ポーカーフェイスな悪役

マル

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ゲームの始まり高等部

16歳 高等部編 犯してはいけない罪

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 改めて、1一ヶ月と少し前に16歳になった
あの衝撃の言葉を聞いて少し時がった、
如月が理事長の親族‥確か姪?であることが周囲にばれた、如月の親が亡くなったことで理事長も言わざる終えない状況だったためだ

理事長の姉つまり如月愛梨の母だ、如月の母は夫と結婚するために駆け落ちをしたらしく、今までは居場所がわからずじまいだったが、如月母が亡くなったことで如月愛梨の存在もはっきりとわかったらしい‥


如「舜さん‥」
 舜「疲れているね、随分追いかけ回されていたけど」
如「ふふっ…理事長の姪と知ったとたん‥」
まだ少ししか時間が経っていないのに、まぁ随分大変そうだな

理事長も前にもまして仕事が忙しくなっているらしい
寒い‥風が冷たい、如月の頬には涙のあとがあった、休んでもいいと思うんだけどね

記憶‥もう一度たどった方が良さそう‥一人になれるところへ行こう
 舜「如月、頑張れよ」
如「ッ!うん」

・・・・・

いつものガゼボへ来た
寝っころがるのって良いよね
‥‥私は薄情だ、いつの日だったか‥誰かに‥あなたに人としての心はないんですねと、言われたことがある

…ゲームでヒロインの親が死ぬという出来事はなかった、いや、あったが…即死ではなかった‥最終的には亡くなるが、死ぬのは母親だけで、ヒロインとヒロイン父とが見届けていた、そこには理事長もいたが‥受け入れられずただただ見つめていた

改めて思い出すと‥‥
結局は死ぬ、実際死んだ、キーポイントとなる箇所は変わらない、なら‥これまでの重要点となるイベントは行われていたのかもしれない‥‥重要点は変わらない、強制か‥

だか、変わった風には見えなかった、これから観察するときはたまに目を凝らそう


・・・・・


「あ‥‥ね‥さ‥‥あ‥ま‥」

‥誰だ
理「わたしですー」

・・・嫌だわ

 舜「理事長、いいのか」
理「美住さん方が呼んでいましたよ
それと、私とお話ししましょう」

 舜「いいよ」
理「舜さんなら把握しているのはわかっていますよ、お菓子は美味しかったですか?」

名前呼びだっけ?

 舜「美味しかった‥あと、私のお弁当作ってください」
理「!‥‥??」
着けてても反応分かるわ

 舜「あのなかに手作りのものあったけど、料理全般上手いよね」
理「‥‥‥」
照れている‥

 舜「私のお弁当作ってくれるなら、私が理事長のお昼のお弁当を作るよ、いつも適当だと思われる理事長のお昼を作るよ」

図星のようだ、そういえば理事長にはなぜ婚約者はいないんだ?
理事長のお家は黒葛家ほどではないがかなりの名家だ‥‥あっ、如月がいる、でもそれより前から婚約者はいない、いないのなら恋人でも作ったら‥恋愛対象は男なのか?お家に負い目を?

理「いいんですか」
あぁ目がキラキラしてるよ

 舜「期間は私が飽きたらね
それと、理事長はいつになったら恋人作るの?
恋人がいたらお弁当だけじゃなく、朝だったり夜も美味しい料理を作ったり作ってもらったり出来ますよ」

理「どうして?」
‥‥え‥そんな顔しないでほしい

 舜「この話は終わりです。ではまた」
理「はい、また♪」

自分も少し癒された


美住さん方って、椎名とか可士和か?

 舜「澪…さん」
歩「舜ちゃん、大変だよ~」
可「舜さん、澪が‥」

なんだ?

澪「あぁ~、もう終わりだわ‥」
 舜「・・・えっ、死んでる」
よわよわ期?

歩「澪のストーカーがねついにやってはいけないことに手を出したんだ」
可「ついさっきまで怒っていたんですけど、怒りを越えて‥‥」

 舜「‥澪さん‥始末する?」
澪「取り返して殴るわ」
 舜「ストーカーなら、警察ね
 「禁止命令等」に従わず、ストーカー行為を行った場合等は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金が課せられますよ」

可「よく知っていますね。
たしかにそうですが、誰か知っているんですか?」
歩「確かにー!澪に聞いても誰かは分からなかったのに」

 舜「確実に知っているよ
少ししかその人物の事は知らないが、はっきりしているよ、中田だよ」
歩「中田‥あぁ~!愛梨ちゃんのお友達だよね、てかさ未成年の場合さぁ、処罰はどうなるの?」

知らんのか、どうしよか‥

 舜「簡単には言えば未成年の場合も14歳以上であれば成人と同様に責任能力があるとみなされ、逮捕されることがありますねぇ
詳しくは自分で調べてくださいね」

澪さん泣いてる‥やってはいけないことって何、殴るまで言うし

可「そうですか、その中田さんは確か澪に告白していましたよね」
歩「断ってたね、澪のわりにははっきりと」

 舜「中田夏乃かのって知ってます?
中田さきの姉です。美住澪のへの過激な行動をした人物だ」

可「知ってます!いろいろ問題を起こして、退学寸前までいった、ギリギリ卒業できた先輩です。
姉妹共々どうなっているんでしょう」

歩「好きなタイプが同じなんだね」
 舜「それでいて依存しやすく、一度依存したらなかなか離れることができない、二人とも一目惚れだそうです」

面倒だな・・・・退学にするか、それても脅した方が早いか‥まぁなるようになるだろう

 舜「澪に充分に休むよう言ってくださいね」


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