164 / 182
夢の橋5
しおりを挟む
朝机で新聞を見る。最近頭痛がする。朝刊1面にはまた大型合併の記事が出ている。それぞれがバブルの処理に入っていて体力を合わせて不良債権を処理する傾向だ。3面記事に目を通して止めた。銀座通りでひき逃げ事件があった。真夜中だ。ホステスがタクシーを捕まえるところに車が接触してきた。
気になって立ち上がった。
「どこ行くの?」
「調査です」
とお局に答えて外に出た。歩いて銀座の担当署に行く。すぐに入院先が分かった。やはり東だ。赤坂の病院の個室に入っていた。私の顔を見ると笑う。
「見舞いありがとう。尾骶骨にひびが入った」
「狙われたか?」
「会長の手のものだわ。私が逃げたのをさらに追いかけて来て撥ねた」
「怖くないか?」
「何度も死んだ体だからね?」
「そうだな?」
「会長も立派よ。自分で飲みに来て一緒にビルを出たのよ。いい根性しているはあの爺。相手に不足なしよ」
「そうだな?」
私は握手をして外に出る。
私も何とかしてもう一度戻ろう。今日も直帰だ、お局の煩い顔が浮かぶ。
「中を手伝うよ」
とエプロンを付ける。
「どうかした?」
「東の見舞いに行ってきた」
カウンターに3人の常連のOLが並んでワインを飲んでいる。
「本当に兄妹なのですか?」
「いえ、婚約者です」
と私は胸を張って答えた。
気になって立ち上がった。
「どこ行くの?」
「調査です」
とお局に答えて外に出た。歩いて銀座の担当署に行く。すぐに入院先が分かった。やはり東だ。赤坂の病院の個室に入っていた。私の顔を見ると笑う。
「見舞いありがとう。尾骶骨にひびが入った」
「狙われたか?」
「会長の手のものだわ。私が逃げたのをさらに追いかけて来て撥ねた」
「怖くないか?」
「何度も死んだ体だからね?」
「そうだな?」
「会長も立派よ。自分で飲みに来て一緒にビルを出たのよ。いい根性しているはあの爺。相手に不足なしよ」
「そうだな?」
私は握手をして外に出る。
私も何とかしてもう一度戻ろう。今日も直帰だ、お局の煩い顔が浮かぶ。
「中を手伝うよ」
とエプロンを付ける。
「どうかした?」
「東の見舞いに行ってきた」
カウンターに3人の常連のOLが並んでワインを飲んでいる。
「本当に兄妹なのですか?」
「いえ、婚約者です」
と私は胸を張って答えた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる