23 / 47
日常の波乱
変わり者
しおりを挟む
「心…美…ちゃん…」
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。うへ…うへへぇ…」
心美ちゃんが私の事を心配してくれてる。
可愛い。
病院のベッド越しの心美ちゃんマジ天使なんですけど。真っ白い病室のシチュエーションも相まって、本物の天使に見えてきたわ。
どさくさに紛れて変なとこ触っちゃお。
「心美ちゃ~…」
メキメキメキメキッ…
「へ?」
☆●◇■△▼*▽▲□◆○★
不審な警察官と二人、病院から一時的に借りた個室で話をする事に。その間、八ツ橋…じゃなくて将は委員長の様子を見に病室へ向かった。
「それで、話ってなんですか?」
「んー、そうだね。どっから話そっかな~」
この態度、真剣な話じゃないのか?ただの暇つぶしとかドッキリなんて言ったら警察官と言えどぶん殴るかもしれん。
「うっし、まずは俺。実は普通の警察官じゃないんだ」
「…」
「おやおや?あまり驚かないね~」
「まぁ、色々テキトーでしたし、内心疑ってましたから」
「あらら~僕の演技も堕ちたもんだな~」
警察官は苦笑しながら制服の胸ポケットから一枚の紙を取り出した。名刺だ。
「俺、こういう者♪」
俺は差し出された名刺を恐る恐る受け取る。彼の名前は月神優。そして名前の上にはこう書かれていた。「特殊捜査部隊」と。
「特殊捜査…?」
「そっ!あまりにも異質で普通の警官じゃ対処できない事件や、表向きに公表できないような事件を担当する部隊だ」
「聞いた事無いんですけど…」
「そりゃそうさ。社会に公表できない事を片付ける仕事をする人間を公表する訳無いだろう」
「た、確かに…」
「それで、だ。君にー」
「うわあああああああああああああああ!!」
『!?』
突如院内に響き渡る男の悲鳴。それは俺達の会話を強制的に終わらせた。
そして凄く嫌な予感がする。何故ならば悲鳴の声が凄く聞き覚えのある声だったからだ。何年も一緒にいた、聞き間違えるはずがない。笹橋将、声の主はヤツだ。さらに悲鳴が聞こえたのは委員長の病室がある方角だ。
「お姉ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。うへ…うへへぇ…」
心美ちゃんが私の事を心配してくれてる。
可愛い。
病院のベッド越しの心美ちゃんマジ天使なんですけど。真っ白い病室のシチュエーションも相まって、本物の天使に見えてきたわ。
どさくさに紛れて変なとこ触っちゃお。
「心美ちゃ~…」
メキメキメキメキッ…
「へ?」
☆●◇■△▼*▽▲□◆○★
不審な警察官と二人、病院から一時的に借りた個室で話をする事に。その間、八ツ橋…じゃなくて将は委員長の様子を見に病室へ向かった。
「それで、話ってなんですか?」
「んー、そうだね。どっから話そっかな~」
この態度、真剣な話じゃないのか?ただの暇つぶしとかドッキリなんて言ったら警察官と言えどぶん殴るかもしれん。
「うっし、まずは俺。実は普通の警察官じゃないんだ」
「…」
「おやおや?あまり驚かないね~」
「まぁ、色々テキトーでしたし、内心疑ってましたから」
「あらら~僕の演技も堕ちたもんだな~」
警察官は苦笑しながら制服の胸ポケットから一枚の紙を取り出した。名刺だ。
「俺、こういう者♪」
俺は差し出された名刺を恐る恐る受け取る。彼の名前は月神優。そして名前の上にはこう書かれていた。「特殊捜査部隊」と。
「特殊捜査…?」
「そっ!あまりにも異質で普通の警官じゃ対処できない事件や、表向きに公表できないような事件を担当する部隊だ」
「聞いた事無いんですけど…」
「そりゃそうさ。社会に公表できない事を片付ける仕事をする人間を公表する訳無いだろう」
「た、確かに…」
「それで、だ。君にー」
「うわあああああああああああああああ!!」
『!?』
突如院内に響き渡る男の悲鳴。それは俺達の会話を強制的に終わらせた。
そして凄く嫌な予感がする。何故ならば悲鳴の声が凄く聞き覚えのある声だったからだ。何年も一緒にいた、聞き間違えるはずがない。笹橋将、声の主はヤツだ。さらに悲鳴が聞こえたのは委員長の病室がある方角だ。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる