か、喉の乾きも空腹も感じなかった。
しかし、塔の周囲を確認しただけで喉が少し乾いたと感じた。
そんな状態で、こんな危険な世界の森を抜けて10km先の村まで無事に辿り着けると考えるほど、愚かではないつもりだ。
そんな絶望から、僕はその場に座り込んでしまった。
◆◇◆◇◆◇◆
『テクテク…テクテク…。』
気が付いたら、僕は宛もなく森の中を彷徨っていた。
いや、宛もなくとは言ったが、ちゃんと次の目的地であるメルトの町に向かって歩いてるんだけどね?
結局、あの後、〖神の目〗を使い現在位置の再確認をしたんだけど…流石、ご都合主義とでも言うべきか…。
目の前には森しかないのに、メルトに向かうと決めたら瞬間から森の一部に『△メルト10km』なんて表示がされた~じゃあ~りませんか~。
(いかん、疲れの所為で頭が…。)
しかし、いくら森の中は危険がいっぱいだろうと、進む方向も距離も分かっているのだから後はもう進むしかない。
って言うか、こんな場所に助けが来るはずもないのだ。
つまり進まないと、野たれ死ぬのは分りきった話なのだから、何時までも其処に居る訳にはいかない。
なので、そんなこんなで森の中を歩いていた訳だが、果たして無事に辿り着けるのだろうか…。
なお、森の中を進む事に決めたの事により、その準備として、再確認したステータスがコレだ。
◆◇◆◇◆◇◆
名前:語部 夢幻
種族:人族
Lv:5
HP:63/63 MP:65/65 SP:70/70
攻撃力:35(+8) 防御力:20魔法力:33(+15) 素早さ:21
頭:なし
体:布の服
右手:錆びた短剣
左手:骸の魔銃
足:革の靴
特殊1:なし
特殊2:なし
健康状態:通常
特殊技能《とくしゅスキル》:〖ステータス表示〗〖自己治癒〗〖HP/MP/SP高速回復〗〖全属性持ち〗〖限界突破〗〖不滅〗〖神の目〗〖無限庫〗〖模倣〗
技能《スキル》:〖闘気剣:LvMax〗〖闘気弾:LvMax〗〖投擲:LvMax〗
魔法:〖攻撃魔法:LvMax〗〖回復魔法:LvMax〗〖精霊魔法:LvMax〗〖無詠唱:LvMax〗〖多重詠唱:LvMax〗
模倣技能《コピースキル》:〖魔法:灯火〗
耐性:〖全属性耐性:LvMax〗〖毒無効〗〖麻痺無効〗〖幻惑無効〗
称号:〖存在しない者〗〖異世界冒険者〗〖悪夢の虜〗
所持金:大銅貨:6、銅貨2、賤貨10(630〔ゴルド〕)
道具《アイテム》:『普通の石:50』『大口鼠《ビッグマウス》の皮:1』『錆びた短剣:1』『蒸留水:1』
◆◇◆◇◆◇◆
『サラサラ、サラサラ…。』
しばらくの間、塔での出来事を回想しながら歩いていると。何やら耳にサラサラと言う音が聞こえてきた。
本当はサラサラじゃないんだけど、表現が上手く出来ない…まぁ、悪い意味で適当な擬音って事で勘弁して欲しい。
とりあえず、何の音か興味を持った僕はサラサラと聞こえてきた音の方に近付いて行く。
その後、数分掛けて音のする方へと歩いていった結果、音の発生源を見付ける事に成功した。
なるほど、音の正体はコレだったのか…。
…もったいぶってごめんなさい。
何せ、普通に川が流れているだけって言ったら怒られそうだったんだもん…。
って事は、この際、無視をするとして…僕は今まで以上に細心の注意をしながら川に近付く。
何故なら、テレビなどの情報でアレだが水辺は危険がいっぱいと言われている。
普通に考えれば水辺と言うのは野生の動物等も水を飲みに来たりするからだ。
その為、水辺と言うのは、もっとも敵に襲われやすい危険地帯である…と、この前見たドキュメンタリー番組でやっていたのを思い出す。
とは言え、僕が見た範囲では、周囲に敵影はない…。
さて、飲水として適しているか確認しなくては…。
そこで、昔、じぃちゃんに教わった事を思い出しながら実行する。
そっと両手で水を掬い、口の中に…そして、直ぐに吐き出す。
口の中が痺れたりする感覚がないのを確認、その後、しばし待つ…が、何も変化なし。
どうやら、飲水として問題なさそうだ。
もしかしたら、遅効性の毒が含まれているかも?と心配はするが、幸いにもステータスに〖毒無効〗があるので問題がないはずだ。
こうして、僕は無事に川辺に辿り着く事に成功し、飲み水にありつく事が出来たのだった…。
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